|
採譜とは"楽譜を採る"と書くように、楽譜を入手することだと思って下さい。採譜には大きく分けて2種類の方法があります。
1.楽譜を購入する
2.自分で楽譜を作成する
1は楽器屋又は書店に行くことで容易に実現できます。シングル1曲分の楽譜(600円程度)と1つのアルバム全曲の楽譜(2500〜3000円)があります。 ネット上で有料ダウンロードするのも1つの手段です。購入さえしてしまえば、すぐにMIDIファイル作成が可能という利点があります。但し、入手できる楽譜は種類(ジャンル)が限られますし、着メロのためだけに購入するには高額ですが、 楽譜の読み方なども学べる事や、 聴こえにくいパートの音階などをチェックできる事を思えば、先ずは 楽譜を見ながらのMIDI作成から始める方が無難です。
2は俗に言う耳コピです。採譜を行うソフトもありますが、必ずしも正確に採譜をしてくれる訳ではないので、必要に応じて使用してみるとよいでしょう。ここでは出来るだけ自分の耳で 聴き採る方法を紹介します。 ※あくまで1つの方法ですのでこれが絶対に正しいということではありません。注意して下さい。耳コピは音楽の知識が多少ないとかなり厳しいです。というのも音を聴き取るという作業は音の高さ・使われている楽器などの判断が必要であるためです。耳コピ初挑戦という方は、初めのうちは主旋律(ボーカル音など)を聴き取る練習から始めてください。 |
〜関連LINK〜
・楽譜の見方
・ギターのコード表
・コード進行について |
|
〜耳コピの方法〜
先ずは音楽雑誌等により、着メロにしたい曲のコード表が入手できるのであれば入手して下さい。
これがあると後の製作がかなり楽になります。コード表は歌詞の上にC、F、Bmなどが書かれているもので十分です。音楽雑誌についてですがバンド関連だけではなく、カラオケ関連、着メロ関連の雑誌にも載っているので探して見てください。(ギター経験者に教えてもらうのも1つの手段です)それでは・主旋律、・ベースライン、・ドラム(パーカッション)、・その他の旋律に分けて説明します。 |
|
主旋律
耳コピするのが比較的簡単です。大半がボーカルパートで一番"聴こえやすい"ので1小節ずつ、何度も曲を聴いて仕上げて下さい。楽譜がある場合でもボーカルパートに関しては楽譜が微妙に違っている場合が多いので(音の長さなど)、楽譜作成の場合でも主旋律は練習も兼ねて、耳コピしてみましょう。 |
|
ベースライン
ベースラインはある程度"慣れ" がないと厳しいです。先ずはCDプレイヤーなどで、低音を強くしてイヤホンで聴いて見てください。イメージとしては曲の底の方でボンボンと鳴っている音がベースラインです。一度聴き取れるようになれば特に意識していなくてもベースラインが聴こえるようになります。どうしても聴き採れない場合はコード表を見て、Cならド、Fならファという具合でベースラインを決めて下さい。全てではありませんがコード進行に従ってベースラインを定めれば、問題はありません。 |
|
ドラム(パーカッション)
着メロのドラムパートにおいて一番目立つのは スネアドラムとシンバル(特にクラッシュシンバル)です。ドラムをこの2つのみにしても曲によっては、全く問題ない場合もあります(あくまで着メロのみに言えることです)。これにハイハット、バスドラムの2つを加えれば、ほぼ完成です。しかしハイハットはともかくとしてバスドラムは聴き取るのがかなり困難なので、どうしてもムリな場合はバスドラム抜きにしても大丈夫です。 |
|
その他の旋律
<ギター>
ギターは比較的聴き取りやすいですが、ギターパートは2つ以上あることが多いので全てを聴き取れないかもしれません。しかし着メロでは 容量制限があるので聴き取りやすいパートだけを聴き取れば十分です。ギターパートはソロ以外はほとんどコード進行 に従っていますので、コード表があれば楽です。ギターソロに関してですが、16分音符や6連符が鬼のようにあるものは・・・ひたすら聴くしかありません。あとは、ソロに多いチョーキング (MIDIで言えばピッチベンド)などの音程を滑らかに変化させるものに注意が必要です。※ピッチベンドは次項で説明します。 |
このページのTOPへ
|