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MIDI作成
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 ここではMIDIファイルを作成するにあたって、SMAFにはどのようなMIDIイベントがサポートされているかを述べていきます。
※BankSelectやプログラムチェンジなどのイベントは必須事項なので説明を省略します。これについては16、40和音作成ページをご覧下さい。

←先ずはこちらをお聞き下さい。MIDIイベントを全く使用していないMIDIファイルです。このファイルを基本として様々なMIDIイベントを入力していきます。

Velocity(ベロシティー)
1音1音の強弱を変化させることができます。MIDIでは128段階(0〜127)の設定が出来ますが、SMAFではそれが32段階に置換されます。即ち、MIDIファイルでベロシティーを1増やしてもSMAFには反映されない場合があります。
Velocity値(MIDI)0〜34〜78〜11……120〜123124〜127
Velocity値(SMAF)012……3031
「MIDIでのVelocity値÷4」の整数部分=「SMAFでのVelocity値」という計算式を覚えていれば表を丸暗記する必要はありません。
サンプルです。ベロシティーが20→40→60→80→100→127(最大)→100→80と変化していきます。SMAFに変換した際には32段階中で5→10→15→20→25→31(最大)→25→20と変化すると考えて下さい。
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Modulation(モジュレーション) コントロールチェンジ1番
ビブラートをかけることが出来ます。MIDIでは128段階(0〜127)の設定が出来ますが、SMAFではそれが5段階に置換されます。即ち、MIDIでの微妙なモジュレーションの変化はSMAFには反映されません。
Modulation値(MIDI)01〜3132〜6364〜9596〜127
Modulation値(SMAF)OFFデフォルト+1+2+3
楽器によってビブラートがかかり方に大きく違いが出ます。また同じ音色でもMIDIとSMAFでは違いが出ます。自分で色々と試して見て下さい。
←サンプルです。2音ごとにビブラートが強くなります。最後の2音は一番ビブラートがかかった状態になります。
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Volume(ボリューム) コントロールチェンジ7番
正確にはチャンネルボリュームといいます。各トラックのボリューム(音量)を変化させることができます。MIDIでは128段階(0〜127)の設定が出来ますが、SMAFではそれが32段階に置換されます。即ち、MIDIファイルでVolumeを1増やしてもSMAFには反映されない場合があります。
Volume値(MIDI)0〜34〜78〜11……120〜123124〜127
Volume値(SMAF)012……3031
「MIDIでのVolume値÷4」の整数部分=「SMAFでのVolume値」という計算式を覚えていれば表を丸暗記する必要はありません。
←サンプルです。ボリュームは左から80と127です。SMAFでは32段階中で20と31(最大)に置換されるので注意して下さい。
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Pan(パン) コントロールチェンジ10番
音量のバランスを左右に振り分けることが出来ます。これはステレオ対応のスピーカー(K51のみ)やイヤホンが無いと意味がありません。MIDIでは128段階(0〜127)で設定可能で64(中央値)を中心に、値が小さくなればバランスは左側に、大きくなれば右側へと変化します。SMAFでも同じ変化をします。
Pan値(MIDI)064127
Pan値(SMAF)L:R=100:0L:R=50:50L:R=0:100
※L=左の音量、R=右の音量です。これ以外の値はLとRの比率を求めるための計算が複雑なので省略します。
←サンプルです。音量のバランスがだんだんと右から左へと移っていきます。ヘッドホンなどで聞いてみるとよく分かります。
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Expression(エクスプレッション) コントロールチェンジ11番
これもボリューム同様、各トラックの音量を変化させることができます。ボリュームとの違いですが、ボリュームで設定した値を「最大値」として音量を変化させます。MIDI、SMAF共に128段階(0〜127)の設定が可能です。
ボリュームはトラック全体の音量を設定するためのもので、エクスプレッションは音量の抑揚に用います(上図参照)。つまりエクスプレッションはボリュームを変化させずに、全体の音量の変化させることが出来ます。
※フェードアウトやフェードインに用いると効果的です。
←サンプルです。エクスプレッションを上図のように用いて、フェードアウトするようにしました。
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PitchBend(ピッチベンド)
ピッチ(音の高さ)を連続的(滑らか)に変化させることができます。MIDIでは最小値−8192から最大値+8191というように16384(=128の2乗)段階の値をとります。これにより音の高さの変化を滑らかに行うことが出来る訳です。これはギターのスライドやチョーキングなどの再現に適しています。
変化させることのできるピッチの最大幅は半音階や1オクターブなど様々でこれは各シーケンサによって異なるので一概には言えません。注意点としてピッチベンドを使用するとSMAFでも容量を消費します。多用するのは避けましょう。
←サンプルです。ピッチベンドは使い方を誤るとこのような気持ちが悪い感じになってしまいます。音の高さが連続的に変化している事のみに注目して、聞いて下さい。
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