一月の夢酔



 


あけおめことよろ(2012/01/02)
「あけおめことよろ」は江戸町民が使ってた伝統の挨拶。と江戸風俗研究家杉浦日向子先生が言っていた。と言うネタも何回目だろうか。

2012年ですよ。私が子供の頃、2012年つったら、遙か未来で、チューブ型の道路とかエアカーとか、お手伝いロボットとかに囲まれて、銀色のピチピチスーツを着てたハズですよ。サイバーパーツも、ネットスペースも未だ無く、核融合炉や発電衛星もないものなぁ。宇宙の旅は出来そうだけど……っても、成層圏辺りに行って帰ってくるのは宇宙かなぁ?。と毎度思う。せめて月まで行かないと。衛星軌道とか地球の敷地内よねぇ?。

と言うところで、至極後ろ向きな祝福と言う事で、2011年にプレイした中で、ベスト&ワースト告知!。って言うほどプレイしてないけどね。

ベスト
Orcs Must Die!
たしかに、大作と比べるとインパクトはない。しかし、15ドル(日本円で1200円程度。円高過ぎるので1ドル100円で換算しても1500円)で、この完成度は比類無い。アクションの瞬間判断、トラップの設置順、設置場所という戦術、そもそものトラップ選択という戦略判断、全てを持ち、なおかつ高水準。ゲームを進める程に、プレイヤーの技術上達を誘う運営手腕。そして、コンボやハイスコア狙いなど、自主目標を掲げられるタイトルは近年では非常に希少。本当に「ゲームとは何か」と言うエッセンスが凝縮された一品と思います。
ぶっちゃけて、コレが面白くない。と思った人は危険信号と思います(日本のゲームという名のクリック作業紙芝居やムービー鑑賞に洗脳されている)。

ワースト
世界に男は自分だけ全ての女性を妊娠させて世界を救え
私の生涯を通じてのワーストに乗る事必須なタイトル。ゲーム性がない全くないゲーム。ユーザのする事は、ひたすらクリックしてメッセージを送るだけ。AVGにもかかわらず、グッと来るセリフの一つもない(どんなゲームでも印象に残るセリフは一つくらいあるモノだが)、シナリオは投げっぱなし(男だけが全滅した理由は、コレだけ調べても分からないかで済ます)、そもそもシチュエーションを並べただけでストーリー性は皆無といえるレベル。そのシチュエーションも幅が狭い。 そして脈絡無く突然迎えるエンディング。

選択肢が無意味とか、ゲーム性が薄いとか、そんなエロゲはたくさんあるけども、選択肢ゼロ、ゲーム性も全くない。そんなゲームは初めてでした。牛丼頼んだのに、味噌汁だけ出てきたような感覚です。肉は?と言うか、米は?。そんなレベル。操作する事が無いんだもの。

特別賞
ルセッティア アイテム屋の始め方
日本製も捨てたモノじゃないなぁ。と思った一品。その一品が同人ゲームというのが、嬉しいような哀しいような。風来のシレンが、レベル制を否定したのにレベルで縛るという反則をしていたのに寒気を覚え、手を出さなくなってた日本式ローグライク。こちらが動くと、敵も動くと言う本家筋ではなく、敵は常に動いてるアクション寄り。拾ったアイテムをきちんと自分の店で売ってようやく売り上げが出るという店舗経営とのミックスもいい。
ただし、店舗経営はあくまで従であり、ダンジョンクリアがメイン。クリア時のお宝がほぼその週の返済額で売れる。借金の返済が週ごとで、やや性急なのとすこし強引な日数制限が残念。理想を言えば、ダンジョンクリアで返済しても良し、地道に店舗経営でクリアしても良し。なんだけど難しいよね。返済額の80%を払えたら、残りは翌週に繰り越し+利息というのはどうだろう。

そして、ダンジョンクリアがメインとなると、ビルドがまったくできないのが少し残念。perkとかスキルとか特性とかあると良かった。大きな鞄:アイテム+10/移動速度-15%。とか。

イリュージョン(メーカー)
3Dに関してはもはや老舗アダルトメーカー。ずっとゲーム性を捨てた技術力のみで売ってきたが、近年、思い出したようにゲーム性との融合を模索し始めた。やはりアダルトゲームと言うからには、アダルト要素とゲーム性の融合は、根源かつ永遠のテーマであろうと思う。

ゲーム性を認識すらしていないMBSは論外としても、ご褒美としてのエロ画像とゲームの乖離は甚だしい。黎明期の脱衣モノと同じで、麻雀やポーカー、ブロック崩しの代わりに、AVGやRPG風味の何かが付いているだけであった。特にAVGは継ぎ目を感じにくく、ゲームのように振る舞えたが、その結合部も限界である。

イリュージョンの新作ラブガール、セックスそのものをゲーム化するという野心が見える。期待したい

私にとっては、日本離れが加速した2011年でした。ゲームの出来、流通において、日本の保護主義の醜さが大きく露呈した感じです。skyrimが国内だとなんであんな値段なんだろう。とか。スクエニが絡むとsteamで買えなくなったり、日本だけ+10ドルされたりね。


ルセッティア−セカンドインプレッション(2012/01/06)
って書くと、タイトルみたいみたいだ。タイトルと言えば「ルセッティア アイテム屋さんのはじめ方」が正しいタイトル。なんか微妙に間違えて覚えている私。

と言うわけで、同時に買ったSTALKER SoCをメインにやってまして、STEAMクライアント更新で起動しなくなったので改めてルセッティアをプレイしてみました。ので、第二印象。思ったよりも、店舗経営に力が入っていて、店舗を拡張できたり、自販機設置できたり。予想外な感じでおお、と。実は、8万返済の週を三度ほど失敗しており、ダンジョン解放がまだ二個目…なんだけど、四週目に入ると、利益が出るアイテムを市場で買えるので、するすると最終週に。…ってええ?最終週っスか?。そして二個目のダンジョンが意外と深い。

ダンジョンクリア>お宝で返済。と言うルーティングではなかった模様。やっぱ、クリアしてから書かないとダメだねぇ。

で、残念な点もかなり見えてきて、周回プレイ(何度かゲームオーバーになって、時間巻き戻される)前提で、構築されている。コレはコレで賛否あるとは思うんだけど(私は否定するが)、冒険者と知り合うのがイベント化しているので、当然、一番最初の冒険者だけレベルが突出する。そうなると、新規ダンジョンの深層は強い敵がいるので、新人は使いにくい。さらにレベル差が開く。と言う悪循環。これは非常にもったいない。

私が再三言っていた、perk的なものは、冒険者側ではなく、商人側にあって、商人レベル17でアイテム量upのスキルが付いた。レベル解放なのも、周回プレイというかやり直し前提なんだなぁと。もう少し、スマートなやり方があったはずと思うんだけど…やはり、毎週返済で、返済額が加速度的に上がっていく。と言うのが急ぎすぎだったのではないかと。1万、3万、8万、20万、50万。を各週で返済していくのは、少し急ぎすぎだよねぇ。

ライバルとの絡みもまだないし、諸々の伏線もまだまだだし。コレは借金完済してからが本番的な感じ?。だったら、返済まではチュートリアル的な…じゃ動機付けには短すぎるか。それにしたって、やっぱり急ぎすぎかな。まぁ、まだクリアしてないので、何とも言えませんけど。完済してからも、続けてプレイするかって言われると、それはモチベーションが無くなる気がする。

違う意味でドキドキしながら、クリアを目指す事にします……いや、ほら。伏線投げっぱなしの可能性もなきにしもあらずで……完済したら、ミニドラマ(ティア「個人的に雇われてあげます」とか言うオチは確定と思うけど)があってそのままスコンと終わるとか…そんな事はないと信じたいけど、今までひどい目に遭っているモノで…

例えそうだとしても、ゲーム部位の出来が良い事は確か。って、シナリオ偏重で評価するんじゃ無かったのか、俺。なんかねー、シナリオ以前の問題を抱えてるゲームばっかでさ、日本産…シナリオまで踏み込めないのよね…。


MODはMOD。同人はやはり同人(2012/01/07)
ルセッティア、クリアしました。言葉に困る…が、一言で言うなら、ディレクションミス。

借金返済後、スコンと終わったんですが、その後フリーモードに移行し、キャライベントは継続するので、投げっぱなしではない。ぱなしではないけど、ホールドも出来てない。ブリッジが崩れた グダグダジャーマンスープレックス。

フリーモードは、あくまでゲームは完結したけど上で、延長されるならどうぞ。と言うシステムであって、フリーモードありきのメインゲームは作成基準がおかしい。これでは、本編がフリーモードへの冗長、長大なチュートリアルになってしまっている。例えば、セガガガではきちんとストーリーモードを終えた後、とことんセガガガというフリーモードに入る。ブリーも、RDRも、ストーリー完結後にフリーモードにはいる。フリーモードはオマケであってメインではない。フリーモードありきのデザインというのは、本試験は意味が無くて、追試が本番みたいな?。

なんでこんなデザインにしたのかサッパリ分からない。と言うか、いわゆる「シナリオライターとか小説の募集に、コレは第1部です。と自信を持って送ってしまう人」的レベル?。

ストーリー的にも、割と含みのあるイベントがあるのだけど、借金完済でスコンと終わってるって事は、ただのイベント扱いで、シチュエーションを並べただけ。つながりがなければ物語ではない。背景設定を語るのが上手い。と言う事であって、物語作りが上手いわけではない。

ゲーム部分の出来は凄く良くて、アクションパートの出来は、本当に製品レベル。本当にPSPとかDSの中にあっても遜色ないと言うか、むしろ上質の部類に入る。 キャラ特性も上手く振り分けられているし、ボス戦もアイディア満載で言う事はない…いやまぁ、perk欲しいけど。トータルデザインの悪さが全てを殺している感じ?。ゲームオーバーから巻き戻しが前提になっている様なデザインなので、冒険者と知り合うのは全てイベント。となると、一番最初の冒険者のレベルが突出していく。新規ダンジョンの深層は敵が強いので、新人は出しにくく、さらにレベル差が開いていく。と言う悪循環。せっかく特性が上手く振り分けられたのに、一人しか使えない状況に陥る。

それを打開するためには、ゲームオーバーからの巻き戻しで、商人レベルを上げ、仕入れ値の約二倍で売れるアイテムが買えるようになると打開できる。が、そうなると店舗パートは完全な作業。こうなると冒険に行く必要はないと言う矛楯が起こる。実際の所は、ダンジョンから高額アイテムはほぼ取れない。合成素材集めがメインで、返済のためには、本当は潜る必要は無いデザインなのもオカシイ。 高額のお宝はダンジョンから取れるべきだ。

巻き戻し。と言うと綺麗だが、実際はやり直しの強要であり、プレイヤーとしては気持ちのイイモノではない。それを織り込むデザインはやはり間違っていると言えると思う。また、この設定で借金返済は重要なモチベーションなので、それが無くなった時、つまりフリープレイを行うか。と言わたら、正直微妙。たぶん、やらない。となる。おそらく、その防止策として、新規ダンジョンの解放とか、個別イベントの継続、本編で全部見せない。と言うスタイルを取ったのだと思うけど…ゲームクリアと言う言葉には、勝てないと思う。クリア後に、ストーリーを追いかけるとかあり得ないし。現に私のやる気はすでに失せている。

モチベーション(目的意識)のないフリーモードは苦行でしかない(アイテムコンプまで残り20%ならフリーモードで追い込むか。と思うが、本編で20%しか埋まらず、残りをフリーモードで。とかやる気を出る人もいると思うけど…私は無くす)。予防線を張りすぎて本編が崩れたと言える。と言うか軸が定まってないよね。借金返済が軸なのか、アイテム合成の為にアイテム収集させたいのか、ダンジョンのためにキャラビルドさせたいのか。軸がない。

正味の所、シナリオとしては、生きている、意志を持つダンジョンというかなりの含みを見せてくれ、伏線の張り方も至極真っ当 だし、種族間の対立など割と重いテーマも隠れているので、かなり期待していたのだが、ゲームクリアと出たからには、単発イベントに過ぎないと判明した事になる。 物語とするには、それらは本編のメインストーリーとして上手く溶かし込む必要がある。そもそも「父親が娘をおいて戦う理由」「借金した理由とそんな大金を貸してくれた理由」「金融機関がそこまで温情を見せる理由」ナニにもまして「生死不明の父親」と言う良いテーマ(謎 、ミステリー)があるのに、それを本編として完成させられないのが、やはり同人ゲームという事なのか。

普通に考えると、ダンジョンクリアごとに謎が解けると言うプロットにすると思うのだが、どういうプロットで組んでいたのか不思議でたまらない。ゲームとしてのプロット無い?。 と言うかドコにゴールを設定したんだろう。ゴール無きゲームを目指したの?。ゴールはないにしても、フリーモードへ行くまでの順路作成(すなわちプロット作成)はすべき。 「俺屍」なんかは真逆で、鬼を倒すと言うゴールだけ設定して、あとはフリーにしてる訳で、最初から期日無しのフリーモードと言える。

ホントに惜しい作品。ダンジョンパートはホントに良い出来なのに、デザインがねぇ。と言う事で、二作目はアクションのみにしたら、メタスコア激減でしたとさ。まぁ、確かにアクションのみにすると弱いよね。収集とショップ経営がある割には、良い出来であって、アクション単体を取り出してしまうと凡作というか、単調だし。

ぱっと思いつく打開策としては、借金返済までをチュートリアルとして割り切る。20万返済までで良い。その後、食い扶持として店を続けていく必要があるし「ダンジョンに通っていれば、お父さんが見つかる気がするの」と言う感じで、メインの展開に持ち込む。かな?。ただまぁ、そうすると同人ゲームの規模じゃなくなるかも知れない。言い換えれば、下手なメーカー製品よりもしっかりした同人ゲームである事は事実なだけに、惜しい。

あ、いや待て、ごくごく普通に「三年以内に1000万pix返済」とかの設定で万事丸く収まるのでは…チュートリアルは店の改装費の返済で、本返済はこれからだ的な?


新年一発目(2012/01/09)
なので、ちょっと頑張ってみた。同人ゲーなので訴えられないだろうという事で、画像も張ってみた!。冗談が分からない人へのフォローもしておくが、冗談だからな?。画像は本当だけど。だけど、N天堂による「地方の小規模同人作家の販売停止勧告無しの即逮捕事件」を知っていると、あながち笑えないのだよ。

やっぱ画像張るのは手間だけど、文字でつらつら説明しなくて良いのは楽だ。steamはSS管理も出来て便利よねぇ。アカウント4000万は伊達じゃないわ。

しかし、ディレクションと言うか、プレイヤーの誘導術は数こなさないと身に付かないのかも知れないなぁ。そんな人のための、テーブルトークですよ。顔の見えないビデオゲームでは、なかなか身に付かないけど、対面でやるテーブルトークなら、10本もシナリオこなせば身に付きます。ま、即応用は利きませんが。

EGSの新作は、SRPGみたいですが…これまた難しいところへ…しかし、ルセッティアにしても、システムの新規性という所では、目を見張る出来なので期待もしております。steamに入れない?。いや、だってドル建ての方が安いんだもん……。


アダルトゲームの中のゲーム(2012/01/11)
新年一発目にもちょこっと書きましたが、アダルトゲームのゲーム性って実は80年代から全く進化していないよねと。

詰まるところ、ご褒美としてエッチな画像が拝める。と言うもの。麻雀やポーカーと言った、いかにもなミニゲームから、AVGやらRPG風味のなにかに変わったに過ぎない。章やクエストのクリアのご褒美として、Hシーンが入るのは、相手をハコテンにしたとか、チップを全て奪ったと言うのと大差ない。

戦闘シーンがあればゲームっぽく感じられるし、恋愛過程を長々と語れば、恋愛の一つの終着点としての性を無理なく描ける。少女漫画が意外とヘヴィなのは、恋愛の結実としての性を避けないからでしょうね。少年誌でやると「ヒロインが処女じゃ無い!」とかいって単行本を引き裂く俺って純愛でカッコイイみたいな、危ない人が出てしまいますが。

恋愛そのものにゲーム性、ドラマ性があるので恋模様を出しておけば物語に見えるモノですから、選択肢というよりも、好感度三択クイズ(ときメモのデートシーンの様な)みたいな、ビジュアルノベルがあふれかえったわけですが。あくまで、三択クイズのミニゲームであって、選択肢じゃない。話の展開は変わらず、ただ獲得ポイントとか正解率のみ違う。ポイントが足りなければ、ご褒美(アダルトシーン)は見られません。と言う訳ですね。ホントに進化していない。進化させようとする気も無さそうですが。


実際の所、コンソール、コンシューマー機器に、アダルト要素を抜いたエロゲが移植され、それらはゲームとして破綻していない(むしろ結構な割合で、冗長なアダルトシーンがカットされて、テンポが良くなっていたりもする)。それは、詰まるところ、ゲーム性とアダルト性が乖離していると言う事で、無理矢理詰め込んでいるという証左と言えるでしょう。

好意的な見方をすれば、例の万引き事件によって、アダルト、非アダルトと二本同時進行になった影響がまだ残っている。とも言える。最初から、アダルトシーンは切り落とせるように設計しなければならず、その余波がまだ続いていると。

うがった見方をすれば、ゲーム性は適当でも、肌色がたくさんあれば、フルプライスで売れるよね。と言う舐めきった姿勢とも言える。実際の所、購入側にも、エロゲだしね。と言うところでゲーム性は除外している人は多い。このサイトにも「ゲームに何を求めるんだか」と言う、ぶった人は未だに来る(敢えて言うと、この発想が諸悪の根源なんだけど。まぁ、この手合いは、池の鯉みたいに、えさを投げ込んでもらえるのをバカ面してずっと待っていればいい。愛のないファンに用はない)。

「所詮は、PC世代のエロ本、エロビデオなのだ」と言いたいのだろう。ゲーム性なんて必要ない、即使えるオカズであればいいと。

しかし、そうならば「PCというプラットフォームで、ゲームという体裁で出す意味」が無い。もはや、PCで出来ない事はほぼ無い。DVDの視聴は基本機能となっているし、DL販売によって、コミックも読める(アダルト関連ならPCで済む。特に同人誌のDL扱っているところなら)。ビデオショップに行かずともレンタルだって出来る。それでも、CGでないと勃たないと言うなら、全編TEC@アニメのデジタルアニメとして作ればいい(本当にデジノベなんてモノもある。非アニメだがCGノベルゲースタイル)。

ゲームではなく、インタラクティヴななにか。ですら無くなってしまいつつある現状は相当な危険な状態といえる。まぁ、それが時代の流れ。と言われたら、そうですか。としか答えられない。せめて、アダルトゲームとエロゲ(2DCGで作ったエロアニメ)と分類して欲しいモノだ。

と、ここまで煽っておいて、アダルトゲームとしてしか成り立たないゲーム性って、私には見えてこないんですよね。やっぱ、セックスそのものをゲーム化するしかないんだろうか。スキル要素しか見えてないですけど、イリュージョンの「ラブガール」はそう言った意味では、もの凄い野心作ではないかと思ってます。少なくとも、目的だったモノを、過程に引き下ろしたわけですから。ゲームの目的だったHを、ゲームの過程にした訳で、どうまとめているか、非常に興味があります。と言うわけで予約しました。人が人である以上、三大欲求には勝てないのよ……もう買わないって言っておいてさっそく破ってるしorz。ちなみにSTARLESS買ってませーん。


人は時として当たり前な事に気がつかない(2012/01/12)
自分自身としては、今でもシナリオ偏重でゲームを見ていると思ってます。しっかりとした物語があってこそ、ゲーム性が際だつと思ってますし。そしてそれはきちんと融合してないと意味がない。パンかじってもあんパンじゃないし、ご飯ほおばったままお茶飲んでもお茶漬けじゃない。エースコンバット6みたいに、戦闘機のドンパチとムービーショーがアレだけ乖離していたら、なんと言っていいか分からない。

しかし、この「物語があってこそ、ゲーム性が際だつ」と言う考え方。裏を返せば「一定レベルのゲーム性が確実に存在する事が前提」なんですよね。そりゃそうですよ、ゲームという商品で、ゲーム性がないとは思わないじゃないですか。

ゲームにゲーム性無かったら、ステーキ注文したら、芋とニンジンだけ鉄板にのって来た。そんな状況ですよ。でも、ストリップショウが付いてるから、文句は言わない(言えない)。そんな状況かと、エロゲ界。まぁ、「世界に男は〜」はイモどころか鉄板すら無かったですが。

いや、ホントにシナリオ語る前にゲームになってないんだもの。語りようがない。肉なしステーキでステーキについて語れって言われても。最近、うだうだと語ってないのはそう言う理由です。おかげで、完全に洋ゲーに流れてますが。国産で語ろうとしたら、遺作辺りに巻き戻るしかないよなぁとか。単に私が当たりを引かないだけ?。でも、世の中の当たりって言うのは、「萌えシチュがある」とか「オタネタがある」とか言うレベルの事が多いしなぁ。

こういう状況の時は、マイマスター岡野勇ですよ。と言う事で、「食玩というパンドラの箱」久々に読み直しまして、結局、どのジャンルでもオタクは育たなかったのかなと。一億総自称:○○レベルになりつつあるような。真面目な研究職ってのも、その分野のオタクなハズですが、自称レベルの大学教授とかよく見るように(と言うか、テレビコメントで専門外を語っている訳である意味可哀想ですが。頑張ってつなぎ合わせるか、強引に自分の分野に結びつけるか二極ですな)。プロ選手が、そのスポーツのオタクであるように、作り手、作家もオタクなハズですし、オタクじゃないと無理なハズなんですよ。金田正一さんなんて、あの時代に、栄養学とか独学してたぐらい野球オタクだったわけで。それは、MSに機械工学を取り入れたり、フィギュア作りのために医学書で筋肉の付き方を調べる様なモノです。

食玩というパンドラを読んでる前提で書きますが、元々A層って言うのは、あまり自分から発信しないし(積極的に発信してるの、岡田斗司夫さんと山本弘さんぐらいかな。そしてC層に妬まれているよね、この二人)。B層は、完全に流行に流される人たちだし。D層は表に出たくない人たちですし、問題はC層なんですよね、やっぱり。中身はない癖に、声だけデカイ。集団化する事で黒を白に塗り変えてしまう。バカにされるのは嫌いだが、勉強もしたくないし、ましてや追い抜かれるのもまっぴら 。無知無思考を恥じない。と言うとんでもない層ダヨなぁと。

山本弘さんの「愛なき エセUFOマニアは去れ」とかでも出てきますけど。本当に好きなんじゃなくて、自分の足場を固めるために好きなフリしてるんじゃないかなぁ。とさえ思える。

あと、アレだよね。ものの見事に食玩ブーム去ったよね。ブラインドボックス自体はまだ続いてるし、流行という疫病が去って健全化していると良いのだけど。私は立体ダメなんで 、善し悪しサッパリ。服のシワが自然だ。とかグラデうまっぐらいなら何とか。全体構図とかの善し悪しわからん。 割と鼻は見るかな。鼻の形(と言うか、盛り上げ具合?)悪いと顔全体のバランス崩れるし。角度によって凹んで見えたりね。

と言うのを前フリにしつつ、コレです。これを読んだ後で、日本のゲームクリエイターのを見ると…そりゃ日本ダメだよなと。確かに商売なんだから、売れるもの作らなきゃダメだと思うんです。でも、クリエイターとして「ゲームでコレが表現したい」とか、なんらかの情熱があるはずで、それが微塵も感じられない。「狂ったようにFPSが売れてるから」なんて、ただのスカシで、諦めで、言い訳でしかない。C層と同じ、通ぶってるだけでゲームへの情熱とか愛情が感じられない。FPSにしたって、RPGやRTSの陰に隠れていた所から、必至に努力してシェアを奪って今があるわけで。RPGがバカ売れしてるから。とか絶対に考えてなかったハズ。欧米のスタッフからは「ゲームでコレが表現したい」って熱を感じる。質問の内容や傾向が違うとは言え、がっかりですわな。当分、日本は暗黒時代っぽいなぁ。

で、オマケ。ワーナーの人の話。『ビデオゲームこそ真のエンターテイメント・ビジネスだと気付き』とか言ってあるのを見ると、ゲームは映画を越えられる。と言う私の自論も、今なら割と通りそうな気がするよね。まぁ、まだ映画になろうとしているゲームは、世界中にあるのだけど。越えようとしてようやく並べるのよ。並ぼうとするだけなら、追いつけないのよ。と声を大にして言いたい。はじめの一歩の伊達も言ってたでしょ「追い越そうとした人間と、追いつこうとした人間の差だ」と。岡本太郎も同じ事言ってるのよね「ボクはピカソを追い越そうと思った。他の人は、ピカソになりたいと思ってた」。そこにあるのは情熱だろう。「狂ったように売れてるから」なんて、言い逃れはしないのだ。

ついでに、個人評なんかも。岡野さんのドラマ評を見ていると、割と気分屋だなとおもう(ご本人も書いてるけど「なんでコレが許せて、オーパリは許せないんだろう」とか)。全体的な出来よりも、自分のツボに来るシーン、回、話があると全体評価は飛ばして、良作扱いする感じがする。

コレって、テレビマンの感覚なんでしょうかね?。1クールか2クールか、全話当てるのは無理だから、その中に1本でもホームラン混じっていればいい的な感じなのかなぁと。ゆえに映画だと、割と全体評がメインになってんですよね。

ワタシ的に引っかかっているのは「良くできている事」と「面白い事」は別。と言うモノ。確かにそうなんですよ。良くできているから面白い訳じゃない。でも、面白いけど出来は今ひとつ。というのは、やっぱり不出来な作品です。言い換えると「荒削りだが光るものがある」とか言う奴?。

ゲームとして、アクションは良いけど、システムまわりダメダメとか。CGは凄いけど、話の筋ボロボロとか。それはやっぱり不出来なわけで。

面白いから良い出来。は成り立つ。良い出来だから面白いは成り立たない。出来が良くないから面白くない。も成り立つ。しかし、出来は良くないけど、面白い。と言うのは「全体は不出来だけと、自分のツボを突くモノがありました」と言う事なんだろう。詰まるところ、自己弁護?。自分のフェチ部分に対するセルフフォロー?。なんでしょうか。自分のレビュー見てもそう思う(dokiプリとか、モロそう。魔球好きの自己弁護)。


○○の文法(2012/01/15)
予備校の有名教師の参考書みたいだけど。違います。たぶん、7割ぐらい感情論だと思う。だけれど、何故感情的になっているのか考えるためにも、ちょっと文字にして整理してみようと。なので読む価値はほぼ無いかと。

私は「○○の文法に則した」とか言う論評が大嫌いだ。例えば「この絵は、オタク絵の文法に則して描かれている」とか。絵なのに文法って。とかは問題ではない。
これはもう「システムが同じでツマラナイ」とか「トーンの使用量が少ないから下手だ」と同レベルの意味不明評価ではないかと思っている。

そもそも、文法は、ある程度固定化された、基礎基本、共通法則であり、新奇性はあろうハズがない。新奇性があれば良いというモノではないが、現状の打破、革新性を含んでいないものが、芸術としてイイモノなのだろうか?。そもそも、その文法とやらに、則していればイイモノなのか?。というか、文法の定義内容は、どういうモノなの?と。何人か集まったら、その文法は、皆一致するの?。

それは詰まるところ「自分好みに描いてある」と言う単なる言い換えではないのか。百歩譲っ て基本定義という意味だとしても「オタク絵としての「基本に忠実」に描かれている」で済むだけの話…なのだ が、それだとオタク絵の基本って何よ?。と言う事で回転してしまう。

かつて、横田守の絵は、絶対的なアニメ絵で萌え絵だった。今では、劇画よりの判定となるだろう。たった10年か20年で、こうも定義が変わったのに、ラテン語からイタリア語になるのに、10年もかからないようなモノで、到底文法などというほどに、固定化、規則化出来るはずもない。

ちょいちょい使うが「エースは死んだ後でマニュアルを書く」と言うのは、マニュアルに載ってしまえば、それは基本となり、当たり前の事に成り下がる。例えば、キュービズムの書き方なんて言うマニュアルに従って書いたところで、文字通りの意味でデッドコピー、キュービズムっぽい何かが出来るだけだ。もしかすると「オタク絵の文法に則って」と言うのは、褒め言葉ではなく「古くさい」と柔らかく、けなしているのだろうか?。そもそも、イラストは絵画ではないので、感動させる事は不要?。同一グレードで、流行っている絵を量産できればok?。

うーん、やっぱり感情論だなぁ、上手くまとまらないや。そう言う時は箇条書きだ。

・文法と呼ぶモノは、基礎基本事項である。が、絶対のモノではない(倒置法や体言止めの様に 。実際には例外則のが多かったりする)。文法のなんという項目を使用しているのか。まで論ぜねば、全く価値がない。
・文法が基礎としても、それはコンセンサスを得た物なのか?。そうでなければ、ただの個人的な主観、好みでしかない。 個人の好みを全体の価値観の様に語らないで欲しい。
・単に「基本に忠実に」と言うのを、気取っているだけなんじゃね?
・文法の絶対視は、新奇性の否定であり、革新の否定でもある(誰も絶対視しているとは言ってないが)。既存の概念を崩す事も芸術の一面なのだ。
・それ故「○○の文法に則した」なんて評価は、「○○の基本に忠実だけど、面白みがない」と訳すべきだろう。


変な話「この小説は、○○の文法に則している」って、何も評してないし、表してないし、何を言わんとしているか、謎だ。自己矛盾文ではないが、それに近い違和感を感じる。「このマンガは、ドラマの文法で」…「このジャズは、クラシックの文法で」…この文脈だと…文法=概念…技法の方がいいな…で読み替えろと?。

「この絵は、オタクの技法で」…だいぶ座りが良くなった気がする…が、オタクってのもおかしいよな。細分化されるべき項目だもの。オタク絵?。つっても、この10年20年でかなり変動しているわけで、オタク 絵が何を指すのか確定するために、作家名か特定ジャンル、作品名が入らなきゃおかしいだろう。

ああ、なるほど「体系化できないけど、なんか 評論っぽい事言おう」なのか?。「この絵は、ジム・リーの技法に則って」。うん、座りが良い。
いやいや、それはズレ過ぎだろう>オレ。 しかし、体系化できないのに、評論ぽいコトして気取っているのが鼻につくから嫌いだ。と分析すると私の嫌悪感の原因としても納得だ。オタク絵でくくっている時点で思考停止だとは思うが。余力があったら、残り三割の理性で、 この感情論を論破してみよう。出来そうにないが。


名作は未来を読む(2012/01/20)

自分たちの「将来」への不安が人を鬼に変えた。
人が人を切り刻む生き地獄。
私分かっちゃった…「責任転嫁よ」…


ソウルハッカーズが、インターネット社会の弊害を先見していたような箇所があるのは有名ですが、これらのセリフは、アバドン王の中のモノ。これって、放射能(能と敢えて書いてます)に怯える群衆そのものだなぁと。政治的思想とか理念とかで、反原発している人はともかく、思いっきり流されているほとんどの人は、やり場のない不安を、誰かにぶつけて誤魔化している。のではないか。

無神論者のHPLが、救いのない現実に絶望し、恐怖を与える側に回った。と考察したのは山本弘氏でしたっけ?。ただ絶望に沈むよりも、誰かに責任をなすりつけ、誰かを攻撃していれば気は紛れる。ヒステリックにわめき散らす人の背後に、イナゴのような影はないだろうか?。東京の空はえぐれていないだろうか。

実際の所、私は「人間は楽観視したい生き物」だと思っているのだけど、なんで「危険じゃない」と言うと狂ったのように否定し、「危険だ」と言うと鵜呑みにするのか不思議だった。それはきっと将来に絶望しているからなんだなと。希望より不安が大きいからなんだなと。高度成長時代は、危険と言うと無視され、安全というと鵜呑みにされた。加速度的に豊かになり、将来に希望が満ちており、不安がなかったから。と言うと合点がいく。

絶望し狂乱し、他人を切り刻む事で恐怖を紛らわせている人を、愚かだと切り捨てるのは簡単。それでもなお、啓蒙を続ける人は偉いなぁと。狂乱している人から斬りつけられながらも、狂乱している人を助けようとしているのだから。ホントに尊敬する。絶望に斬りつけられながらも、痛みにたじろぐことなく希望への行動を続けるあの人達がライドウとならん事を願うばかり。

追い詰められた人間ってのは、てめぇんの中の恐怖から逃げるため…てめぇより弱いモノを叩くんだ
羽黒組組員のセリフ。政府や電力会社が弱いわけない。と単純反応してくるのは目に見えてますが、反撃してこない、反撃できないのを見越して責め立てるのは十分な弱いモノイジメ。組織的に巨大で、権威があればあるほど、叩く方は優越感に浸れるわけで。人災の恐怖が身に染みる。

っと、本題。こうした作品の中に予言めいたモノを見出して、この作家は超常的な能力の持ち主だ。とか言い出す人もいるのですが、そう言う人は単純で生きやすいなぁと。こうしたモノ(理性の下の黒さ)は、普遍の真理としてあるわけですし。逆に、こうした状況で、きちんと当てはめられない作品は、力量不足なんだと思います。現実が本に当てはまるのではなく、本が現実に当てはまるだけ。当てはまらないなら、現実に則してない。と言うだけ。まぁ、自分の知らない、理解できない事はすべて奇跡の御技か、悪魔の呪いにするのが民衆なんですがね。そう言う意味でも、科学は魔術なんだね。 過ぎた科学は魔術って言ったのアシモフだっけ?。


雪に舞う紅い蝶(2012/01/22)
なんて事はないskyrimを触ってみた感想。
ベセスダ名物、チュートリアル終了後の再キャラメイクがない!。一発勝負!。日の光の下だと、顔が違う!って感じで、チュートリアルを繰り返す事、10回以上。オブリビオンで、地下牢脱出するのに一週間かかっただけの事はある ぞ、私!。

グラフィックの大幅向上で、リアリティが出ているため、肌が綺麗すぎると浮く。と言うのが困りもの。汚れパターンもいくつかあるんだけど、日の当たり方で見え方が変わるしで。兜かぶるとまた違って見えたりね。これからやる人は、馬車降りた時点でセーブお勧めします。

ようやく、ちょこちょことskyrimを歩き出しまして、だいぶFallout化してますな。鍵開けは、完全にfallout式だし、食べ物食べた時の効果音もfallout。ピックは、falloutよりも脆くなってるかなぁ。オブリビオンだと、敵の手を離れた武器は、単独で存在していて、スニークからの三倍撃で吹っ飛んでしまい、グラスボウがどっかいったあぁぁぁぁ!と下草をかき分け続ける事は無くなりました。死体を調べると、武器が存在するし、武器を調べると持ち主のインベントリが見えるように。これはありがたい。

よく言われるように、コンシューマーに最適化されているらしく、マウスとキーボードだと、挙動が変になります。待機や睡眠が出来なくて、さんざん悩んだんですが、結果として「マウスで「はい」を選ぶと反応しない。マウスで「はい」を選ぶ前に、Enterキーで確定」でした。ちなみにマウスで「いいえ」も反応しないけど、tabキーによるキャンセルは効く。まぁ、これで やっと眠れる。他にも、マウスクリックで項目が選べなかったり、反応しなかったり、もうなんかねぇ。PCってお荷物なの?。って感じです。modが使えるのはPCだけなのに。ベセスダはPCユーザー優遇してくれてると思ってるのに。

今一番困ってるのは、付呪でマウスを使って決定をしていると、キーボードまで反応しなくなるやつ。tabキーのキャンセルは効くんだけどなぁ。 あと、半角/全角キーでコンソールに入るんだけど、出るのがalt押しながら半角/全角キー二回。…逆だろう。入る時にalt+半角/全角二回だろう。tabでキャンセルだから押し間違えるし。

あと、やっぱ翻訳も変。上級王ってなんか違和感が…たぶん「ハイロード」の訳と思うんだけど…無理して訳さなくても良いと…大君主とかも言ってたような…たぶん「オーバーロード」?。あ、それだとロードの訳がずれるから、ハイキングとか言ってるのかな。英語版見てないし、私の英語力なんで全然違うと思うけど。かと思いきゃ「酔いどれハンツマン」ってなんじゃい。と思ったら、二人とも酔っぱらって狩りに行ったら、相方に獲物に間違われて尻を撃たれた。と言う事件にちなんだ店名らしい。つー事は酔いどれ狩人?。そこはカタカナで行くのかよ。って感じに。

まだ、前作(英語)だと特徴的なしゃべり方だったアルゴニアンとカジートなんだけど、日本語版だと滑舌が良い。音声だけ英語に出来ないモノか。そーすると、盗み聞きが難しく…一定距離まで近づかないと字幕でないからねぇ。セリフも各キャラ流用されてるらしく、語調が極端に変わったり、明らかに別人だったりするのも。

これは、向こうからセリフが送られてくる時に、セリフのみできて、誰のセリフか非常に分かり難いそうだ。オブリビオンかfalloutの時に、4gamerのインタビューでそうあった。とは言っても、高慢ちきな宮廷魔法使いが「まだここにいるのか?!」と言った後で、モノを売る時に、朗らかに「魔法使いの方ですね」とか言うのは、なんか、ああああああ…な感じに。英語版だとどうなってんだろうか。

とか言っても、やっぱり面白い。すごい。裸で歩いてると「家の中ではどんな格好でも良い。家の中ならな」とか「裸に見えるが、オレが酔ってんのか?」とか、良い反応してくれます。オブリビオンの時は、鎧のデザインが、あまりにヘボくて泣きそうでしたが、今作はなかなか。そう思ってみると、洋物で鎧のデザインがイイモノってかなり少ない。やっぱ、腹筋こそ最強の鎧って思想なんですかねぇ。コナンもそうだし、他も軽装だし。アメコミヒーローも全身タイツだしねぇ。日本のヒーローは、プロテクション付き多いし。戦国時代の鎧もデザイン良いしねぇ。向こうの甲冑もカッコイイのあるけど…ねぇ?

追記
なんか読みが人によって違うんですけど…そう言う演出なのか、ただの責任者不在なのか。白金協定。これが「しろがね」「はっきん」と人によって違う。詩歌も「しか」「しいか」。夜母なんか「よるはは」と「よぼ」とか。
まぁ、ナイトマザーは、子供が「よるはは」と言ってるので、間違って読んでます。みたいな演出かなぁと思ったんだけど。詩歌もまぁ、人によって違っても良いけど。協定名は駄目だよなぁ。演出なのかなぁ。


母は偉大なり(2012/01/28)
といっても、実母ではなく。マザーボード。友人から入らないマザボあるから、石付けて上げるよ。ただ最上位の石は、買って欲しいかなぁ。と、上手いこと乗せられて、C2Q8400とG31マザーに。考えてみると、G31ってほぼオマケ、つーか抱き合わせな性能の板だよね。

でまぁ、特に不満なく(いや、pcsx2はもうちょっときびきび動かしたいけど)やってたんですけど、メモリ関係でトラブルが起きるようになったり、ネットで表示が崩れたり(再読込すると直るので、こっち側の問題)、skyrimもテクスチャがなくなって、その後クラッシュというのが頻発する(っしゃードラゴンにトドメェ〜…ブツン…とか泣く)ようになって、win7で4GBのメインマシンはやっぱ無謀か 。

てな訳で、G41マザーに買い換えました。GIGABYTEのG41M-COMBO。USB3が使えるAsrockと悩んだけど、排他だけどDDR2とDDR3が使えるので、さらなる延命にはぴったりです。元来、ギガバイっ子だしね(仙女はギガバイ子)。ベースが同じなのか、何もしなくても、windows7がそのまま起動したりしてちょっと便利。winのアクティベーションコードとか、構えてたのに。ネット認証は必要だったけど。

で、動画の読み込みもスムーズになりまして、もちろん、サイト閲覧も滑らか。今のトコ崩れることも、フラッシュ系で読み込みに失敗することも無し。マザボ以外変えてないのに、プロセッサとメモリスコアも、7.1から7.2へup。DDR3にしたら、もう0.1上がるかも。

いままで、マザーボードって、コネクタ数ぐらいしか気にしてなかったんですが、結構影響あるんだなぁと。PCSX2もFPSが何もしなくても3ほど上がったり。スピハク入れると、さらに違う。まだ、時間無くててskyrimやってないですが、これでクラッシュ激減したら嬉しいなぁ。

で、AMD石換装の時に、すっぽん?グリスがきつくてヒートシンクごと石を抜いてしまった事から、石変えにトラウマがあって一大決心だったんですが、インテルだと、拍子抜けするほど簡単でした。はめる時苦労したピン。「回す記号がついてたら、回してロックとおもうじゃろがーーーー」と叫んだモノですが、あれは、外す時の為なんですな。ねじって持ち上げることで、石とヒートシンクを離れやすくしていると。「わかったよ、○○フィールドの意味」とか叫びそうになりましたが。

ついで、グリス初塗り。いままで、リテールファンしか使ってなかったですし。少ないかなぁ、とか思いながら塗ったので非常に不安。だがしかし!。CPUファンのコードが、ファンを止めると言う事態で、電源が自動で落ちる。と言うのを何回か繰り返したため、「グリスたんなくて温度上がっても、自動で止まるだろう」と開き直った(笑)。

問題のDDR3は友人が安くくれる。と言うのでそれ待ちで。いずれ16GBにするために、反発始めている今、買うべきかな。と思うんだけど、エルピーダが新型開発成功。2013年には大量生産を目指す。とか言う記事を見ると…このマシンで3年延命したら、DDR3お役目終了!になってる気がする。安価のDDR3。新型高性能のDDR4と住み分けてるかもだけど。

オマケのskyrim
世界の広さと人工の割に、声優が極端に少ないので、同じ声の人が沢山。特にオーク女性は一人なので、賢母(族長の母)と族長の妻が同じ声。で、当然の事ながら、同じ声優さんが読んでいるので、キャラが違っても声が同じなら同じ読み方をする。白金協定とかね。「はっきん」「しろがね」に続いて「はくきん」と言う方も。はくきんは完全に誤読。責任者不在っぽい。

オマケの文法
アンプの改造記事みてたら「教科書通りの回路図」「教科書通りの改造」とかありまして。これかと。
「オタク絵の教科書通りの絵」。うん、すごく座りが良い。と思うのだが。まぁ、詰まるところ、新奇性がない基本に忠実。と言うのは変わらないんですけど。ついては、そこからもう一歩欲しいとなるべき言葉で、褒め言葉じゃないよね。



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