九月の夢酔
『頭の中は音楽であふれているのに、それを表現できない』
－ラヴェル（作曲家【Maurice Ravel】）
あ、面白い（2002/9/1）
昨日、８／３１に車椅子バスケットボールの女子世界大会の録画をＮＨＫ教育でやっていた。これが意外と面白い。正直、やってみたいと思った。健常者バスケは余り好きではないのだが。
車椅子の巧みな操作と、車椅子ならではのブロッキング、やっぱり反則スレスレの技とかあって、見ていると、キビキビとしていて楽しい。車椅子の操作も巧みで、急旋回など実に巧みな動きを見せる。モータースポーツが好きなら、結構はまると思う。失礼な例えだけど、ゴーカートでバスケやってるような感じ。シュートが決まった後、自陣に戻るときにも、駆け引きがあって、ちょっと混戦すると、ディフェンスに戻りきれない選手とかも出る。
選手の障害の度合いに応じて、ポイントが与えられ、その合計が１４点になるように、選手を選ばなくてはならない。最も軽い障害で、４．５点。もっもと重い障害で１点。とは言え、バスケットは５人しか出れないので、その中でやりくりする。障害の重度、軽度にかかわらず、試合に出れるチャンスがあり、ベンチサイドとしても、戦術・用兵の見せ所だろう。やはり、腰を使える選手は有利なようだ。
車椅子には、ブレーキが無く、手で止めるため、例外なく手にタコができるそうだ。つーか、あれだけ急ブレーキや、急旋回したら、火傷しそう。車椅子同士をぶつけるのは、ファウルにならないらしく、かなり激しく当たる。ブロックに見せかけて、回転し、相手の車輪にぶつけて、体勢を崩したりと、細かい技は、凄いぞ。
当然、バスケの売りである空中戦（私は凄いとは思うが、別段、魅力は感じない）は、無いが、反面、戦術が分かりやすい。健常者バスケの様に、身体をひねりながら、ディフェンスをすり抜けたりは出来ないので、オフェンス側も相手ディフェンスを抑えつつ、車椅子の幅を開けておかなくてはならないのだ。
ルールは、ダブルドリブルが無くて、車椅子を漕ぐのは、二回まで。三回やるとトラベリング。それ以外は、ほとんどルールは同じ。ファウルもあり、結構、選手は転倒する。競技用車椅子なので、きっちりと固定されていて、自力ではなかなか起きられず、審判が抱き起こすのだが、審判がパワフルで、女子選手と言うのもあるだろうけど、一気に抱きかかえて持ち上げてしまう。
そんなときの女子選手は、たいてい笑顔で、少し気恥ずかしそうなのがとても、かわいらしい。萌え（笑）。今のトコ、カナダがめっちゃ強いらしい。オーストラリアは美人が多かった（笑）。９／１の午後４時から、男子だ。見よう。
実は（2002/9/1）
今日は、マイ・リアル・バースデー。いろいろと物の見方が変わるとか言われたけれど、相変わらずだ。基本的なトコは１６才で固まったままなので、成長してないって言われると、そうなのかも知れない（笑）。
MicronesiaWondersさんと同世代の仲間入りさッ。今日から同じ括りです、よろしく先輩（笑）
追補：今日の誕生花は「とらゆり」、花言葉は「私を愛して」…身につまされるね…
他にも、キキョウ、オニユリなんかも、９／１の花らしい。花言葉は…身に浸みるので各自調べてちょうだい。オニユリは、誕生花としては、使えないらしいけど。誕生石はサファイアだ。ルビーの色違い。
あんまり（2002/9/1）
車椅子バスケットボールの男子。やっぱ、アメリカ強いわ。でも、思ったよりあたりは強くなく、紳士的。
拍子抜けと言えば、拍子抜けだが、紳士的で嬉しかった。イギリスの戦術ミス（ディフェンスの変化による隙）を巧みに突いたアメリカの戦術は素晴らしい。
やはり、健常者バスケットよりも、選手の布陣や、ＺＯＣなんかが分かりやすく、シミュレーション的で、育成ゲーム化しやすいのではないだろうか。車椅子バスケットをゲーム化したら、差別だ。とか騒ぐかな？
空想科学（2002/9/2）
古武道の本（学研）を探していたら、空想科学読本４と、間違いだらけの空想科学読本（タイトルうろ覚え）が、並んで売っていた。いまや、嫌われているオタク（すでにオタクではないとの声もあるが）、１位２位を競うであろう、山本弘が、空想科学読本にケンカ売っていた。
理は山本弘にある。正しいのも山本弘だ。だが、なぜか素直に受け入れられないのは、なぜだろう。と言う疑問はある（笑）。やはり、一度傾注した人間を非難される事への敵意だろうか。
空想科学読本の著者、柳田理科雄の功績は、理科離れを叫ばれて久しい日本において、理科、科学への興味を呼び戻したことにある。だから、その理想に燃え、科学への愛情を感じられた第一巻には、私は好意的だ。
だが二巻では、急速に科学への愛情が消え失せている。自慰行為のような論理展開が多々ある。三巻では、ただ痛めつけることに喜びすら感じているかのようで、目も当てられなかった。四巻では、すこし理性を取り戻したようだが、単に開き直っているくさい。だから二巻より後のシリーズ（ＳＦ映画とか、切ってるヤツも読もうとも思わない）
私は、純粋な文系人間で、計算能力は皆無。そのため計算や数字では、ふぅぅぅん。と思っていた。が、設定検証や考察については、第一巻から違和感はあったが、第二巻では、明らかなこじつけ、無理矢理な解釈、設定無視。には少し首を傾げたものだ。
毒舌で受けたお笑い芸人が、目先の派手さを求めるが故に、相手を傷付けることに終始し、客に愛想を尽かされる流れによく似ている。
山本弘のアンチ空想科学読本を詠み、もう一度、柳田理科雄の略歴を見ても思うことは、科学や空想に愛情の薄い人なんだろうな。と言うこと。アルバイトの塾講師に「これぞ天職と感じ」東大理Ⅰを中退しているそうだが、科学を志したときも、「これぞ天職」と思ったのではないだろうか、そして今では「作家（物書き）こそ天職」と思っているのではないだろうか？。
熱意と情熱があれば、学問は続けられる。アマチュア歴史家が、大学教授になる例は挙げるまでもない。塾講師をしながら、研究を続けていた節は無く、また最新の科学情報を取り入れている節もない。
ここまで科学を捨てれたと言うことは、科学に、空想科学に愛は無かったのだ。つーか、映画を６本しか見たことない科学好き、空想科学好きなんて存在するわけがない。単なる金儲けだったのだな。借金返済の。
また、第一巻の科学的に致命的な間違いが判明したときに「絶版にしてくれ」と頼みに行ったそうだが、その時の幼なじみであり、担当編集者にこう言われたそうだ「お前の本を検証するヤツなんかいるか。子供が科学に興味を持つきっかけになったらそれで良いじゃないか（管理人注：うろ覚えなので違うかも）」と言われ…と堂々と書いている。
どうやら、自分でナニを言っているか分かってないようだ。ここでも山本弘の検証は正しい。観察・読解・理解そんなものがまるで欠けている。編集者も、あとがきによく載せたものだ。編集者もナニを言っているか分かってないらしい。さすがは、宝島社だ。
あの弁では「お前の本は、単なるバカ本で学術書ではない。読み飛ばされる類のモノだ。真摯に読む奴なんかいない。興味を煽れば良いだけの本で、これだけ売れている本を、今さら絶版にしたら、俺が首になる」と言うことだ。
なぜ、この言葉に納得する？。塾経営に乗り出し、失敗して借金を抱えたときに出したのが、一巻だったようだが、第４巻の略歴に「経営に関しては、天才的に資質がない」と言っている。そらそうだ。教材営業に騙されまくるに違いない。連帯保証人とかで、首くくるタイプだ。受験に失敗したのも、国語がネックだったに違いない。
私なら、間違いなく怒る。殴りかかるかも知れない。科学に愛情があるならば、編集者のあんな物言いに絶えられるはずがない。少なくとも、間違ったと気が付いた箇所を集めた、訂正（エラッタ）本を出させてくれとお願いする。つーか、一人の本好きとして、読者をなめた態度がゆるせんわ。
「間違いを放置する事に決めた」とも書いていたが、バカか？。ホントに塾講師か？。テストに出題ミスがあったのに、訂正せずに、テストをやらせる気か？。そら潰れるわ、そんな塾。詰め込むだけの教育…つーか、ペーパーテスト用の技術訓練？。ホントに天職なのか？。
嘆かわしい限りだ。そう言えば、グレートメカニクスも宝島社だったなぁ…会社自体が、悪徳なんじゃないの？。
追補：グレートメカニクスは、双葉社でした。ごめんなさい。
空想科学問題（2002/9/2）
実際問題として、空想科学をどこまで、いじるか。と言うのは、難しい。空想科学は、映像作品である。誇張や過剰表現はいくつもある。それの揚げ足を取っていたのでは、ただの無粋だ。合戦のシーンを定点カメラで撮っていたってつまらない。
科学的、歴史的検証のなされていない作品は、間違いなくつまらない駄作（Ｂ級の笑えるヤツは別）だし、科学的・歴史的に正しいだけの映画は、睡眠薬にしかならない。
プロレスは、時として出来レースなのが丸見えの時もある。だが、プロレスを八百長だ、詐欺だ。と叫び、つまらない。と叫ぶプロレス好きはいない。だが、それをネタにワイワイやるのも、ファンの楽しみだ。映像に限って言えば、出来の良い作品ほど、いじりたくなる。ものではある。バカ映画なら、単純に笑えばいいだけだから。
柳田理科雄は。科学を愛していないし、空想科学を好きになったこともない。これだけは言えるんじゃないかな。間違いなく悪書だったね。空想科学読本。
とりあえず、四巻（立ち読み）で気になったのは、相対速度を合わせられない。とするもの。んじゃ、戦闘機のドッグファイトは？。ま、宇宙ほど加速しないだろうけど。相対速度を合わせるのが、軍事パイロットの仕事だと思う。武器の反動も、相殺するシステムは考えるでしょ？。銃にアンカーがあったりとか。そもそも、宇宙にすんで半世紀は経つのに、宇宙空間で、天地逆になったところで気にも止めないだろう。
本当に、想像力に欠ける。検証力に欠ける。向学心にも欠ける。検証力は、イコール雑学量と言っても良い。そうでないと、自分の論だけに閉じこもる、傍目に恥ずかしい論理となる。
柳田理科雄、大学中退したのは、単純に、講義に付いていけなくなったんただけなんじゃないのかな？。想像力のない科学者なんて、存在意義無いよ。
補記：アマゾンのレビューみたら、けっこう好意的だなぁみんな。山本弘の方が、支持されているけど（笑）。第一巻は、みんなちゃんとネタ本として認識していて、私の認識も間違っていないようで、ちょっと安心。でも、結構前の本なんだね（笑）
ヤシガニの囁き（2002/9/3）
ヤシガニのウインクのパクリ。ではなく、田中康夫の愛称が「やっしー」だったとは。
ま、多くの人が予想したとおり、４０万票の大差を付けての勝利。つーか、これ以外勝利じゃないからね、田中康夫サイドにしてみれば、大差で勝たなきゃ、負けと同じ。しかし、羽柴秀吉氏に負けた、読売かどっかの解説委員は惨めだね。
俺だったら、出馬は辞退だなぁ…よく出たよ。どこまで、本気で勝つ気があったんだろうと疑問には思う。本気だとしたら、長野県民のと言うか、県議会の時流の、状勢を見る目がない。反対派の市町村長、議会の人の反応を見ると、典型的な、縦割り日本社会にどっぷり浸かった人たちだね。
会社で言うなら、上申書を出す前に、お伺い書を出さないと無意味に切れる直の上司ってヤツ。彼らの言わんとするのは「（市町村長である）俺を飛ばすとは何事だ。」って事。まさに、小役人ってヤツ。政策がどうこうより、自分を無視されたことが悔しくて、感情的に反発している人たちだな。ホンマに、匹夫やね。
まぁ、田中康夫も良い政治家ではないけど。清濁合わせ飲んで欲しい…が、飲んじゃいけないほど、長野県は汚染されているのかもね。
それと、いつか書いた、北九州特異少女監禁事件。いや、警察の看板がそうなってたので。殺人で立件するようだが、事件発覚当時、あれだけ無意味に自信に満ちてた弁護士の、今の顔が見たかったよ。なんで、あんな人の心が分からない人が弁護士になるかね。科挙の如き試験が、人の心を奪うのだろうか…ロースクールが上手く機能すると良いな。
きびしい（2002/9/4）
まぁ、不利益は承知の上で、こういう生活を送っているのだから、とやかく言うのは間違いなのかも知れないけど、口座引き落としに、審査があるってどういうコト？。まぁ、直の引き落としではなくて、代行業者に委託している口座振替サービスだからかも知れないけど。
つーか、ここまでＳＯＨＯや在宅ワークが社会的認知を受けているのだから、勤め先とか書かすなよぉ。フリーランサーだよ。屋号も、勤務先もネェよ。一番凹むのは、年収を書くときだな。あー、どーせ少ないよ。頑張ってるフリーターより少ないな。いーじゃねぇか、三食喰えて、すこし遊ぶ金が手元にあれば。
そのために、結婚とか、育児費とか、背負わないようにしてるんじゃないか（笑）。とりあえず、書類は提出するが、審査で落ちそうだ。ちっ、プロバイダー移行は断念か…？。まぁ、ＤＩＯＮのＨＰ容量が、１０月から、どどーん２０ＭＢまで増量されるらしい。メールボックスも増量。
これで、添付ファイルが１．８ＭＢぐらい送れて、オリジナルＣＧＩが使えればなぁ…２０もいらん。５ＭＢ＋オリジナルＣＧＩ可能サーバ５ＭＢでいいのに（ぷらら方式）。
まぁ、２０ＭＢもあれば、今のペースだと、３０年分ぐらいの夢酔は貯められそうなので、移転はなくなりました（笑）。書庫として使っても、優秀だしね。ＡＤＳＬで月額１６８０円は安い部類だし。
…三十年後か…俺、生きてるかな？。禅僧の様に、「長いこと生きたし、そろそろいとまするわ」と言って、本当に大往生するような死に方したいね。自殺じゃないよ。
別に明日死んでも、未練はないのだけど…見られたら困るモノを処分したり、捨てられると勿体ないモノを知人に配りたいから、一週間は猶予が欲しいなぁ…本当に寿命が一週間って言われたら、何するだろ…とりあえず、生命保険の条件を確認するかな（笑）。酒飲んで暴れたり、自暴自棄にはならない…とは思うけど、スンゲェ凹むかも（笑）
ヤバ目（2002/9/9）
ようやく復旧というか、製品版買えよ。と言われそうなんですが…その前にＷ２Ｋにして、意味があるのか。と聞かれたら、返答に困るなぁ。
たぶん、これから不都合がでると思うわ。古いゲームしか持ってないしね。恋姫のインストールができないから、実に手を焼いたわけで。それ以外は、順調なんだけどね。
おかげで、再セットアップの技術だけは、身に付いたわ。win2000不対応のゲームをどうしてもやりたいという人は、ｗｉｎ９８を入れて、その時点でゲームをインストールしてから、２０００へ移行すると動くゲームもある。
つーか、そんなことをするのは、私だけだろうけど。ＦＡＴ３２のままの方がいいみたいだ。データ保持を考えると、ＮＴ形式に買えた方がいいんだろうけど…まぁ、技術屋じゃないんで、気にするな。
んで、ハードの移し替え（Ｒとか、ＩＤＥとか）の作業を中腰の姿勢でやっていて、ちょっと離れたモノを無理にとろうとしたら、腰骨から何かがはみ出そうな感覚と、激痛が走る。瞬時に姿勢を戻して、事なきを得たのだが…ホントか？…まぁ、痛みはひどくなったが、まだ足も腰も動くので。
以前、本当に腰が動かなくなったコトがあり、トイレに行くにも、腰が曲げられないから、膝だけで立ったり、寝たりをしていた。和式トイレだったら、死んでたな。まぁ、車椅子覚悟で、我流整体ではめたら、ウソのように痛みが取れたので、骨がすれてたらしい。
今回の痛みは、あの動けなくなったときの痛みと近かったので、ちょっとびびった。
知人は入院するし、別の知人のつとめている会社は、会社更正法を申請するし、何だかなぁ…
こう、スカッとするいいことないかしらん。
Ｇ．Ｏ（2002/9/10）
いろいろ言われてるけど、側近はともかく、本人は詐欺のつもりはないだろうな。
虚言癖と言うか、自分の美貌と肉体美があれば、あのくらいはすぐに稼げる。と信じているだけだ。壊れてるっちゃ、壊れてるのかな？。まぁ、マネーの虎に出てくる連中のごとく、無意味な自信と、根拠のない確信を持った連中と同じ。アレより酷いかもしれないけど。
精神鑑定をやれば、必ず引っかかるだろうなぁ。つーかさ、精神に異常をきたしていたら、無罪って誰が決めたのよ。酒気帯び運転で、前後不覚になって、ひき殺したら…今までは、過失致死か…間違ってるなぁ。
他者を加害する危険性のある疾病を放置するのは、罪だし、精神異常を来していようが、罪は罪だ。どの事件を見ても、ちゃんと弱者、老女や学童といった弱いモノを確実に狙っている。判断力はある。価値観というか、そういったモノが崩壊しているだけだ。
現実の世界で引き起こした事件なのだから、彼らの世界の法則に合わせる必要はない。現実の法で裁くべきだ。
不審船（2002/9/12）
中国と北朝鮮の語調が弱い。さすがにあれだけの物証を取られ、しかも現行犯とあっては、知らぬ存ぜぬでは通せないらしい。ここのところの譲歩は、いろいろと裏取引があってのことだろう。小泉が意気揚々と乗り込むのも、そうした情報があってのことだろうか。
まぁ、日本は初めて絵札を引いたので、このカードをどう使うか。日本外務省の底力を見せてもらおう。つーか、もっと早くから、銃撃すべきなんだよ。別に海上保安庁や、自衛隊を責めているわけではない。手のひらを返す、ヘタレマスコミに文句があるのだ。
新聞やテレビほど、無責任なメディアはねぇなぁ…情報ソースとしては価値があるが、一転、論調となると無節操。頭の付いてるヤツはいないのかね…桜井良子さんは、認めるけど。
そういえば、あごひげアザラシのタマちゃんだけど、水族館じゃなくて、三陸かどっかの迷いアザラシの保護センターの人が言っていた言葉を思い出した。「東京の人はムゴイ。弱っていくタマちゃんを眺めながら「可愛い」と騒いでいる。」
そういわれりゃそうだよな、あんなところに十分な魚がいるわけもなく、見知らぬ生物の衆人環視、人間ならば、発狂するようなシュチュエーションだ。
水族館のアザラシのコーナーで立ち止まる人は少ないくせに、テレビに出ると、すぐ可愛いだ。
Ｄｏｎ’ｔ Ｌｏｓｅ Ｙｏｕｒ Ｈｅａｄ！！
煙草（2002/9/13）
アメリカでは、禁煙が徹底しているためか、ハリウッド映画でも、煙草を吸う主人公は少なくなった気がする。タフなアメリカンヒーローは、必ず煙草を吸っていたものだけどなぁ。と言うことを煙草を吸いながら、書いているわけだが（笑）。
さて、ソフトケースの煙草だと、私は、封印の紙シールを剥がし、口を全開にする。そもそも、口を止めるためのシールなのだから、コレが正しい開け方だと思うのだけど、日本人の大半は、ご丁寧に、紙シールを残したまま、銀紙（？）をビリビリと破いて、口を作る。
この開け方、誰が流行らせたんだろう？。進駐軍がそうやって開けていたのかな？。破った銀紙は、ゴミとしてポイ捨てされるし、きっちり詰まっているから取り出しにくい。
勤め先の先輩など、破って口を作ったら、数本取りだして、取り出しやすい様にしていた。そんなに手間をかけてどうする？。と思っていたのだが、まぁ、伊達や酔狂で吸っているのだから、スタイルこそ命なのだろう。
確かに、箱を振って、ヒョイと一本だけ出すのは、格好いいとは思うが…チャンドラー大好きッ子の私としては、口が全開のしわくちゃの箱から、煙草を取り出す方が格好いいと思うのだが。
うっすらと汗をかき、琥珀色に染まったタンブラー。使い古された銀のジッポウ、しわくちゃのソフトケースタバコ。アニタ・オデイのＥａｒｌｙＡｕｔｕｍｎとグラスの中の氷が鳴る音だけが静かに響く。
停滞（2002/9/15）
最近、更新が停滞しておりますが、ちとワケがありまして、季節の変わり目で体調不良。感じ入る事件もナシ（体調不良で不感症なのかもしれないけど）、んで、借金のカタに、奉仕をしておりまふ。
ＳＧＩのビジュアルワークステーション２３０とか言うのを受領したワケなんですが、もともと本体が余っているところの物を引き取ったわけで、本体価格は無料です。が、いろいろと使えるパーツは、実費と言うことなのが我々の暗黙の了解。
ＤＶＤＲＯＭとかついてるしねぇ…なおかつ、現金での授受は避けるというのも、取り決めの一つ。と言うので、オークションでの競り人代行をしておるわけです。
あと、５０００ヒット目前と言うことで、大きなネタを公開しようと頑張っているのですが、倦怠感がねぇ…気力も無意味に萎えてるし…やっぱ、ビタミン剤買おうかしら…日本製の効かないヤツじゃなくて、洋モノの効くヤツ。柘植久慶先生が、再三著作で述べている「成人に必要なビタミン・ミネラルのほとんどを含有しているビタミン剤」とおぼしき物を見つけたので…
気力の萎えとか、倦怠感、疲労が抜けない。というのは、稀少鉱物栄養素（亜鉛とか鉄）が欠乏しているからだとか聞くし、食事のあと、何か物足りなくて、何か食べたくなるのも、足りない栄養素を求めているから。と言う説もあるそうだし、ダイエットになるかもとか…
健康に気を使い始めたのは、年のせいだからかしらん…っても、長生きはしたくないのだけどね。長生きのために、ビタミン剤呑むのではなくて、この無気力、倦怠感を打破したいのよ。
ただ、ネット通販っていまいち信用できなくて躊躇中。
籠城事件（2002/9/16）
とても残念な事件な結果ではあったが、マスコミの報道はどうなんだろう？。したり顔のワイドショーのコメンテーターには、うんざりだ。
早期突入したら、したで「強引な突入に疑問」、「犯人が狂乱するきっかけに」とか、やいのやいの言うクセに。どっかのおばはん（批評家らしい）コメンテーターが「催涙ガスとか使って、早期解決を」とか言っていたが、ガス打ち込んで、突入するのはとても難しい。
まず、家の間取りを確かめ、犯人と人質の場所を確認、突入部隊は、ガスで視界が効かないため、家の間取りを徹底して暗記、ガスの着弾から、突入のタイミングを秒単位でコントロールせねばならない。通常、ドコの国の突入部隊でも、事前に同じ間取りのものを用意して、即興の訓練を出来る限り行う。
それをせずに、ただガスを打ち込んだなら、犯人は錯乱し、刃物を振り回し、人質二人は無事ではすまないだろう。また、大人が眠るぐらいの麻酔ガスを使ったら、子供は昏睡状態に陥る危険性がある。
犯人が「覚醒剤を使っている」と交渉中に公言したらしいが、これも疑問だ。
そもそも、覚醒剤と麻薬を一括表現しているが、日本に出回るであろう麻薬は、まだヘロインのハズ。中毒性の高いコカインが浸透していたら、もっと社会は荒れてるだろうからなぁ。まぁ、どっちにしても、ダウン系ドラッグ。コカインもヘロインも、本来は、麻酔薬に使うぐらいなので、使用すれば眠気にまず襲われる。
アッパー系のＬＳＤやハシシだったなら、興奮するのは分かるが…それでも、トリップ（端から見ると茫然自失）するか、ストーン（落ち込んで、自己の殻に閉じこもる、極度の鬱とも言える）になるからしいので、テレビドラマの用に、覚醒剤を打って興奮して、暴れ回る。と言うことはなさそうだ。
コンバットドラッグでも出回っていれば、別だが…そっちの方が大問題だ。麻薬で暴れるのは、効果時間が切れ、禁断症状で暴れているのだな、普通は。
コンバットドラッグにしても、気分を高揚させることで、恐怖感を消すだけ。目的遂行の意志を揺るがせないための物だと思うので、殺す目的なら、家に押し入ると同時に殺しているだろう。
ワイドショーの精神科医のコメンテーターが「覚醒剤と言っても、２８時間ずっと効果があるわけではない。必ず切れ目がある…その機会を」とか頓珍漢な事を言っていたが、クスリが切れると、すぐに冷静になるワケじゃない。むしろ、禁断症状を恐れるべきだ。
犯人の「オレは覚醒剤をやっている」と言う発言を、逮捕後の保身のための狂言と見た警察は正しい。女子供の泣き叫ぶ、金切り声というのは、かなり、しゃくに障るらしい。降着が続き、イライラしているところに、子供の泣き叫ぶ声にカッとなって、と言うのが真相だろうか。
確かに、各コメンテーターの言うとおり、現在の警察の姿勢は、犯罪を誘因というか、誘発させ、事件を起こさせて捕縛という感じで、抑止力としては機能していない。刑法もだ。その点は見直して欲しい。
病気と犯罪は、治療するよりも、発症させない方がいいに決まっている。
３８時間（2002/9/17）
福岡の籠城事件。３８時間後に突入かい？。そら、遅いわ。２８時間って聞いたんだけど…聞き間違いか…風邪気味で、体調悪いときに無理して書くもんじゃないなぁ…
と言う、言い訳をしても仕方ないので、素直に謝罪しよう。すみません、福岡県警が悪いわ。一日でも長いけど、間取りを調べ、突入の準備が必要だから、まぁ許容範囲として、約二日はさすがに長いわ。
しかし、飲酒や薬物で酩酊、興奮状態にあったとしても、当初から殺害目的であったなら、押し入ったと同時に、目的を遂行しているはずだ。
地方新聞の中国新聞が、テレビジャーナリストのコメントを有り難がって、載せているところに、情けなさを痛感する。解説委員でも、県警の張り番（高速バスジャック…に突入したのは、兵庫県警だっけ）いるだろうし、何とかならんのかね。
「警察の失態、人質を無事に解放できなきゃ零点」と大谷某が書いていたけど、ベストを尽くしても、結果が残せないと全く無意味な職業であることは、警察官が一番痛感していると思う。警察と軍人と医者とレスキュー関係の人は、大変だよな。些細なミスでも、失態って叩かれるんだもん。
この事件で、家族と同じぐらいつらい思いをしているのは、交渉担当の人だと思うなぁ…まぁ、そうした人とのしての痛みを忘れている、不良警官、不良医者の「比率」が増えてきているのは問題だけど。まだ、まじめで、真摯な人の方が多いと信じたい。
あと、第三者の犯行なら、もっと早くに突入していたはずだ。と言う論旨だったけど、どうかな？。バスジャックだって、浅間山荘だって、かなりの時間、交渉に費やしたし。
確かに、不手際はあったと思う。けれど、日本の住宅事情、狭い窓、狭い庭、狭い部屋に家具だけは巨大な物を詰め込む。そんな条件を考えたら、突入と言う選択肢は取りづらい。と思うのだけれど。欧米みたいに、家も庭もデカけれゃ、らくらく突入できるだろうけどさ。
まぁ、こうして、やいのやいの言うから、次からミスは出来ない。ミスをしない体制づくり。と言う感じで、変革していくと思うから、無駄だ。とは言わないけど、もっと他に言い方があるでしょうに…そういえば、元警察関係のコメントが出ないけど、やっぱり、警察バッシングだからかな？
時に、日本でも、突入するときは、住居破壊同意書みたいなのにサインしたりするのかなぁ？。
アメリカでは、犯人逮捕時に発砲して、壁に穴でも開けようモノなら、警察署が訴えられ、発砲した警官は、始末書かかにゃならんそうだ。そのため、人体を貫通しないような加工をしてたりするらしい。なんだかな。
拉致（2002/9/17）
風は秋のごとく涼やかで、陽射しは夏のように力強い。こんな天気だと、ついつい遠出したくなる。遠出するとそのまま旅に出そうなので、誘惑を押さえるのが大変だ。
さて、北朝鮮の大問題だけど、よもや北朝鮮が、この国家規模の犯罪行為を認めるとはおもわなんだなぁ。
よほど、北朝鮮は逼迫しているらしい。国際的な立場がどうこうよりも、経済援助を必要としているらしい。それほどカツカツなんだろうなぁ。援助したって、北朝鮮高官の腹の脂になるだけの気がするが…テレビでは、政治体制の変化。とか言っているけど、違う気がする。
それにしても、拉致問題を国家元首が認めた。北朝鮮の国民は、どう受け止めているのだろう。あの国営放送は、なんと放送するのだろう。しないのかな？。
「拉致はなかった」と頑なに信じていた人たちは、どういった感じかな。戦中の日本人が玉音放送と同じぐらいの衝撃だろうか？。
なんにしても、被害者の家族が言っていたけれど、拉致を認めたことは始まりにすぎない。表面化していないモノもあるし、政府が認めていないだけの事件も、まだまだある。これからだ。何人無事に連れて帰れるか。
何人かは、言うと思うけど「戦中の出来事と拉致で、おあいこだ」…やられたら、やり返すでは、なにも解決しないと世界貿易センターのテロ事件で、騒いでいたのではないのかね？。やはり、右の頬を打たれたら、右ストレートを打ち出すしかないのかな？。
国会議員の平沼さん(注：全然違った・平沢さんだった)だっけ？、「今日の出来事」に出ていた人。良いことを言ってた。「レバノンでは、四人の国民がさらわれたら、国を挙げて助けに行った。日本はなにもしなかった。この罪は重い。」
ガンダム者（2002/9/18）
ガンダムに傾倒している人物をガンダム者と言うそうだが、ナゼか、ガンダム者は「准尉」と言う階級が好きだなぁ。ガンダムＲＰＧのルールとか、関連サイトに行くと、必ず准尉が出てくる。
実際に、准尉という階級をもうけている軍隊って、ドコの国？。辞書を引くと、「准尉、もと陸軍の准士官。少尉と曹長の間の位。特務曹長の改称」とある。日本帝国陸軍ではあったのかな？。ちなみに、海軍では、兵曹長だ。旧帝国海軍では、軍曹ではなく、兵曹とするらしい。
少なくとも、特務曹長と准尉を同時に登場させている設定は、間違いと。まず、その字面からか、准尉は、最下級尉官と思われているようだが、実状は、最上級軍曹なのね。
よって、一等准尉とか、等級分けてしていると、まず間違いじゃないかなぁ。日本語だと、曹長って別の字になっているけど、英語だと一目瞭然。曹長は、マスターサージェント。サージェント、軍曹の達人とも言える軍曹の等級の一つ。特務曹長は、サージェント・メジャー。
ちなみに、アメリカ陸軍だと、三等軍曹（スタッフ・サージェント）、二等軍曹（サージェント・セカンドクラス）、一等軍曹（サージェント・ファーストクラス）、曹長（マスターサージェント）、特務曹長（サージェント・メジャー）と言う具合に分かれている。
特務軍曹、曹長、と階級アップさせるルールもあったりして、なんかへろへろ。特務とつくぐらいなので、特務曹長は、特別任官と考えて良いかと。年取りすぎてて、士官学校に行けそうもない、４０前後のベテラン軍人が任命される事が多いハズ。
特務曹長は、いわゆる少尉勤務曹長で、士官が不在の小隊を指揮していることもある。つまり、特務曹長は、士官学校を出ていない軍人の最高位。と言うことですわな（戦地任官と言う例外アリ）。
士官候補生が准尉と思っている人は、ハズレではない。ハインラインの宇宙の戦士では、士官候補生は、三等少尉と呼ばれるが（少尉は、セカンドリューテナントなので、言語ではサード・リューテナント？）これはどうも、ハインラインの造語のようだ。
シェイク・アンド・ベイク（即席ケーキの商品名）が、士官学校を出てすぐ軍曹になった人を表すスラングらしいので、士官学校の実務訓練で、部隊に派遣されるときは、おそらく少尉勤務軍曹扱いで出すのだろう。日本の自衛官もそうだし。
ハインラインは、兵隊（下士官以下）と士官を明確に分けたかったようだから。でも、三等少尉（最下級少尉）の方が、言い得て妙だよな。
まぁ、階級は国や、陸海空の所属次第で異なるので、何が正しいとは、何とも言えないけれど、細分化するなら、軍曹のところをやって欲しい。ドコの国でも、軍曹クラスは、三種類には細分されてるので。
階級（2002/9/18）
長くなるので分けよう。
たたき上げの軍人と言う言葉があるけれど、軍隊ほど、学歴と言うか、キャリアが重視されるところはない。
志願兵や、応召兵、徴用兵は、どれだけ頑張っても、上等兵、もしくは兵長どまり。兵長は、伍長勤務上等兵のことで、給与とか伍長扱いだけど、権限は上等兵。いわゆるランスと言われる人たちを生むわけ。
そこから上は、任期勤めではなくて、職業軍人として契約しないと、昇級できない。これは、自衛官も同じ。自衛官は、職業軍人として契約して、昇格試験に合格しないと解雇されるそうだが…まぁ、平和だからね。戦時体制なら別だろうけど。
んで、下士官教育を受けると、軍曹までの道が開ける。でも、士官学校を出ていないと、特務曹長や准尉どまり。まだ、若い軍曹ならば、特別任務として士官学校への転入の申請も出せるだろう。
めでたく、士官学校を卒業できたら、少尉だ。だが、このままでは大尉（厳密には中尉）止まりだ。中等幹部教育課程とか呼ばれるモノを経ると大尉に任官される。
次は、軍大学校と呼ばれるところを卒業すると、大佐になり、幕僚としての教育課程を経て、将軍と呼ばれる地位にまで、たどり着く。
戦地に赴く、と言うか赴けるのは、せいぜい少佐までで、大佐ともなると、基地の司令官や、空母の艦長といった役職となり、とくに基地司令ともなれば、軍人と言うより、政治家の色合いが強くなる。
多数の部隊を使用した、広域作戦を練り、補給など政治力の方が重視される。艦長とか、艦隊司令などは、武闘派、実践派の人が多いのだろうけれど。
そうした学歴と言うかキャリアのない人たちのために、兵長、兵曹長（特務曹長、准尉）と言う、給与、福利厚生面では一階級上だが、権限は元のまま。と言う階級があるのだわな。
…としたら、准将も、実は最下級将軍職ではなく、最上級佐官職なのかな？…辞書引くと、准将は、最下級将軍職だな。日本語だと代将とも言うらしいが、英語の意味だと、旅団を率いる将軍と言う意味だな。アメリカ、イギリスのみらしいね。准将って。
失態（2002/9/20）
福岡県警も失態だけれど、擁護した私も失態だな。つーか、説得のメインは、親戚だったらしいじゃん？。そんなカビが生えていそうな説得工作かよ。「キミのお母さんは泣いているぞ」って、コントのネタにもなりはしないわ。たわけが。
専門の交渉人…が、地方にいるわけはないか…犯罪を犯していると言う認識は犯人にもあるだろうから、そこに家族や、顔見知りが登場したら、逆にあとへは退けない。と言う崖っぷちに追い込むのではないだろうか。海外では、交渉人が、説得（と言うよりも、まず信頼関係を築くことから始める）している間に、突入準備を同時進行で始める。
今回のは、どう見ても…段階踏んで、交渉がダメそうだから、突入準備するか…って感じだなぁ…直感力とか、洞察力とか摩滅してるね。やっぱ、サンジュの河越すと、そうした感覚的な能力は、極端に減少するなぁ…
芸術家が自殺するのも、直感、洞察力が消えてしまったことを嘆いてかもしれぬ。
失態と言えば、外務省。まぁ、外務省は、失態と言うより「またか」と言う、失敗が当たり前のダメ社員状態なので、もはや感慨すらもないが、小泉君も、そろそろメッキが剥げて、ボロが出始めましたな。
国家推奨犯罪であり、ココまでメディアに露見してしまっては、工作員としての仕事をさせられていた拉致された人々は、生きては戻れまい…戸籍上の別人として連れ戻すぐらいしか手はないか…とはいえ、国家転覆の危険を孕んだ人間を、独裁者が見逃すはずも無し。
国交正常化とは言うけど、正常じゃない国家と、国交を持つことに果たして意味があるのだろうか？。崩壊させた方が良いんじゃないのか？。北朝鮮の国民は、餓死か、革命かを選ぶべき？。南北朝鮮を併合したら、韓国経済はまず破綻するだろうし。
責任能力（2002/9/21）
「責任能力の有無が裁判の焦点になります」とよく報道されるし、マスコミや法律関係者、医者も何の危惧も問題も提起していないのは、なぜだろう。
責任能力が無いと、無罪って誰が決めたんだ？。じゃあ、責任能力のない人間を野放しにしている責任は、誰が取るんだ？。町中に、虎を野放しにして、人を襲っているのに、虎には責任能力がないから。と放っておくのと変わらないと思うのだけど。
重度の精神疾病患者は、善悪の区別がない。と言うよりも、自分独自の世界、自分が決めたルールと価値観の中で生きているだけ。それを善悪の区別が付かず、責任能力無し。と言ったなら、世の中の犯罪者は、ほとんどが、独自の世界観に生きており、善悪の価値観が崩壊している。
廃人や、錯乱をする様な狂人ならばともかく、精神疾病、分裂症とかそんなレベルならば、判断力は有る。自分よりも弱い人間を襲うし、目的達成の意志もある。
ただ、価値観や判断基準が、自分だけのルールで動いているにすぎない。誰しもそうだが、一般の健常者は、それを世間一般のルールと何とか折り合いを付けようと努力している。その努力を止めたら、狂気と呼ばれるのだろうか？。
疾病は、犯罪の理由にならない。病気と正面から闘っている人に失礼だ。状態がどうあれ、犯した罪の重さは変わらないと思うのだけれど。仕事が見つからず、一ヶ月水しか飲んでない。と言って、強盗したって罪は罪だ。神が命じようが、悪魔がささやこうが、罪は罪だ。ココは神界でも魔界でもないのだから。
四方山（2002/9/23）
相変わらず、借金のカタに代理入札をしているので、ちと気ぜわしい。折を見て自分のモノを落札したりもしているし。三菱のＲＤ１７Ｍと言う、窓９５が出始めた頃のディスプレイを、５７６０円で落札。１５３Ｒは、ようやくＤＯＳゲー用に回す…訳にはいかず、この三菱ＣＲＴは、ルータを購入次第、父のところへ行くだろう。
１５３Ｒは、９８に使用できる数少ないＣＲＴとなっているので、いちいち取りに行くわけにも行かないし。
カウンタ５０００ヒット記念企画は、いっそ進行してません。なんかカウンターの回転が速い気がして、アクセス解析とかしてみると、日参３０人ぐらいに成長してますねぇ…なんか、シムシティで住人が増えていくのと似た感じがする（笑）。
ホビージャパンのガンダムｔｈｅＲＰＧを購入し、ガンダムtheＲＰＧアドバンスエディションも購入。表紙がＧＰ０１だったので、８３ワールドのサプリメントと上級ルールかと思っていたら、別ルールでした。ショック。
デザイナーが、若手のホープ、和栗あきらから、重鎮、高平鳴海（メタルヘッド著者）に変わっていたのだけど、高平らしい煩雑さで、和栗版の方が好きだ。そもそも、アドバンスエディションと銘打っている割に、ノーマルのガンダムＲＰＧよりも、アドバンスの方が総ページ数が少ないという体たらく。
メタルヘッドをプレイした事がある人なら、分かってくれると思うけど、なんか雑然として、煩雑な印象を与えるんだよね、高平鳴海デザインのゲームって。特に、難解な計算や、複雑な組み合わせがあるワケじゃないけど、なんだが、雑然として、分かり難い印象を与える。
判定にリアリティーを出すためなんだろうけど、無意味にデータ（技能）を増やすのも考え物だな。和栗版のデザインは、すっきりとしていて、それでいてガンダムらしさがあって良い。
個人の資質かも知れないけれど、とりあえず、理系的な人間がゲームを作ると、やや雑然とするようだ。簡潔なルールであっても、どこかにそれはでる。パワープレイの成長判定だったり、ソードワールドの打撃レーティング表だったりする。
どういったルールが良いのかは、好みの問題で、善し悪しには直結しないけれど、初心者の壁になっていたのは事実だろうな。なんか、難しそう。と言う印象は、壁だ。今ひとつ、ＴＲＰＧや、ボードＳＬＧが定着しないのも、判定の計算が難しそう。と言う印象な起因するのかも知れない。
古代史の罠（2002/9/23）
私も、古代史に関しては、夢想家なので、あれこれ言う資格は無いのだけど、妄想系古代史の共通の落とし穴と言うのが、言語、特に単語のシンクロニシティ（偶然の一致）だ。
まぁ、研究が進めば、覆されるかも知れないし、私自身も、いくつもの文明が地方ごとに自然発生と言うのも、無理がある。と考えている方なので、強くは言えないのだけど。
私自身は、基本となる古代文明があり、その地方地域の残照が、イラク（プレ・シュメールとでも言うべき）文明とか、前ケルト（ケルト人の遺跡のほとんどは、ケルト人全盛の頃、すでに遺跡だったようだ）文明ではないかと考えている。
神話の伝播は、そのまま文明の伝播と考えて良いはずだから、神話の伝播を逆行すれば、根幹の文明に到着するのではないかと考えてもいる。
っと、話がそれたけど、妄想系の人は、そんなことはさておき、とりあえず、意味が似通った単語だけを抜粋し、こんなに似ている単語がある。と胸を張るのだが、辞書にしてみれば、１ページにも満たない単語だけを抜粋されても、到底、同じ語形とは言えない。
二足歩行で、道具を使うからと、チンパンジーと人類を同型（進化樹的には同系列だが）と宇宙人に判断されたらイヤだろうに。
シンクロニシティは、どこにでもあり。英語の「ｓｏ」は、日本語の「そう」と用法、発音ともに似ている。アラビア語の「二人称男性形」、つまり、「あなた（英語のｙｏｕに相当）」は、「アンタ」と発音する。発音、意味ともに関西方言のアンタと同じである。
反面、渡来語がそのまま残る場合も当然あるので、全部が全部、シンクロニシティと言うわけではない。言葉は、貴重な伝播の証拠足りうるのも事実。
私の判断基準は、勘と言う頼りないものだが、直感・霊感タイプの人間なので、これに頼るのが一番だったりする。とはいえ、真っ当な基準は、固有名詞（地名・人名・神名）か否か、で判断している。
言語は、表音、表意と発生形態が異なるので当てにならず、むしろ用法や、意味に重点を置くべきだ。宗教で行くなら、信仰形態、神の支配力（奇跡の力）、などを重視すべきで、外見や音に惑わされてはならない。
なぁ～んでかッ？（2002/9/23）
いや、古本を処分しようとしたら「消えたシュメール人の謎」と言う本が出来て…内容は、古代船を再現して、日本まで航海できるか。と言う海洋冒険がメインなんだけど、折々で、日本人シュメール起源説（とおぼしきもの）をあげるのね。
同祖神の手を取り合ったポーズと、シュメールの王と王妃の手を取り合ったポーズが同じとか、インドの格闘技、カラリ・パヤットが空手の源流とか（つーか、空手そのものが渡来武術だっつーの。唐手とも言うし。）…そら強引だろう？
私もシュメールから渡来して（逃げ延びてきた）人はいると思う。ホツマタエだっけ、古史古伝にもそういう伝承はある。だが、起源ではない。原日本人とも言うべき、一番最初に日本に住んだ人の文化が源流なんじゃないの。
シュメールも、中国も、朝鮮半島も、文明に影響を与え、と言うか相互に影響しあうからこそ文明なのだと思うが…。日本人の源流を研究課題にしている人たちには、なにかズレを感じてやまない。
近隣渡来（朝鮮半島から東南アジア、北方騎馬民族説）、例に挙げたシュメール説。日本人の源流はだいたいこの二つ（南方海洋民と朝鮮半島を分ければ三つ）だ。文化の源流、種としての源流、どれを探っているのやら？。
つーかさ、それらが渡来するまでに、日本に住んでた人たちはいるだろうに。それを無視して源流って…ネイティヴ・アメリカンの人たちを無視して、アメリカ人の源流は、イギリス人だ。っていうのと同じ。
文化の源流ならば、突き詰めれば、私のように、単一の根幹文明説に至ると思うのだけど。ちなみに、ムーとかアトランティスではないぞ（笑）。無意味な勘だが、中央アジアの気がするんだ。根幹文明のあった場所は。
准尉（2002/9/24）
何のこたぁない。自衛隊独特の階級だ。ほれほれ、そこいらのガンダムサイト。今すぐ、准尉の使用は止めなさい…とは言えないけどね（笑）。
あくまで、ガンダムの世界では、准尉が存在している設定かも知れないし。それをツッコムのは、野暮かも知れぬ。
と言っても、０８小隊のおちゃらけぶりが、底を物語っている気がする。
石に泳ぐ（2002/9/25）
柳美里裁判は上告棄却で、結審と。
芸術がどうこう、プライバシーがどうこう、表現の自由がどうこう…なんて、言うつもりは一切無い。
柳美里が、元ネタとした女性と「素性が分からないようにして書く」と約束したにもかかわらず、それを破った。もしくは、希望した水準に達していなかった。それだけで、出版出来ない理由として、十分すぎると思う。
芸術とか、表現の自由がどうこう言う前に、人として、約束を破ったのだ。そちらを問題にしたい。なぜ、出版社に提出する前に、了解を得なかったのか。監修を受けなかったのか。了解が得られない事が分かっていたから、見せなかったのではないのか。
たぶん、確信犯だろう。出版さえすれば、相手はなにもしてこない。とタカをくくっていたに違いない。作家の資質以前に、人としての資質に欠けるのではないか。
そもそも、私小説とは、自己の体験を元に書くものだと思っていた。他人のことを書くなら伝記だし、存命している名もなき一市民の、しかも、好ましくない過去を明らかにするのであれば、ただの俗悪暴露本だ。伝記にしても、家族や本人の了承を得ているはずだし、監修を受けると思うのだけど。
今回、声高に私小説の絶滅の危機とか、表現の自由を侵す。とか言ってる作家は、私小説とは名ばかりの、他人の経験を盗んでいる連中かなと。
他人の経験を盗み、友情や信頼を切り売りしするほど、私小説というスタイルは価値があるんだろうか？。って、他人の経験だったら、私小説ではないのだけどね。
文学は、高尚たるべし。なんて言うつもりはないけれど、お互いに傷つけ合う道具ではなく、お互いを高め合う道具にして欲しいなぁ…とは思う。
「石に泳ぐ魚」の内容が、どんなものか知らないけど、万人に感銘を与え、勇気を与える小説ならば、訴訟を起こしたりしないと思うので、奇異な視線で、興味を煽るだけの冷徹な視線で描かれたのではないかと想像している。
名前（2002/9/27）
ゲームなどで、自分で名前を付けないとインサイド出来ない体質の私としては、しゃべるゲームが当たり前になった現状は、微妙だ。
ゲームの主人公＝ユーザーと言う観点からしても、名前はユーザーが付けるべきだと信じる私は、声なんか無くても良いから、ネームエントリーしたい。
しかし、最近は違うようで、喋ることの方が重要のようだ。ただ、キーを叩き、流れていくストーリーを眺めるだけならば、テレビやビデオを見れば良いんじゃないか？。自分（主人公）という不確定要素が、ストーリーを、物語を、運命を変えていく事がゲームの醍醐味だと思うのだけど。
自分で名前が付けられない。と言うことは、ストーリーの外側から、オレ様の感動のシナリオを、そこで大人しく眺めていろ。素人が舞台に上がるな。と言われているようで、それだけで萎えてしまう。
ゲームにおいて、ユーザーは観客なのか、出演者なのか…
私は、お化け屋敷の客。と言うのが一番、近いような気がする。最近の凝ったヤツね。お化け屋敷という、舞台の中に入れられ、スタッフによる演出を受けながら、客という立場と出演者と言う立場を両立させている。客は、出口と言うエンディングに向かう。
それをモロにゲームシステムとして採用したのが、イルブリードやバイオハザードなんだろうね。ただ、あればアクションゲームだし、システムをお化け屋敷にしただけで、観念的に採用したゲームは無いものか。
真・女神転生Ⅰは、実にうまかったけどね。主人公は、一言も喋らないし、母子家庭である事しか判明していない。質問の返事をＹＥＳ／ＮＯで選択するとき、主人公である貴方はどんな台詞で答えるか？。と言う問いかけであると思っている。しかし、メガテンシリーズの中では、今ひとつ人気のない作品なのも事実。
主人公を白紙で出されると、対応できないのかねぇ…キャラ設定を与えられて、それを演じる。と言うよりも、すでにそこにいる主人公の言動を眺めている。映画を見るように。
最近のゲームは、貴方なら、どう行動する？。と言う判断基準ではなく、このキャラクターなら、どう判断するでもなく、エンディング分岐の方法として、機械的なタダの分かれ道として、選択肢があるような気がする。
物語としての課程や積み重ねは必要ではなく、エンディングやＣＧ回収のタメだけにゲームをするのか。ライダーカードのために、お菓子は捨てても良いのか？。私は、物語に触れたい。物語という積み重ねがあるからこそ、結末に感銘を受けるのだと思う。
このままで行くと、ゲームの行く先って、すごく寒い気がするのは私だけかな？。ユーザー＝主人公というのは、もはや廃れてしまったのだろうか？
とあるサイトで「健太、健太とスピーカーから連呼されると、自分が健太と言う名前であると錯覚し始めて…キミとかお兄ちゃんで、誤魔化すよりも、遙かに良い」と言っているサイトがあってね。
二人称での呼びかけは、うまい手段だと思ったのだけどね。つらつらと、考えてみた。