六月の夢酔




 




パワプロ2016総評(2016/06/07)
総評としては…なんとも微妙。まぁ、この微妙感がパワプロでもあるのだが。

変化球作成も、全ての数値を解放という割りには、出来ない事も多いし、望む形に出来ていない。相変わらず、ツーシームやフォーク、スプリットは、改造するとボールの回転が歪になる(フォークは回転が減り、ツーシームはシンカー回転になる)。あと、ナックル的なランダム変化もなくなった。無回転フォークのような、揺れて落ちる系が作れなくなった(ナックルベースにしろってこと?)。

いっそのこと、ボールの回転も選択できるようにすべきだった。そうすれば、ヘンなバグも出ないで済むし、Hシンカーをツーシーム回転にして、しっかり沈むツーシームとかも作れる。


パワフェスも、演出という名のヤラセが酷い。前にも書いたが、一回の裏に7点取って、安泰と思ったら、そのまま6回までオート進行。6回の表に、まとめて、5点とられ、その裏に再度逆転したら、また無操作で8回の表に逆転され、その裏に再逆転。9回にもオートで失点し、裏でサヨナラ。

やる気を無くしたので、次のゲームは、わざと三振したりしたら、初回の一失点のみで9回まで。完全にやる気無くしました。あと、熱盛の実況も、無性にムカツクし。

サクセスも、メンバーが固定されるために、作れる選手傾向が固定化されやすく、幅がない。サクスペでヤレってコトなんだろうけど、あっちは変化球が改造できない。
そのサクスペも、オートはかなり酷い。総合戦力で一万点ぐらい差をつけて勝っていても、9対7ぐらいの接戦なのだが、総合力100点でも負けていると、2対7ぐらいで負ける。

この間なんて、1対5で勝ってて、8回の操作で凡打して、総合力100点負けになったところ、9回表に6失点。裏はオートで強制終了で、Vitaを投げつけたくなった。そもそも、打撃の出番が、投手の打席が三回ぐらい回ってきたり、塁が埋まっているならしゃあ無いかと思うのだが、ランナー無しとか。

そもそも、打撃シーンで、やたらスイングがカクカクする時があり、プログラム的な問題なのか、ハード的な問題なのか、それとも、なにかスキルが無いからなのか、サッパリ分からない。

2016とサクスペで、傾向が違うので両方同時にやると感覚が狂うのも困る。サクスペでは、フォークは有効なのだが、2016だとやたらこすり上げてくるので、外野手と内野手の間にポトリがやたら多い。

FALLOUT4買うべきだったろうか……予約購入は失敗だった。とだけは言える。やってて楽しいと言うより、苦痛をこらえてプレイ、ストレスを抑制しながらプレイ。そんな感じ。

コナミのセンス×は消えないなぁ。まぁ、ランブルローズとかの、そのジャンルを愛しているようで、実は興味すらない。と言うのよりはマシだが。野球愛は感じるが、才能が全然付いてきていない感じの、ずっとベンチ入りすら出来ない生真面目なだけの野球部員な感じ。



阻止限界点は超えたろうか(2016/06/13)
まぁ、岡野勇さんの記事は、何度となく読み返すのですが、特にこの「今、そこにあるオタクの危機」は、洞察が鋭いと言うよりも、12年たった現在、予言者だったなぁと思う次第。特にこの第六回は重い。

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 主にライト層を中心としたヌルさの増加は、低いラインで「ヨシ」としちゃっているために、すでに情報も資料も山のように溢れているにもかかわらず「濃い方向の知識や行為」、原典などに全然興味を持たない。
 で、興味を持たないから知識がなく、その薄い意識の中で「薄いことにも気づかない」で主張している。
(「グッズをたくさん買っているから自分は“濃い”」なんてのはその最たる物です。) 本質を理解しようとしないので、ありとあらゆる場面で無知と勘違いを平然と主張する。勘違いを勘違いだとも思っていないので、自分がやっていることがどういうことなのかもわからない。
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この洞察を2004年にしているわけですよ。ビジネスジャーナルだったかで、オタク経済学とか言うエセ経済学者が、鼻高々に語った記事がこの「無知と勘違いを平然と主張する」最たるモノですな。

特に、自称オタクライター(特に「おたぽる」)なんかでは、
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(「グッズをたくさん買っているから自分は“濃い”」なんてのはその最たる物です。)
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なんて速攻論破されているスタンスを続けているわけで。発信する側の認識が、こうなっているというのは、もはやライト層が発信者になっており、希釈30倍ぐらいされた、水も同然のカルピスを「濃くてうめぇ」とか言ってる現状なんでしょうかね…。

もはや、進化というか退化は完了し、濃度の低い大気でしか生きられない人が、もはや標準であり、濃く熱い人は、UMAなみの希少種なんでしょうか。

このポーチの記事も、ちょっと微妙で、確かにチョークで書くのはスゴイのだが、人体解剖図とかを絵の参考にするのは、昔は普通でした。ダ・ヴィンチだって、解剖を見学(自分でやってたんだっけ?)していたのは、筋肉繊維の伸び方とかを勉強するためで、べつに医学的に何かをしていたワケじゃない。

まぁ、結局のところ、ライト層と、エセオタクに付いての答えは、「今、そこにあるオタクの危機」 第5回の1にある
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「オタクであることと、市場の一員であること」って、繋がっているように思えて、実は繋がってないんですよ。
(以前書いた『食玩テキスト』で言えば、「市場の一員である自称:フィギュアファン」が、必ずしも「コアなフィギュアファンではない」ことと同じです。)

 それは「そう思わせた方が売りやすい人たちが、そういう風潮を作った」のと「そういうのがオタクであると勘違いした人たちが最近やけに多い」ってだけのことです。
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コレだと思います。近年増えた、金も出してないのに文句言うなと言うのも、「お金使ってるヤツがえらい」と言う風潮に起因しており、クリエイターにちゃんと代金払ってから、文句言いなさい。と言う感じではない気がします

ま、結局のところ、知識や洞察の鋭さというモノサシで競い合っていたモノが、使ったお金の量という、さもしいモノサシに変わってしまったんですわいな。人、それを「成金のゲス遊び」と呼ぶ。

てまぁ、ライト層もエセも、発信力の多少はあれど、受け手側。web雑誌のライターは、どう転んでも発信側で、発信側がこのライトやエセを、スゴイ人と見なしてしまう、審美眼しか持っていない状況は、過度の除草剤によって野原になったあとにうごめく虫ですかね。

ライト層とかエセとか言うと、若い人を揶揄している印象を持ちますが、雑誌のライターに、ライトやエセが溢れかえっている現状を鑑みても、ライト層の第一世代は、30代後半〜40代前半に潜んでいると思います。岡野さんの記事が12年前で、その頃18才だとしたら、ちょうど30才ですが、危機感を持つほどに溢れかえるには何年か、かかるでしょうから 、実体はもう少し上かと。

ぶっちゃけて、いま作り手(雑誌ライター込みで)として最前線にいる人たちが、ほぼライト層第一世代なんではないかと。
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無知と勘違いを平然と主張する。勘違いを勘違いだとも思っていないので、自分がやっていることがどういうことなのかもわからない。
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作品自体が、そんな感じだったりするのを、誰しもいくつか数えられるんじゃないかなぁ。ゲーム、アニメ、マンガ、ラノベ等々どんなジャンルでも。多くの作り手がそうなった以上、もはや異端は我々であり、奥地で隠遁生活するしかないよなぁ。ハイフロスガーみたく、細々と求道するしかない。と思う。

まぁ、こうして、勘違いが広まって市民権を得、勘違いの間違った内容が、正しいものにすり替わっていく。前例として、間違った解釈の慣用句とかことわざが多々あるわけですし。悪貨が良貨を駆逐する瞬間に立ち会ったわけですな。



webメディアの劣化(2016/06/16)
劣化と言えるほど、まともな時期が存在してなかった気もしますが。MSNをトップページしている都合上、東洋経済オンラインとか、ビジネスジャーナルとかの記事が目に付くので「見てはいけない」と思いつつ、見てしまうのは人のサガ。

まぁ、元々、ビジネス雑誌とか、ワイドショー的週刊誌なんて見た事がないので、元のレベルも分かりませんが。特にビジネスジャーナルは、詭弁科学の危機あおり商法が酷く、サイゾー系列はオーガニック信者がいるようで、自然は善、人工は悪を貫いています。人に聞くと、紙の方はちゃんとしているらしいですが。

んで、この記事。佐藤優が愛読していたと言うのを売りにする時点で、可哀想な人なんだなと言う視線を送る事しかできないわけですが、この刀の回は、付け焼き刃感が酷い。つーか、刀剣乱舞の刀剣女子大発生ってもう年単位前の話だろう。オッサンの周回遅れのオサレ話丸出しかよと。

まぁ、全文、付け焼き刃つーか、聞きかじり感丸出しなんですが、とくに酷いのが
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 Q11.「槍」「鉄砲」の出現で、やはり刀は不利になりましたか?

 たしかに、源平合戦のころは、まだ「侍同士の戦い=太刀で打ち合う」のが主流でした。それが、戦国時代になると「槍」を持った兵が多用されるようになります。「槍」に比べて刀は刀身が短いので、対戦すればさながらボクシングでいう「リーチ」の差に等しく、非常に不利になったという面があるのは事実です。

 ただし、「鉄砲」との戦いでは、当時の「鉄砲」は確実な殺傷距離が100m以内と短く、それ以上の距離では弾丸の速度が落ちて、「手にした刀で鉄砲玉をはじき返すことも可能だった」とも言われています。
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刀と槍では、槍のがリーチがあって有利で、鉄砲は100メートルしか届かないから、弱い…100メートルの有効射程って、槍のリーチの何十倍あるのかと。 そもそも、いくら火縄銃で、速度が落ちたからって、目視できるのかなぁ…弾丸。

源平合戦の頃から、長モノはありまして、長巻とか長刀とか、もちろん槍も、大和朝廷の頃は戈がありましたし。さらに言うと、日本は数少ない「弓」の国。家康が東海一の弓取りと言われたように、弓が尊崇を受けた数少ない国。世界的には、射撃武器を扱う連中は卑怯者と言う事で、下層民が多い(ウェールズの長弓部隊も、傭兵隊で正規兵にはなれませんでした…ハズ…ややうろ覚え)。投石兵は雑兵なわけで、その上位種でしかないですわな、弓兵。ヨーロッパなんかでは。

まぁ、そんなこんなで、槍のが先。「槍や鉄砲の出現」って質問者もアレだわ。古代日本の兵装を見ても、銅剣も鉄剣も短い、いわゆるショートソードなわけで。 そもそもこの質問自体が、恥ずかしいぐらいのバカさ加減で、言い換えるなら、アメリカ西部開拓時代のガンマンの話に「ライフルの登場で拳銃は不利になりましたか」と聞いているぐらい のバカさと思われ、編集者のレベルもかなり低い。

基本、刀は予備の武器ですしねぇ。槍が折れたり、弓が使えない距離になった時に使うモノ。刀で鎧を着た人が切れるか、って言うと切れない。だから、鎧通しとか、西洋だとダガーが必須だった。組み伏せてから、隙間に突き刺す。

介者剣術と呼ばれる、甲冑を着て戦う事を前提とした古式の剣術には、抜刀術が含まれる。居合いとは違い、抜刀、刀を素早く抜く技術。これなんかも、槍が折れたり、矢が尽きたりした時に、素早く抜く為の技術で、最初から刀で戦っているならば、不要だよね。

言葉としても、一番槍の誉。と言っても、一番刀なんて言わない。

「せめて一太刀…」と言うのも、万策尽きて最後に残った武器で足掻く。と言う意味が入っているかも知れない。つまり、槍も弓もなく、最後に残った刀で。と言う。しかも、「最後に一太刀」って「ひと傷つけてやる」の意味で、確実に討ち取ってやるって意味じゃない。このコトからも、刀のポジションがくみ取れそう。


あとこれもひどい
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本物の日本刀を振ってみると、テレビや映画で見かけるチャンバラのイメージとは違い、意外に重量感があるため頭上から振り下ろしたら途中で止まりません。
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自分の筋力を基準に考えるなよ……その重いのを、自在に振り回すために鍛錬してんだろうが……あと、剣は突き刺すに特化とか、色々酷い。西洋剣は全部エストックかよと。この人の脳内では、剣=フェンシングなんだろうか。

思ったより、PVが稼げないので、流行ものに乗っかれ。と思ったら、すでに流行ってなくて、しかも受け売りの、やや間違った知識をドヤ顔で言う、ドン引きされる会社の嫌われオヤジですわいな。まぁ、ビジネス雑誌ってそんな人のご愛用か。まぁ、専門外のコトに手を出して、メッキが剥がれちゃったねぇ…。つか、ビジネスジャーナルの記事は、メッキすら出来て無い人のは記事多いけど…


ワタシ的には、なぜ日本では槍の地位が下落したのか。と言う事の方が興味がある。三種の神器は刀つーか剣なんだよね。古事記でも、名剣は多種あれど、パッと思いつく、槍、戈は、天沼矛ぐらいか。

仮説としては、剣は作るのが難しいから。かなぁ。ギリシア、ローマとかの剣も短いのは、長いのが作れないから。長い方が、強度(粘り)がいる。粘りが強いと、硬度が出ず、切れない。硬いと折れやすい。十拳剣もこんな長い剣が作れますよと言う自慢(ないし、憧れ)なんじゃないかと。

最新技術の結晶として奉納した 結果、神性を持つに至ったのかなと。世界的にも、剣の方が神聖視されてるし。いくら高性能でも、モーターショーには、トラック持ち込まない見たいな?。


ハニーセレクト(2016/06/20)
イリュージョンの新作なんですが、体験版では割とイイ…と言うのは、いつもの事なんで、イリュージョンは大事な何かをすっぽぬかす悪いクセがねぇ…セクシービーチPRも、Hシーンは、ジンコウガクエンレベルをキープしてると思うじゃないですか…そこ手を抜いてどうするのかよと。といった感じでしたし。

ハニーセレクトは、プレミアムリゾートから、(大失敗かつセンスの無さを露呈した※)オープンワールドを排除する変わりに、Hシーンを濃密にした感じかな。

※動き回れるマップがあればオープンワールド!って、そりゃ大きいくくりではそうなんだけどさ。ベータテストばりに、何もする事がないってどうなんよと。敵の感知範囲の広さとか、テストプレイしてないよねって感じだったし。

まぁ、なんだ。抜き用の実用品にはなるんじゃ無かろうか。キャラメイクの性格とかに、「日常生活に影響します」ってあるのが、期待30%、不安70%なんですが。H以外の、日常生活があるのだろうか。せめて、会話シーンとかそう言うのもあるとイイかなと。入れて出すのが楽しいのは若いウチで、そこに到る過程が大事なんだと年を取ると思う。

あと、「パートナーに制限はないけど、節度あるお付き合いを」とデモムービーで言うので、刺されるエンドありそう。ヤンデレいるし。

予約するかどうかは、微妙。Hしかないならば、衣装なんて意味がない。セクシービーチがそうだったので。つか、セクシービーチPRは、ホントに衣装に意味がなかった…多々買ったことが悔やまれるほどに…

そろそろサマーセールだしねぇ…ああ、セクシービーチからのコンバートは、かなり酷いです。0から作りよりはマシレベルで、肌の色合いとか、ツヤの感じとか、ごっそり変わってます。

なにより、日焼け跡の色が崩壊していたりするので、ホントにもう…まぁ、セクシービーチPR自体が、体験版のキャラメイクから、製品に移す時に、ほくろの色が白になっていたりするレベルだったからねぇ…。



4k終わる?(2016/06/27)
上げ忘れてた…

この記事。そもそも4kって始まっていたのかよと。ワタシ的には、今年三月のSteamのアンケートで、4kモニターを導入している一が世界で5%もいない段階で、終わったなと思ってましたが。

ゲームですらコレなんで、映画とかの映像コンテンツなんか無理だよねぇ。ゲームでは、十分な恩恵を得られるが、映像の場合は、そもそもの放送やらソフトが対応してないと無理。だいたい、ひな壇とかいう、楽屋話で盛り上がる人たちを4kでみてどうすんの?と言う。 温泉デカ、グルメ紀行は死の香りみたいな、ミステリーもどきを4kでみてもなぁ。

論理崩壊していた4k普及論を振りかざしていた西さんもサッパリ見なくなった(去年ですら見てないよなぁ)。

ちなみに、私のは店頭で、画面2分割で、こっち2k、こっち4kとか言うデモを見ても、良く分かんなかった。そもそも、2分割で、比べてみてようやく分かるぐらいの違いに大枚はたける。って人はごく少数。映像も、精細すぎると浮くしね。

ライフオブブライアンをブルーレイで見ると、紀元前の小汚なさが薄れて、もの凄く小綺麗な映像に違和感がある。NHKの平清盛だったっけ?、経年劣化加工が、大雑把だったので、新品に泥ぶっかけて、長年住んでるあばら屋ですみたいなのは寒かった。

反面、昔取ったビデオテープをデジタル化してみると、もう見れたモンじゃない…が、それはビデオテープの限界であって、デジタルリマスターとかで復帰するわけだし。実際に、ビデオテープで録画したGガンは見れないが、DVDのは問題ない。

古い映画だと、ビデオ画質ぐらいで丁度良いんだけどねぇ。

ともあれ、普通の人間の目では、フルHDぐらいの見極めが限界なんじゃないかな。そこから上は、オーディオカルトの域だと思う。ノイズカットするマイクロSDメモリで音質アップみたいな。

ふと思えば、オーディオマニアこそが「金を使ったヤツがえらい」と言う風習に生きている始祖かもしらん。ワタシ的には、音質の聞き分けと、音楽を楽しむ事は別だと思う。同様に、キレイな画質を楽しむ事と、映画を楽しむ事。美しい映像を見る事と、ゲームを楽しむ事。これらは、まったく違うベクトルの存在だよね。

それに気がついていない人は存外多い。


老け顔仮面(2016/06/29)
図らずも、と言うか当人は持ってきていたので謀っていたわけだが、知人宅でガンダムオリジン(一巻)鑑賞会になったわけです。ホントにCGのMS戦がゲームのカットインだなぁ…映画のようなゲームから、ゲームのような映画か。

まぁ、それはさておき、マンガは読んでいるが、映像未見、映像は見ているが、マンガ未見(持ってきた本人)、両方未見(私もこれ)と色々なポジションが居たわけですが、全員一致で、「コメディカットいらん」でした。

ああいうコメディというか、1コマギャグは、マンガだとアクセントになるのだけど、映像でやると浮く。浮きまくる。マンガの作法と映像の作法は使い分けて欲しいなぁ…いくら原作を忠実に再現つっても。

ギャグ顔が、トニーたけざき版に見えてしょうがない…さすが安彦先生自ら「ときおりどっちがオレの原稿か分からなくなる」と言わしめただけの事はある…のか?。

あとまぁ、設定面を突っ込んではいけないだろうけど、やっぱり、ガンタンクがあるのはオカシイ。RT76とはいえ。あるとしたら、ガンタンク2に近い、既存戦車の大型化で、巨大化した砲塔部が、人型に見えなくもない。レベルであるべきではないかと。キャスバルが頭部に載った時、完全に展望室だったのに、後々、シートやらなんやらが沸いて出るし。

ファンサービスが仇になっているのは、ルウムで黒い三連星が06R1に乗っているとか、そこはMS05の三連星モデルだろうがっ。とか、シャアが角突き乗ってるとか。完全にアダですの。イグルーだと角無し06に乗っていたのにねぇ。これはたぶん、監督の不勉強というか、サービス精神が空回り。

あと、安彦先生、さすがにそれはないわぁ。ってのが、キシリアって、本編だと24才設定ですやん?。シャアも本編だと20才ですやん?。オリジンだと、年齢差ありすぎだろう。キシリア、低く見ても18才(軍人やっているわけで)以上、シャアも5-6才だよねぇ。キシリアの24才が、年齢詐称だとすれば、老け顔仮面の謎は解けるわけだけど。リュウ・ホセイも19才だしな。あの顔で。

んでっ。本編でシャアの正体が露見する「私は、五才ぐらいのキャスバル坊やと遊んであげた事があるんだよ」と言う名シーンがあるわけですが、オリジン見ると、キシリアの遊びって、5歳児に手錠かける事っスか……

まぁ、正味のオリジナル版ガンダムの設定も、変遷続けて原形止めてないわけですが。あの日から35年ですもねぇ…35年前に頼らざるを得ない業界もふがいないですが。



 






 



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