九月の夢酔



 



芸人のコメンテーター化は破滅の一歩なのか(2017/09/03)
この記事。>>“愛のムチ”の是非について、太田は「われわれがお笑いでお客を笑わせたいと思うときに、客をくすぐるようなもの。それをやっちゃったら、自分のやっていることの否定になる」と強調していた。>>

まぁ、そもそも意味が分からないコメントなんだけども。愛のムチと言う名の暴力と言う最終手段を執らざるを得ない状況に追い込まれた、辛さというのも理解してあげるべきじゃないかなぁ。まぁ、愛のムチと言うより、強制排除の為の暴力で、警察が暴徒を押さえつけるようなレベルじゃないかと。

まず、根本として、演奏者と指揮者の関係なので、「お客を笑わせたい時に」と言う状況設定がまず違う。「舞台監督や演出家が、演技者を従わせる時に」と言う設定でないと行けない。

タイタンの芸人だけの興行で、持ち時間5分と決まっているのに、延々と喋り続けて、舞台からはけない芸人がいたら、太田さんはどうするのだろうか?。マイクのスイッチ切っても、声を張り上げ、幕を下ろしてもめくって出てくる。口頭で注意しても止めず、スティックを取り上げても、手でたたき続けると言うのは、そう言う状況だろう。

まぁ、私も発表会の公演中のビンタは、やり過ぎだと思うが。舞台から引きずり下ろすだけでよかったとは思う。舞台の袖なり、楽屋まで引き摺ってから、説教するべきだったと。

ともあれ、なぜか芸人にコメンテーターをやらせるのが流行っているが、こう言うのはよくないよなぁ。コメント芸になっていくと同時に、自分が偉い人になった錯覚に陥ると思う。芸人の見識の広さは、芸の中で見せるべきで、居酒屋談義レベルの注釈なんていらんよねぇ。太田さんは、「毒」のつもりで、個人攻撃やら人格攻撃に陥るスランプ時期を迎えるので、いまそうなのかもね。今回のは、個人攻撃のつもりで、頓珍漢になっているという劣化ぶり。

談志師匠が、「毒」でいられたら大したもんだが…ダメだろうな。と言ってたんだけど、見立ては正しかったなぁ。


いまごろクリアFALLOUT4(2017/09/08)
レールロード>イスティチュート>ミニットマンという歪なクエストルートでクリア。ストーリーとしては最低かも知れない出来。はぁ??見たいな、主人公の独白りエンドロールも最低の出来映え。FALLOUTのシリーズテーマである「人は過ちを繰り返す」だが、主人公の独白と決意と、まったく意味がつながってない。

「人は過ちを繰り返す。だが、その過ちを正そうとする度に、一歩ずつ前進していると信じたい」ぐらいなら、つながるんだけど。「人は過ちを繰り返す(だから、救いがない)」と言うニヒリズムのハズ。4のエンドロールは前向きなんで、意味不明になっている。

そもそも、FALLOUTのエンドロールは、あの人たちのその後。と言う、プレイヤーの選択がもたらした結果発表というのが、シリーズのお約束。グッドネイバーはどうなったとか。コンパニオンはどうなったとか、クエストの進行クリア状況に合わせた発表をするべき。

シナリオ的にも、インスティチュートの「人造人間と生身の人間入れ替え大作戦」をなぜ実行したのか、全く分からないし。投げっぱなしの伏線が多い。メインストーリーの進展は長いこと放って置いたのだけど、それは入植地の運営が楽しいからではなく、ストーリーを進めようという牽引力を感じなかったからだったのかと。

話の展開に興味が持てなかったというだけだったと。レールロードの理念も、考えてみれば「閉じこめられてて可哀想というだけで、動物園から猛獣を街中に離している」に過ぎないし。

私のゲーム展開は、カルトに誘拐された息子が、カルトに育てられて、こうするしか解決策が残ってなかった父親の悲哀になってしまった。ミニッツメンルートのラストで、子供の人造人間をおいていくと、反感を買いまくるのだが、「チェンジリング(入れ替え)」に怯え、敵意をもっていたくせに、入れ替えられたオレの苦悩は無視か。と言うのも気に入らなかった。

おそらく、人造人間の子供は、成長しないよね。ずっと10才のまま。引き返せないところにまでいってしまった息子を手にかけた父親に対して、代わりの人形を引き取れ。ってオカシイだろと。

と言う訳で、猛烈に不満です。システム的には遊べるゲームだけど、ストーリー的には駄作。選択肢の幅も狭いから、選択の責任感がないし。

オマケ。セガゲームスがメガテンを出すらしい。スマホゲームだが。原作アトラス、制作セガゲームスという事は、タイトル料を払って、自由にしていると考えて良いだろう。とうとう、アトラスはメガテンを売ったか。

スマホゲームと言うことを考えると、ベースはデビサバかなぁ。デビサバのオークションは課金と相性良さそうだし、ガチャ要素も組み込みやすい。ただ、悪魔との会話がないのが、メガテンとは言えない派なので、手は出さないかなぁ。


だからお前はアホなのだ(2017/09/14)
この記事。他にも擁護している人はいっぱいいるのだが、一言、「だからお前はアホなのだ」としか。 まぁ、土下座強要がホントかどうかは分からないけども。

それを普通と思っている時点で異常と言うことに気がつけと。

だったらさ、相撲部屋でのかわいがりとか、「相撲界では普通ですから」で済む話よね?。部活の体罰なんかも、「体育会系では普通ですから」でいい話よね?。ジャズマンのビンタ事件も「音楽界では普通ですから」だよね?(まぁ、ビンタ事件は、公演時に、暴走したヤツをどう止めるかと言う問題なのだが)。

最終的には、虐待なんかも「我が家では普通なんで」でまかり通る事になる。体罰が無くならない訳だよなぁ。

こう、ダブルスタンダードに気がつかない人って、正味のアホよね…自分は良いけど、他人はダメって一番嫌われる性格。

で、絶対に「手を上げてない(物理的な暴力じゃない)」とか言うアホが出てくると思うんだけど、精神的にネチネチやられるのと、一発殴られるのどっちがキツイか考えてみると良い。正解は、個人差があるので答えはない。言葉でネチネチやられる、言葉の暴力の方がキツイ人もいれば、物理的暴力に徹底的に弱い人もいる。

が、言葉の暴力の方が、傷は深いと思う。殴られた痛みは、そのうち消えるが、言葉で切り刻まれた心は、癒えることはない。言われた方は、一生忘れないよ、絶対。

こういうのって、マウンティングだよね、ただの。セリフ言う前からダメ出しとか。絶対的な上下関係を植え付けたいだけ。で、追い詰めて、追い詰めて、発狂寸前で褒めて、心酔させる。新興宗教の洗脳の手口やがな。もしくは、DVされてる人が「ホントは優しい人なんです」とか言う奴や。

一応追記しておくが、土下座強要報道の真偽を問題にしているのではなく、人格否定で相手を追い込むマウンティングの手法が常態化しているのを問題視しているのでソコは誤解無きように。 まぁ、芸能、テレビ業界が一番のブラック企業というオチですわな。


絶望の押し売り(2017/09/17)
Jアラート関連で、核ミサイルが来たら無駄。とか、言う人がいるのが、勝手に絶望して生きるのを諦めるのは好きにすれば良いんだが、生き残る確率を1%でも上げたい人もいる。そんな人たちの足を引っ張ることは許されないと思うのだが。

自分で勝手に絶望しておいて、その絶望の共有を強要するという。無理心中と言う名の殺人をやるタイプよね。死ぬんなら、てめー一人で逝け。としか。

で、盛大な無理心中をやらかすのが、少年物の悪役。真女神転生3とか、アヌビスとか、魔獣戦線もそうか、エヴァンゲリヲンも入るのかな。もう人間はダメだ、だから、オレが終わらせてやる(or、別の生物に進化させてやる)。てめーで勝手に絶望しておいて、勝手に終わりにすんなと言う。

まぁ、この手のボスは「キミのような子供がいるのなら、もう少し待ってみてもいい」とか言いながら、未来を信じる若者に諭されて、死んじゃうんだけど。ZZのハマーンが好例。作品の中の人は、物わかりが良いけど、現実に勝手に絶望している人は、聞く耳持たないからねぇ。もう死ぬんだから、やりたいことやるとか言ってパニックを助長したがるし。作中と共通するのは、頭でっかちの理想主義者ってところかねぇ。似非インテリというべきか。

まぁ、Jアラートに関して文句言ってる人は、日本に何かあった時「政府はもっと真剣に広報するべきだった」とか吠えるよね、絶対。4分あれば、十分に生死を分けられる。パニくってしまえば、あっという間だが、4分あれば、陸上選手なら800メートルは走れる。一般人でも500メートルは行ける。メートルで言うと短いが、q換算なら0.5q。

ドコにどう逃げるか、経路が想定できているかどうかで、移動できる距離は大きく変わる。通勤、通学中に、ここからなら、ドコへどう逃げるか考えておくべき。通学路を下見して、防犯チェックするのと同じことなんだけど。

ちなみに、私は楽に死にたいので逃げないけども(来るなら即死圏内に落ちてくれ派)。そもそも、テレビ無いし、10年前のガラケーなので、Jアラートなんて反応しません(笑)。そんな私ですが、他の人の生き延びようとする意志は尊重します。


4分で出来ること(2017/09/18)
自宅編
雨戸を閉める。
靴と貴重品袋をもって、蒲団をかぶる。余裕があれば、マットレスの下に潜り込む。

もちろん一番、頑丈かつ逃げやすい部屋を検証しておいて、そこでやる。このくらいは、普段から想定しておけば4分で出来る。家屋倒壊レベルの距離だとキツイですが、それでも、落下物からは身を守れる。爆風をやり過ごしたら、即座に脱出。火災の危険があるので。

蒲団は、綿(化繊でも可)推奨。綿の貫通阻止力は侮れないもんです。ウレタンの阻止力はもっと上ですが。羽毛は厚みも阻止力も足りない気がする。 反面、燃えやすいので、火気には注意。

靴を持ち込むのは、脱出時にガラス片を踏まないため。靴を取る余裕がない時は、蒲団や毛布を交互に使用して、その上を歩くようにするのもあり。革靴はダメだよ(熱でダメになる上に、靴底が薄いのでガレキとかの釘や尖った物を踏み抜く危険がある。)

屋外編
とにかく屋内へ退避。出来れば地下。ビル街だと確実に、ガラス片の雨が降ってくるので。その他落下物も多数。初見の場所なら不運だが、通勤やらよく行く場所ならば、退避場所の目星は普段からつけておこう(こういう意識が、本当の危機管理)。

たった4分か、4分もある。かは、普段の心構えの差。4分あれば、600メートル走れるし、400メートルは泳げるし。カップメンだって完成する。

デパートの場合は、階段の踊り場に行く。窓ガラスも少なく、装飾もないので、落下物の危険が一番低い。しかも、構造的に一番丈夫だったりする場所。スーパーにおいてあるような買い物かごは、予想外に頑丈なので、しゃがむ時にかぶっておくと、ヘタなヘルメットよりも安心。

装備編
革靴は、上記の通り、ガレキの上を歩くのに適さないので、会社のロッカーや、車のトランクにでも運動靴(出来れば、トレッキングシューズのような靴底のしっかりしたヤツを常備しておこう)。

水食糧は、日本だと3日分が目安。日本の復旧は異常に早いので、3日もあれば、支援物資が届く。水は一人2リットルが目安。飲むだけなら、1リットルでも良いが、衛生面で必要になってくる。飲む分3日分3リットル+衛生使用分でも良いかもしれない。 ウェットティッシュがあれば、水はかなり節約できる。ウィスキーの小瓶も、気付け、景気づけ、消毒と利用の幅は広い。

1日目は、しっかり食べ、二日目以降は様子を見ながら。復旧が遅れ気味なら、1日分を二日に分ける等の工夫を。

退避する時は、絶対に一人で行動しないこと。特に女性は、周りに声をかけて集団を作るか、家族連れに一声かけて混ぜて貰おう。人間は、基本善良だが、どうしても、1割ぐらいは腐れ外道が混じっているし、潜在的外道も、罹災で理性が飛びがち。「こちらで物資配ってます」と言うのも、決められた避難所までいきますから。と断るべき。安易に付いていくと、人気のないところで豹変する率が高い。

核兵器といえど、所詮は30q程度しか壊滅させられない(被害範囲は当然もっと広いが)。200発ぐらい同時発射されると、完全麻痺するだろうが、4-5発程度では、都市の3つ4つが壊滅する程度で、周辺県からの支援はすぐに来る。

よくいるが、原発を狙うのはあり得ない。なぜならば、原発自体が僻地にあるので。他国の領土にミサイルを撃ち込むという、侵略行為をする以上、警告なんてする意味がない。ヤクザの事務所のドアを蹴り破って、「コレは警告じゃあ」って立ち去ったら、仕返しされるに決まっているじゃないか。 窓ガラスを銃撃して逃げるのとは違い、面が割れているのに乗り込むのだから。


フォールアウト4雑感(2017/09/20)
このサイト的に真面目なネタで。

購入を悩んでいた頃は「物語への没入感が薄そう」だった。購入後は「悪くはない(良いとは言えない)」。一応のクリア後は、「シリーズとしては最悪レベルかも」となった。

これはなぜだろう。と考えると、誘導が強すぎる。意味のないイベント群。探索の喜び無し。と言う、オープンワールドべからず集の様になっているからではないかと。

誘導は、クエスト的な誘導もさることながら、キャラクターロールの誘導もつよい。これが没入感を削ぐ。何者でもなく、何者にもなれたFallout3に対して、度量のあるリーダーからは逸脱できない(しかも、善人ほぼ固定)。

ゲーム的にも、敵はスクリプト沸きするので、覚えゲー要素が強い。まぁ、Perkとレジェンダリー武器でごり押しできるのだが。別ルートというか、出口から入ることも可能なダンジョンは結構あるのだが、出口からはいると、スクリプト待機状態の敵が、棒立ちしててがっくりですよ。

意味のないイベント群というか、建物というか…廃墟に入る、爆弾が落ちる直前の遺書がターミナルに。そんなんばっか。フェラルやロボットが、わらわらと沸いてくるだけで、ダンジョン的には、なにも面白くないし、イベントと呼べる要素もない。宝箱代わりのスチームトランクがあるだけ。こんな仕掛け思いつきました、どーん。みたいな集大成が、ミルトン病院の立体駐車場。学祭のお化け屋敷かよという。

skyrimは、まだ物語要素があったんだけどなぁ。FO4のは、押し入って虐殺するだけ。 ショーハイスクールのクエストなんて、無線と学校内の話が全くの無関係という。

そんなんだから、ダンジョン探索も面白くない。敵もスクリプト沸きだから、スニークプレイも楽しくないしね。コンパニオンのおバカさにも、イライラが募る。これはまぁ、AIの限界だからしょうがないが、敵に殺されるよりも、コンパニオンに殺された回数が多いのは問題だよなぁ。

FALLOUT3がピークだった気がするなぁ。父親の失踪から、泥を被せられ、追い出されるようにシェルターをでて、荒廃した世界に衝撃を受けつつも、好奇心が止まらない。あの感じ。まぁ、ファーストインパクトってのもあるけども。そして、自分の思うがママに振る舞えた世界。それ故、リプレイ性が高いのもFallout3だった。

メガテンと同じく、そろそろ手を引いた方が良いのかもね。TESの方は、上手く行っているのになぁ。
一つ言えるのは…DLC買わなくて良かった。かな。








 



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