三月の夢酔

「何かを書こうと思ったら、頭が良くなければなりません。そして同時に、どんな間違ったことを書くかを考えることが出来ないぐらい、愚かでなければなりません」
−サラ・ギルバート


今あえて(2003/3/3)
現在の民衆感情を見ていると、「どんな手を使ってでも戦争をしないこと」が、唯一絶対の正義と思いこんでいる感じがする。私自身も、戦争が良いことだとは思わない。だけど、絶対悪とも思わない…侵略戦争は絶対悪だけど。

フセイン大統領が、化学兵器をクルド人へ使用した事実は消せない。今回の情勢を、乱暴な例え方をすると、武器を持った武装集団が住宅街の民家に住んでいる。人質同然に、何も知らない親類縁者も住んでいる。

その民家へ、SWATを突入させて、早期解決、根本的解決を目指す人と、あくまで交渉によって投降を促そうとする人が、方針会議で議論を重ねている。と例える事も出来る。こういう情勢だったら、早期突入に賛成する人は結構居るのではないだろうか?。

早期突入を狙っているのが、アメリカ。説得を続けているのがフランス、ドイツ。もちろん、石油の利権や、軍需産業の圧力など、様々な要因が重なってはいるが、概ね似た状況だと思う。

今回のイラクへの攻撃は、戦争ではなく、単なる戦闘行為だと思う。武装犯を逮捕する際に、銃撃戦が起こった。その反乱と警官が、双方ともに国家というだけの話だと思う。アメリカが世界の警察か。というのはまた別問題。

フランスやドイツの説得も、アメリカが拳を振り上げているから、効果があると思ってます。いわば、脅し役の怖い刑事と、なだめる優しい刑事。そんな状況だと思う。

繰り返しになるけれど、今の民衆感情は、戦争(今回のは戦闘だけど)さえ起こさなければ、後はどうでも良い。と言う風潮さえ見える。クルド族が毒ガス兵器の実験台にされたことは忘れてはならない。犯罪者を甘やかすとろくな事にならないのは、歴史でいく例もある。

戦争を避けるために、ナチスへの妥協を続けた結果、第二次世界大戦へと発展したし、麻薬犯罪者が、早期に社会復帰できる様に、麻薬犯罪を減刑したら、麻薬常習者が激増したアメリカ。毅然とした態度は、絶対に必要だ。

イラク情勢、北朝鮮情勢ともに、戦争しないことが正解ではない。これだけは言える。


マイケルジャクソンの真実(2003/3/8)
イギリス王室のダイアナ妃から、不倫の事実を聞き出したレポーターが、マイケルジャクソンに密着取材したものを見たんだけど、なんやかんやあって、書くタイミングを逸していたら、今度はマイケル側の反論番組を放送するので、良いチャンスかなと。

で、私の結論なんだけど、マイケル・ジャクソンは芸術家だ。ま、言い方によっちゃ、壊れている人間だし、精神の一部が子供のまま止まっている人なんだけど、芸術家にはありがちなレベルで、とくにどうこうとと言うレベルじゃない。そもそも、一般人と同じ感性しか持っていないなら、芸術家、アーティストとして、他人に感動や驚愕を提供出来ようハズがない。

44歳の男が、セックスより木登りが好きなのは異常だ。とか再三言うのだけど、妻帯を禁止している宗教の聖職者に喧嘩売ってるわな。高いところで物思いに耽るのは、一種の瞑想に近いと思ってる。

嘘の誤魔化し方、整形に付いて、何度も問われると、少しずつ認めていくのは、子供の嘘の付き方そのものだと思う。ベッドをともにした。と言うのも、性的なことを連想するのは大人の嫌らしさで、小学生が、泊まりに来た友達と、一緒の部屋で寝た。と言う感覚でしかないのかも知れない。

よく、整形疑惑と言うけど、あれだけ変わったら、疑惑ちゃうやん?。私は、別に整形は悪い事じゃないと思うので、やりたい奴はやればいい。それで、自分のことを好きになれるのなら、きっかけとしては申し分ないと思う。そんなに、美容整形した人を問いつめるのならば、いっそ美容整形を犯罪にして、違法にしてしまえ。とも思う。

それは、レポーターも承知のハズだけど、それでもあえて、固定化された一般を押しつけることで、猟奇性、異常性を前面に押し出そうとしているレポーターに、正直、むかついた。

別に、私はマイケル・ジャクソンのファンでもないし、アルバムはおろか、シングル一枚さえ持っていない人間だ。別に、マイケルの養護をする気はないけど、真実を歪めてしまうのは、許し難い。レポーターは、レポートするのが商売で、自分の思想や、感情をそこに差し込む必要は無いと思う。ただ、真実のみを提出し、その考察は視聴者に任せるべきだ。

なんか、賞をやたら取ったレポーターらしいけど、その取材方法は、上流階級とのコネを活かした、タチの悪いパパラッチと言う印象さえ持った。

反面、マイケルの異常性。子供への異常なまでの執着。自分の子供だけではなく、すべての子供に向けられた執着は、少し異常だ。それが、子供を救う神の使者なのか、ただの異常執着なのか、私には分からない。


ゲーム漬け(2003/3/15)
世はホワイトデーですが、私はゲーム漬け。ってお返し買わないと行けないのですか。

真メガテン3は、現在レベル50の中盤〜終盤の頭ぐらい?。知人はすでに二週目に入っていたりするので、早いサイトだと、攻略情報もエンディングまで、行ってるかなぁ。みんな速いよねぇ…

FF11。シヴァサーバーから、新規のセラフサーバーへ移動。シヴァの知り合いとのお別れ会とかやったりしてました。

アンジェリウム。テリオスの新作。佐野一馬師匠の完全復帰作。完全なコメディタッチをベースにしているので、佐野一馬師匠の本領発揮ってやつ?。コメディーをベースにおきながら、要所要所で、シリアスに締めてくるに違いない。基本は育成ゲームなので、どんなんかなぁ…と思いながらやってます。

と言うわけで、更新頻度が激減して申し訳ない。三つ重なるとねぇ…さすがに。気力は拡充したので、おいおい、更新頻度は戻すつもりです。


はばっちい(2003/3/15)
幼児語で「汚い」と言う意味。と辞書なんかに出ている言葉なんだけど、久々に耳して、ふと脳裏に、『婆っちい』と言う連想が、アカーシャから降りてきました。

もしかしたら、ババ(関西方言で、ンコの意)の様に汚い。と言う意味で、ばばっちい。となったのかなぁとか、考えたりもした。しかし、ばばっちいは、全国的に通用するので、方言ベースでない…と言っても、平安時代に生まれていたら、各地に伝播するだろうし。

ばばっちいの語源は何なんでしょうなぁ…そもそも、関西方言でのババもどういった経緯で命名されたのか…と言うこと考えると、ンコもどういう経緯で、命名されたのか…

たぶん、昨今の女子高生語が、社会に定着してしまったように、当時の流行言葉から定着したのかなぁ…

そう言えば、ネット語の様だけど、「おつー」とか「おめー」とか「あけおめ」とか言うのも、実は江戸時代から使われており「あけましておめでとう」と言うのを、江戸の民衆は「あけ、おめ、こと、よろ」の四語ですましていた。と、江戸風俗研究家の杉浦日向子さんが、「コメディーお江戸でござる(NHK)」で、言うておりました。

ネット、特にチャットで使い始めた人が、東京弁として残っていたから使ったのか、それとも、単純に短縮形としてつかったのか…ま、どちらにしても人間の思考ってあんまり変わらないみたいだ。だから、ばばっちい。も解析できないかなあ…

余談:アンジェリウムの天使長だけど、その声、その顔、そのスタイル、そのポジション、役回りからして、絶対に人間名は「鷺宮椎子」だろーーーーーーーーーーーーって思ったけど…違うらしい。


民間登用の校長(2003/3/16)
尾道の民間登用の校長が自殺した。と言う事件が起こりましたが、いつも言われるのは「教育委員会の支援は十分だったか?」と言う締めに凝り固まっているけど、原因は簡単。

教員からの「いじめ」に他ならない。

銀行同様、教職員も、自己の世界に凝り固まっている閉鎖世界で、なれ合いの赤い世界。日教組とか今回の出来事に対して何もコメントしてないのな。まぁ、出来ないんだろうけど。

私が高校生だった頃も、校長室の前にバリケードを築き、校長を軟禁するという事件…子供じみた事件だが…が、発生している。それほどまでに、おバカな教員があふれているのに、たった二日しか、講習期間を設けていない、広島県の教育委員会もアホだ。現状が見えていないと言うこと。

そんな教師に教育をうけて、まともに育つわけはないよなぁ…家庭や社会での、教育も放棄されている昨今、どうしたもんだか。まともで、良い先生は、阻害されて転勤が多いしね。管理側からも、十数人を処分するより、一人を処分する方が楽。まるで、いじめを受けている生徒に、転校を勧めるのと、大差ない処理法だ。そんな安易な方法に頼ったツケが溜まり溜まっているのが、現状と言えまいか。学校も銀行も。

外部からの異なる遺伝子を取り込もうとする姿勢は評価するけどね。どんな生物も、巣立ち、別の群に入るか、自分の群をつくるのも、遺伝子の固定化を防ぐ、つまり近親婚になるのを防ぐため。人間も同様で、交通が開けていない時代では、旅人に自分の娘を差し出したりして、異なる遺伝子を取り入れていた。

秋祭りなんかも、言葉は悪いが男女の出会いの場で、婚姻の出来ない、次男、次女なんかが、相手を見つける場だったようだ。
狐や雪女を妻とするのも、そうした事に起因するのかも。

ともあれ、会社や社会は、生物のようで生物ではないので、閉塞した社会となっても、危機感を感じないのかも知れない。しかし、閉塞し、固まった世界は、死んだ世界で未来はない。痛みを感じる余力があるうちに、何とかして欲しいものだ。


タユイラン(2003/3/18)
ナポレオンは、外相のタレイランをタユイランと発音したと言われる。このタレイランを、ナポレオンを手玉に取った男と評した歴史書があったが、手玉に取ったと言うより、あまりの無節操さに、ナポレオンが振り回されただけだろう。国家機密を金で外国に売るような男だからして。

この比類無き無節操な外相のイメージのせいか、私のフランスの外相の印象はよろしくない。今回の安保理にしても、フランスは一体どうしたかったのか、今ひとつ掴みきれない。何となく、察しているのは、イラクに組みすることで石油利権の確保。攻撃したがるアメリカに相対することによって、平和の使者というイメージを植え付ける。と言う所かな。

アメリカが素直に退けば、石油とアメリカを押さえ込んだという高得点を、押さえられなくても、平和の使者、アメリカの横暴を見逃さない国として、高得点が期待できる。どっちに転んでも良い。フランスらしい外交と思う。現に、戦争しなければ、どんな危機にあっても良いと考える民衆には、フランスは好印象を持っていると思う。

しかしながら、国連の結束力のヒビを亀裂に換え、独裁国家に、安保理メンバーに札束の臭いをかがせれば、何とかなる。と言う印象を与えたのも事実。この穴は一体どう処理するのか?。

以前にも言ったけれど、フランスやドイツは「もうアメリカをなだめるのも限界だからさ、正直に全部出してよ。上手く取りなして上げるからさ」と言う姿勢が、もっとも正しい姿勢ではなかったのだろうか。と私は思う。

先の湾岸戦争の終結後、ずっと事実上の査察を拒否となっていたことを考えると、アメリカの「もう十分に時間を与えた」と言うのも、納得は出来る。が、少々急ぎすぎな印象もある。前線で待機する兵士のストレス、天候の変化、軍需産業の後押しなど、色々な要員もあるかと思うけれど。

繰り返すけれど、イラクが徐々に武装解除に応じたのも、アメリカが拳を振り上げたからだ。イラクが、敵国だけでなく、自国の異民族に化学兵器を使ったのも事実だ。

また、平和の使者と言われたチェンバレンの弱腰外交によって、ナチスが増長、増大し、世界大戦へと進展していった歴史を忘れてはならない。牙を無くした獅子にどれだけの価値があるというのか。しかし、憎しみは憎しみしか呼ばないのもまた事実。だけど、フセイン一族を放置するよりは、禍根が残らない気はする。

湾岸戦争の時にも居たけれど「戦闘と戦争」を混同している有識者の多いこと。経済制裁というのは、国家に対する兵糧攻め以外の何物でもない。湾岸戦争以降も、戦争は終わっていなかったのだ。


本末転倒(2003/3/19)
そもそも。イラクが大量破壊兵器を持っているか否か。と言う査察から、いつの間にか、武装解除をどう実行していくか。に移行していた。このことは、持っているかどうか分からないから、調べる。と言う事態から、持っているモノを出せ。に変わったと言うこと。

つまりは、大量破壊兵器の保持を世界が認めた。と言うことなんじゃないかなぁ。などと、思っているのですが。いかがなモンでしょうか?。フランスの「生物化学兵器を使用したら、軍事行動に参加」と言う発言からも、持ってはいる。と言う認識だからでしょ。

日本の国会で、誰だったかな?。「アメリカの支持を表明することで、日本でテロが起こったらどうするのか」等という、質問をしている人が居たが、これぞ本末転倒。テロの引き金となる国を放置することには、問題ないというのだろうか?。

また、フセインの演説で「ブッシュは、親子二代で敗北する」と言う発言をしていた。湾岸戦争は、誰の目から見ても、勝敗は明らかだ。体裁上の発言だとしても、その腹のうちは「アメリカは、権力の座から、フセインを引き剥がせなかった。」と言うことで、アメリカの敗北。サダム・フセインの勝利と思っているわけだ。つまり、権力の座にしがみついていれば、勝ちと思っている。

最近の言動を見ても、権力の座から失墜するなら、死んだ方がマシ。国民とアメリカ兵を道連れに。等という論調しか感じ取れない。また、精鋭部隊の共和国防衛隊がいる。と言うが、経済封鎖で、弾薬の確保がやっと。と言う国情で、精鋭と言うレベルが、世界基準からどの程度のランクにあるかは疑問だ。イラクの精鋭部隊は、アメリカの一般部隊レベルなのではないかと思っている。

なにより、政府支持率が100%と公言したり、街の広場に自分の肖像画を掲げさせ、美術館にも自分の肖像画のコーナーを作らせるような、国家元首がまともな訳はない。そして、自分の銅像を飾ったり、肖像画を掲げたりした国は、その殆どが崩壊している。超大国と言われたソ連でさえ、そうだ。ま、独裁国家は、ソ連の真似をしているわけだけど。

また、イラクは「アメリカの暴虐の最後の戦争」とか言っていたけれど、確かに最後になるだろう。他のテロ支援国家も、疑わしきは殺せ。の精神で、本気で攻めてくると分かったら、活動は自粛の傾向に向かうだろう。テロ支援国家は、テロリストを支援することで、自国の手を汚さずに、まさしく傭兵としてテロリストを雇っていたわけで、代理戦争だったわけだからして、今までは、確証がないと攻めてこないと、あぐらをかいていたが、そうも行かなくなる。

何度も言うけど、武力行使は、良い手段とはとても言えないが、必要な手段だ。寛容と弱気は紙一重。もし、アメリカが拳を振り上げずにいたら、イラクや北朝鮮はどう増長するだろうか。人は話し合いだけで、すべてを解決できるほど、柔和でも、理性的でもない。

両手をあげて賛成は出来ないけれど、必要な措置だ。戦わないことが正解ではない。戦うことが正解ではないけれど、戦うことが必要なんだと思う。チェンバレンの轍を踏んではならない。誰も、戦争を望んでない。イラクと北朝鮮を除いては。


ダブル(2003/3/22)
フセイン大統領の親類の家を爆撃した後の演説が、偽物か本物か、で議論になっているけれど、映像を見る限り、覇気がなく、とても本物とは思えない。が、声紋なんかでは、本物だろうとなっている。元愛人も偽物と言っているようだ。

アフレコ?とも考えたが、それならもっとらしい映像を取るはずだ。

で、ひらめきました。カメリハだったのではないか。原稿を読みながら、カメラチェック。で、閣議ののち本番を撮り、本格的な空爆が落ち着いてから、放送するつもりだったのが、いきなりビンゴを食らってしまい。生きている証明して、仕方なくカメリハの映像を出したのではないか。だから、メイクもしてないし、眼鏡もつけたままだったのではないか。

と、すると、すでに死亡か、結構な重傷を食らっているのではないかと、推察〜。

反戦論者の根底には、感情的な反米意識が丸見えで、ゴーマニズムの人なんて、見てて哀れになったよ。あと、罪のない市民が犠牲になる。と言うけれど、確かに攻撃によって被害が出る。しかし、罪のない市民に犠牲になることを強要しているのは、独裁者だと言うことも忘れてはいないか?。さらには、その独裁者を看過しすることで、自国民に被害が出る可能性もある。

アメリカの宣伝戦略かも知れないけれど、イラク国民自身から、フセインの退去を望む声が出てきたり、「アメリカよりもフセインの方が怖い」などと言うのも出てきているし、予想以上に速いペースで、イラク一般兵が投降したりしているのを見ていると、武力行使は、スマートな手でも、誉められた手段ではないが、必要で有効な手段だったと、私は思う。

なんか、やたらと「アメリカの目的はフセインの打倒だ」と息巻いてるコメンテーターがいたが、別に隠された意図でもないし、ずっとフセイン政権打倒は、アメリカは上げていたと思うのだけど?。主権国家への侵略行為とも言ったけど、隣国へ侵略の前科のある政権が生き残っていることが、そもそもの間違いだと思うのだけど。

フセイン政権への主権侵害なんて、殺人犯が、籠城現場で人権擁護を求めているのと大差ない気がするよ。

また変な例え方だけど、同じ町内で、妻の連れ子に虐待している男がいて、近所に押し入ったりと前科もある。その男が、猟銃や火薬、牛刀を買い集めている。自治会では、説得するか、実力行使に出るかでもめていた。と言うのが、今回の状況かなぁ…

結局、国連は自治会でしかない。と言うのが問題なんじゃないかなぁ?。安保理も、各国の代表による話し合いの場、利権が絡み合えば求まるはずもない。おそらく、この対イラク・北朝鮮戦争が、第三次世界大戦、国同士が面と向かって戦争するスタイルではなく、テロリストへ依託しての戦争。の終結と思う。

今回の事変で、国連は、話し合いの場を設ける合議機関ではなく、裁判所のような、評決機関に進化して欲しいなぁ。国連に権限がないから、アメリカの暴走も、フランスの暴走も止められなかったわけだし。

国連議長とかは、国籍捨てて、国連職員と言う国の人にならないと、自国の利権の代弁者でしかないからねぇ…今の国連大使なんて…

ま、アメリカと同じぐらいフセインも嫌い。と言うのがイラク人の本音なんじゃないかな?。フセインを拿捕できれば、身柄を国連に預け、戦後復興の主権をドイツ、フランスに渡すことが、一番いい戦後復興策なんじゃないかなぁ?


嘘をつく男(2003/3/24)
男のつく嘘は底が浅い。特に、何故かは分からないけれど、一発でばれる嘘を嘘をつく人がいる。

ぶっちゃけると、私の叔父だ。母の兄なのだが、この人が、いつもバレバレの嘘をつく。商業高校で簿記とかの教師をしていて、定年退職後、学長の口利きで、大学の非常勤講師となったのだが、そのときも大学の教員資格の試験があった。とか言うし。大学講師は、唯一、教員資格のいらない教員なんだけどなぁ…それは、ただの採用試験でしょ?。

先だっても、台湾土産として、一個一万円のからすみをお土産として、持ってきたが、どう見たって、三千円程度の代物。しかも、外箱の記述が日本語で書いてあるので、空港の免税店で買ったくさい。真空パックされた商品の裏には、堂々と800ドル。と書いてあって、うそーん、8000円?。俺の目も腐ったか。

と思ったら、台湾ドルは、1ドルが約3.4円程度。やっぱり三千円程度だったわけだ。別に、一個三千円なら高級品と思うし、お土産なので文句を付けるはずもない。なんで無用の嘘までついて、見栄を張るのかなぁ…しかも、即、ばれる嘘を。

他にも、うちの車で買い物に行った際に、車の底を打ち、オイルタンクに穴を開けたて、修理に持っていったのだが、エンジンを取り出して、タンクを新品と交換した。代金は5000円で済んだ。とか言うし…エンジン取り出すだけで、人件費で一万、二万は飛ぶだろう。と思って、車の底を見ると、明らかに溶接で穴をふさいだ痕が丸見えだったりもしたなぁ…

これは、聞いた話だけど、差し入れにケーキを持ってきた男性が「有名店のケーキで、わざわざ遠回りしてきた」と言ったそうだが、外箱には店名と住所が堂々と書いてあり、気が付いた人は気まずくなったとか。差し入れなんだから、何でも有り難いと思うのだけど…なんで無用の見栄を張るのかなぁ?。

と、他人の嘘を発見するのが得意な私ですが、自分のこととなるとやっぱり見えなくなるようで、どうも詐欺に引っかかったくさいです。まだ支払いは発生していないし、申込日から、八日経っていないので、消費者センターに行って、クーリングオフの助言を仰ごうと思ってます。

勘違いと手違いで、クレジットと契約書の控えをつけたまま、返送してしまったのがネックと言えばネックですが…クレジットの申し込みの記入見本があるので、何とかフォローできるでしょう。

えーと、引っかかったのはアレです。在宅ワークの募集の資料請求したら、学習教材の購入が義務づけられてたって奴。真っ当な会社かも知れないけど、クーリングオフの説明が無かったこと。業務紹介の会社と、教材販売の会社が別としつこいぐらい確認させられたこと、業務紹介のウェブが、昨年末から更新されていない雰囲気なのと、仕事受注のサーバーが1/6にプログラム障害でダウンしたまま、現在まで放置していること。何より、未承認広告メールで受け取った資料請求したホームページにアクセスできなくなっていること。

あと、以前にも詐欺気味のに引っかかったことがある。と言ったときに「二度目なんて、可哀想。つーか気が引ける」と言う波動を感知したことがデカイ。だったら、クレジット契約返送すんなって話だけど、言いくるめの効力が持続していたのね。徹夜明けだったし。

たとえ、真っ当な会社だったとしても、こんな拭いきれない不安を抱えたままでは、やっていけないので、クーリングオフだ。電話勧誘だし、学習教材だし、十分にクーリングオフの対象のハズ。支払いも発生していないし、商品も到着していない。行けるはずだ。

つーわけで、国民生活センターで、被害の例を参照して、予防知識を入れておきましょう。あと、やっぱ、「未承認広告」のメールに迂闊に資料請求しちゃ行けないね。反省。


:結果(2003/3/24)
ま、素直に解約に応じてくれたので、真っ当な会社だったのかも知れないが、口約束だけ(法的根拠にはなるが)で、すます可能性も皆無とは言えず、未だ第二次警戒レベルです。信販会社の査定前だったので、査定が来なければ安全と言えるかな?。まぁ、来たら事情話して、査定で落としてもらい、消費者センターに実例報告に行こう。

ともあれ、消費者センターまでの電車賃、ハガキと簡易書留代は浮いた模様。

私が商品を希望した上、販売の種類が違うので、クーリングオフの説明義務はない。と言ったのだが、いわゆる通販規約でクーリングオフの対象外と言いたげだったが。私は資料請求しただけ。電話勧誘での学習素材販売はクーリングオフの対象ですわん。権利を読み上げないのは、不安感ブリバリですわ。

信頼して欲しいならば、訪問販売や電話勧誘においては、クーリングオフの説明は必ずするべきだ。ちょっとした誠意で、人は安心するもの。消費者の当然の権利であるクーリングオフの説明をしないと、クーリングオフ逃れと受け取られても仕方ないでしょ?。犯人逮捕の時に、犯罪者の権利を読み上げるのと同じで。

つーか、未承認広告メールには、学習素材の必要など一切記述が無く、ただの在宅ワークの登録だけの内容だったしぃ〜。怪しいよね〜

んで、業務紹介会社のホームページ更新の停滞は、業務拡大に付き、ページ管理にまで手が届かない。と言われたが、業界の清浄化を願っているならば、誠意と熱意を見せい。

玄関の窓ガラスが割れ、荒れ果ててる会社に、中は綺麗ですから。と言われても、そうそう信用出来るものではない。ネット媒体の企業にとって、ホームページは玄関で、名刺だ。その管理を怠るならば、業務内容に疑問を持ってしかりだと、私は思う。ホームページを放置するウェブ媒体の会社など、枯れた花を飾っている花屋と同じだ。

更新停滞のお詫びの一文ぐらいすぐに入れられる。中核である仕事紹介のサーバーダウンを、二ヶ月以上放置って、そら疑うよな。自社のホームページも管理の出来ない、ウェブ媒体の企業など信用できぬ。

求人情報誌にて、国際弁護士資格を持つ、半タレントと会社スタッフとの対談が掲載された。と言ったが、有名人だからと信じるほど、私は素直ではない。弁護士だって人間だしね。と言うか、対談だったら、企業紹介ではないので、弁護士資格の剥奪云々にはならないし。たぶん、在宅ワークのあり方に付いての対談だろうし。こっちには出回ってない情報誌なので、検証は出来ないけど。

公官庁からの仕事を受注できている。とも言ったが、その成果を目にしたわけではないので、信憑性に欠ける。つーか、還付金制度に登録していても、詐欺気味の所あるしね。お役所はお役所だ。査察や監視が十分に行っているとは思えない。

あと、学習ソフトのパンフレットで、レベルチェックの設問例として、ダイヤルアップでインターネットに接続する、アクセスポイントの説明として正しいモノは?。って出てるんだけど…これ、ワープロや表計算ソフトの技能と無関係じゃん?。ま、パソコンの一般教養から表計算ソフトまでのレベルチェックと記述されてるけどさ。

しかし、過去の事例からして、こちらから断った会社は良い会社と言う、ジンクスつーか、なんつーか、そんな星回りが私にはあるので、信頼できる良い会社だったのかも知れない。と言うわけで実名は勘弁してねー。まともで、誠実で、良い会社だったのかも知れないので、自分で判断して下さいな〜。

さて、まぁ、登録して楽をせず、自分で営業しろって神の声ですかねぇ…自分で営業するのと、詐欺まがいが横行する中から、誠実な業務仲介会社を見つけるのと、どっちが楽だろうか…


泥沼化(2003/3/27)
再三のように繰り返される泥沼化。と言う言葉。数時間や数日で国が滅ぼせるならば、戦争はもっと頻繁に起こっていると思うのだが。一週間で、首都近辺までコントロールエリアを広げられたのなら、十分なほど短期だと思うのだけどなぁ…

あと、どんな戦争の戦死者の二割程度は、常に誤射・誤爆による死者だ。もう、一〜二割は、戦闘と関係ない事故・事件だったりする。酔って喧嘩沙汰になったり、イジメをする上官を撃ったりと言うのは、いつの時代にもある。関ヶ原だっけ、伊達隊が、謝って味方に発砲したことに気が付いたが、ミスが露呈することを恐れて、全滅させたりしている。

一発のパンチも食らわないでボクシングをするのが不可能なように、一人の死傷者を出すことなく戦争をするのも不可能。そうした覚悟は少なくともしているとは思う。

しかし、民間人にゲリラ戦を要求するフセインに対して、やはり、放置できない、民衆を食い物にしている独裁者だ。と言う声があがらないのが不自然でならない。まともな国家元首なら、市民にはなるべく外出しないように勧めるのでは無いだろうか?。爆撃で民間人に死傷者が出た。とアメリカを非難する人は多いが、フセインが「罪のない市民に死んでこい」と言っていることに対する避難はない。

前にも言ったが、侵略戦争を幾たびも仕掛け、異民族とはいえ自国民に生物化学兵器を使うような男が、未だに政権の座にいることを、まずは疑問視するべきだ。湾岸戦争の時の弱腰のツケが、今回の事変と言えるのではないか。

アラブ諸国のアメリカへの不信感は、イスラエル問題と、ソ連との冷戦時代の産物だし、テロ戦争も冷戦の副産物。ソ連から下請けとなった北朝鮮、キューバ、イラク、リビア。これらの国はさらに、テロリストへ丸投げしていた。ソ連という大手が無くなっても、中堅企業と、個人のフリーランサーのつきあいは続き…と言うことではないかと。

こうした問題視される国の装備が、ソ連製。と言うこと考えても、外れてはいないハズだ。今回の事変では、アメリカに理があると私は思うけれど、そろそろアメリカにも大人の対応というか、キリスト教的博愛…と言っても、キリスト教も異教徒には残虐なのだが…見せて欲しいものだ。とは思う。

最近の報道を見て、自分の考えが正しいとは言えないけれど、間違ってはいない。とだけは言える。戦争をしないためなら、独裁者に粛正されても良い。とでも言うのかなぁ…

繰り返すけど、戦争は良い手段でも、誉められた方法でもない。出来うる限り使わないことに越したことはない。だけど、必要な手段ではある。吠えるだけの国際連盟から、牙をもった国際連合へ変わったように。

北朝鮮が最近静かなのも、あまり派手にやると本気で攻めてくるのが分かったから。と言う説もある。なんか、国会欠席したらしいしね。北朝鮮の総書記。コイツらマジやと、今さらながらに悟って今後の対応策を練っているのでは無かろうか?。

あと、日本の偵察衛星の打ち上げ阻止に、弾道弾を撃つのではないかという懸念がある北朝鮮だけど…命中精度と言う言葉は存在しない北朝鮮製兵器。発射基地にミサイル打ち込めば阻止できるが、それは開戦を意味するしな…で、打ち上げどうなったのかな?


アカデミー賞(2003/3/30)
長編アニメ部門が、千と千尋だったわけですが、大抵のマスコミは、ディズニーを押しのけて。と言う表現をしていたと思いますが、ディズニーってそんなに良い作品出してるかなぁ?。

作品の殆どは、名作童話のアニメ化で、何故かミュージカルやオペラ調に仕立てる。で、いざオリジナルストーリーを作ろうと思ったら、アトランティスの様な、モロパクリの作品を出す始末。漫画家…メカデザイナー?の松浦まさふみ氏の言う、頭(ストーリーメイク)の弱さは、世界的な疾病なのかもしれませんね。

実写の方でも、SFXとかCGの方に心血を注ぐあまり、面白いストーリー、ストーリーだけで面白い映画。と言うものも減ってきている気がします。スターウォーズとか、特撮なかったら、どうなんでしょね。

で、ふと思ったんですけど、アカデミーのアニメ部門賞って、本来は、アニメーション技術を評価する賞だったのかな?。実写だろうが、アニメだろうが、CGだろうが、出来が良ければ脚本賞とか、演出賞とかにノミネートされて良いはずだから。アニメだから、アニメ賞のみって、何か違うと思ったりしました。やはり、まだまだ、アニメの地位は低いようです。

で、昨日、一部の人から世紀の名作と名高い「クレヨンしんちゃん、戦国大合戦」をテレビで見る。むぅ、たしかに言われるだけのことはある。子供向けだからと、逃げてない。しっかりとした設定に、ストーリー、名作です。投石部隊や、長槍での押し方など、某戦国時代映画より細かい気がします。加えて、敵の猛将が長巻きを使うという、コアぶり。

いつも通りの30分のシナリオを無理矢理映画サイズにのばしてしまう、子供映画が多い。そうすると、中身が薄いのに、時間だけ長くて、だれてしまう。

監督とかスタッフの熱意と言うか、高い意識でこうも出来が変わるんですねぇ…子供向けだからこそ、しっかり作らなきゃ行けないんだ。と言う熱意をひしひしと感じます。加えて、一般的な観客が求めているであろう、テレビ版のようなバカっぶりもしっかりと押さえているし、たいしたもんですわ。

ストーリーもぐっと来るしね。戦闘の空しさをしっかりと表現してるし…たぶん、今月の夢酔で、私を戦争肯定派と思ってる人は多いだろうなぁ…刀は抜くべき時に、覚悟を持って抜かなければ意味ないと思っているだけです。私は、防御的人間なので、出来うる限り抜かないけど、極限まできたら躊躇なく抜く。そうしないと、我が身すら守れないから。



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