十月の夢酔
さよならを言うのは、わずかのあいだ死ぬことだ。
−フィリップ・マーロウ(長いお別れ/レイモンド・チャンドラー)
十一年(2003/10/3)
愛車のゼルビスが、この十月で12年目に突入です。知人宅にお呼ばれしたので、出かけようとしたら、エンジンがかかりません。走行距離を見て、ガソリンタンクを見て、リザーブに切り替えても、かかりません。そのうち、セルを回しても、ぶちちちちちちと鈍い音がして、明らかにスパークしてません。
ガソリンかぶって、プラグにも煤がたまりすぎたかナー。とプラグを外して、ガソリンをふき取り、キーで煤を削り取ってもダメ。11年だし、メンテもずいぶんしてないしなー。と最後の望みを託して、押しがけしたら、あっさりかかりました。
どうやら、バッテリーがへたっている模様。知人宅の前にも、良い坂道があるので、押しがけで、往復するにはなんの問題もないのですが、ガソリンがネェ。ガソリンスタンドでは、エンジン切らないとダメだし。
ただ、エンジンからのキチキチと言う、何かがハズレかかっているような音も大きくなっているし、ピストンのサイクルもぎこちない気がする。ん〜、そろそろかなぁ、イヤだなぁ。真面目にメンテしよっと。
ギレンはギレン(2003/10/7)
せっせことやっていたわけですが、やっぱギレンだわ。良くも悪くも、所詮はギレンの野望シリーズだわ。ゲームとして成り立っているかも怪しかったSS版よりは劇的な進化をしているけど、やっぱねー、それはずるッ子だろう。って、バランス取りしてるのねー。
まぁ、相手がコンピューターだから、コンピューター卑怯の法則を使用するのは仕方ないけどさー、こうまで、あからさまにやられるとねー。天下統一とか信長の野望とかでも、少々のずるをコンピューターはしていると思うけど、ズルと感じないレベルに仕上げてるからなー。そもそも、連邦とジオンで一対一となねガンダムワールドで、戦略級って向かないと思うんだけどねー。
ジオンでやってると、ソロモン攻略戦、星一号作戦とか、正規の戦力以外で発動してくるしなー。イベント中は相手の部隊ナンバーが、15軍団とかなってるし(正規部隊は12軍団まで)。まぁ、イベントだからって言うんだろうけどさー。SLGにイベントって違う気がしない?。RPGじゃ、ないんだからさー。てか、SLGのイベントって、そう言うのじゃない気がするよ。
連邦でやってると、COMPジオンには、ギャンとゲルググのトライアルもないんだよねー。ゲルググMとギャンMが同時に出てくるしねー。コンピューターには、攻略制限(プレイヤーには特定地を落とさないと、次の攻略目標が設定できない)がないから、気を抜いてると、直接グラナダを襲ってきたりするんだよね。コンピューター連邦軍は。
で、マニュアルにも書いてないけど、トータル250ターンかそこらで、タイムアップなのね。ターン表示のトコが、突然LAST7ターンって、出てもなー。ようやく、地上兵力から宇宙兵力に換装がおわって、いざアバオアクー。ってとこで、出てもさー。それなら最初から、逆算式で表示すべきだよね。スケジュール計算できるもん。つーか、ターン表示が「LAST」に変わってるのにしばらく気がつかなくて、突然、和平調停ってなんじゃそらーと絶叫したモノだ。
他の歴史IFのSLGで、たとえば信長の野望で、江戸幕府が開く年代になったので、強制終了とかそんなの無いでしょ。桶狭間を起こさずに勝ったって良いわけだし。つーか、トリントンとルナツー、ジャブロー、ベルファストしか支配してないのに、ソロモン攻略戦とか星一号とかやるのかねー。
一応、戦略級って触れ込みだから、戦術フェイズにコンピューター任せ(軍団長委任)にしてたんだけど、使えないね。自分でやったら、1.5倍の兵力差なら、何とかなる。で、以前から言ってるけど、情報戦や政略がほとんど意味がないのに、戦略級ってなー。オリジナル編だと、敵武将の引き抜きが出来るんだけど、なんで通常モードでやらないのだろう?。
ガンダムワールドに無意味な固持をしていて、ゲームとしての完成度は二の次なんだろうか。それても、この辺りの世界観を固持したシステムを一般のユーザーが求めているのだろうか?。光栄のランペルールでは無いけれど、ガルマやシャアでプレイして、ギレンを追い落とすとか言う、システムでも良いのではないだろうか。いや、マジ光栄のゲーム参考にして下さい。
あと、個人的なことだけど・・・武将(キャラクター)の選択が意味不明です。ククルス・ドアンにこだわるのはなぜでしよう。だったら、難民の親子に親子に物資を投下するルッグンのパイロットとかも入れて上げて下さい。大気圏で燃え尽きる、クラウン曹長もきぼん。
あと、セガ系のキャラ排除してるのは、大人の事情?。連邦にはMSパイロット貴重なのに、レイヤー中尉だしてよー。BDとかも出ないんだよね。よくわからん、ギャン・マリーネとかギャンKとか出す癖に。
やっぱ、最終的にMSとムービー集めゲーになります。だったら、NEO以外のGジェネの方が良い。ニユットを売りにするならば、戦術級の方が向いている。つーか、MS開発するごとに、専用のバズーカ開発って・・・武装は従来機と共用でしょうが・・・06F2や、FZだと、武装変えられない始末。メルドル一歩手前〜な評価っすねー
ご隠居(2003/10/8)
最近消えてしまったなー、と思う言葉にご隠居。がある。水戸黄門と古典落語でしか聞かなくなってしまった気がする。
実に復活というか、再度の普及をさせて欲しい。なぜかというと、ニュースで83歳無職とか、76歳無職とか報じられるたびに切に思う。83歳で職があるのは、農業漁業か、職人ぐらいなもの。定年退職した人に無職って言い放つのはどうなんかなぁと、思うわけです。たしかに、戸籍というか履歴書上は無職なんだろうけども。
だからこそ、隠居という言葉を復活させて欲しいなぁと。定年退職した人は、隠居で良いんじゃないかなぁと。落語なんかでも、横丁のご隠居で、通じていた様だし、社会的に認知されていた名称ではないかと思うのですよ、ねぇ、ご隠居?。
無職という言葉も、ただ職にない状態というより、社会からあぶれている者。と言う印象が強い気がするので。ご隠居さんって、呼ぶことで、社会参加のきっかけになったりしませんかねぇ。少なくとも、社会からの疎外感は薄くなると思うのですけど。
リサイクル面で江戸の暮らしぶりが、再注目されているけど、人間関係や社会面でも勉強すべきではないかと思ったりした訳です。
新潟五区(2003/10/9)
ふむ、田中真紀子氏は出馬しないと読んでいたのだが、思いっきり外れました。
なんだかんだで、自民党にこだわりがあるというか、愛着があるというか、父親のいた自民党に、こだわっていると思ったので。夫の問題もあるし、ここで自民党を捨てるぐらいなら、とっくに捨てていると思ったのだけど。とは言え、離党する気は無いようなので、微妙な感じ。
党籍問題を党の方がどう処理するかで、田中氏も自民党も、その資質を問われる気がしますなぁ。党としては、人気のある田中氏をみすみす他の政党に渡すのもツライだろうけど、爆弾抱えたままで走るのもツライ。完全に持て余している気がしますなぁ。だからこそ、強引に討って出たのかなぁ。
カリフォルニア知事の方は順当に勝ちましたなぁ。横山ノック氏の時もそうだけど、本人がその気で著名人の出馬となれば、ほとんどの場合、問題なく当選すると思う。著名人と言っても、そのポジションで合否決まりそうだけど。
で、著名人政治家の問題は、何年続けられるかなんだよね。レーガン大統領みたいに本物の政治家になる場合もあれば、クリント・イーストウッドの様に、ダメになる場合もある。当選が終着でなくて、始まりなんだから当然っちゃ当然か、何年続けられるかが問題だってのは。
追加(2003/10/9)
ふと思えば、思い切ったなら、自ら離党届けを出してから出馬するのが、筋では無かろうか。田中真紀子氏。と言うのを書き忘れてますな、わたし。
党籍は無いと主張しているので、離党届を出すまでもなく、自民党には所属していないとの考えなんだろうか。それとも、当選したら、有無を言わさず、党員資格処分を撤回させる腹づもりなんだろうか。よくわからん。つーか、イマイチ理解できない。
政治評論家が「田中真紀子氏は他人を批評させたら天下一」と評していたが、なんと的確な表現か。ま、政策についてどうこう聞こえてこないのは、どの政治家も同じだけどね。
なんでやねん(2003/10/15)
先だって、バイクのエンジンがかからない。と書きました。んで、ようやく、踏ん切りというか、時間の都合がついたので、連休の初日にバイク屋へ持っていきました。おしがけして、とりあえず坂道にあるガスステーションで給油して、再度おしがけして、行ってたのに、休みでした(爆)。
ただの連休だったなら、開いていたのでしょうが、なんとその日は、天神祭りの初日だったのですわ。祭りの日だと、お店の人は、ご祝儀出さないと行けないからねぇ。くわえて、御輿がでたりするので、食い物屋ならともかく、バイク屋はあけてても一利もない。と言うので、連休あけて、本日持っていきました。
いつもの習性で、セルを押したら、掛かりましたよ、エンジン。なんでやねん。
給油したときに、14リットル入ったので、リザーブには2リットルは残っているはず。ゼルビスは満タンで16リットル、うちリザーブが2リットルなので。これまで、メインがガス欠になっても、リザーブに切り替えればエンジンかかったのに。高速道路でエンジン止まって、惰性で路肩に逃げて、再起動したこともあるぞ。そのときは、すぐにかかった。
と言うことで可能性は二つ。バイク屋までの往復二十数qで充電できたか、ガソリンが腐りかけてて、発火出来ず、新しいガソリンが入ったために、かかるようになったか、と言うトコかなぁ。ちなみに、ガソリンスタンドからおしがけして、エンジンの再起動はしてません。かかるとは、思わなかったからなぁ。給油直後からかかったのかなぁ。
ともかく、バッテリーは異常なさそうなので、ウィンカーとミラーの修理を依頼。その際に「あー、これねぇ」と言われ、ぐは、カタログ落ちした不人気車種だから、パーツがもう製造されてないのか?。と思ったら「パーツがないので、すぐには無理だよ」と言われる。ゼルビスなんつー不人気車種のパーツが常備されてるとは思っちゃいねぇ。
で、ふと思ったのだけど、話してる口調や扱いから、どうやら大学生と思われている模様。むぅ、確かに、年齢あての番組なんか見てると、俺も出れるかなぁとは思っていたが、10歳サバ読めますか?、俺。たしかに、俺の友達には、高校生と言っても通じそうな奴もいるがなぁ。とりあえず、ドコまで騙せるか、やってみよう(笑)
侍の道2(2003/10/23)
珍しく、発売間もない、侍道2を買って、やってました。第一印象は、キャラが大きくなった分、動きが重いなぁ。でした。もう、慣れましたけど。
前作の大技、小技の分類から、縦切り、横切りになりましたので、前作の爽快なコンボは減退し、捌きからの反撃が基本戦術になった気がしますわー。私が、居合い刀使ってるからかも知れませんが。
ゲーム期間も10日となり、前作の二日からすれば、5倍。シナリオの密度も濃くなった。と言うのが売りなんですけど、この長さ、微妙。やり込みゲームと、作業消化ゲームは紙一重なんですねー、三国無双3でも書いたけど。この10日という長さ、少々だれる。まぁ、だれたら、旅立てば良いし、ずっと寝てても良いのですが。シナリオからしても、10日は、少し余裕も持って作ってる感じだし、仕事依頼のための日数ですかねぇ。
侍の時にも書きましたが、強制的で無意味なカメラアングルの動きは、今回も発生します。キャラが大きくなっている分、カメラの動きも大きくて、むかつき度も大きいです。捌きが重要な今回なのですが、カメラアングルがグルグルと動くので、捌き方向が変えられてしまい、切られたり、技の入力方向が変えれて、連続技がとぎれると、むかつきます。
前作と違い、建物が多いので、カメラアングルが変わって、屋台や木陰のドアップで、全く見えなくなったり、建物の中にカメラが入って、画面がブラックアウトしてしまい、ハングった?。と思ったほどです。これ、テストプレイの時に問題視されなかったのかなぁ?
ゲームとしては、十分な合格点です。最近は、時間が出来ると、やってます。
なんだかなぁ(2003/10/28)
侍道2をコツコツとやっていたら、色んな時事ネタが腐ってしまいました。困ったねぇ。
越山会が、再結成と言うかなんというか。越山会は、田中角栄氏の後援会というか、そんな感じのもの。で、当然、今復活したので、田中真紀子氏の後援をするそうな。で、その越山会の人のインタビューで「田中真紀子と言うだけで、虐めたがる人がいる」と言っていたが、私にしてみれば「田中角栄の娘だからと、盲信している人がいる」と言いたいなー。
普通は、婿養子といえど、旦那の方に集約されるはずなのに、田中真紀子氏に集約しているところをみると、どうにも、田中角栄氏の幻影しか見えていないのでは無かろうか。
韓国で、巨大なスキャンダルに発展しそうな、韓国の軍事政権を打破に尽力した人が、北朝鮮労働党に入っていたとか、なんとか。で、思ったのが、太陽政策をとったのも、実は大統領が、北朝鮮労働党員だったからだったりして。まぁ、軍事政権打破の辺りは、韓国の闇の部分だからして、一概に、北の工作員とか言うのも間違っているかなと。
軍事政権を打破するのに、後ろ盾を求めるとしたら、北朝鮮になっても当然かと。当時は、北朝鮮はそこそこ上手く機能していたし。とは言え、太陽政策と言うよりは、ただのご機嫌とりになりかけている気がするね、いまの韓国の政策は。
キル・ビルの、ビルって、ビルディングのビルかなぁ。まあ、ヒロインの服が、明らかに、ブルース・リーのリスベクトなんだし、死亡遊技なのかねぇ?。
ひそかに、私の住んでる街の市長選があったのだけど、対立候補が無投票再選を防ぐためだけに、立候補した感じでよー。つーか、そのものなんだけど、東京に籍を置いたまま立候補されてもなー。ま、確かに無投票での再任にも問題あるけどさー、無投票を止めさせる為だけに、出馬するのも、ふざけてないかい?
閉幕(2003/10/31)
別段、ここを閉鎖するわけではないです(笑)。
物事は始めるより、終わらせる方が難しい。と言う言葉通り、何事でも引き際とか、エンディングというのモノは大変難しいです。映画や小説、マンガでも、エンディングは難しいし、戦争でも和平条約締結のタイミングは難しい、戦闘でも、撤退戦となるととても高度な技術と戦術を要求される。
戦闘・戦争の話はさておいて、映画でも、途中までとても面白いのだが、エンディングがグダグダだったせいで、全体の評価が悪くなることもあるし、途中までグダグダでも、エンディングがビシッと決まると評価が良くなったりもする。私個人が一番嫌いなのは、映画はここで終わりますけど、物語はまだまだ続きます。って言う、いわゆる週刊マンガ雑誌での、打ち切りによる強引なエンディングパターンってやつ。打ち切りならしょうがないけどさー、映画ですんなやと思うわけです。
幕引きと言えば、勇退と・・・勇退の反意語ってなんだろう、ともかく、グダグダの辞め方をした事件がありましたな。勇退の方は、言わずと知れた、闘将星野仙一氏です。体調不良が深刻というのもあるんだろうけども、見事な引きッぷりですなぁ。テレビとかみて思うのだけど、「きっと身体を治して、また日本一に挑戦してくれると思います」と言うコメントを言わないのは、なぜ?。私は信じているけどね。どこの球団でもいいから、きっと復活して、日本一を目指すと。
グダグダの方は、日本道路公団の総帥と、中曽根氏ですナー。中曽根氏の「憲法改正がようやく実現しそうなときに」と言う気持ちはわからんでもない。が、自分が道筋を付けた事態を、次の世代へ渡すと言うことが、勇退なのではないかと思うのですよ。星野監督は、岡田監督へ日本一という課題と道筋をつけて、去るわけだからして。
唇をふるわせながら「政治的なテロだ」と言う姿は、とても痛ましく、哀れで、時代が過ぎ去ったことに気が付かない哀れな老人だったんだなぁと。歴代の総理の中では、結構好きな方だったんだけどなぁ、国家元首と言う風格があった気がするので。
で、救いようがないのが、藤井総裁ですなぁ。ヤメロというなら、政治家の名前言っちゃうよ。と言う、北朝鮮ばりの瀬戸際外交を見せたが、結果として、口は閉ざしたまま。言うなら言え。言わないなら、最初から言うな。石原大臣も、初っ端から転けたねぇ。父親の方も相変わらずだし。あれだけ失言して、極右の固まりのような人を、次期総理に言う日本人の感性は理解できん。