十二月の夢酔


アメリカへおくる言葉
兵強ければすなわち滅び、木強ければすなわち折る
−老子

日本へ贈る言葉
小さな一時の安全を買い取るために大切な自由を放棄する人間は、自由を受けるにも値しないし、安全を受けるにも値しない
−ベンジャミン・フランクリン(アメリカの政治家・科学者)


拒絶反応(2003/12/1)
予想通り、拒絶反応に満ちてるねぇ。派兵>テロの標的確定>自己保身のために反対という流れが丸見え。

一番不可解で、理解不能なのが、派兵=軍国主義に飛躍している人たち。なんでそこまで飛んじゃうかなー。確かに、大東亜共栄圏のお題目で、西欧を排除した後も居座り続けたけれども。今のご時世、領土的野心なんて掲げているのは、アホウでしょ。

亡くなられた外交官の意志をくんで、云々というのは、日本帝国陸軍を彷彿とさせるとか言う作詞家もいたけど。彼らの熱意を無視しろと言うのかね。まぁ、自説が受け入れられず、イライラしてたけど、そらぁ、受け入れられないでしょ。

もう一つは、理解できるけど、派兵=アメリカ追従・盲信となっている人ね。政府のはらの内が分からないので、何とも言えないですな、これには。

情勢の安定化を待ってと言う人も多いけど、情勢の安定化には、イラク国民の鎮静化が必要。落ち着かせるためには、ライフラインの安定が必須。衣食住を安定化すれば、人心地ついて、冷静な判断が出来るはず。何も手を打たず、金だけ出していれば、第二のイスラエルと化すのは必定かと。

ここで、首を引っ込めたら、テロリストに白旗掲げるのと同じだし、一度弱腰と認定されたら、今後集中的に狙われるだろう。テロの根絶は、世界的な課題なのに、金持ちケンカせずの姿勢では、本当に国際社会から、はじき出されてしまいかねない。バブルも弾けて、ばらまく金もなくなってきたいるというのになぁ。

なぁーんで、自衛隊かってーと、ライフラインの復旧に必要な装備と技術を日本で一番持っているからなんだよねぇ。やはし、自衛隊と分離して、日本災害救助隊とか作るかね?。災害などの復旧専門部隊を


納得(2003/12/1)
新聞を読んでいたら「イラクへは、医療支援などを中心とすべき」と答えている記事を見た。

ああ、納得。ものすごーく、根本的に誤解しているのね。派兵の中心は、工兵隊でしょ?。むろん、兵隊だから、戦闘訓練は受けているけれど、主たる任務は、橋を架けたりだの…まぁ、軍隊内の建設業の様なモノ。

ずっと、政府も言っているじゃん。「人道支援に行くのであって、治安維持の任務はしない」と。まぁ、そこら辺をかみ砕いて、説明しない政府が悪いのだけれども。

もともと、派兵される予定のは工兵と医療班のハズだわさ。違ってたら、すまん。違ってたら、次の選挙から民主党に入れる。


ニュース(2003/12/5)
ニュースと言っても、ジャニーズのアレではなく、夕方にやってるホンマモンのニュース番組で、やらせがあったそうな。魚屋で購入しておいた獲物を、あたかも漁で取れたように『演出』したようだ。

バラエティやグルメ番組でなくニュース番組でやったことが、問題という意見を見たが、ニュース番組とワイドショーの区別が無くなってきているからなぁ。報道の映像ソースも、昼のワイドショー、夕方のニュース、夜のニュースで使い回している実状だし。つーかさ、グルメ番組も一種の情報番組じゃん?。やったら、あかんやろ?。

作ってる側からしたら『演出』と思っていることでも、視聴者からしたら、明らかにやらせの域に入っているモノが多いよねぇ。「変わったお店がありますねぇ、ちょっと入ってみましょう」と言って、飛び入りのようでも、店の人は明らかにスタンバイしていたりっての多いわ。なんでこんなしょっぱい演出が必須になっているのか、謎。まぁ、必須と思いこんでて、疑問を感じない感性だから、テレビドラマとかの衰退が著しいのだろうなぁ。

そうそう、ニュースと言えば、政治関連で「〜と答えるに止まりました」としめるモノが多いが、用法が変なことが多い。RDFだっけ、ゴミ燃料発電の事故で、「知事は原因が究明されるまで、操業は停止すると答えるに止まりました」と使ってた。…これ以上、どう答えろと言うのだろう?。

ジャーナリズムとマスコミュニケーションは、似て非なるモノと思うのだけどねぇ。頭を無くしている気がするねぇ、最近の報道は。サン紙だっけ「ブュッシュを止めろと言うのに、ビンラディンを止めろと言わないのはなぜか」と言っていたが、真理だよなぁ。民衆も報道も、自分の頭を見つけて欲しいモノだわ。

しつこく、イラク派兵だけど、派兵するけど、国連の管轄下に入りますってのが、ベストの気がしますなぁ。どうよ、小泉さん?。つーか、ブッシュを説得して、国連軍とするようにしないと収拾つかないと思うわ。ロシア・フランスを軍団長にすると、軋轢が生じるし、主要国以外だと、指揮能力に問題ありそうなので、ドイツあたりが適当かなぁ。んで、アメリカ軍を主力として、国連軍が治安回復に当たると。元々、利権ドロドロだから、無理だけどねー


ラスト侍(2003/12/6)
この映画のあらすじを聞いて、まず思い出したのが、ブリュネ大尉だった。フランスが幕府に派遣した軍事顧問団のうちの一人で、幕府が倒れた後も、土方や榎本らと五稜郭に籠城した人。

歴史的には、幕府はフランスから、薩長はイギリスから支援を受けていたので、アメリカの介入する余地はないのだけど、まぁ、架空戦記つーことで、目くじらたてず楽しみまっしょい。

着想の元々は、ブリュネ大尉なんかなーとか、勝手に思った次第です。ちなみに、ブリュネ大尉は、落城直前に脱出し、フランスへ帰国。陸軍中将にまでなっております。


ドールズ(2003/12/20)
映画の方ではなくて、ゲームのパワードールの方ね。チマチマとパワードール5をやっておりました。やはし、パワードールは骨があるねぇ。戦術級SLGってのは、パズル要素があるので、解法は人それぞれ、方法も沢山っと。

唯一と言ってもいいぐらい、まともな戦術級SLGを作っているのは、工画堂だけなので、マップ難易度の持たせ方にはほとんど文句はないのだけども。システムに少し。

パワードール2にはあった、残AP順にリストアップしてくれる機能が無くなったのは痛い。ただでさえ、動かすユニット数が多いのに、友軍の管理までするシナリオの時には、動かし忘れが多々起こる。15CRTでやっている私も悪いのだろうけど、マップユニットに表示された、残APは潰れててほとんど見えないし。まぁ、マニュアルはほとんど読まないと言う悪癖が私にはあるので、本当はちゃんとあるのかも。

あと、クォータービューになったことで、ユニットが密集すると、特定ユニットを指定しにくいと言うのもあるネェ。特に、建物や、樹木の後ろに敵がいるとき、榴弾の効果範囲に入っているかどうかのチェックが非常に困難なのは大減点だねぇ。

あとは、個人的に、防衛戦があっても良いと思うんだけども。ストーリー的に、劣勢から反攻しての方が良いと思うんだけど、防御戦が一つぐらいあっても良いかなと。パワードール2のリニアカノン打ちまくりのシナリオ見たく。部隊の特性上、隠密やらが多くても仕方ないと思うけども、ストレス発散の為に、派手に打ちまくれるシナリオをきぼん。

そう言った意味では、パワードール2の方がストーリーは良かったかな。連作で陥りやすいけども、ベース設定にこだわる余り、シナリオがマンネリ化するよね。ロボット大戦みたく。

そうそう、ロボット大戦と言えば、スクランブルコマンダーだけど・・・ほんまに、10年遅れているね、感性。ポピュラスで大ブレイクしたステトラジーゲームだけど、戦術を競い合うと言うより、対戦による攻防が楽しいのゲームだと思うのですわ。パワードール5の売り文句の「マウスさばきの正確性を競うのではなく、戦術を競う」というのは真実かと。

光栄の三国志も新作では通常のターン制に戻したはずだしねぇ。一時期、SLGの最終型見たく言われた、リアルタイムSLGだけど、あれ結局、マウスさばきの正確性を競う、アクションゲームに成り下がったと思うし。まぁ、PS2という舞台では、アクションゲーム要素あった方が、良いのかもね。

とは言え、さっくりと暴落しているのを見ると、出来は酷く悪そうだけど。つーか、従来型の新作CMを見たような気もするので、スタッフを遊ばせないために、ムリから作らせたのかしらん。


サイクル(2003/12/22)
1920年代とよく似ていると言われる現代だけど、ここまで類似して来ると、なんだかなぁって気分。大恐慌のあとの世界大戦、
映画「将軍」のブームで、東洋文化の流行して、布団や寝間着なんつーのも流行ったとか。

規模は小さくなっているけど、バブル崩壊、アフガニスタン・イラク戦争ときて、ラストサムライで、日本文化が流行したら、順不同だけども、完璧に20年代なぞっているよねぇ。

ちなみに、20年代が去ったあと、どうなったかというと、懐古主義的になったのね。今の日本も、昭和を懐かしむモノが小さな流行になっているみたいだし。

はてさて、どうなりますか。未来は。


構築(2003/12/28)
年の瀬も迫って参りましたが、無線LAN環境構築しました。PCカードスロットが無いので、USB接続のキータイプ別途購入。
現状ではメインマシンは有線。セカンドに使っているのですが・・・モニターが一台しかないので、キーボードとマウスも切り替え可能な、ディスプレイ変換器を使用しております。

んが、セカンドが知人から貰ったNXで、正規のキーボードがUSBなせいか、ちと面倒な状態になっております。NXから起動しないと、キーボードとマウスを認識しなくなるのだわさ。メインマシンが使えないから、セカンド起動するのだけどなぁ…むぅ。

KEYタイプの管理ツールも、エラーログ作って、すぐに強制終了されてしまう。まぁ、ネットには接続できるから良いけども。

もともと、父親にネット環境提供するために購入したものだし。実験のために、NXにつなげたのね〜。ちなみに、なんで導入を決意したかというと、どうも父親が家の電話盗聴しているみたいでねぇ…あのーなんだ警察無線とかも、聞けるタイプの無線機で、やってるらしい。

なんだそりゃ、って言われるだろうけど、私も、なんだそりゃって気分。まぁ、現場押さえた訳じゃないから、母親の妄想かも知れないけど、電話の子機を使うと、聞き取れないぐらいノイズが入る様になったって言うから、ウソではないかなぁと。

たぶん、ヒマだから盗聴するのだろうから、ネット環境与えれば、やらなくなるかなぁと。

本日の教訓。狂気は遺伝するかも。

やっぱさぁ、脳のシナプス回線が、ショートしやすい遺伝子配列とか存在したら、やっぱ、狂気は遺伝するのでは無かろうかと。同じ症状では無いけども、壊れやすさって点では遺伝するのではないかなぁ。実際に壊れるかは、その後の環境次第だろうけど、壊れた両親の元では、壊れる環境になる気が(笑)



十一月の夢酔へ】【戻る】【2004年一月の夢酔へ