不快指数(2004/7/1)
そろそろ、暑くなってきました。毎年言ってますが、気温が上がるのは良いんですが、湿度が高いのはダメなんですな。
どうも、頭蓋骨内に霧が張ったように、ぼんやりして思考力が急落します。よって、更新頻度がかなり落ちると思います。瞬発な発想とか、瞬時のひらめきが劣化するので、夢酔は無理ですが、企画モノの方はなんとかなるかと思うので、そっちにしようかなと。
とキリ番の時にも言ってたなぁ…モチベーションつーか、やる気もなくなるからねぇ。ただでさえ短い集中力が、湿度でより短くなってしまうのですよ。
d20クトゥルフ用に、記事とシナリオネタはあるんだけど、まとめられないのだわー。企画1は、コラムチックな「ゾンビはなぜ怖い?」原型は、メガテンシナリオのどれかのあとがきに、チラリと書いてます。right−o/hのも脳内記事は完成しているけど、まとめられない。あと、私談・耳袋もなー。
サイト内のリンク張り直し、そしてFTP転送ってのが結構手間に感じてねぇ。ともあれ、夢酔頻度落ちる代わりに、サイト内の訂正、修正(考え方微妙に変化しているし)とか、企画もので行こうと思いまっする。
老人と権力の海(2004/7/3)
ヤクルトとロッテの合併が水面下で進行をしているのを見ると、オーナー会議では、ずっと前に、1リーグに移行することが決まっていて、実行のタイミングを図っていたと言うことなんだろう。
老人が、自分の老い先の短さと、社会の老い先の短さを混同して、絶望すると言うのは良くあるのだけど、権力者が絶望すると、広範囲に巻き込むからタチが悪い。そもそもオリックスの事を「あんな金貸しの球団と、日本シリーズやりたくない」と言ってたナベツネさんですからのぅ。ライブドアに「そんな奴は知らん」とか言うわな。伝統がどうこう言ってるけど、つまるところ、自分の聖域に、自分の気に入らないお友達は入れないよ。って話だよな。
で、件のライブドアの社長が、二時ワクっ(関西ローカルの昼のワイドショー)で言っていた、総資産1000億、近鉄買いたいと言っていた人かどうか知らないけれども。その二時ワクで、「松井、イチローも年棒80億だせば来るだろうから、客は呼べる」とか言っていたそうだが、少なくともあの二人は、金では動かんでしょ。より高いステージで己を磨きたいから渡米したわけだし。つーか、ナベツネ的人物は、ナベツネさんだけでいいじゃん。と言うわけで、ライブドアは嫌いです。
まぁ、ぶっちゃけて、ウッソ・エヴィンがカガチに言った「頭でっかちの老人がぁッ」って一言で終わるのでしょう。なぜ、Vガンかと言うと、スパロボα終わりました。DC追加ルートはまだですが。
総括、ダメだな。FとかF完結編の様に、憎しみを感じるほどのクソッぷりではないけども、良作とはとても言えない。B級ライターに多い、伏線張るだけ張って、スルーをやっております。全ての謎を解明する必要はないけど、骨子の謎は解き明かそうよ…けっきょく、ユーゼスが何者で、なにを目的にしていたのかさっぱり分からん。とりあえず、目前の危機は去りました。って勢いだけで終わってるし。最終面のめんどくささと追わせて、終わったとスッキリするのではなく、だれーんとした、やれやれ終わったかと言う感じ。
ラスボスは、二段階なんですけど、一万越すダメージ与えると、全快する卑怯ッぷり。まぁ、数回だけなんですけどね。それだったら、ど根性で回復とかにしよーよ…なんのために敵キャラにも、精神コマンド設定しているのやら…あと、ユニット換装(Vガンのアサルトパーツ等の付け替え)をするのならば、バルキリーもやって下さい。スーパーパック、アーマードパック、ストライクパックで良いジャン。
なにが一番ダメかと言うとですな、リアル系の第1話でパートナーから「この任務が終わったらどこか旅行に行かない」に行こうと答えてて、エンディングでパートナーから「これからどうするの」の問いに「そうだな…」と来たら、旅行に行こうよ。なんのための選択肢よ…なんのための伏線よ…目先のイベントだけかい…
ただ、私が不条理ネタの代名詞として多用するエヴァですが、ちと受ける印象が違うなぁ…とはいえ、エヴァも、謎は謎のまま。のパターンのハズなんですけども…いやまぁ、謎は謎のままが美しいのだけど、シナリオの骨子の部分は解明しとかんと…と言うのが私の信念。詳しくは、河原崎家の一族2のレビューへ
女王凱旋(2004/7/6)
木村拓哉主演のドラマの主題歌に選ばれた辺りから、小さなブームになっているらしいQUEEN。最新のベスト版ジュエルズが130万だか180万枚だかの売り上げだそうで。テレビコマーシャルにも頻繁に使われるようになったので、リアルタイムで聞いていた世代が、そうした一線に立つようになったのかなぁと思っていたり。たしか、私が高校生の頃にフレディの訃報を聞いたハズなので。
私の音楽嗜好の変遷はちと奇妙です。大多数は、童謡>アニメ、特撮>アイドル>JPOP本格派と来て、こっから先はフリーになるはず。私の場合、童謡>アニメ、特撮から、一気にQUEENに飛んでます。だから、アイドルモノのCD、LP一枚もないです。映画アイアンイーグルのサントラで洋楽に目覚め、映画ハイランダーでQueenに転んでます。よって、kind of magic以降がリアルタイムで聞いてた事になります。ハイランダーの公開が中2ぐらいでしたかねぇ。
実際には、ドラマ主題歌に選ばれる前からよく使われてはいたんですけど、何でもかんでも「We are the champion」って選曲でしたなぁ。QUEENの代名詞のような曲ですが、私はあまり好きではありません。ちなみに、ドラマ主題歌の「I was born to love you」は、その収録されたアルバム「made in heaven」が発売されたとき、日本のビールのコマーシャルソングに使われてます。なので、「We are the champion」に次ぐ知名度のある曲と思うので、まぁ、耳に残っていたのだろうなとは思いましたが。ボヘミアン・ラプソディは、名前は知っているけど、実際に聞いたことがある人は少ないと思うので。もっと言うならば、「I was born to love you」は、元々はフレディがソロ活動していたときに出した曲なんですけどね。
まぁ、そんな訳で、私の音楽の価値基準はQUEENなんですね。今でも明確に憶えているのは、CDチェンジャーにQUEENのアルバム二、三枚突っ込んでて、友達が遊びに来たときBGMとしてかけていたのですが、チェンジャーが動くたびに「誰の曲?」と聞いてくるので全部QUEENだ。と答えると「アルバム一枚ごとに、まったく曲調かわるなぁ、別バンドみたいだ」と言ったことですね。
私にしてみれば、アルバムのテーマ毎に曲調ががらりと変わるのが至極当たり前だったので、何曲聞いても、全部同じ曲ちゃうかと思ってしまうと、このアーティストはダメだとか思ってました。今、冷静に考えれば、コロコロと変えれるQUEENの方が異常だと分かるのですけどね。
そんなわけで、QUEENのこだわりは尋常ではない(シンセサイザーを絶対使わないとか)ので、ベスト版ではなく、アルバムを買って欲しいと思いますわ。ちなみに、私は、ベスト版一枚も持ってなかったりします(笑)。追悼記念に、ライブウェンブリーは買ったけど。
嗜好(2004/7/6)
んまぁ、そんな訳で、中2からクイーンを聞くおませさんだったわけですが、実はアイアンイーグルのサントラ内では、あまり好きな方ではありませんでした。jon butcher axisとかking kobraの方が好きでしたが、そんなマイナーなの田舎で買うのは無理でしたので。
アイアンイーグルも考えようによってはミュージカル調なのですが、別に当人が歌うわけではなく、どこからともなく流れてきて、歌で心情を代弁するわけでもないので。
そんなこんなで、洋楽にはまっていくウチ、嗜好が固まっていきました。どうやら私は、どんなに暗く歌っても、やっぱりどこかアメリカ南部の抜けるような青空と楽天的なイメージがするアメリカンロックよりも、どんなに明るく歌っても、鉛色の曇り空と石畳の冷たさを感じさせる、ブリティッシュロックの方が好きなようです。
オマー、ジョージマイケル、ギザイア・ジョーンズなど気に入ったモノはほとんどUKでしたわ。キザイアはアフリカに回帰して、怪しい民族主義煽動者のような歌ばかりになってますが。
それでもクィーン以上に傾倒するモノは無かったですねぇ。クラシック的な荘厳さとか、あらゆる音楽の感じを内包しつつも矛盾が一切無いと言うのは、なんなんでしょうね?。
大学の二回生あたりから、ジャズに手を伸ばし始めてましたねぇ。レアなラインですがアニタ・オデイのアーリーオータムは気に入ってます。なぜか弦楽器より、管楽器の方が好きです。ピアノって好きじゃないんですよねぇ、嫌いでもないけど。
ジャズに行くと同時に、正反対とも言えるオルタナティウ゛となっているのでそう言いますが、ナインインチネイルズも良く聞いてました。未だに凹むと、ヘッドフォンで大音量で聞きます。トレント・レズナーの、作り上げた才能と言う狂気が心地よいのですわ。
んで、現状はというと、音楽を聞かなくなってます(笑)。同世代の知人に聞いてもそうなんですよね。音楽ソフトを買いあさり、躍起になって集めるのも若さなんでしょうかね。ディープフォレストの4枚目とか買わなきゃと思うのだけどなぁ。ああ、ディープフォレストも、大好きです。おなじアレンジャーだからかも知れませんが(笑)。
ディープフォレストの三枚目のアルバム、コンパルサに、日本版特別トラックとして、ホンダのCMに使われた曲が入っているのですが、それは二枚目のアルバム、ボエムの曲。せっかく、一枚のアルバムとして構想を練り、推敲したはずなのに、知名度がある曲だからと無意味なボーナストラックを入れる辺り、センスねぇなぁ、日本人と思ったものです。
ボエムは東欧の曲(主に民族音楽)をベースにしたもので、コンパルサは、中南米の民族音楽。中南米の明るい曲調に、ぽつりと東欧の暗いのが入ってると明らかに不釣り合いだし、分かって欲しかったけどなぁ…
ボエム、東欧(主としてジプシー音楽)は、暗く切なげなメロディなんだけど、どこか楽天的な感じを受ける曲。どうあがいたって、これ以上良くならないんだから、笑うしかねぇ。って言う、ペシミズムが突き抜けて楽天的になったような印象があります。対して、コンパルサ、中南米の方は、明るい曲調ながらも、どこか悲しみをはらんだ印象があります。ボエムとは逆に、楽天的なのが突き抜けて、ペシミスティックになった様な、そんな感じ。
マダムサナ(100歳の女性ボーカル)の歌声は、不思議と元気づけられます。レコーディングの後、しばらくして亡くなられたそうですが。
収集と分析(2004/7/9)
情報は、収集と分析が分業できる。と言うか、分業すべきだ。大抵の人は、情報収集と情報分析を同一としているのではないだろうか?。
たとえば、バタリロ!74巻「おカマが出てきた日」で、マタハリの評価を「政府高官を色仕掛けでたらし込んで情報を集めたが、元が素人だから大した活動は出来なかった」となっているワケだが、末端の諜報員が集める情報に玉石は混じっていても問題ない。むしろ、情報の質を問うてはならない。諜報員が集めてくる情報から、玉だけ取り出すのは、分析官の仕事だ。どっちにしても、マタハリは白組なので、フランス高官との会話を提出するだけで、十分良質な情報であると言えよう。例えば「今度はアフリカに配置になったからしばらく会えない」と言われれば、アフリカで何かやると言う良質な情報となる。と思う。
端的に言うと、航空写真で偵察する場合、カメラマンが自己判断で、標的っぽい建物を選んで撮ったなら、それは危険だ。敵の偽装に引っかかる可能性が高い。指定されたエリアを余すことなく写真に収め、分析は専門官に任せるべきだ。
なんで、こんな事を考えたかというと、メガテン技能のハイテクとトリックの住み分けを考えていて思いついた。トリックやESPは情報収集のスキル、ハイテクはその分析なワケだ。元々。
じゃあ、それで解決。とならないのがTRPG。理由は二重構造にある。つまり、キャラクターが情報収集係で、プレイヤーが分析担当と言う暗黙の(そして無意識の)形ができあがっているからだ。キャラクターがスキルなどで得た情報を、プレイヤーが解析する。この形にはTRPGの経験がある人ならば、思い当たると思います。
今までのマスタリングや、シナリオ作りの考え方としても、出す情報は、生のままの情報止まりで、その分析はプレイヤーの能力に依存していたなぁと。逆に、プレイヤー側も、分析はプレイヤーの仕事と思いこんでいる為、スキルでの情報分析はまず行わないワケだ。このことは、古くから「プレイヤーの知識と、キャラクターの知識」と言う命題で語られているのだけども。
ただまぁ、この情報の洗い出し、つまりは謎解き、って言うのが、TRPGの楽しみの一つだと思うので、スキル判定とかでさっくり分かってしまうと言うのも味気ない。事象(つまりは方法や手段の謎)に対する情報と分析をスキルで行い、ストーリー(動機や事件背景の解明)に冠する謎解きへ誘導するって言うのがベストなんでしょうけどねぇ。
選挙(2004/7/11)
強行採決と牛歩、どっちが国民をバカにしているか対決たど思ってたんですけど、まぁ、当然のことだけど、多くの国民は強行採決の方にご立腹だったようですなぁ。年金法案の強行採決以降も、独断で多国籍軍参加を決めたりと強行してたしのぅ。個人的には、多国籍軍参加はには、賛成なんですが、ちゃんと手順踏まないとねぇ。
共産、社民の議席を喰っただけ。と言えなくもないけど、今回は民主の躍進は間違いない。ただ、参議院なので、国政の中心に近づいているわけではないので、自民・小泉、国民をなめるのも、大概にせーよ。と言うことなんだと思うわ。躍進はしたけど、国政を民主に任せたいと言う人は少ないと思うし。
ま、こんな分析はプロに任せるとして、私が常々思うのは、国民の代表である国会議員。なのに選挙区ってどうも納得できない。政治ポリシーゆ公約に賛同したら、東京の人が、岩手の立候補者に入れても良いじゃん。国民の代表なんだし。
いまの選挙じゃ、県の代表だよ。変な例え方だけど、いまの選挙って、国家公務員の採用を県の人口ごとに割り振っているようなものだし。これを何とかして欲しいわ。まぁ、地元基盤が消失するから、絶対に変わらんとは思うけどね。広島の候補ってさ、何でもかんでも「憲法九条保持、反核、反戦」しかいわん。あんたら、もーええわ。
ちなみに私が投票したかったのは、名前忘れちゃったんだけど、ドミニカへの移民事業での外務省を汚職つーか不手際を追及していた人。ああいう地道なコトしている人は応援したい。とは言え、移民事業って国家公認の人身売買だからのぅ。まともな土地が与えれた移民事業の方が珍しかろう。とは思う。
あと、反対票制度ね。こいつだけは当選させたくないって票。得票率組織票で一位だったけど、反対票で得票数が減って落選とかさ。
立候補者個人への全国区投票と反対票があれば、投票率激増すると思うんだけど。
戦国無双(2004/7/14)
えーと、コレが初企画のゲームだったら、問題ないと思うのだけど、系列のゲームで、比較対象は真・三国無双3。と言うより、出来の最低ラインが三国無双3となると思うのですわ。無双と言うタイトルの割に爽快感はなく、敵の攻撃は執拗で、容赦ない(ハメられること多々)。
あと、個人的に三国無双3より、キャラが小さいのに、動きが固い気がします。ωフォース内の別チームかとか邪推したり。
まず、問題点は、無双なのだから、爽快感があってしかるべきなんですけど、ありません。三国では、ダッシュ攻撃で一掃できた雑兵も一掃できません。プレイヤー側の攻撃力が低すぎるのか、雑魚の防御力や体力が多いのかは分かりませんが。とにかく、雑魚に囲まれると、何もできなくなることがあります。敵の雑魚に順繰りに、ジャンプチャージを出されて、身動きできなくなることも。
また、チャージ攻撃に隙が大きく、雑魚の攻撃で良く潰されます。雑魚に囲まれても、チャージ攻撃で一掃ってのが無双系の楽しさだと思うんですけどねぇ。起死回生で、無双奥義出しても、雑魚も倒せない悲しさ。また、キャラが成長すると、雑兵も含めた敵も強くなるので、より爽快感が無くなります。
そして、処理落ち対策なのかも知れませんけど、敵との距離が少し離れると、画面から消えてしまいます(存在はしている)。雑魚が密集しているほど、消える距離は近くなります。よって、前進するチャージ攻撃で、少しずつ前に出ると、攻撃準備の整った中ボスクラスが、ぼやーんと登場し、吹っ飛ばされたりします。
カメラアングルの妙な動きは、侍や侍道2並。しかも、カメラアングルは動かせない。今回は、屋内戦とかあるので、カメラアングル外から突撃系のハイパワーキャラが突進してきて、やられたりとストレス溜まりまくり。特に、コーナーに追いつめられたら、かなりキツイ。起きあがりの無双奥義も出にくいし。
くわえて、弓兵や、鉄砲兵の射撃間隔がかなり短く、2集団ぐらいでるとかなりイライラします。射撃兵だけなら、二部隊でも良いんですけど、他のもいますから。
ミッション達成が最優先の無双と言うよりは、敵をなぎ倒すメタルギアソリッドな感じですな。細かいところを言うと、これほどまでに、ミッションを優先させるならば、マップで、門の開閉が確認できないのは、致命的欠点だとおもう。無策で正面突破して、ン百人を切り倒すのが、無双系の売りだと思っていてるのは私だけでしょうか?。こそこそと走り回ってミッション達成最優先って…
オリジナル武将のメイキングも、ミニゲーム(制限時間内にどれだけ敵を倒せるかとか)で、エディットしていくのは良いんだけど、メインとも言える、外見のエディットが出来ないのは、なにかを勘違いしているとしか…また、スキル修得とかで、やりこみ要素を付けたつもりなのだろうけど、育てるほどに敵も強くなるので、育てる気にはなりませんな。
新世黙示録(2004/7/15)
鈴木大司教の、メガテンシリーズの後継作というか、最新作というべきTRPGようやく買いました。むむ、先にd20クトゥルフ買えや。と言う電波が来ているような気もするけども、オークションで安くあったのですよ。
さすがは、大司教の作ですわ。メガテンと言う足かせが取れた分、楽になったようで。メガテンTRPGのルールいじり止めて、新世黙示録用に変換しようかなぁ。
猊下らしく、神族同士の権力闘争の設定なんてお見事。そこいらの比較神話学者よりも面白いし、革新的だ。神話学の資料としても問題なく読める。けども、やはり、ゲーム設定、誇張、曲解はそこかしこにあります。
これが、論文ならば困りものですが、作品の設定となれば、曲解・拡大解釈は許されます。これを理解できないチューボーは、鬼の首を取ったように、間違いだ、訂正しろと、抗議をしたりするのですな。まぁ、私も陰陽道についてうだうだ言ってますけど、作品の中の陰陽道と、史実の陰陽道を混同して欲しくないなと、それだけです。イギリスのマーリン、日本の晴明、魔術界の竜虎で良いと思いますよん。
軽く例を挙げると、クトゥルフ系の神も導入されているのですが、旧支配者と言う言葉が使われています。グレートオールドワンの超訳なわけですが、誤解を招くとのことで、本家クトゥルフの呼び声では、廃止されてます。が、別段、間違いではなく、ダーレス設定を採用したならば、旧支配者と言う呼び方は正しい。なにより、クトゥルフでなく、クトゥルーと表記しているし。そもそも、HPL純正設定で行くならば、本家クトゥルフの呼び声をプレイすればいいわけだし。
少なくとも、新世黙示録の設定においては、一般論や定説となっているものがどう解釈されているかは知っているけども、あえて、意図的に拡大解釈しているのは感じ取れます。分かっててずらすと言う高等テクですな。読む側も、どういう意図でねじ曲げたかを感じ取れるようになりたいですなぁ。
システムの感想は、やや煩雑と言うか、分かりにくいダイスの使い方がネックかなぁ?。技能やなんかは、スッキリしているのだけども、判定方法が…。技能も、スッキリしていて、隙がない。隙がないから、発展性は低いかな?。まぁ、発展させる必要は無いんですけども。上級ルールとか出せないからには、シナリオ関係で充実して欲しい…けど、発売から二年、シナリオ集とかあまり聞かないね。
つーかさー、エンターブレインのTRPG関係、全然公表が無いんだけど、大丈夫なんかなぁ?。もう夏なんですが…本当に新作出るのかえ?。
ぎゃー(2004/7/17)
新世黙示録に感化されて、色々書いたは良いけれど、中途半端のやっつけですな。特に火器。戻りの設定すらやってない。まぁ、火器にはエーテルが付加できないと言うので、かなり脆弱になりますな。射撃に変えて、弓をうつすかねぇ。
今ひとつ、ルールを理解しきってないので、回避+1と、相手の命中難易度+1どっちが効果が高いのかとか、よく分かってないので、アイテム名列記になっております。名前のあるアイテムだと、いわくがあって、全部ユニークウェポンになりそう…
あと、個人的には、操気に具現化とかで、エーテルを武器化できる能力が欲しいのう。エーテルアームとかぷるかもしれんけど。
趣味で、ヴィヴィアンとリャナンシーを作ってみた。完全な趣味の域だと、イシュタルやシルキーになるが。あと、初期のやられ役の代表格、餓鬼とオークも。餓鬼とオークは、バランス調整しないといけないので、具体的数値はまだないです。序盤の敵役が少ないよ…ゾンビとボーンゴーレムぐらいか。まぁ、霊格2で始めれば良いんだろうけど。
メガテン用のシナリオを、黙示録に移植するのと同時に、瀬戸物大将と唐物大将の戦争に巻き込まれるシーンが思いつくが、それをシナリオつーか、ストーリーにまで発展させられん。歳かのぅ…あと、リャナンシーに取り憑かれた芸術家とか。このままだと、衰弱死してしまうが、リャナンシーを引き離すと、霊感が消えて芸術家として死ぬと言う救えない二択を迫る感じで。
暑さが集中力を奪う…時にトーハってまだ活動しているのかねぇ…スタイルを取得してない特技の修得ポイントが、ルールブックとウェブサイトで公開しているサンプルキャラで違うんスけど。つーか、スタイル無しで、特技の取り方って喜寿通あったっけ?
白骨温泉(2004/7/20)
温泉や旅館をメインにした旅行が嫌いな私には理解できない自体になってますな。湯の色が、乳白色でも、赤褐色でもええやん、べつに。
入浴剤散布が取りざたされて、田中康夫知事まで出張って来たわけですが…乳白色の温泉ってキャッチコピーだけが、突出して報道、宣伝された弊害だと思うけどなぁ。つーか、田中知事の視察は、イヤらしいパフォーマンスにみえていやーん。
温泉ブームの頃の無責任な記事の弊害じゃないかなぁ。昔から、濁りかげんにムラがあるのは地元の人なら知ってたろうし。温泉記事や、温泉番組にどうして白いのか説明があれば、もっと違ったと思うのだけども。まぁ、温泉側も、説明文を脱衣所に張り付けておくべきだったとは思うけど。
派手な宣伝のおかけで、入浴客が増える。と衛生面から、清掃頻度があがる。するってーと、湯の張り替えも頻繁になり、外気に触れて酸化するヒマが無くなり、白くならないって悪循環だったわけだ。
温泉番組や記事は、コレ以上ないベストな白さの湯船写真を載せるわけで、客はそれを信用すると。さながら、料理サンプルだけが豪華なレストランのようだわなぁ。つーかまぁ、そう言う情報に踊らされているヤツラが悪いのだけども。どーも、こういう場合、情報発信者の罪って問われないよなぁ。温泉関係の人可哀想すぎ。
まぁ、私個人の感想としては、白骨温泉が濁らなくなったのは、温泉自体のキャパシティーオーバーと言うか、過労だったと思います。浮かれた宣伝で、浮かれた客が来て、荒らしていくのは良くあること。
バブルが過ぎて、安い客を大量に取り込む。と言う温泉旅館の手法は終わったと思うので、これを機に、じっくりと本当の客をもてなす方針に変えて欲しいですな。てか、高級旅館とかは、乳白色のままで、薬剤投与はしてないんだっけ。やっぱ、安い客を大量に取り込もうとして、温泉が過労でダウンしたのかもねぇ。
うたわれ(2004/7/22)
リーフの「うたわれるもの」をこっそりプレイしております。知人から「BE−YOND」風味でお勧めと言われたので。まぁ、評判になるだけあって、脚本(メッセージの文章力や、会話の掛け合い)は、大変、良く出来ております。珍しくべた褒めだ(笑)。
戦闘マップも、ややまぁ、強引なイベントと言えなくもないですが、この手のスタイルだと、一度、負けるなりリセットするなりで、イベントをチェックしてから、戦術考えるってのは当たり前だから、特に問題も無し。ただ、連撃ってアクションゲーム要素は無用のような…攻撃時に、タイミングを合わせてクリックすると、攻撃回数が増えるのですが…若い人には、少しでもアクション要素いるのやろか?。
ゲームとは無縁の感想なのですが、CGの質と言うか技術(肌の光沢とか質感)、キャラクターデザイン(特に敵の悪役)、戦闘マップ、それか戦闘時のシステム画面、戦闘時のSDキャラ。
どれをとっても、アリスソフトのゲーム見たいなんですけど?。
アリスのゲーム買わなくなって久しいので、古いゲームで申し訳ないのですけど、鬼畜王ランス+なんかのタクティカルコンバットのゲーム(タイトル失念)な感じ?。
それはともかく、イントロ長すぎ…戦闘マップ3つクリアして、ようやくタイトルコールかいっ。丹念に描いてると言えば聞こえは良いんだけど、平時の日常を執拗に描きすぎて、展開が遅く、飽きる寸前でしたわ。つーか、やや飽きてた。
いつの頃からか知らんけど、オープニングだけでプレイ時間二時間、三時間当たり前って風潮はどうなんだろうねぇ?。同級生2ぐらいか?。君が望む永遠なんて、OPの序盤でダウンしましたわ、私(厳密には、OSの不調でHDD洗浄して再インストしてないだけだが)。
むかーしのゲームなら、マニュアルにストーリーって二ページぐらいで状況説明あって、ゲームはすぐ本編だったものですが。容量に余裕が出来すぎた弊害なのかなぁ?、昔二ページ、今二時間。
背景設定を、とくとくとオープニングとして、二時間以上かけて語るって言うのは、反則と言うか、腕の無さを誤魔化している気がするなぁ。良質の作品って言うのは、本編の中で、上手いこと背景やら時代設定の説明を織り込んでると思うんだけども。説明臭くならないように設定説明するってのも、上手い下手を見分けるポイントだったのですが。
とはいえ、うたわれるもの。は、タイトルコールが遅いだけで、ずっと本編が始まってると言えなくもないんだよねぇ。んーでも、別にオープニングがあってから、始まってもなんの遜色もないからなぁ。制作側の演出意図なんだろーけど、イントロ(落語風に言うとマクラ。漫才ならつかみ)が、長すぎるのってどうなん?。
あと、設定の根幹は、BEYONDではなくて、グインサーガっすね。
壮絶?サバイバル(2004/7/23)
林道から車ごと転落した男性が、一週間水だけで生活し、釣りに来た人に発見されたそうだが…それを壮絶サバイバルとか、奇跡の生還って言うのはどうかと思うぞ?。まぁ、車ごと落ちて軽傷ってのは奇跡かも知れぬが。
状況を見る限り、事故による失血とか、外傷以外の要因で死ぬ要素は限りなくゼロに近い。解説してた山岳協会の人も苦笑してたしのう。ちなみに私は、夏場の野宿はブルーシートだけで寝てた。奥飛騨温泉郷の夜は、夏でも気温ヒトケタでビックリしたものだが。
なんにしても、壮絶とか奇跡とかつけるのは過剰報道。サバイバル能力まで行かなくとも、普通にアウトドアの知識と経験があれば、遭難事故ではなく、ただの交通事故で終わっていたと思う。
報道内容を見ていると、たき火をしたが、途中から湿った木ばかりで火がつかなくなった。とか言ってたけども、火がついたのなら、塗れた枝を、火の側において乾かせばいい(くべると火が消えるので、火に入れるとダメ)。つーか、ある程度火がついたならば、狼煙にすべき。つーか、車には発煙筒なり、発火筒が、ついとるやろがッ。報道でも、手つかずの発煙筒が写ってましたな。なんでつかわんかったんやろ?
また、沢の中に居続けるのはかなり危険(遙か上流で雨が降っても増水する)ので、早い内に、傾斜の緩いところを探すべき(釣り人に見つけられたので、そう遠くないところに傾斜の緩いところがあったはず)…まぁ、打撲とかで身体が動かなかったらしいけど…でも、崖を登ろうとしたらしいし…世界共通の救助サインSOSも忘れていたようだしのう。
遭難者は、車を寝床にしていたようだけど、大破した車を寝床にするのは危険だ。ガソリンに引火する危険が…って、車のガソリン抜けば、たき火しほうだい、狼煙あげほうだいかと。方法はなんぼでもあるし。給油口しか開かなかったら、葉のついた枝を突っ込むとか。
まぁ、サバイバル能力って、発想力と直結だからねぇ。1つのアイテムから、5,6通りぐらいの使用法を思いつくぐらいの柔軟性欲しいね。まぁ、結論は・・・こんなんサバイバルじゃねいと思うわ。日本人のサバイバルつーかアウトドア能力は低いのだなぁ。
出来なかったは、やらなかったより偉い(2004/7/23)
私はこの言葉が好きだ。『出来なかった。は、やらなかったより偉い』。
原点は他にあるのかも知れないが、私がこの言葉を知ったのは、中学生ぐらいの週間少年ジャンプの読み切り漫画だった。漫画家名も忘れてしまったけど、確か大正時代ぐらいの設定で、音楽家を志す青年の進路への葛藤と失恋話だったよーな。こうもさっくり思い出せる辺りが、プチサヴァンの面目躍如ですな。
中学生男子で、恋愛ネタが好きなわけも無く、当時、漫画自体は歯牙にもかけなかったのですが、自信を喪失した主人公へヒロインの発したこの言葉『出来なかった。は、やらなかったより偉い』は、脳裏に焼き付きました。が、実際の人生の転機には思い出せませんでしたが。思い出してりゃ、ちっとはマシな人生になってたかも。
実を言うとさっきまで忘れてました。この言葉。なんで思い出したかというと、ちとサイト巡りをしていて、アニメアンテナ委員会と言うところにブチ辺り、アニメQ&Aの就職に関する提言(完)を見て、思い出したのです。とても良いこと書いてあるので、若人はこれからの人生の教訓として、私のようなとっしょりには許すきっかけとして読んで欲しいです。
私もスタートラインに立たせて貰えなかったクチですのでねぇ。私も憎んではいないが、許してもいない微妙な心理。人間、肉親の情を切り捨てても旅立たねばならない時が必ずある。その時を見誤って、肉親の情で思いとどまると後悔します。親の子離れ、子の親離れ、大切ですな。最近では、情を捨てきれなかった、自分を憎んでいますが。
つーか、ウチの親の教育理念は、100%成功しないなら、やるな。。アンタの恥は、私の恥。風(世間体)が悪い、出来そうにないなら、やるな。結果が全て。でしたからねぇ(遠い目)。チャレンジ精神なんて育たんよな、コレじゃ。と転嫁してみてる。
なんかこう、心にジンっと来る文章を読むと、憑き物が取れたかのように爽快な気分になりますなぁ。サイト立てた頃は、立て、若人よ(2002/3/14)とか、良いこと…特に良くもねぇな…当時は良いこと書いたと思ったのだけど。そこでも書いたけど、反対するのは親の義務見たいなもんで、それ程度の壁に屈するようじゃダメなんだわ。とは言え、肉親の情を持ってこられると辛いけどね。
ともあれ、出来ないんじゃない、やらないんだと、カッコつけても、結果はそれは逃げ出しているだけ。
『出来なかった。は、やらなかったより偉い』。出来なかった事よりも、挑戦したことを誉めて上げよう。結果よりも、課程を見よう。そうしないと子供が歪むのは、体験からよく分かる。が、出来そうもないので、子供は作りたくない。ゲームのレビュー見れば、100%無理だよね、こういう教育。少なくとも、私が子育てしなきゃ、この連鎖は止まるので(母親も同じ育てられ方してるので)。
別ネタもあったのですが、清い文を見て、長期のダウナーから抜けたらしい、憑き物が落ちたので差し替え。別ネタも残ってるけどね。まぁ、当人にしてみれば、どんな小規模の遭難でも壮絶って事で。
落雷(2004/7/26)
木に落ちたら、落ちた木から半径数メートル内は危険ゾーンだよなぁ?。山登りの基本じゃん?。側雷撃と言う名将までは知らなかったけど、雷の直撃を受けた木が、四方八方に放電するのは、アウトドアの基本知識かと…。壮絶?サバイバルでも書いたけど、ほんとに、アウトドアの知識まったくなしで、よー山に行くなぁ、あんたら・・・
無責任な旅行関係雑誌が出してる山登りガイドでない限り、こうした落雷対策って書いてあると思うんだけどなぁ…つーか、こういう危機対策が書いてない本は使用しちゃダメだよなぁ。
むかーし、酷い旅行番組があって、その情報を信じて、女性が海外の一人旅して、犯罪被害者を爆増させたという実績もあるほどに、マスコミは無責任。つーか、なんぼテレビや雑誌、ガイドブックで紹介したからと言って、夜の繁華街一人で出かけるわ…
と言うわけで、山(例えハイキングコースや、裏山の山菜取りであっても)は、そうした治安の悪い繁華街と思って欲しいものですわ。落雷、増水、鉄砲水、急な悪天候化、急に日が落ちて動きが取れなくなって遭難(秋口など、16時をすぎると急速に日が落ちる。)などは、繁華街のチンピラ、ボッタクリ店、暴力バーとかそんな気分でいて欲しいものですわ。
怖がる必要はないけども、なめてかかっては欲しくないですなぁ、山を。