四月の夢酔
「あなたの夢を小馬鹿にするような人からは離れていなさい。
器の小さい人は、いつも人を小馬鹿にするのです。
しかし、真に偉大な人は、あなたも偉大になる可能性があることを教えてくれます」
−マーク・トウェイン
四月(2006/4/1)
四月…まぁ、エイプリルフールでもありますが、新学期、新学年、進学、就職、はたまた、浪人?。本来なら、進路に迷う頃に言うべき何ですがまぁ。そこはそれ。
と言う訳で、ちょっと良い格言チックなモノを列記。過去に、何度も書いていますけどね。
『出来なかったは、やらなかったより、立派だ』
少年ジャンプ(私が小学高学年ぐらい)の読み切りモノで、大正ぐらいの青春ものにあったセリフ。タイトル、作家名とか全部忘れてますが、このセリフだけ覚えてます。進路に悩む主人公にヒロインが励ますセリフ。それで、夢を追うことにした主人公は、高等師範学校(音楽学校だったかも)に合格。ヒロインに告白しようとしたら、すでに親友といい仲で、ほろ苦い青春のマンガでしたな。
やってみたけど、出来なかった。と言うのは、「オレは出来るけどやらないだけ」とうそぶいて逃げているよりは、数百倍立派だ。と言うこと。成果主義、結果主義ど真ん中に生まれた私の救いの言葉でした。
『魂を檻から解き放て』
これは、霧嶋タケルの「ムーンヴォイス」…クエストになってからだったかも。角川のお家騒動に巻き込まれて、消滅した不遇の名作。限界を決めているのは、「出来ない」と思いこんでいる自分なのだ。と言うこと。壁を作っているのは、結局自分なのだと。
『あなたの夢を小馬鹿にするような人からは離れていなさい。器の小さい人は、いつも人を小馬鹿にするのです。しかし、真に偉大な人は、あなたも偉大になる可能性があることを教えてくれます』
マーク・トウェインの言葉。まぁ、要するに、大人が「夢を見るな」とか「現実を知らん」とか「若いな」とか言うのは、そう言うことです。ワタシ的な解釈を加えると、この程度の壁で諦めるなら、本気じゃないんだよ。本気なら、何を言われてもやってみい。と言うことかと。
そして、このエイプリルフールのネタには、強烈パンチ。知る人ぞ知る、カードバトルゲームの傑作、レッスルエンジェルスの最新リメイクなんだけども。一瞬マジで、学園モノに切り替えたんかっ。と思ってしまった(笑)
WAS(2006/4/2)
青臭さ大好きな私も、自分で発言するのは恥ずかしいのでそうそうにかぶせます。
まぁ、良い機会なので、レッスルエンジェルスについて、ちょっと。語ります。それなりに知名度のある作品ですが、まぁ、どちらかと言えば、隠れた名作に入る部類。カードバトルのゲームとしては、屈指の出来の良さを誇るのですが。
判定方法は簡易ながら、さまざまな付加要素が加えられているので、単純なカードの出し合いになるのを防いでいます。ガイナックスのバトルスキンパニックや、ジャニスのばにーはんたー零のような、ひたすら強いカードを出せばいいと言うことにはならないようになっています。
その一因に、連続勝ち、連続負けの修正があり、カードで負け続けていると、補正がどんどん累積し、有利になっていく訳です。スキル補正や、能力補正、技難度の補正なども加味されるので、不得意分野の技カードで技と負け続け、補正を稼いで一気にドン。と言う、プロレスで言うところの、相手の攻撃を受けきって倒す。と言う演出も出来たりする訳です。
この辺からも、制作者のプロレスへの愛情が感じられると言うもの。登場キャラクターも、元ネタはあのレスラーかな。とか考えるのも楽しい。サクセスのとこでは、レジェンドキャラとして出てきますが、なにぶん、昔の話なので、知らない人が多いかも。さらには、必殺技を設定すると、オリジナルの名前が付けられます。ただのパワーボムも、タイガードライバーに変えることが出来るという訳ですね。また、技には難易度の幅が設定でき、当然難易度が高い方が、ダメージは高い。つまり、序盤用の低難度のバックドロップ。試合終盤ないし、決め技としてのバックドロップなど使い分けることが出来る。
ただ、簡易な判定をしているが故に、問題点もあり、能力値と技スキルが直結しているため、早いうちに強いレスラーにしようとすると、どうしても同じスタイルになってしまいます。例えば、体力の値はそのままHPに直結し、体力が高いと、パワー技のスキル上昇のコストが減ります。そのため、低コストで上げられるパワー技中心になってしまう訳です。
レッスルSPでは、所属団体が破産、大手に移籍する、師匠についてフリーになる、などなかなかのストーリー展開を見せてくれます。ルートによってはマスクマンじゃない、マスクウーマンになれたりします。そんな訳で、団体経営メインの3よりは、主人公中心のSPの方が好きでした。
当時のは、一応、アダルトカテゴリーだったので、水着はぎデスマッチ。要は負けた方のセミヌードCGが表示される程度のものでしたが、そんな事はどうでも良く、カードバトルが楽しかった。当初は知人宅で、雑誌のオマケCDに入っていた体験版で、それが非常に面白く、帰宅後、速攻、大阪日本橋で購入。スペシャルディスクをメーカーに申し込んだら、移転先不明で戻ってきて、普通ならここで諦める私ですが、メーカーに電話マデしたという、私らしからぬアグレッシブぶりでした。
サクセスが最新リメイクをしている訳ですが、持ち味を上手く活かしてくれると良いなぁ。
…レゲー感想文の準備か?、と勘ぐったあなた正解です。
XTH2(2006/4/7)
なにげにウィザードリィエクス2をやっております。無双エンパの予定が、安く手に入ったので。
さて、なにげに見られてる?。という感じがしなくもない変更ぶり。相性関連で、パーティースキルを発動すると相性修正が入る用になりました。学校ものなので、やっぱり友情パワーは必須だよね(この提言は他所ではあんまり見なかったよーな)。あとは、視点固定移動が入っていたりとか(L1R1でそのまま、移動のが有り難いのだけど)。まぁ、最大要求の戦闘オートコマンドが入ってないので、見られてないとは思いますが。
ロード(ダンジョン)のコントロールパネルが複数になっており、ダンジョンギミックとしては、イイ方向に進化してます。前作では、とりあえず、中央部に到達すれば何とかなったのですが、今回、多いと三カ所ぐらい回らないと、ショートカットできるようにならない。賛否あるリドルなんですが、中でも「突然なぞなぞでは萎える。ゲーム世界の歴史とかに」と言う発言もあったのですが、これはちょっと素っ頓狂。
そもそも、リドルつーのは、謎かけ。ようするに、なぞなぞ。D&Dを実際にプレイしたことあるならば、「懐かしー」とか思います。スフィンクスのアレもリドルですから。そもそも、セメタリーという設定を考えても、歴史問題でた方が萎えます。と言う訳で、エクス2のリドル。私には、めっちゃヒットなシステムでした。
で、まぁ、こういうシステム関連では、元々強いマイケルソフトなんですが、相も変わらず、シナリオと言うかクエストがなぁ。チュートリアルの意味(字義的なものは別として)わかってねぇ。各初級カリキュラムがそもそものチュートリアルのハズ。図書館にあるチュートリアルは、ゲーム内マニュアルやっちゅーの。
まぁ、前作のカリキュラムよりは、マトモになってますが、それでも戦術カリキュラムで、今回の売りであるパーティースキルの解説が無い。つーのは、どうしたものか。まぁ、基本的かつ重大なことをすっぽりぬけ落とすのも、マイケルクォリティーなんですけども。
そもそも、クエストのリセットがない。と言うのは、どう考えているのやら。プレイヤー視点とキャラクター視点の融合とは言っているけれど、現状では、完全なるプレイヤー目線オンリー。と言うのも、キャラクター視点はほぼ存在せず、学府の全学徒で1キャラみたいな扱いだし。なんか、もう少しキャラ目線に寄っても良いのではないかと。客観になってしまうゲームよりは、遥かに良いのですけども。
あとはまぁ、相も変わらずクエストが淡泊。漢の友情はケンカの後の夕日だ。と思っていたら、さっくりスルー。敵軍の物資を奪うのに、酔いつぶれていて、ただイベント見るだけのマジでお使いですか。とか。クエストは単なるイベントではない。ベリィーショートシナリオの一本のゲームであるが如く、導入から山場をちゃんとしないと。
あとね、ダンジョン使い回しても良いけどさ、ロード変わったら、コントロールは別物にしようよ。さあ、新しいロードの通行許可が下りた。いくぞ。と思ったら、いきなりショートカットできる。では…
超人ガッツでやってみなっ(2006/4/9)
アストロ球団(実写2005年?)終わってしまいました。都会の方では、たぶん、もっと大々的にやっていたと思うのですが、なにぶん田舎住まいなもので。いまさらです。
70年代の泥臭さを見事に復元した、パワーのある熱いドラマでしたわ〜。平成でありながら、昭和の泥臭さという、熱さを持っていたのは面白かったなぁ。原作を忠実に再現しつつも、ドラマアレンジを良い感じでやってたし。
原作だと、たしかアフリカで野球を続けるとかで、その旅立ちで終わったのだけども、ドラマ版ではちょいとアレンジしてあって、そうつなげる?。見たいな感じで。WBCの後だけに、ちょっとグッと来るモノが。
70年代のドラマには、熱演を通り越した怪演というものが、多々あったのですが(例:レインボーマン)、久々に怪演を見ました。デビット伊東さんは、二代目大月ウルフ襲名してくれないかしら(笑)。悪の帝国の参謀とか似合いそうな演技してました。大沢一樹(漢字うろ覚え)さんも、美形の狂人を怪演してたしなぁ。
球三郎役の人も、かなりの熱演で、一人だけ視点が別にある。何でだろうと思ったら、球三郎は視力を失っているって設定だったっけ。と思い返す。何となく、聴力だけで生活しているのが感じ取れるはスゴいなぁと。実写野球ドラマだと、肩や腰が入っていないと言うよりも、手足の動きすら制御できてないフォームから明かな山なり球を「は、速い」と言われて萎えるドラマが多いのですが…アストロでは…そんなことはないと言いたいけれど、ちょっとはある。デビットさん歳だから…球一役の人は右利きと思うけど、左で投げてあのフォームは大した物。
ドラマそのものも作りとしても、二段エンドロールになっていて、ちょっとやられたと言うか、この発案はスゴいなぁと正直思いました。ドラマとしてのED曲の歌詞が「超人ガッツでやってみなぁっ」と言う、これまた昭和臭い、けれど耳に残って口ずさみたくなる歌のあと、番組としてのエンドロールで、今風のさわやかな曲調の「グッドエモーション」が流れてきて、この落差、スカイラプ並でまた耳に残る。
こうしたバカネタスポーツものって、廃れちゃったよねぇ。ああ、アイシールド21が微妙に引き継いでいるかも。巨人の星とか、誓いの魔球、黒い秘密兵器とか、超科学の魔球もの。ウソ科学解説にはちょっとアレだけど。面白かったのだけどなぁ。巨人の星も、消える魔球だの、殺人スライディングだの、十分に超人野球してるから。
真面目に考えると、一試合完全燃焼って、結構重い言葉だよね。ちょっとした違和感で降板したりする選手が増えた中、なおさら重く感じます。まぁ、選手寿命の延命を考えたら、交代は正しいことなんだろうけども。
でも、今の子達には、この泥臭さは、ウザイ。とか言われちゃうんだろうなぁ。と言うこと考えていたら、阪神の金本選手がフルイニング連続出場の記録達成と来たもんだ。超人ガッツの称号をみんなで贈ろうっ。
聖戦学府(2006/4/13)
チマチマとやっております。エクス2。ダミアス教頭懐かしいなぁ。と思っていたら、なんか「これならどうだ」と言われている気が、ヒシヒシとするのは、自意識過剰ですかねぇ。見られている気がしなくもないところが、多々。
さて、想定されたメインシナリオをクリアした訳ですが…まぁ、Wizだからとも言えますけど…んー、このシナリオ規模だと、コンシューマーでやるには、ちょっと規模が小さいかなぁ。テーブルトークのキャンペーンとしては、非常に程よい規模だと思うんですけど。ウィズの戦闘システムだと、ボス戦盛り上がらないのが厳しいよなぁ。
とはいえ、問題はソコぐらいなので、Wizのシステムじゃなかったら、問答無用でたたき割る、レベルだった前作からみれば、爆発的な進化です。ただ元値が低いので、ようやく並ですが。
確かに良く出来ているのですが、なにか物足りなさを感じるのは…やはり、シナリオの規模やサイズの問題でしょうね。あと、密度かな。ウィズのシステムと相まって、スゴい淡泊に感じるからなぁ。この辺りの改案ネタはあるのですが、聞きたかったらメールでもカムカム。
まぁ、そのうち、レビュートコに書くとは思いますが。
星回り(2006/4/18)
I can see your stars life is so excite♪とフレディ・マーキュリーは歌ったものですが、巨人の原監督を見ていると、やっぱり星回りと言いますか、もって生まれた宿星といいますか、なんかあるんだろうなぁと。
原監督が、意味不明の更迭をされ、そこから、目に見えて野球人気が低迷してきたように思っています。そこで原監督が復帰したのに合わせるように、WBCで日本が優勝し、盛り上がりを見せる。そしてまた、巨人が破竹の快進撃をみせる。となれば、なんかもう、やっぱり日本球界を背負う星の元に生まれたとしか思えませんな。
そして、星回りと言えば、小沢一郎代議士。千葉の補欠選挙、なんとなく民主党勝ちそうなインスピレーションだったのですが、結果どうなったのかしら?。まだだっけ?。
ゆとり教育(2006/4/19)
ゆとり教育実施と打ち出された頃から、害しかない。と公言していた私なんですが、その旗振り役だった人が降格になったそうな。
で、インタビューというか、記事を見て、本当にやりたかったことはようやく分かった。けど、それならアプローチは全く逆だったんじゃないだろうか?。学校という公的機関で、これ以上ないと言うほど、詰め込んで、塾なんて行く必要がない。と言うレベルまで、持って行けば、塾に行かなくなる分、自由時間が生まれるわけで。もちろん、ついて行けなくて、格差が広がる。と言う懸念もある方法だけども。
自由時間を確保しておいてから、残りの時間で、業務(授業)やりくり。と言うのは、明らかに間違ったスケジュール組み立てだよねぇ。
私は常々、ゆとり教育というのは、共産主義大好き世代が、共産主義的平等空間の実験を実践し、やはり失敗したのだと思ってます。ゆとり教育も、解放みたいな印象だけど、よくよく考えると、歪な平等化なんだよね。それまでは、床(学力下位グループ)に負担を強いていたわけなんだけども、ゆとり教育では天井(学力上位グループ)に負担を強いてる訳で。
底が抜けても、上へ伸びることは可能だけど、天井にフタをしたら、誰も上に行けない。むしろ、フタの重みでどんどん沈んで(平均レベルが下がって)いくことも考えられる。
ペーパーテスト偏重主義ど真ん中で教育を終えた私としては、ペーパーテストで判断するのは間違っていると思うけども、競争のない社会も間違っていると思う。
そいや、件のライブドア役員も、ペーパーテスト偏重主義ど真ん中。テスト偏重っていうのは、要するに結果主義。課程は無視して結果だけ良ければ、評価されるシステム。つまり、カンニングだろうが、教師を買収しようが、テストでイイ点数とれば、それが正義だった。
はやいとこ、課程重視の評価システムに移行しないと、ヤバいんじゃないかなぁ。教育界だけでも。
選挙限定予知(2006/4/25)
千葉の補欠戦。民主党勝ちましたか。予感的中。うぅむ、選挙限定の予知能力か。我ながら、つかえねぇ能力だなぁ…クリントン以降のアメリカ大統領選も当ててます。ヒャッホーイの議員なら、小ブッシュに勝てていたと思うのだが。あのフラッシュを作った奴は、世界をダメにしたのかも知れない。
まぁ、ここらで一気に小泉叩き始まりそうな予感ですな。任期残り五ヶ月。見にくい内部抗争が露呈しはじめたか。小泉人気のかげり。と言うよりも、劇場型で、よりインパクトの強い小沢党首が出てきた、インパクト勝ち。と思ってます。民主党を評価・信頼しているのではなく、反対票としてか機能していないのが現状でしょう。もともと、自民に議席を取らせすぎたと国民は思っていた訳だし。
勝った勝ったと無邪気にはしゃぐのをみて、やっぱりダメだと思ってしまう。
岩国の市長選も順当に反対派の勝ち。記者の情報だけど「とある議員が、市長選へのパフォーマンス」と発言したらしいが、本当にそう思っているなら、地方をバカにしすぎ。
海兵隊移転で、7000億か…これを隠れ蓑に、消費税釣り上げそうでイヤだなぁ。つーか、こんな金額出すから、北朝鮮とか中国とか、ごねたら金出しよるで。と思われるんじゃないだろうか。
ゲド(2006/4/30)
オーラバトラー?。とか思った人、同世代ですね。
一昔前のファンタジーブームの頃、中高生だった私は、ゲド戦記は読んでみたかったものの一つなのですが、田舎では入手できず、悶々としたものでした。
ジブリでやると決まった途端、ごっそり出しますか、出版社。やはり、世の中に、流行より恐ろしい魔物は居ないのだなぁ。とつくづく痛感しております。ハリポタに始まったファンタジーブームもそろそろオーバーピークですかね。
ゲド戦記は、まぁ、ジブリの得意な分野でしょうから、綺麗にまとめてくるでしょう。私個人はジブリ作品嫌いなのですが。
ゲド戦記よりは、魔法の国ザンスの方が、ジブリには向いていると思うのだけどなぁ。第一巻の「カメレオンの魔法」なんて、もろにボーイミーツガール+少年から大人への成長の物語だし。世界観も、ちょっと不思議な、でも生活感のある世界だし。
ザンスでは、住民は皆魔法使い。と言うか超能力に近いのかも。この国に生まれると、何か一つ魔法が使える。んで、成人式までに、魔法を披露しないと、国外追放される国。
魔法と言っても、そこいらのファンタジーに出てくるような魔法ではなくて、壁に水玉模様を出すとか、そんなレベル。この辺が、ジブリが好きっぽいでしょ。で、必ず一種類しか使えないのね。水玉模様も、青だったら、青しか出せない。でも、マレに大魔法使いレベルの魔法を持った人間が生まれて、その人が王になるしきたり。
主人公ビンクは、大魔法使いレベルの魔力を持っているとされながら、魔法が使えない。とうとう、国外追放されて…という冒険をする。その課程で、ビンクの魔力の秘密が解き明かされると。
で、面白いのは、シリーズが進むと、世代も進む。一巻はビンクなんだけど、二巻の主人公は、ビンクの息子ドオア。五巻ぐらいからドオアの子が主役となる。この辺の世代交代も、ジブリ好きそうかと。
トールキンのような荘厳さはないけれど、生活感のあるファンタジーです。マリーのアトリエに通じるような、庶民派ファンタジー?。靴の木とかパンの木(毎朝、焼きたてのパンが生る)とか、人が食べられない優しいオーガー(食人鬼)とか。
正統派に肩が凝ったら、ザンスは如何でしょうか。コメディーではないです。庶民派なだけで。今思えば、ザンスでは異種族結婚が盛ん(と言っても世間は反対していますが)で、これも民族差別とかが裏テーマにありそうですなぁ。
ってアラ。カメレオンの呪文だったか…って、ハヤカワから文庫が出てたと思うのだけど。