五月の夢酔



無双の帝国(2006/5/1)
と言う訳で、三國無双4エンパイアーズ。やってみました。

んー、まだ、内政コマンドが弱いかなぁ。開墾とかで、土地の価値を変動制にする。ぐらいは欲しいかなぁ。あと、現金で雇用できないのもツライかなあ。アイテム限定にするなら、1ターンに(と言うか1行動で)生産個数を指定させて欲しい。というか、最大でいくつ作れるか。と言うのも、内政コマンドで良いかも知れない。

で、あと戦闘が1ターンに1回というのも。侵略戦か防御戦かどっちかしかできないし、二方面作戦も出来ないし。コンピューター同士だと、同時に二カ所に仕掛けたりしている卑怯っぷり。卑怯と言えば、ルート遮断して孤立させて、へへ、敵武将三人しかいないから、コッチも三人で。とかやると、キッチリ6人いる上に、増援まで来たり。

当然コッチは、ルートが切れていたら、増援どころか、武将の移動は出来ませぬ。なんぼ、NPC卑怯…コンピューター卑怯の法則と言ってもココまで来たら、反則に近いかなぁ。

あと、戦闘中の武将への指示も中途半端で、一人で最前線にいるから、呼び戻そうとしたら、敵陣をよぎるように帰ろうとしたりとか。タクティカルに。と言うのであれば、進軍ルートの指示はやらせて欲しいなぁ。

ドリームキャストのガンダム「コロニーの落ちた地で」では、僚機への指示が非常に便利だった。索敵命令を出して、ルートの指定も出来るから、本当にタクティカルに指示が出来た。遠距離スコープで覗きながら、僚機に狙撃ポイントまで追い込ませたりとか、足止めさせたりとか。

セガエイジで、コロニーの落ちた地で。出して欲しいなぁ。PS用DCコントローラーとセットで。DCのコントローラー、持ちやすくて好きだ。

私は好きだった、名乗りあげ。も無くなっているようだし、一騎打ちも無くなった。全体としては、エンパ3の方が楽しかったかも。4は、指示が出せて共闘感は確かにある。けど、逆に言うと、確実に護衛武将のように、補助をつけてないと、キツイ。一度攻撃喰らうと、敵武将がコンビネーションでもの凄いレシーブを見せるし(着地する間もなく、体力の半分持って行かれた時はドウシヨウかと)、着地したらしたで、起きあがりをはめてくるし。

まぁ、4作目で、固定ファンのレベルに難易度を合わせると、こうなるんだろうね。昔、対戦格闘ゲームのCPUが異常な強さに到達したように、どの層を標準にするかは難しいところだけども。

キャラクターというか、モーションとしては、左慈の呪符を連結して、鞭のようにする。と言うのは、非常に絵的にも綺麗で、非常に感激しました。


PIXIA(2006/5/3)
言わずと知れた、フリーのペイントソフトなんですが、ひょんな事から存在を知り、貰ってみる。

おお、スゲェなコレ。コレだけの機能と能力でフリーソフトとは。どこぞのゲイツに爪の垢でも飲ませたい気分だ。と思いながら、グリグリと落書きを塗ってみる。

ほわぁ、レイヤーって便利。いままで使っていた。と言うか放置してずいぶんになるけど、スキャナーのオマケだった、フォトスタジオ2000。まぁ、コレにもレイヤーはあるけど、スンゲェ使いづらい。つーか、写真加工がメインのツールなので、ペイント用にするのが間違いだったのかも。

とは言え、ピクシア、インストして約二時間程度で塗ったのと、フォトスタジオで塗ったのを比べてみると…あんま、かわらん(笑)。グラデーションのつけやすさはダンチさんだが。塗る人間が低レベルだと、何使っても大差ないのねー。

そんな訳で、ピクシアの解説しているサイトを参照しながら、グリグリやってみたのがコレ。うぅむ。良くある、上手いとは言えないが、ヘタと言い切る事も出来ない微妙なレベルのギャラリーを出しているサイトレベルって、なんだそりゃ。まぁ、私のは、完全なゴミですが。しかし、人物画の講座は多々あるモノの、メカ講座はないのよさ。金属光沢の出し方は独学するしかないのか。いつか、きらきらのMSを。

しかし、真っ当な塗りツールを入手したことで、ゲームやアニメを見つつ、光源がコッチだと、影はこう付くのか。とか見るように。意外とグラデーションって、大胆な階調にしているのだなぁ。と、テリオスで貰った壁紙を分析しつつ、ホワイト入れるとてかりが増したような感覚になるのね。とか。

ちょっと、言葉は悪いけど、やっぱ、絵って誤魔化しなんだなぁ。平面に書いてあるモノを、立体であるように脳に見せるべく、騙しのテクニックを使っている訳で。色を塗り重ねているだけなのに、立体に見えてくるんだもんなぁ。不思議、不思議、摩訶不思議のフーマ。シャイダーなつかしー。シャイダーだっけ?フーマ。そいや、宇宙刑事シリーズは再動しないのかしら。仮面ライダー、ウルトラマンと新シリーズ来ているのに。


蠢動(2006/5/5)
暖かくなってくると、色んなモノが動き出してくるのですが、最近の暖かさからクラッカー連中も活発のようです。

私は、なんとなく、ジャストシステムのシュリケンというメーラーを使っているので、物理的なウィルスガードになっている反面、ウィルス入りメールが来ると、シュリケンの挙動がおかしくなると言う困ったことになります。ちなみに、シュリケンは製品版ではなく、一太郎ライトのオマケ。

ほとんど、ゴミ処理用のノート(セキュリティソフト無し)でも、シュリケンだと受信できないのに、アウトルックだと受信できたりしますので。で、その後、オンラインチェックするとウィルスがごっそり見つかるのですな。迷惑メールというか、アダルト関係メールの出し方は、日米ともに似ていて…というか、日本が真似ているのかも知れませんか。アウトルック決め打ちのウィルス多いよのさ。

と言う訳で、ちょいと気になったというか、目にとまったのが羅刹。パワードールの工画堂が出してる、リアルタイムSLG。リアルタイムと言っても、コマンドメニューを出すとポーズがかかる、準リアルタイムってトコかな。まぁ、パワードールとは制作チームが違うのだけども。

PC版の頃からちょっとやってみたかったのだけど、PC版は高いので、当たりかハズレか全く分からないもので、ギャンブルする気にはなれず、放置していたところ、PS2版で、オルタナティヴが出ているのを知り、ちょっとイイかもと。

まぁ、正直、見た目は軟派に見えるけど、メチャメチャ硬派なゲームを作る工画堂。ぬるま湯のコンシューマーではまず受けないだろうなぁ。戦術や状況判断より、正確な操作がまずモノを言うリアルタイムSLGには、コンシューマー機体の方が向いていると思うんだけどねぇ。


就学援助と学力格差(2006/5/6)
最近、マスコミがしたり顔で取り上げている、この問題。確かに、大きな問題なのだが、マスコミの誘導性というか、世論の操作を無意識にやっている気がしてならない。というか、テレビ局のバカさ加減の路程?。取り上げている局の小泉政権へのスタンスをチェックしてみる必要がありそうだ。現状、反小泉は、親中国と思って良いからなぁ。

さて、塾へ行く子と行かない子で、学力に差が出るのは当然。単純に考えても、学習時間の拘束が違うし、ペーパーテストへのテクニックを伝えるのが塾だからして、検査方法であるペーパーテストで良い点を取るのも当然。となれば、塾へ行かせる経済的な余力の有無が学力に直結するというのも、当然。

それらは当然なのだが、問題は、学力格差の格差のレベル。例えば、全国平均点が50点で、塾へ行く子が平均80点台。行かない子が40点台とか言うなら、そりゃ問題。しかし、塾へ行く子が80点。行かない子が65点ぐらいだとしたら、それは問題のある格差だろうか?。まぁ、実状をしらないので、二極化しているのかも知れないけど。

もう一点。こちらが、根本的な問題と思うのだが、本来、学校で、十分な学力が修得できていれば、塾へなど行く必要など無い。学校+塾という学習内容で、ようやく形となっているとしたら、そちらの方が間違っているのではないか?。

つまり、まぁ、またか。と言われそうだが、学力差の背景には、ゆとり教育で学校での学力修得のチャンスが減退したことに起因するのではないか?。よく考えたら、総合学習の時間なんて、私の子供の頃は、勝手に野山で体験していたものだ。

放課後は塾に行くから、外で遊べない>外で遊べないなら、学校でその時間をつくる>対ペーパーテスト用学力の修得時間が減る。>塾へ行く>塾へ行くと外で遊べない。

そんな、学力低下のスパイラルにハマっていたのではないだろうか。所得格差云々以前の問題であると私は思う。そして何より、ペーパーテストで、全てを判断するシステムにも問題がある気がしなくもない。


何となくの違和感(2006/5/9)
アマチュアを引退し、プロになります。と言った荒川選手だが、なんか違和感。いや、荒川選手にではなく、フィギュアスケートに。

アマチュアというのも変だが、フィギュアスケートは間違いなく、採点競技。プロスケートは、アイスショーというか、アイスダンスというか、別に採点される訳でもない、いわば、氷上でやる演劇というか、ダンスというか。そんな感じでしょ。

もはや、ジャンルが全く違うと思うんですけどねぇ。シンクロから、水中バレエになるようなもの?。

スピードスケートの様に、同一競技を企業とかに属さずに賞金とか、スポンサーとの単独契約でやっている清水選手とかならプロになります。と言うのは分かるんだけど。

というか、スケートクラブ所属で、CM出演(スポンサーと言える訳で)とかで、生活費を工面しつつ、競技やっていれば、十分にプロだと思うんですけど?。

考えてみれば、プロボクサーのほとんどが、別に仕事をしながら生活費を賄い、ボクサーとして鍛錬している人がほとんど。じゃあ、彼らもアマチュアなのか?。と言うことになってしまう。

そもそも、実業団。とは言っているけれど、よく考えりゃ、スポンサーに近い契約をしている人も少なくない。ミキハウスだっけ、スポーツ部だかなんだか、と言う部署があり、衣料メーカーとしての業務は全くしていないハズ。体裁として、社員にしているだけで、実際はもうスポンサーで、競技で飯喰ってるプロだよねぇ?

プロ、アマ。と言う線引き感覚がちょっとおかしくなっている気がします、日本人。

問題。
会社員をしながら、休日に執筆活動をしているメジャー出版社から文庫を出している作家は、プロですか、アマですか?。
会社勤めをせず、同人作家として、生活している人は、プロですか、アマですか?。


四方山(2006/5/10)
「ぴーかんバディ!」で、紹介されたダイエット法を試して、600人以上が激しい嘔吐などを起こしたとか。すぐに試すところがスゴいなぁ。まぁ、チョロリと番組を見たのですが、ハッキリ言って良くないですな。情報精度が。炭水化物を取らないダイエットって、危ないんじゃ無かったっけ。

炭水化物をまったく取らないダイエットをするとリバウンドしやすいとか、どっかで、言ってたような。なにより、びびる大木が「他の番組ですけど、炭水化物を取らないで」とか言ってましたが、あんた、炭水化物減のダイエット方法やったやん。嶋大輔のほうが、全く取らなくて、減量のペースダウンだじゃなかったっけか?。私の記憶ミス?。まぁ、福沢さんには悪いけど、すぐ打ち切りになると思う。

と言うところで、ゲームの話。羅刹オルタナティヴなんですが、工画堂のサイトから、体験版貰ってきました。結論、無理。

パワードールでさえ、最後の方、5ニユットぐらい、動かすの忘れるのに、リアルタイムとなったら、そら無理。若いと、すぐに操作方法覚えられるのだろうけど、覚える前に、イライラしてダメっぽい。寄る年波には勝てないのね。

で、なにげに目にとまった、ミステリート。ちょいちょいっと調べてみると、元々は、18禁のPCゲームか…ふぬぅ。何とも言えませんなぁ。


草葉の陰(2006/5/12)
草葉の陰。と言うと冥界の隠語なワケだけども、それは山中他界観によるもので、つまり畑などの人里と、山つまり異世界との境界線に、草葉、つまり茂みがある訳で…

と言う、民俗学的な入りをしつつ、おちゃらけた話を。BGM代わりにテレビをつけっぱなしにしていることも多いのですが、深夜になると、あやしいテレビショッピングが始まります。そこで、ズッコケタのが、生体電流を調整して、顔の筋肉を釣り上げ、小顔にする装置。

メズマー先生、草葉の陰で見てますかっ?。今では、筋肉組織ですら、電流で動いていることは常識なのですが、メズマー(もしくはメスマー。表音はどうでも良い)が、仮説として提唱したころは、まぁ、どう扱われたかは想像して下さい。厳密には、メスマーの提唱した生体磁気とは異なるのですが、もしかしたら、メスマーが居なかったらペースメーカーや電気ショック蘇生とかこの世になかったかも?。

学会がこうだから、コレは間違い。テレビがこう言ったから、これは正しい。とか判断するのは、非常にマヌケなことだと言うことですな。鶏卵にしたって、健康に良い。と言ったかと思えば、コレステロールが高いから、一日一個にしろ。と思えば、多かったのは、善玉コレステロールで、別に問題なかったとか。

ま、学会にしろ、学者にしろ、結構、パタパタと風向きは変わるもんです。だからといって、間違って居るっぽいものを、頑迷に押し切ろうとされても困りますけど。ゲーム脳とか。

仮説は自由に組み立てて良いんですよ。めっきり来なくなりましたけど、学会がこうだから、学者が言うから、こうなんだ。と言う人。社会、特に歴史の授業で、仮説をでっち上げる授業って必要なんじゃないかなぁ。発想力と資料精査、それから分析解析と色んな場面で必要な能力が付くと思うのだけども。


レトロフューチャー(2006/5/15)
1996年は、ゲームの当たり年だった。と感じてしまう。PCFXを腐らせるのもアレなので、と、最初で最後のFXソフトとして購入したファイアーウーマン纏組は96年だし、ふと思い返してプレイしたソウルハッカーズは97年。この二本は、近年買ったPS2ゲームよりも、遥かに面白いし、満足度も高い。正直、ソウルハッカーズは、XTH2よりも面白いと思ってしまった。

刀鍛冶の技術ピークは、鎌倉時代当たりだし、青銅器の技術ピークは殷の時代だ。ゲームの総合技術のピークは、96〜99年辺りだったのかも知れない。21世紀になって、ゲームは、映像演出、シナリオ、システムという総合性から、映像演出のみが突出する形となり、総合力は、ロストテクノロジーとなってしまったのか。

と、レゲーのレビューとか書いて、レトロに浸っていたので、なにげに、デジャマルチパック購入。リマスターと言うだけあって、塗り直しと、若干の手直しのみ。それでも、シナリオは重厚で、綿密。そして、肝心の謎解きはプレイヤーにやらせるという、ゲーム性も維持している。

当時は主流だった、フラグが立つまで、同じコマンドを繰り返させると言うのが、現在の無思考になれてしまったせいか、若干、イラっとするのだが、スキップで吹っ飛ばしても、シナリオ理解に問題がないようなゲームとは、一線を画しているのも事実。

映画にしろ、ゲームにしろ、良い物語に触れるとテンション上がる特異体質の私なので、デジャ、ソウルハッカーズと触れて、テンションアップ。サヨナラN◎VA企画始動に、N◎VA用ソロシナリオに変換した、スクリーマーやります。しかし、テンションのキープが出来ない特異体質なので、速く仕上げて欲しい方は、差し入れ下さい。励ましのお便りとか。

そーそー、アマゾンでは、ネットバンキングや、コンビニATMでの支払い可能になったようですので、クレジットカードや、着払いダルイ。と思ってた人も買いやすくなりました。新品買うなら、アマゾン安くて良いと思います。フラゲのクソレビュアーとか見ない様にしさえすれば。あと、配送にムラ(発売日に届ける。とか言って届かないとか)があるとか言う噂も聞きますな。


IQ(2006/5/16)
IQつまり、知能指数は、高ければ賢い。と言う訳ではない。そもそも、人類にとって賢い。と言う条件は、多岐に渡る。動物ならば、他より、多く獲物を捕る。天敵から身を隠す、ないし、逃げ延びれる。と言うのが賢さと言える。人類では、多くの地域で、獲物を捕ると言う行為は、経済活動に変換されているので…

あ、そうか。それで、年収という数字に、女性は敏感に反応するのか。つまり、年収が多い。と言うのは、獲物を多く捕ってくる。と言うことか。貨幣経済が発達していない地域で、弓が上手い。とか、村相撲(ケンカ?)が強い。と言うのが、セックスアピールになるように、年収が多いと言うのも、セックスアピールになっている訳か。

年収という見えにくいものを視覚化する手段として、孔雀が、羽根を鮮やかにするように、ブランドモノの時計とか、衣装を身にまとうのね。未開地で、ジャングルの奥地でしか取れない鳥の羽や、猛獣の毛皮を身にまとうように。で、金ぴかに飾りすぎた、ゴールド成金族は、バブル崩壊という氷河期とともに滅んだのか。サーベルタイガーが滅んだように。

それ考えると、高級ブランドと呼ばれるモノが、無条件で評価されるのは、こうした水準を計る指標となっているからか。モノの善し悪しでなく、ブランド名だけで、評価するのは、種族保存本能という野生にあったのか。

金持ちがモテたり、お金持ちが、強くなった気分になるのは、このせいかー。しかし、こういうコトで、なびく女性というのは、それだけ野生の本能が強い。と言うことで、さらなる金持ちに出会ったり、失敗して金がなくなったら、さっくり乗り換えるのも、なんかうなずける。

野生動物のドキュメントで、より大きな巣を作った雄を雌が選ぶように、より大きな、もしくは、より大量のエサを貢いだ雄を、メスが選ぶように、より年収の高い男性を、その手の女性は選んでいるのね。

ま、要するに、年収が最大のアピールと思っている人種は、他のダレより野生に近いと言うことか。と、負け組の私は、自己を正当化しておこう(笑)。

あれ、IQが賢さに直結しないと言うことから、なんでこんな文化人類学的な話に?。まぁ、簡単に言うと、IQ150の凡人もいれば、IQ80の天才もいる。IQテストは、あくまでペーパーテスト。受験勉強のように、対策をたてて学習すれば、日本人ならば、20−30は軽く上げられるだろう。

知識と知恵の違いがあるように、IQが高いと天才と言う訳ではない。暗算がスーパーコンピューター並みだが、文章読解力がない。百科事典を丸ごと暗記しているが、引用できない(応用力が無いって奴)。とか。こういうタイプの天才は、たぶん、IQテストは並か平均以下を出すと思う。

実際に、IQが80と算定されたが、なんの知識もないのにガラクタからラジオを作ったりするひとは、ゴロゴロいる。

誤認が定着してるよなぁ。と、IQ200の天才。と言うプリズンブレイクのコマーシャルコピーを見ながらそう思った。まぁ、分かりやすい数値化ではあるのだけどね。数値つけるとリアリティある気がするし。ま、要するにだ、バストの数値がデカくても、カップが小さいと、そんなに大きく見えないって奴?。どんな、サゲだ、コレ。


覚った(2006/5/17)
義足の登山家が、エベレスト登頂成功。と言う報道で、中国チベット自治区。というテロップを見て、なぜ中国が靖国参拝をこうまで憎むのか。というのを覚った。のだが、単なるインスピレーションだったのか、昼飯から戻ってみると、なんかあらかた吹き飛んでしまった。うぅむ、やっぱ、ひらめいたら、即座にメモらないとダメだなぁ。裸のまま飛び出したのは、アルキメデスだったか。

現中国共産党の目的は、清帝国の領土を回復する事。とかいう誰かの発言とつながったのだが…過去の失地を回復する。と言うのは、独裁者が良く思い描く。ヒトラーの侵略も神聖ローマ帝国時代に戻す事だったし。

失地の回復を主論にしている中国にとって、靖国参拝で、日本にもそう言うムードが漂ったら困るから。だったかなぁ。中国が主張している事を他の国にやられたら、困るからねぇ。うぅーん、何か違うなぁ。覚ったと思ったのは、単なる勢いだったのか。

と言う訳で愛国心。なんか全ての人に誤解されている気がします。

私個人としては、愛国心というのは、国に対する愛情であって、国家や政府に対する愛情ではないハズ。国、つまり、風土。土の匂い、風の感触、水の輝き、家族の笑顔、そうした故郷に対する愛情が、真の愛国心では無いのかと。

国家への隷従は、愛国心などではない。


コードD(2006/5/18)
話題のダヴィンチコード。特に食指が動かなかったので、放置していたのだけど、キリストに子供がいて、その子孫が。と言う筋だったのね。買わなくて良かった。

正直なところ、キリストの子孫というのは、そんなに目新しいネタじゃない。擬人化ならぬ、擬神化している教会にとっては、そら恐ろしい事なんだけども。十数年か前に、やはり、キリストを一人の人間として扱い、マグダラのマリアは妻で、子をなして…という映画を教会が発禁にしようとしたコトがあったと思う。

ちなみに、マリアというのは、クムラン教団の神の巫女の位階の名前らしい。クムラン教団はグノーシス派。

子供がいるという、さして重要とは思えない事をローマンカトリックがなぜソコまでひた隠すか。と言うのは、ネイティヴなローマンカトリックキリシタンでないと、理解できぬことなんでしょうな。

正直なところ、ダヴィンチコード。神々の指紋とか、カオス理論と同じ臭いがします。西洋文化圏のみで、衝撃って奴。まぁ、あの人達は、オレたち世界の頂点。って人たちだからなぁ。

まぁ、直接キリストを描くのではなく、ネタソースとして、キリストの子孫って入れているだけなのに、教会が恐々とするのは、それだけ出来が良い。と言う事なんでしょうけどね。そして、配給元のソニーの不買運動。そう言うコトするから、頭のあったかい一般人が、それだけ圧力をかけるのは、真実だからに違いない。とか言うのだと思うぞ。


魔都バビロン(2006/5/19)
そもそもにおいて、貨幣という経済活動は悪魔のもたらしたもの。と考えるオカルティストは少なくない。

大地に触れることなく、指先一つで、ものの数秒で巨万の富を生む可能性を秘めたソレは、YHVHならずとも、地祇神ならば、良くは思わないだろう。そのせいかどうか知らないけれど、株式で儲けている人に、なんとなく反感(嫉妬が含まれているにしても)を感じてしまう人は少なくないのではないだろうか。株で儲けた人は、態度もアレな人が多いけども。

前置きが長くなったが、新庄選手の襟付きアンダーシャツ問題で、経済コラムニスト(か、どうかは不明だけど)がこんなコラムを書いていた。

内容そのものは、どうってことない。と言うか、自分で提起した、問題3許容できるか。と言うのに、感情に流されない。と言う答えはどうなんだろ。許容できるかどうか。と言うのは、感情抜きには語れない問題だと思うのだけど。

ま、そんな論理崩壊はさておいて、『ときには数字など「感情の余地の入らない」もので判断すると』と言う経済系人のお題目で締め。数字取ったらええん?。たしかに、現状の野球にはショーマンシップが足りない。けれど、そのショー要素は、衣装で補うべきモノなのか?。映画メジャーリーグのチャーリーシーンの様に、袖を切ったユニフォーム(監督に止められたけど)とか、に行き着く気がする。

果ては、瞬間視聴率が落ちてきたから、乱闘で盛り上げようとか、試合開始前に、監督同士の舌戦やら、マイクパフォーマンスやら導入されたら、野球なんだか、プロレスなんだか、分かんなくなりそうだ。すすめパイレーツの11巻の書き下ろしの流星五郎野球になってしまう気がする。

それともう一つ。日ハムの観客動員増加は、東京から北海道に移転した事にあると思う。東京にいたままで、たとえ、新庄選手がパフォーマンスを重ねていたとしても、今ほどの動員があっただろうか?。イーグルスやマリーンズの動員数が、答えになると思うし、今年のジャイアンツの動員数や視聴率もその答えになると思う。

そーそー、視聴率、視聴率って叫ぶけどさ。動員数が増えていれば、視聴率下がって当然なんじゃ?。ファン数は、一定。観客が増えれば、テレビを見る人も減る訳だし。ダンナが球場行けば、奥様は別番組みるわけで、下がるのも当然。

巨人戦の視聴率が下がっても、12球団の総動員数が増えていれば、okでしょ。それだけ、ファンが12球団に均等になってきたと言うだけの話だし。視聴率はテレビ局の問題であって、野球界の問題ではない。バカばっかよね、ホント。

経済系、とくに株式がらみの人は、とにかく数字、数字、結果、結果。だから、粉飾したり、違法手段で業績出したりに堕ちるのではないかなぁ。そう考えると、悪魔の手先と揶揄したくなる気持ちは分からんでも無いなー。と言うところで文頭につながったわけで。

さて、個人的には、襟問題。正直自己満足の世界かなーと。個人の自由な改造を認めたら、わやくちゃになると思うしね。帽子被らないとか、袖を切るとか、短パンで出るとか…キーパー以外のサッカー選手が、ジャージで出るような感じかな。

私が、勘違いだと思う、最大の要因は、球場で選手見るとさ、リカちゃん人形サイズの選手が、ちょこまか動いてるレベルなんだよね。外野自由席だと。襟のあるなしは、テレビじゃないと見えねぇ、つーの。憎まれ役を買ってでて、話題作りをするとしても、もうすこし、マシな方法がありそうな気がするけど。


魔都ニューヨーク(2006/5/20)
現代のバビロンはニューヨークで、かつてバビロンを守護したのは大地母神イシュタル(ヘブライ神族から見れば大淫婦らしいが)、現在バビロンの守護は、自由の女神らしい。カトリックの総本山からもっとも遠いカトリック国アメリカで、バビロンが構築されたのは、堕天使達の独特のセンスかなぁと思ったり。

で、ニューヨークがキリスト教的魔都だとしたら、東京は、どんな魔都なのだろうか。ヒルズ族としてもてはやされる人の裏側を見たような気がするのがこのコラム。乗り逃げした方は、まさに魔がさした。と言う事なんだろうか。九千円を持ち逃げし、起訴しないでと泣き落とし、そしてお詫びにと二千円差し出す。魔がさしたと言うより腐敗している気がする。

大地に根ざさぬ、そして、貨幣という幻想の腕力。株式という貨幣の数字遊び。悪魔との契約で手に入れた力に酔えるのはつかの間、過ぎたる力は破滅のみをもたらす。そう言えば、真メガテン1でも、六本木は死者と亡者の街だったなぁ。ヒルズのどこかで赤おじさんは微笑んでいるのだろうか。

さて、本題。MSNのコラムがちょっと染みいったので、前が長くなってしまった。

光市の母子殺害事件の犯人側の弁護士。なんとかならんか、アレ。アホさ加減というか、バカさ加減というか、まぁ、私選ではだれも付かず、国選でもロクなのが付かなかったので、死刑制度反対派の奴らが仕方なく付いたのかも知れないけど…あそこまで、被害者感情逆なでする様な事、よく言えるなぁ。

私は、裁判は、被害者の復讐の場だと思う。だからこそ、感情的に厳刑を望む遺族側に対して、弁護士が必要とされているワケで、双方の言い分を聞いて、裁判官が量刑を決める。罰を与える事が、復讐でなければ、被害者や遺族の無念はどこに行けばいいのか。

泣きやまない子供が五月蠅いので、首にヒモで蝶々結びにしただけで、殺意がない。って、本気なんかなぁ、あいつら。黙るぐらいきつく締めたら、死ぬぞ、どう考えても。あの弁護士どもは、資格剥奪した方が今後の為やと思うわ。弁護士資格って、取ったら一生モノ?。再審査と言うか、五年に1回ぐらい、再検査と適性検査しないとダメなんじゃ?。

それともう一つ、殺人を犯しながら、性的な行為に及んだ場合、確実に、殺人と快楽が脳内で混同される。そして、そのリミットを越えた興奮は、確実に精神を破壊している。もはや、性行為のみでは、快楽はえられず、確実に再犯に至ると思われる。犯人の魂を救う為にも、デスチャートに送るべきだ。何度も言うが、奇声を発するのは狂う一歩手前だからだ。真に狂った人間は、社会生活にとけ込みながら、欲望を満たすチャンスをうかがうものだ。シリアルキラーがそうであるように。


ミソロジー(2006/5/19)
Mythology神話学と言う意味なんだけど、ガオガイガーファイナルの最終話タイトルでも、マイソロジーだったし、他でも、マイソロジーとカタカナ表記されているのを見て、ずっとミソロジーと思っていたので、俺ってバカ。と思っていたのだけど、何となく辞書を開いたら、Myth類音Missとあり、発音記号をみてもmiθとあり、ミスのカナ表記が正しいようだ。

しかし、Mythologyは、表音記号を見ると、ミサラジーと言うのが正しい模様。PCゲームで、ミサスというのがあったけれど、あれが一番正しかったのか。

でまぁ、なんでこんな事を思ったかというと、経済が悪魔の手によるもの。と言う資料を捜していて、それ系の資料読み散らかしてみて、やっぱ、鈴木一也大司教はスゴいなぁと。小説家で尊崇して止まないのは、レイモンド・チャンドラーなんですが、ゲームデザイナーとして、オカルティストとして、神話学者として、尊崇するのは鈴木一也ガイア教大司教だなぁと。

権威に弱い日本人からすれば、なんとか大学の非常勤講師の書いた凡庸な論文と、ゲームデザイナーの斬新な解釈では、大学講師の方を無条件で信用するのだろうけども。まぁ、もちろん、新世黙示録の設定にしても、ゲーム用に多少のデフォルメが見られるのだが、デフォルメの部分を切り取れるぐらいの知識無くして、それは語れまい。

つーか、そもそも神話をまるのまま受け止めていたのでは、学問にはならん。神話にも、デフォルメというか、比喩隠喩された真実の部分を見抜けずして、なんの学問たり得るのかと。ヨハネ黙示録が、ローマ帝国への憤慨に満ちているとかさー。そこから、さらにローマへの怒りを削り取らないと、骨は見えてこないし。

日本で数少ない神話学科の学生だか卒業生のサイトを何年か前に見たが、まぁ評価は言うまい。ブックマークしなかったと言うのが、答えになるだろうか。ソコのリンクから教授の論文も見たが…ノーコメントで。一番覚えているのが「日本には神話学会がない」といっていた事。現代教養文庫805世界最古の物語の訳者後書きには、神話研究会の存在が記されている…まぁ、73年のあとがきなので、存続していないのかも知れないが。

ま、ともかく、ヘタな教授よりも、遥かに深く広い知識のある大司教。新世黙示録も、一つの論文としてみれば、アヌナンキ神族から新神に至るまで、世界の主な神話を系統立てた。と見るコトも出来る。ゲーム用のデフォルメ部分を削り取っても、その論説はかなり見るモノがある。

火焔聖母がらみで、論戦…にすらならなかったのが多いけれど…表面的な受け止めしか出来てなかったからなぁ…というか、表面にすら到着してない気もしてきた。とりあえず、内容でなく、肩書きや権威で成否判定するのは止めた方がいいニャー。

アマチュア史家と言うと、なんか道楽っぽいケド、郷土史家というとスペシャリストっぽい罠。やってる事は、どっちも、個人研究家なんだけれども。プロアマ論につながりそ(笑)


パンドラ(2006/5/21)
パンドラの箱。本当は、大瓶らしいけど。好奇心から開けてしまったパンドラが、世の中に災厄をまき散らし、慌てて閉めたら、箱の中には希望だけが残っていた。と言うのが、概要の神話。大抵の人、一般、研究者を問わず、世の中に災いは多々あるけれど、人間には希望が残っている。と解釈している。

果たしてそうだろうか?。

詳細を見ていこう。パンドラは、火を盗み人間に与えてしまったプロメテウスへの復讐として、生み出された。ヘパイストスが粘土から女神に似せてつくりあげ、アフロディーテは、悩ましい物腰、ヘルメスは悪賢さなど、さらがら、神々は自分の力の負の面を与えている。そして、パンドラという名前の意味は「すべての贈り物である女」だ。そして、プロメテウスの弟、エピメテウスにパンドラは送られる。そして、パンドラは、有名な箱開けをしてしまう訳だ。

パンドラの誕生を見ても、負の力とは言え、神の能力を授かったパンドラは厳密には人とは言えない。そして、その嫁ぎ先も、プロテウスの弟だ。パンドラはどちらかと言えば神の眷属であり、いわば半神たる英雄神に近いハズ。

そしてなにより、箱より飛び出した災いが、人間にもたらされたのならば、箱の中に閉じこめられている『希望』は、パンドラが独占していることになるのではないか?。

パンドラの神話は、だけど人間には希望がある。と言う楽天的な神話ではなく、人間には、災いしかなく、希望が見えてこないのは、パンドラが希望を閉じこめたままにしているからだ。と言う悲観的な神話なのではないか。

生病老死。生まれる事すら苦しみであるこの世。希望は遠くに見えるが、けっして掴む事は出来ない。それは、パンドラとエピメテウスが、全ての「希望」を抱きかかえているからではないのか。

なんでこんな事を考えたかと、なにかの小説のセリフ「パンドラの罪は、箱を開けて災いをまき散らしたコトじゃない。本当の罪は、最後に希望を残しちまったコトさ」というのが頭に残ってて。ま、これの意味は、なまじ希望なんか残すから、余計な苦労を背負い込むのさ…という、ハードボイルド的なセリフだったと思うのだけど。

ふと、箱に残っているという事は、独占しているってコトなんじゃ…とか、つらつらと考えまして。パンドラの罪は、希望を独占している事なんではないだろうかと。まぁ、そんな風に考えた訳です。ララ・クロフォードにはパンドラの箱を開けて欲しかったものだ。


自己礼賛(2006/5/22)
ちょっと凹む事が続いているので、自画自賛でメンタルコントロォール。

いやぁ、なかなか居ないよね、こうまで多岐に渡る事象を、的確に分析・考察出来る人って。も、ゲームから政治まで、人類学からオカルトまで。よっ、この節操なし。

でも、その発想力を経済活動に変換できないと、ゴミなんだよな。ゴミみたいな発想でも、無理矢理経済活動に変換できれば、勝ち組になるんだよねぇ…

自分を誉めろ、俺。俺を貶めるな、俺。

えーとなかなか格闘技経験のある書き手って少ないのではないかと。流行に乗って三ヶ月ぐらい通いました。と言うのではなく、ちゃんと大会入賞経験あるしなっ。文武両道って奴?。中学生の部活だけどな…しかも、全部、地方大会の三位止まりだし。試合は、試し合うと書くとおり、勝敗が重要ではなく、鍛錬が身になったかを確かめる場所なんだ。とか言うヤナ中学生だったよなぁ…

で、また三位ってのが、寂しい順位でさ。三位決定戦の惨めな事と言ったら…だから、俺よ、誉めろ俺を。三位の虚しさは、良い機会なので、明日にも、しっかりと書きましょう。

大丈夫さ、明日はきっといい日。希望はきっと…パンドラが独り占めしとるちゅーねん。って、パンドラ神話の考察もさらなる失意への前フリだったのか。ナイス伏線、ぐっじょぶ俺。ま、この程度の中学生レベルの考察なんざ価値無いしなー。年に一人二人は、感動しました。とか言ってくれるけど。何年かして、立派な学者になって、あの人がきっかけでこの道に。とか言って下さいませ。その頃まで続いているかどうか知らんけど

しかしまぁ、なんだ。こうまで、経済への変換だけが出来ないと、結構笑っちゃうな。こうなったら、一度全能力を金儲けに…つぎ込めたら苦労しねぇつーの。ま、つぎ込んでも借金抱えるのがオチだろうけどねー。

自画自賛はどこ行った、俺。そいや、経済格差と学力格差を書いたあと、ぷっつりとマスコミが取り上げなくなったなぁ。国家への隷従は愛国じゃない。って書いたら、NHK日曜討論で「国家への従属ではない」とか言い出して、ビビった。その辺の事はちゃんと考えているのね。さすが代議士先生。それとも、見られてる?


アホか(2006/5/22)
広島の女児殺害事件の公判で、弁護士側が「犯行現場が室内と断言していたのに、アパート周辺に変えたのは、私が検察官だったら恥ずかしい行為」と言っていたのだが…

その恥ずかしいコト、つまり、自らの間違いを、敢えて認めて、訂正した検察の勇気を誉めるべき。意固地にならず、素直に非を認めたのは、えらいぞ、検察官。と思うのだけど。なんで、そんな得意顔やねん、弁護士よ。

そもそも、まったく見当違いの場所であったなら、誤認逮捕かもとおもうが、室内から、周辺になったところで、なんの意味もない。誤差の範囲やん?。しかも、検察が論拠としていた、毛布が、犯行当日、洗濯しようと外に出してあった。と言う情報を隠匿しているのを「弁護戦略」って…そもそも、室内から室外。しかも誤差直線で2メートル程度ずれてたところで、どんな厳刑効果があんねん?。

むしろ、その情報隠匿は、捜査妨害?。今回は誤差の範囲だったけど、これがトンでもなく別の場所だったら…

まぁ、私選弁護を頼める訳もないので、こんなレベルになるのはしょうがないのですかなぁ。医者の意識改革は、少しずつ進んでいるようなので、次は、警察と弁護士の意識改革に入るべきだ、マスコミ、頑張ってくれへんかな?。あのー川で児童が殺害された事件。警察の対応、ドクハラならぬ、ポリハラ。ポリスハラスメントだよな、アレ。

「事件より事故の方が、気持ちが楽でしょ」なんで、そんなこと言えるかなぁ…わたしゃ、事件だったら犯人憎んで過ごせるけど、事故だったら、自分だけを責めまくって、精神瓦解すると思うのだけど。

光市のも、今回のも、いくら争点にする場所がないからといっても、遺族の心を踏みにじるような主張をするのは、弁護ハラスメントだと思うんですけど。


三位の悲哀(2006/5/23)
まぁ、もうン十年前の話で、今とは違うのかも知れませんが、三位の悲哀ってのをお話ししましょう。ドラマやアニメの主人公って優秀なの多いから、決勝戦話(そしてほとんど勝つし)は多いのだけど、三位って寂しいのよ。と言うのを。

まっとうなスポーツ大会に出た事がある人ならば、大体のスケジュールとして、予選が午前中。昼食挟んで午後に決勝ってパターンだと言うのは分かって貰えると思います。大規模な大会だと、決勝は後日とかもありますけど。

さて、そうなると、いわゆる三位決定戦は、大会運営側とすれば、午前中に片づけてしまいたい。と思うのも当然。でまぁ、当然、昼食をおして、三位決定戦が行われる訳です。この昼食をおして。と言うのもポイントで、ほとんどの観客や、関係者は、昼食を取りに行ってしまいます。そして、当然、メイン会場は、決勝の為に、お色直し中。テニスのウィンブルドン程じゃないけど、やっぱり、センターコートのごとく、決勝用に中央の1つに絞るんですね。

昼食を取る為に、観客や先輩後輩のほとんどは出払い(残るのは顧問ぐらいだったかなぁ)、さながら、相撲の序の口の取り組み並の閑散とした状況。隣では作業してて、なんかもう閉店間際で、客が居るのに掃除始めるレストランが如く、早く終われ。と言わんばかりの状況で、ワタシが体験した三位決定戦は始まります。

これはまぁ、お互い様で、こんなせっつかれた状況なのは、対戦相手も同じなんですが、準決勝で負けたから、三位決定戦なんですよ。そして、準決勝ってのは、2ブロックある訳です。当然、先に試合をした方は、まともに休憩できる訳です。

ここからは、ワタシの不幸ぶりの話。三位決定戦。7−8回はやりましたが、全部準決勝が後の方のブロック。審判側としては、昼食と決勝の打ち合わせがあるので、早く終わらせたい。のは分かる。でもね、今、試合終わったのに「じゃあ、一分休憩して、三位決定戦始めます」そりゃねぇっスぅ。

さらには、大体、ワタシの負けた相手。つまりは準決勝でワタシに勝った奴。優勝してます。ようするに、優勝候補と全力で戦って、へろへろ…ヘタすりゃ延長までやってることも…それなのに、一分の休憩て、あーた。まぁ、延長まで持ち込むからじゃ。と言われたら反論できないんですけども、三位狙いで大会に挑むかあぁぁぁ。まぁ、それでも、ワタシ三位決定戦では不敗なんですが。プチ自慢。

だいたい、早々に負けた時も、ワタシに勝った相手は、最悪でも決勝に登っているので、正直なところ、組み合わせが、そいつと真逆のブロックになっていれば、決勝までは、楽に行けていたのではないかと思った、選手時代。

でまぁ、賞状貰う時も…たしか、着換えていると不格好だからと、胴着のママで待たされていた様な気も…でも、制服で貰ったような気もするなぁ。大会でマチマチだったかも。細かい事ですが、試合後に、事務局の人から「コレに名前書いて」とか、「漢字コレで合ってます?」と確認されるときはちょっと嬉しい瞬間ですな。名簿だと、略字になってる人とかいるので、確認に来るのですな。この辺の事は、入賞経験がないと分かるまい、ふふふ。

他の学校ではどうか知らないんですけど…とは言え公立中学だから、大体同じと思うけど。大会で授与された賞状。顧問に預けて、月曜日の朝礼で、なぜか校長からもう一度貰うんだよね。それで不思議なのが、貰った賞状、朝礼後に、また校長に渡すんだよ。わけわかんねぇ。団体戦のだけなら分かるが、なぜ個人のも?

でまぁ、卒業するときに、まとめて返却されるんだけど…無くしやがるのよ、校長がっ。先輩から聞いていたから、やっぱりかと思ったけど、わたしゃ、7−8回三位決定戦で勝ってるから、7枚はあるはずなんだけど、帰ってきたの三枚だけー。物を無くすなー、校長があぁぁ。月次試合の二・三級の部の三位とか、学年の部の三位とかいらねーつーの。

あ、そうそう。高校以上で取る初段と、中学で取る初段には、価値の差が月とすっぽんほどあります。

と言うのもデスね、昇段試験受けるのに必要な、講道館主催の月次試合。基本的に、年齢制限無しなんですよ。あーた、13−14歳で、大学生とか高校生とかに当たってみ?。勝てねぇーつーの。で、肝心の昇段試験。受験者の7−8割は、中学生です。そして、型の講習の後、実技として、試合やるんですけども、ソコでも、年齢制限無し。

三人で総当たり形式でやるのだけど、月次試合の一級の部で10勝以上してると、合格ラインは一勝と言われてました。振り分け、ランダムなんスよ。わたしの相手、高校生いたデスヨ。ワタシは当たらなかったけど、顧問をするのにいるからと、初段取りに来てた40歳ぐらいの人も居たなぁ。年齢考慮して欲しいわ…ホンマ。

まぁ、柔よく剛を制す。歳など関係ないってコトかしら。それとも、リアルバッドラックで、たまたま、人数調整で、高校生のトコに回されたのかしら…

大学入って、柔道部が、演武として型をやってたんだけど、大嘘やってて、良く初段取れたなぁと思ったものです。だって肩車、肩に担いでから、前に落としてんだじぇ?。投げ手の頭に引っかかって、どっちもつらそうだった事を思い出す。そして、パンフ見たら、未経験者でも初段取れます。とかあって、あふん。と思ったなぁ。

なんで、そうなるかというと、多分、本しか見てないから。ホントは、そのまま横に流して、投げ手の方が、引き手を引く為に半回転するから、正面に落としているように見えるハズ。多分、本の図解が、技の入り>担ぎ上げ>落とした状態と三つぐらいだったのだろう。ホンマ良く取れたな、あの人。


三位の続き(2006/5/23)
そういえば、私が選手生活を送っていた頃は、練習中の水分補給は御法度だった。とはいえ、室内スポーツで、真夏だと、胴着を絞ったら、汗の汁が出そうなほど発汗しているのに、水分取らないと死んでしまいます。

ので、私たちは「すいません、トイレに行かせて下さい」と先輩や顧問に申告し、トイレの洗面台から水を飲んでましたなぁ。ちなみに、夏休みの午後から開始だと、道場開けたら、陽炎立ってたりしたよなぁ。あーなつかし。

と言うぐらいなので、三位決定戦のときも、水なんて飲めりゃしません。オマケに、スポーツドリンクなんて、まだそんなに無かったですから、ポカリスウェットか、ゲータレードぐらいしかなく、しかも粉末のやつで、売ってる場所も限られていたし、値も張ってた。今の部活なら、部費で準備して貰えそうだよなぁ。それでなくとも、そこいらで、簡単に帰るだろうし。

優勝候補と死力を尽くして、唾液を飲むのも、喉に刺さる痛みを覚えるほどに、渇いていても、水分補給なんて出来はしない。スポーツドリンクもないから、ホントに呼吸を整えるだけで、すぐ試合。それで、良く勝ってたな、オレ。若いってすばらしい〜♪。

時に皆さん、応援って耳に届いてました?

わたしは、試合が始まると異空間に入るタイプだったので、聞こえてなかったです。歓声や応援は全く聞こえない。白い空間。聞こえるのは、相手の呼吸音のみ。人間力を入れるときは息を止めるモノ。息を吐いたあとに止めたって、酸素がない>パワーが出ない。となると、息を吸ったあとに止める。と言う事は、技を仕掛けてくるのは、息を吸ったあと。

そして、足運びをみていれば、どの系統の技を仕掛けてくるか大体分かる。って言う事で、投げられての、一本負けは競技生活で片手で足りるぐらいです。ま、地方の三位止まりの人間ですけどね。わたしゃ。

そんな訳で、歓声や応援が聞こえていると、試合に集中できないってコトだったですね、私には。


OH(2006/5/25)
オーバーヘッドカム最高。ではなくて、オカルトホラーです。しょっぱいアマチュアクトゥルフシナリオ書きとしては、難しい。と言うのは身に染みている訳ですけども、ハリウッド映画のオカルトサスペンスって、酷すぎません?。

入り口は、スゴい興味を引いて、どう展開するんだろう?。と思わせておいて、大山鳴動して鼠どころか、蟻っすよ。ハシリは、「セブン」ですかね。七つの大罪になぞらえた連続殺人事件発生。それを追う刑事。盛り上がります。しかし、蓋を開けてみれば、単なる異常者の犯罪〜。とくに動機もなし〜。だったと思いますが、ちょいうろ覚えなんで。

動機がないのがコワイ。とか言うのを狙ったんですかね?。クリムゾンリバー2(ハリウッドじゃないかも知れないけど)も、13使徒と同じ死に方。フタ開けたら、ただの口封じかい。そして、秘宝の謎解きも、しょぼぉぉん。まぁ、ベッソンは、どっちかって言うと、タランティーノと肩並べるB級の人だからなぁ。フィフスエレメントもそうだし。

タランティーノにしても、ベッソンにしても、ウルトラB級映画作成者を、A級というか、超大作として喧伝する方に問題がある気がしなくもない。ちなみに、私、B級映画大好きです。というか、B級映画の方が、制作側も楽しんで作ってる気がするわ。バカバカしくても良いじゃん。映画ってエンターテイメントなんだからさ。と言う悟りがあれば。表層だけだと陳腐になるけど。Xメン3がそれらしい。

しかしまぁ、ラストでグレートオールドワンとの接触や、超常体との戦闘を最後に仕掛ければいい、クトゥルフや新世黙示録と違い、ハリウッド映画では、オチはどうしようもないノかも知れませんが、コッチとしては、そこを力量として見ているのだけどなぁ。オチがないのと、考えさせられるエンディングというモノは、似て非なるモノっスよねぇ。

と言う訳で、「ダヴィンチコード」、えらく不評らしいですな。よくよく見れば、オカルト(宗教学?)サスペンス、そして、A級映画として過剰な喧伝。監督ロン・ハワード。すべる要素満載だよなぁ(笑)。


発想の停止(2006/5/31)
えーと、哲学的な話ではなく、エルフの新・御神楽少女探偵団の話です。まぁ、知人から勧められて、1をやって、その感想を話したら「続では、推理するトコあるよ」と言われて、んじゃ、やってみるべぇかと。で、続が見つからないからエルフ版(PS版正続入り)購入と

で、新やってみたんですけど、良くも悪くも、御神楽です。シナリオレベル、下がっても居ないけど、上がってもない…相対的な問題で、全体レベルの上昇を考慮すれば、下がってるかもだ。まぁ、密室トリックを諦めたのは、成長かも知れないけど。トリックでなく、動機面、人間関係面での調査で、進展していきます。

なんというか、十数年前に流行ったゲーム作りをしてますな。本編とは、ほぼ無関係で差し込まれるエロシーン。「キャラ立てあるから、洋服は着れない」という、スタッフ発言的なボケ(三つ編み解いた時点でそれは崩れていると思うが)。

そしてまぁ、相変わらず、ゲームである事を諦めたような、ゲーム作り。視点を便利に切り替えるし、バックストーリーを便利に断片化する「どういうコトですか」「実は…」「分かりました」とかそれやっちゃ、反則だよねぇ?。まぁ、ようするに、テレビ的、映画的構成を頑なに死守しているというか…プレイヤーの立場はドコ?。

正直、御神楽のシナリオライターさんは、80〜90年代で、思考停止しとるのではないだろうか。まぁ、別に今風が一番だとは思わない。というか、それ以前に、プレイヤーの立ち位置を考えて欲しいなぁ。

そもそも、時人失踪。と言う始まりの割に、大連に流れ着いた経緯が全く語られない。と言うのも、なんだかなぁ。そして、トラウマというか、心の傷としての美和の死も、克服したのやら、してないのやら。結局、起承転結の起で提示された問題をすべて、うっちゃっている時点で、ダメダメ。と言う判定をします。ワタシは。

ふと、紳士探偵とか、ミステリートとかに、同じ臭いをいま感じました。もしかして…NUDEMAKERがらみ?。広告さげようかな…

なんか、こー、かぁぁぁぁぁっとするような、ゲーム無いですかなぁ。まぁ、御神楽も、小説だったら、素直に面白いと思うのでしょうけど…ゲームじゃ無いからなぁ…それに、動機や人間関係とかしっかりしてるから、他の救いようがないシナリオレベルのモノと比べれば、遥かにイイでき…なんだけど、下見て、アレよりマシ。と言い始めると、滅びの足音。



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