2,不意打ちに備えて、隔壁は閉める。


これから、メインコンピューターにアタックするのだ。他に注意をそらされたくはない。隔壁を閉め、生命維持コンピューターと対峙する。

>Hellow DOROSY、I’M CLARET

>CLARETからメインコンピューターAZALEAへのアクセス不可能
>CLARETは、現在スーパーバイザーモードにあり、生命維持管理機能はAZALEAへ移管


「先手を打たれているわね。なんとかキーコードだけでも…」

>SORRY DOROSY
隔壁が突然開く。来やがったか?。隔壁の方へ銃口を向け、プローブを撃ち込むが、何の反応無い。

「CLARETをいじると、隔壁操作がされるようになっていたのね。しかも、ご丁寧に、キーコードが変更されてる。」
「つまり…」
「隔壁を開けたまま、操作してたら、閉じこめられていたわね」

「性根が知れるトラップだな…で、キーコードは取れそうか?」
「ダメね…二日ぐらいあれば、何とか出来そうだけど」
「他を当たってダメなら、二日残業して貰うか。チューブ飯なら三日分はある」

アイリーンは、舌を出して、もうウンザリという顔をする。
「コッチは、えらく遠回りをしたが、倉庫区画からアタックしたベティが近くにいるはずだ。なんとか合流して情報交換しよう」

1,アレード少佐を捜す



検索エンジンにより、直接このページに来てしまった方へ。一度、TOPページへ、お越し下さい【TOPへ行く】