１，勝ったならば

時間が止まった？。いや、時間の動きが遅い。刻が見えると言うべきか。目の前のジムが、マシンガンの引き金を引こうとしている。ドロシィの装甲材ならば、９０�oは致命打にはなりえない。問題はロケット弾だ。バックモニターでロケット弾を見る。右手に持っていたせいか、弾はやや右よりだ。

転倒しても構わん。左に機体を傾ける。左脚がイカレるかも知れないが、直撃を喰らうよりは遙かにマシだ。機体が十分に沈み込んだところで、メインスラスターをふかし、跳躍する。それと同時に地面にプローブを打ち込み、アンカーの代わりにする。

脳内の無謀なプランを、脳と機体が直結されたかのように、淀みなく機体が再現する。

バーニアの推力に耐えかねたのか、爆風で切断されたのかは不明だが、プローブのワイヤーが切れ、天井に頭をぶつける。金属の擦れる音とともにモニターにノイズが走るが、それも一瞬。もともと、このＲＧＭ７９ＧＹの頭部カメラは、サブカメラだ。無くなっても問題ない。

ダメージチェック。数発喰らった９０�o以外に、ダメージと呼べるモノは無さそうだ。
ＲＧＭ７９ＧＹドロシィの耐久力を５減らすこと

ロケット弾の爆風を合図に、止まっていた時が動き出す。右手、つまり南側の実験区画から、無傷のＲＧＭ７９Ｇ、ここのでのコードはリゲス２。左手、つまり北側の実験区画からは、直撃はしなかったモノの、爆圧で損傷をおったＲＧＭ７９、コードネーム、リゲスが現れる。

狭い通路でのロケットランチャーは不利と判断したのか、リゲス２は、武器を捨てビームサーベルを抜く。二対一か、マリオネット相手ならば、丁度良いハンデだろう。

戦闘
敵：ＲＧＭ−７９リゲス
耐久力２０　装甲値５　回避（−１）
９０�oマシンガン：射程２　（−４）、ダメージ±０

敵：ＲＧＭ−７９Ｇリゲス２
耐久力３０　装甲値５　回避（−２）
ビームサーベル：命中（−３）、ダメージ＋３

敵は同時に攻撃してくるが、君はどちらか一方しか攻撃できない。

１、勝ったなら
２，負けたなら

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