2,アイリーンの言葉を信じて、先に進む。


アイリーンの怪我は、出血の割りに、傷は浅かった。消毒もしたし、プラスターで傷口も塞いだ。医者でもやることは同じだろう。
「傷は、痛まないんだね?」
「ええ、大丈夫よ。すこし皮が突っ張る感じはするけれど」

痛みを無理にこらえている様子もない。コレなら問題はないだろう。
「メディカルルームには、寄らないけど、大丈夫だね?」
「ええ。先を急ぎましょう。他にも助けを待っている人がいるはずだわ」
アイリーンの目は、決意に満ちていた。

1,研究区画に入る。



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