2、南から行く。
南側の外周通路へとつながる隔壁に向かう。
>友軍反応
>ZMD311 MARS
メカドールのマルスか。さながら、門番のように仁王立ちしている。付近には、破壊されたファンファン・・・いや、ファレオの残骸に囲まれた姿は、絵になるようでもあり、異様なものでもある。
「マルス、異常はないか?」
「・・敵機・・・捕捉・・・攻撃開始」
>ロックオンアラート
>緊急回避
「マルスッ、ドロシィだ。50054DOROSYだ」
「You not Frendy DVEICE」
拡大されたモニターに移るマルスは、無惨な物だった。コーティングされた人工皮膚は剥がれ、装甲材はおろか、配線までもがむき出しになっている。なまじ稼動できるが故に任務を続行している。その姿は、判断することを放棄して、任務の遂行だけを優先してきた俺自分の姿なのかもしれない。
「来るわっ、アレはもう壊れているッ」
悲鳴にも似た声。それに呼応するように、ドロシィが動く。
>ZMD311 MARSをエネミーリストへ移行します。
>戦闘モードへ移行
戦闘
敵:ZMD311 MARS
耐久力:10 装甲値2 回避(−1)
対MSレーザーライフル:射程2 (±0)、ダメージ−3
マルスは人間サイズの為、マシンガンやビームではダメージを与えにくい。榴散弾やロケットランチャーならば、マルスの回避値を(±0)に出来る。格闘戦は出来ない。
1、勝ったら
2,負けたら
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