7月のおはなし          
ぺープサート劇 
                       (ポーランドの昔話より)

 おばあさんはまだらのめんどりを飼っていて,このめんどりがまだらのたまごを産みました。
 ところがきつねがやってきて,たまごを飲んで,めんどりをさっらていってしまいました。
 おばあさんが嘆いていると,おじいさんがやってきて,おばあさんの話を聞きました。すると,おじいさんも一緒になって泣き出しました。そこへ子豚がやってきて,理由を聞くと,子豚もわめきだしました。それを聞いて柵がぎしぎしきしみ,かささぎが尾羽をむしりとり,りすが鼻をこすり,樫の木が川に根っこをつけ,川が真っ赤な根っこ酒になってしまいます。
 するとそこへ,あのきつねがやってきて,根っこ酒になった川の水を飲み,よっぱらって川に落ちて死んでしまいました。
 めんどりがおばあさんのところにもどり,おばあさんが泣くのをやめたので,何もかも元通りになりました。
 めでたしめでたし。

 おなじみの「ぐるぐるばなし」。ぺープサートを使い,声の配役をきめて,スタッフ7人で演じました。夏休み中だったので,小学6年生のジュニアスタッフも「子豚・りす」の声で参加してくれました。動きは2人で担当したのですが,なかなか忙しく,大変でした。
毎回このような大がかりなおはなしを演じることは難しいのですが,1年に何度かは,たくさんのスタッフで演じる小さな劇にトライしたいと思っています。
●ぺープサートの勢ぞろい。「目」がユーモラスでしょ!  ●川の水が真っ赤な根っこ酒に変わったところ。
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