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1.COSINA AF 28-70mm F3.5-4.8

F2PhotomicAS+COSINA AF ZOOM

 F2に装着されている物々しいレンズ…。これはCOSINAのAFレンズです。レンズ右上の目玉のようなモノは測距部。つまり,これはレンズ単体でAFを完結させてしまう代物。各社から銀塩AF一眼が出始めた頃,汎用AFレンズとして販売されたモノの1本です。
 形状や使い勝手はともかくとして,焦点域だけを考えれば常用できそうな標準ズームだと言えますし,AF精度もそこそこの線に行っていると思います。D700に装着してAF動作させてみても,きちんと合焦インジケータが点灯しますので…。実際に屋外に持ち出して撮影に使うことはあまりないでしょうが,AFの黎明期を懐かしむアイテムとして大事にしようと思います。

 

2.Nikon AF TELECONVERTER TC-16A

Ai-s35-105mmF3.5-4.5+TC-16A

 色物レンズの2本目は,ニコンの古いテレコンTC-16Aです。このレンズ,一部のマニアの間でかなり注目されているものらしいです。
 …というのは,軽改造を施すことで現行デジイチでMFレンズをAFレンズとして使用できるから。テレコンなので,マスターレンズの焦点距離は1.6×(F値も1.6×)になります。

TC-16A UP

 1.6×のテレコンなので,それほど厚みはありません。↑の写真は70-210mm F4-5.6に装着した状態。実際のF値はF6.4-9程になりますが,全域できちんとAF合焦します。もっとも,実用的かどうかと言われれば,上で紹介したCOSINAのレンズ同様に非実用的な変態アイテムの一つってことになると思います。
 あわよくば,SIGMAのミラーレンズをAF駆動できればいいなあと思っているのですが…実際のF値がF12.8ですからね。さすがに無理かなあ?

※AF駆動すると言っても,レンズの移動量はわずかなため,最短撮影距離から無限遠まで…とは行きません。MFである程度合わせた後の微調整といった感じの使い方になります。 その分,合焦までの体感速度は速いですけどね。

 

LOREO PC LENS IN A CAP

 上の写真でぴょこぴょこ動き回っているのは,「LOREO PC LENS IN A CAP」という名のボディキャップ風のレンズです。「レンズです」と言い切ってはいますが,あくまでも「写るよ」というレベルであり,ちゃんとした作品になるわけではありません。しかし,PCレンズ的な使い方もできるということで,面白がって買ってみました。
 絞り値はF11とF22が選択できますが,どちらを選んでもファインダー像は非常に暗いですし,そもそもピント合わせなんてできません。パンフォーカスを気取るにしても,レンズそのものの解像度がトイカメラ以下なわけで…ね。

 上の2枚の写真は,レンズを左右にシフトして撮ったモノです。コツを掴めば立体視できると思うのですが…どんなものでしょうか??