X. 2日目(4月12日・月) TDSへ(その2)
さ、さ。今日のお泊りは昨日のアンバサダーに続いてのディズニーホテル。しかし、アンバサダーと決定的に違うのはこのミラコスタはパークの中にあること!。アンバサダーはイクスピアリに隣接されてるのだけれど、TDLの中ではないもんね。パークの中にあるので出たり入ったりが超ラク!。なので再入園スタンプを押してもらってチェックインしたあとは何度も出たり入ったりしたのだった(苦笑)。そのチェックイン。開始がちょうど3時からだったのでもうすでにフロントは長蛇の列。列に並ぶのはポン太に任せて、あたしと子どもはロビーのソファでぐったりしつつ、その列をボーッと眺めていた…ら、ポン太のところにツツツーっとホテルの係の人が近寄る。ポン太がポケットから出した紙切れを見て寄ってきたらしいのだが、よく見てるよね。で、その紙切れはというと前日のアンバサダーホテルでもらったもの。ディズニーホテルに連泊…つまり1日目アンバサダー、2日目ミラコスタ(その逆もあり)というパターンで泊まると、荷物は次のホテルまで送ってくれるし、チェックインも簡単に済みますよ…という説明が書かれた紙だった。それを目ざとく…いや、プロ根性で見つけた係の人が「こちらへどうぞ」と、専用の受付に案内してくれたので、あっという間にチェックイン完了!。今回、予算の都合で(苦笑)パークサイドには泊まれず、中庭に面したサイドになってしまったのだけれど、部屋はいい感じ♪。ロビーもそうだったけど、アンバサダーがカジュアルなのに対して、ミラコスタは大人の雰囲気(金額はどちらもカジュアルではない!)。茶色というかえんじ色をもっと落ち着けた風の色がテーマカラーなのかな…。館内全体がシックなのだ。部屋に向かう廊下にはさりげなくピノキオをモチーフにした絵が描かれてるんだけれど、案内してくれた係の人に言われなければ気づかなかっただろうなぁ…。それくらいさりげない絵だった。部屋の中は昨日みたいなミッキーモチーフもなく、あくまでもシック。子どもたちにはアンバサダーの方がよかったかもしれないけれど、大人には断然ミラコスタだね。アメニティグッズも箱にミラコスタそのものやTDSが描かれてて素敵なのだ。そんな落ち着いた雰囲気で満足しつつ、しばし休息。実は家から低周波治療器をスーツケースの中に忍ばせて持っていってたので、さっそく足の裏に貼り付けてスイッチオン!。ひぇぇぇぇ…極楽じゃぁ!(爆)。忘れないうちにデジカメのバッテリーを充電。でも、充電には2時間くらいかかちゃうんだよなぁ…。ぐったりしてる親を横目に子どもたちはしばらくベッドで飛び跳ねたりしてた。まぁね…かずはさっき寝てたし、みぃもベビーカーに乗ってる間にうとうとしたり、それなりに休んでたみたいだからさ、元気なのだよ。ぐったりしてるのは大人のみ。しかし…1時間もするとみぃがね…昨夜もパークに戻りたい!と、泣いて靴まで履こうとしてたくらいだもんな。もう黙ってられない。またもやリュックを持って靴を履こうとして、おまけにベビーカーまでひっぱってきて乗ろうとする。おいおいおいおい…もうちょっと休ませてぇ、と言ったらついに泣きが入った!。OH!,
NO!。仕方がない、もう少し休みたかったのだけれど、重たい身体にムチを打ってパークへもどることになったとさ(苦笑)。
パークに戻り、「どうしたい?」とかずに聞くと「お船に乗る!」と即答。あ、そうですか…。でもなぁ…ここは「電車に乗ろう!」と諭して「アメリカンウォーターフロント」から出発する「ディズニーシー・エレクトリックレールウェイ」に乗ることに。ちょうどそこへ向かう途中、チップ&デールに出くわした。あんまり人も多くなかったので近寄って握手したり、サインをしてもらったり。しばらくチップ&デールに遊んでもらって(笑)から「エレクトリック…」に乗って、ポートディスカバリーに向かう。降りたところでグーフィーに遭遇。またまたここぞとばかりに子どもをダシに(!)、遊んでもらった。さて…どうしようかな、とあたりを見回すと「アクアトピア」が目に入った。ウォータービークルに乗って滝や渦巻きがある水上を進んでいくんだけれど、自分で運転するわけじゃないので何処を進むのかまったく予測不可能。かずとあたしで乗ったのだけれど、これは面白かった!。二人で「うわっ!」「おぉ〜っ!」と言いつつ、乗らずに見ているポン太とみぃに手を振ったりしていた。かずなんてほんとに楽しいらしく、始終ニコニコ…というよりはゲラゲラ笑ってた。「アクアトビア」を降りた後は「アラビアンコースト」へ。ま、その名のとおり、ランプの魔人のジーニーが作り出したアラビアンな雰囲気がたっぷり!。でもねぇ…アトラクションが少ないのよ。3つしかない。そのうちの1つ「シンドバッド・セブンヴォヤッジ」に乗ったんだけど、なんかイマイチ…。シンドバッドの旅を再現した…らしく、船に乗って水路を進んでいくのだけれど、これならTDLの「カリブの海賊」の方が面白い。なんだかなぁ…という思いで外に出たら、「キャラバンカルーセル」(メリーゴーランド)があったのでなんとなく近づいていくと、かずが「乗る!」と言うので、あたしはみぃと「いってらっしゃ〜い!」。ポン太とかずの二人で乗りにいった。で、ぼーっと乗ってるところを見ようと待ってたんだけど何故か乗ってない!。あれ?おかしいな…見落としたのか?…と、思ってたら出てきて「急に乗らへん!って、言い出して…。乗らずに出てきた」んだそう(苦笑)。ま、子どもって気まぐれだもんねぇ。
ここでまたかずに何に乗りたいか聞く。さっきの「アクアトピア」がかなり気に入ったらしく「さっきの!」。じゃぁ…と、「ポートディスカバリー」へ引き返す。今度は「お父さんと乗りたい」らしい。で、行ってしばらく見てたら、なんか途中で止まってしまった。あれれ…と思ってたら「システムの調整をします。しばらく運転を休止します」とのこと。あらまぁ。乗ってるときじゃなくてよかったねぇ…などといいつつ、仕方ないので「マーメイドラグーン」へ行って再び「スカットルのスクーター」に父と息子で乗ったのだった。時間はそろそろ6時…という頃。晩ご飯も食べたいし、お土産を全然買ってないのでお店ものぞきたい…ということで、今度こそお船…「トランジットスチーマーライン」に乗って「メディテレーニアンハーバー」へ戻ることにした。この船、赤と青の二種類あるのだけれどかずがどうしても「青に乗りたい!」という。ちょうど乗り場にいったら「赤」が出航直前。人数からいったら充分乗れるのに、かずのためにキャストにお願いして、次の「青」に乗せてもらうことにしたのだった。
「メディテレーニアンハーバー」へ戻り、まずは晩ご飯。「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」でピザとリゾットを食べた。そのあと、「マンマ・ビスコッティーズ・ベーカリー」でパンを2〜3個買って、そのままTDS最大のショップ「エンポーリオ」へ。新幹線の駅まで送ってくれた弟のために何か買っていかなければ…と、携帯ストラップを物色。ウサギを預かってくれた実家にもお菓子を買って荷物を置くためにひとまずホテルの部屋へ戻った。ポン太と子どもたちはさっき買ったパンを食べてたのだが、あたしは…何してたんだっけ?(苦笑)。とにかくあまりゆっくりする時間はなかった。夜のショー「ディズニーシー・シンフォニー」の時間が迫ってたのだ。充電完了したデジカメのバッテリーをセットして再びパーク内へ。
すっかりライトアップされた夜のTDSは昼間とはまた違った雰囲気。夜もいいわぁ〜。このショーも「メディテレーニアンハーバー」のどこにいても見えるので、あまり歩かずホテルに近い位置からショーを見ることに。といってももうすでにシーティングは始まってたので、3列目くらいから見ることに。20分くらい待ったかな…。音楽と光(火)、水を使った幻想的なショーが始まった。ミッキーが魔法をかけてわたしたちに夢を見せてくれる…という設定なのだけれど、これが本当に感動モノ!。ミッキーがステッキ?指揮棒?を振るとそれにあわせて音も光も水もまさに交響曲を奏でる。仕掛け花火があがったり、ラスト間際では「プロメテウス火山」も噴火するのだ!。4月22日までのショーなので、あたしたちがいったときは「フィナーレバージョン」とかでおまけもあったらしい。とにかく、うっとりと感動に浸りつつフィナーレ。「いつまでも夢を見よう!」というミッキーの言葉を胸の中で反芻していると、すぐにアナウンスがあって夜の花火「ディズニーマジック・イン・ザ・スカイ」がまもなく始まるとのこと。昨日TDLで見損ねたもんね。今日は風がないのでバッチリ!。さっきまでの興奮も冷めないうちにまた花火!。もうもう、花火に酔いしれた夜のTDSだった…。そしてその酔いが冷めない内に今日は部屋へ戻って寝ることにしたのだった…。
がっ!、部屋に戻ってからがまたひと騒動!…もう、おわかりかと思うのだけれど、みぃですわ(苦笑)。もう泣くわ暴れるわ、涙と鼻水でぐちょぐちょになるわ…。さっきまでの余韻は吹っ飛んじゃったわさ。ポン太と二人、無理やりお風呂に入れてベッドに押さえつけて、泣きつかれたところでやっと寝たのだった…。はぁ〜〜。あたしもどっと疲れた身体を横たえて明日に備えることにした。その明日が「とんでもない明日」になろうとは露ほども思わず、眠りに落ちたのだった…。<TDSへ(その2)、おわり>
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