メッセージ 342


 「楽しく名優になる」


  日本笑い学会の副会長の昇 幹夫さんとたのしい話に
  花を咲かせました。
  彼は産婦人科のお医者さんですが、末期がんの方々と
  モンブランの登頂や富士登山やモンゴル旅行などをして
  喜びと笑いと生きがいによって、数多くの末期がんの方
  の治癒に貢献しています。
  とてもステキなお医者さんです。

  そんなお話の中で・・・
  二つほどなるほどな〜〜〜と思ったものがありました。
 
  その一つは・・・
  ある方が急性心不全で亡くなりかけたそうです。
  なんとか意識を取り戻し、命をとりとめたのですが・・・
 その間に不思議な体験をされたそうです。
  いわゆる臨死体験のひとつなのかもしれません。
  彼は常日頃、人様のことを大切にして人様のために自分の
  人生を生きているような人でした。
  そのお陰で人徳もあり多くの人から慕われていました。

  そんな彼がこんな体験をしたんです。
  胸の苦しみがす〜〜となくなると同時にきれいなお花畑にいたそうです。
  そして気が付くとそのお花畑の真ん中に大きな神殿のような建物があり
  そこに白い服をきた威厳に満ちた人が数人いたそうです。
  その人々に手招きされて・・・
  気が付くとその人たちの前にいる自分に気づいたそうです。

  あ〜〜〜わたしは今までの自分の人生を評価されるのかな〜〜〜
  なんて漠然と思ったそうです。
  そして・・・
  自分の人生を振り返って、多くの人々のために尽くした自分の人生の
  ことを褒めてもらえるのかなと思ったそうです。

  でもでも・・・
  白い服を着た人々はそんなことには関心がなく・・・
  ただただこう質問したそうです。

  「あなたはあなたの人生をどれだけ楽しみましたか?」
  「あなたの人生は楽しかったですか?」
  「あなたは自分が幸せでしたか?」

  これだけなんです。

  どうやら・・・
  死んだ後に評価されるのは・・・
  この人生で何かをしたとか、誰かのためになにかをしたとかいうことではなく
  いかに楽しい人生を生きたかどうかみたいなんです。

  彼は正直いってショックを受けたそうです。
  そして・・・
  生き返った彼は病気になる前とはぜんぜん違う生き方をはじめたそうです。

  そうなんです。
  誰かのために生きるのではなく・・・
  自分を楽しく生きる生き方に変わったそうです。

  不思議なことに・・・
  そんな生き方をしていると・・・
  前にも増してたくさんの人から喜ばれるようになったそうです。

  「この人のそばにいるとなんだか楽しい!!!」
  「この人のそばにいると楽チン!!!」

  そんな感じで・・・
  みんなの大切な人になっているそうです。

  面白いですね!!!

  もうひとつのお話は・・・
  こういうことなんです。

  人生は劇場なんです。
  そして・・・
  ひとりひとりは・・・
  その人が主人公の人生劇場を作っている。

  立派な役柄もあるし・・・
  悪役もあるし・・・
  正義の味方の役もあるし・・・
  だらしない役もある。
  悲劇の主人公の役もあれば・・・
  喜劇の主人公の役もある。
  夫や妻の役をやったり・・・
  親や子どもの役もある。
  愛人の役もあれば不倫の役もある。

  わたしたちは・・・
  決してひとつの役じゃないみたいです。

  だから・・・
  こんな自分は嫌だとか・・・
  こんな自分は良いとかじゃなく・・・

  すべての役を楽しく演じきる名優になって・・・
  この人生を楽しく生きることが・・・
  ステキな人生劇場になるんじゃないのかな〜〜〜というお話です。

  本当の自分は「・・・・」
  いやいや・・・
  それは自分で勝手に自分を小さく思っているだけ。

  あなたは・・・
  あらゆるあなたであり・・・
  あらゆる役を演じきれる名優なんです。

  どんな役であろうがその役になりきって・・・
  楽しく演じきればいい。

  そう考えると・・・
  これからの自分の人生が・・・
  ちょ〜〜〜楽しくなるかもしれませんね。

  ま〜〜〜
  なんだかんだいっても・・・
  自分の人生をとことん楽しんだ方が・・・
  今も楽しいし・・・
  死んでからも楽しいみたいですよ!!!

  ルンルン・・・

  ありがとうございます。