私のパソコン事始('01/05/20 記)

パソコン右往左往の記 (60余才からの出発、ホームページ作成まで)    


1、「カメラ雑誌でデジタル画像を知る」
'94年(64才)、カメラ雑誌で写真をデジタル化すれば、パソコンを暗室代わりに使える、との記事をを読んだ。しかし、「デジタル化」とはどうゆう意味か文章ではチンプンカンプンだったが、デジタル化の方法が丁寧に図解されていたのでぼんやりと理解できた。それによると「Photo-CD」「スキャナ」「デジカメ」等でデジタル化された画像をパソコンに取り込んで暗室操作?を行うことらしい。しかもパソコンだから、暗室ではなく明るいところで自由自在に暗室技術を駆使出来るという。しかも半端にしても好きなときにまた続けられる、という。現像液の温度管理などももちろん要らなくなる訳だ。「へへえ?」「パソコンを買わねばならないなー」と思ったが、待てよ、もう年だからなー、面倒くさいものを最初から勉強するのもかなわんなー。もしパソコンを買って使いこなせなかったらどうするんだ?かって物好きで買って家の片隅でほこりを被っているブラ下がり健康器の二の舞いにならないだろうか?と、思ったらこりゃだめだ、とその時は諦めた。


2、「デジカメQV-10に出会う」
'95年(65才)、量販電機店でデジカメのカシオのQV-10を見つけ、もともと物好きの上カメラ好きだったからたまらない、即座に衝動買い。パソコンも持っていないのにである。その展示品しか残っておらず確か値切って6万円ぐらいだった。このカメラは面白かった。その頃ビデオカメラのヒット商品となったシャープの「液晶ビューカム」を小型にしたようなルックスで、液晶モニターと可動型の撮影レンズがあり、反転してセルフタイマーもあったのでモニタを見ながらセルフポートもできる。しかも96枚撮り。銀塩カメラにはないスペックだった。パソコンがなかったので、しばらくは孫の顔などを撮ってテレビに繋いで写し面白がっていた。


3、「パソコン講座を受ける」
'96年(66才)、QV-10で遊んでいてもやはり画像を印刷してみたかった。やはりパソコンが要るな、と思っていた時目に入ったのが山新芸術学園のパソコン教室のメニュー。思い切って講座受講を申し込んだ。初心者コースが1回2時間位で週2日間、全コース4週。それがMacとの出会いでもあった。講習の内容は主にクラリスワークの操作だった。
余談だが、受講手続を済ませると、何と「学生証」を呉れたのだ。この年で学生証とは!思わずニヤリ!映画館で「学割」というものも効くのかな?などとさもしい考えがチラと浮かんだ。