4、「パソコンを購入する」           

先生に質問の出来る講習期間にパソコンを買うことに決め、いろいろ迷った末パフォーマ6310に決めた。理由はいかにもデスクトップらしさがあり、何となくパソコンをやってるような気になるであろうと思ったからだ。メモリーは多いほどよいと聞きかじっていたので16MB(計32MB)を増設した(今振り返るとメモリーはめっぽう高かった。16MBで3万円くらいした)。息子(当時パソコン未経験、現在Windows、パソコン関係の仕事をしている)がマニュアルを見ながらコードを何とか繋いでくれた。息子の家族みんながパソコンの周りに集まってきた。息子が最初に立ち上げて「けろけろけろっぴ」のCD-ROMを入れたら、幼稚園の孫が「借して、借して」と面白がって私に触らしてくれない。孫はどんどん感覚でいじくり回して使いこなしていく。私は焦ったが可愛い孫のこと、ニコニコと成すがままにしていた。当時私は退職後3番目の勤務で単身で息子のうちに厄介になっていたが、その日は土曜日で帰宅する日だったので、ほとんど触らず後ろ髪を引かれる思いで帰った。


5、「画像取り込みソフトのインストール」
それにしても何としてもQV-10の画像を取り込みたくて QV-10を教室に持ち込み先生に聞いてみたら、接続するコードや取り込みソフトが要るという。ええっ?何だ?その辺にあるテレビのコード等を繋いで先生がやって見せてくれると思ったのに、接続コードって別にあるのか?取り込みソフトって何だ?そんなもの聞いてないぞ!コンセントに繋ぐ程度に考えていたのでがっくり!早速パソコン屋にいって聞いてみたら、やはり接続キットはあった。Mac用を求め取り込みソフトをインストールした。今では記憶も薄らいだが、インストールというものも初めての経験だったが、画面の指示に従い余り戸惑うこともなかったような気がする。


6、「画像の取り込みができた!」
さて、QV-10をパソコンを繋ぐときにハタと困った。マニュアル書にはモデムポートかプリンターポートのどちらかにつなげ、とあるので、えっ?どちらでもいいとは無責任な、どちらかに決めてくれ!ままよ、とモデムポートに繋ぎ、ソフトを立ち上げメニューバーから呼び込んでも、通信できない、のようなメッセージが出る。ええっ?通信とは何だ?俺は通信などしてないぞ!第一電話などしていない!(通信とはMacとQV-10のやりとりの事だったのだ。また後で知ったことだが、モデムを使用しない設定が必要だったようだ)接続をプリンターポートに変えて試行錯誤を繰り返した。画像が出ないときはモダンキャシュメモリーをオフにしろ、ええっ?それって何だ?悪戦苦闘した結果やっと出てきた。ぞくぞくと画像が現れた!おおっ!とは最初の感動。しかしそこまででお終い。プリンターもないので印刷が出来ないのだ。