カメラ好き/手作り1号機/SHINTAX-1

 69版のプレスカメラが欲しかった。新宿の中古カメラヤでホースマンの75m/mレンズを見つけ手作りを考えた。最初、ボデーにマミヤ69の接写スぺーサーにプラスチック板を貼り付け、鏡銅にアサペン35m/mの接写ヘリコイドを取付け、ボディキャップをくり抜いてレンズをはめた。いざ撮影、写してみると鏡銅がレンズのイメージサークルをカバーしておらず四隅が切れていた。仕方なく鏡銅を蛇腹を折って作った。繰出し機は自製で漫画みたいでお粗末なものだがよく写る。距離目盛りを刻むのはフイルム面にすりガラスを当て暗幕をかぶり、距離ごとにポールを立ててピントを結んだところで刻んでいった。写真ではポラロイドのフィルム巻き取り機を付けているが、69判のフィルム巻き取り機をつけてもいいようにしてある。(レンズは1号機、2号機3号機共用)