16年2月の江戸川


 遠州屋薬局

  平野 正
野草の季節も近づいてきた。
日当たりの良い所では犬のふぐり、仏の座が彼方此方で咲いている。

今日は冬鳥を追おうと思ったが鳥も春の鳥が元気良かった。

鴨は最盛期の半分くらいになっている。
川原のススキは彼方此方で焼かれ、「まつど川」の水辺も見える場所が出来た。
その見える範囲の「まつど川」の鴨は人の目に付くので居なくなった。其の分江
戸川の真ん中に鴨が移動した。だから近づけないので飛び立つ写真は撮れない。

鳥には留鳥、渡り鳥、漂鳥等がある。渡り鳥の中にも冬鳥、夏鳥がある。今は冬
鳥だがシベリアから来てまたシベリアに帰る。15cmくらいの鳥で凄いと思う。
枯れススキから飛び立ち翼を3〜4回はばたいただけで江戸川を渡ってしまう。
軽やかだ。

鳥の足は細く良く上体を支えていると思う。弾力を持ってチョンチョンはねる。
鳥は骨だけで軽やかに跳ねる。骨の周りに筋肉のある人間はドタドタ歩く。
軽やかに跳ねるのは鍛えた人達だけだ。鳥は全て軽やかに跳ねる。
人間はそれだけ運動をしなくても日常生活に支障がない。しかし老年期を考え
ると歩いておいた方が良い。

特にセキレイは走るのも早い。道路によくいるので是非飛ぶ姿をと思うが
鳥と思う形には写らない。
上手く写ったものを紹介する。
2月の澄んだ青空だが風は冷たい中もうヒバリは舞っている。
12月、1月とヒバリの声は無かった。2月になって急にピーチク、ヒバリの
さえずりが増えて来た。
暖かくなりコスモス畑がレンゲの花に変わってからヒバリは鳴くと思っていた。
土手にもコスモス畑跡にもいて足元から急に飛び立ちスピードを持って白い腹
を見せヒラヒラ舞う感じだ。写しそこなったとくやむ。
地上のヒバリは冠羽が立っており目がまん丸できつい顔をしている。

16年2月15日の7時半の空はこんなに明るく澄み暖かかった。
         空中でさえずるヒバリ。くちばしが開いている。          ひばり離陸手前が尾
          草叢のヒバリ
                  ひばり
   ムクドリ超特急              すずめ
去年松戸川で足元のススキの中から小鳥よりは大きい鳥が飛び出し何だろうと思っていた。
飛び方は不器用な気がした。
今日松戸川を渡る鳩より小さめの鳥に気付いた。やはり飛び方は美しくなかった。
対岸に着くとススキの中に消えたが暫く待っていると出てきて亦枯れススキの中に消えた。
一瞬の間に2枚撮れた。
パソコンに取り入れクイナと分かり感激をした。
              くいな               くいな
ほおじろ。♂と♀では目の周りの模様が違う。
オオジュリンもスズメ目ホオジロ科でホオジロの♀と見間違う。
ホオジロはスズメとは群れる数が違うが飛んでいる姿は似ている.
メジロと共に密猟の多い鳥だそうだ。最終小売で1万円と新聞にあった。
逃げ足が早くて近づけない。
小さな鳥は殆どスズメ目で科がたくさんある。ウグイスもスズメ目ウグイス科
なのだそうだ。
逃げ足のはやい小鳥を写真に撮ってパソコンで見て初めてこんな格好だっ
たんだと分かり本で調べる。そして名を付ける。間違いもあるだろう。
              たひばり             ほおじろ♂
              たひばり              かわらひわ  
            おおじゅりん♂冬羽              ひよどり
江戸川にも思いもしなかった猛禽類が居るみたいだ。

鴨を鷲掴みにしたオオタカと思える鳥の飛ぶのを見た。この日は遠くを大きく写す
テレコンを付けてみたが特別なアダプターが必要なようで上手く写らなかった。

写せなかったシャターチャンスもある。ツグミに襲い掛かるノスリを見た時だ。
チチチッーと悲鳴をあげるツグミに一撃を加え様と急降下して来たが空振りをして
飛び去った。カメラを構える間もなかった。

私は朝の散歩の途中で歩きながら写すので撮れない鳥もあと何種類かいる。
江戸川はなかなかの鳥の楽園(冬で気候が厳しいとそうは呼ばないかも知れない)
である。
印西の本埜村には白鳥が飛来し相当の数になるそうだ。
鎌ヶ谷市の池にも5から6羽来たと聞いた。
江戸川でも私の散歩中に3羽上空を飛んで行った。まさかの思いに興奮した。
コスモス畑で思い出した古老に聞いた気味の悪い話を紹介しよう。
「その古老は小学校の時、家から古ヶ崎の水練場迄、赤褌のまま行き、水泳の授業が
終わると其処から流れに乗って市川橋まで(10km位か?)度々泳いだ。咽が渇くと江
戸川の真ん中に行って川の水を飲んだ。川の真ん中の水は自浄作用できれいな筈だ。
普通は平で泳いでいて船とぶつかりそうになるとクロールで危機を避けた。

真間山下で待ち構えていた水難予防の警官に引き上げられ説教されてから赤褌のまま
国府台のバス停まで行き運転手に後でバス代は持ってくるからと言ってバスで帰ってき
た。その人の家は昔の京成バス車庫の直ぐ近くで顔見知りの運転手もいたからできた。
」現在もやる気満々の人だ。

古ヶ崎のコスモス畑付近はマムシが多く住んでいた。現在でもたまに車に轢かれた
マムシを見ると言う。
その人が子供の頃マムシ捕りがいた。蛇の穴が沢山あり穴で蛇の種類が分かった
そうだ。たまには其の穴に手を入れ蛇に咬ませて蛇を引きずり出したと聞いた。
いでたちは褌の上に浴衣の着流しで、まず一匹マムシを捕まえると自分の腕
に咬ませマムシの首の所にナイフを入れ一気に皮をむく。そして腰に巻いた縄
に吊り下げる。この人はマムシ毒の抗体が出来ていたのだろう。次々にマムシを捕まえ
捕まえたマムシは殺して腰縄に下げるのだそうだ。
たまには活きたマムシを古老の家に持ってきて焼酎に漬けなと言って置いて行こうと
する。そんな事出来ないと言うと器用に一升瓶の口からマムシを入れていったと言う。
痩せて虚ろな顔をしたニヒルな人間、松戸の岡場所、平潟で居座った平手造酒を思わ
せるようだ。

平成16年3月世界一のコブラ使いがコブラに咬まれて死亡と言う記事が有った。参考に
             はくちょう              鴨を生贄にしたハヤブサ
散歩の常連さんの言葉によると去年は3月14日に鶯が初鳴きをしたと言う。楽しみだ。
初夏にはカッコウも鳴くと言う。
              じょうびたき         きじばと(背中に朱のうろこ様の模様がある)
ツグミは地面を跳ねている事が多い。数は多い。
首をチョコと挙げあたりを見回しトコトコと歩く。声はあまり良くない。
毎朝の散歩で興味の皆無であった野鳥にも親しめた。
川のお陰で豊かな自然が残っていて一人になり無心になれる空間となる。
江戸川は貴重な存在である。
             つぐみ               おおばん走る
              ほおじろ♀                あおじ(♂)
                もず             べにましこ
 カモ逃げる(上の羽を絡めているカモの顔に焦点がある
          目、クチバシ呼吸孔が見える)
              しめ   
              たげり               たげり
             むなぐろ              うぐいす  
カ モ の 着 水
風下に向かったカモはそのまま着水しないで反転し風上に向かい着水した。
カ モ の 離 水
鵜 の 離  水

アオサギの巣造り

江戸川上空の鵜    

江戸川散歩すずめ

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