次に私が勤めていた会社本社群馬 太陽ビルサービスの話に移ろう。このビル管理会社は実質銀行のグループ会社といわれ主たる業務は清掃業務、人事構成は、前述した様に経営センスが無い左遷、天下りして来た人間が役員として上層部を押えているため、創業当時のポリシーは完全に無視されてしまいました。又多種な補助金でも成り立っているとも言われています。いわゆる親企業の方ばかり見ている人が天下って、銀行に都合よく、銀行に食い物にされ犠牲になっている実質的なグループ企業です。先に述べた銀行負債である大規模な不動産を活用する目的も無いにもかかわらず、買い取ったとの噂もある。(噂がこれだけに限っていればいいのですが！他にもあるのかな！）。これらは我々が犠牲者だったと大いに感じるところです。只この会社ほとんどが銀行の融資先か、関係企業の紹介で成り立っている。息のかかった仕事が多く、良いのか悪いのか、営業力がなくても、又宣伝広告をする必要もなく、経営者と称する上層部が業務拡大しようとする意欲もなく、独自ということはなく、仕事も銀行がバックにあると云う範囲だけという、なんだか銀行体質そのものだ！
　この会社の辞書には営業努力という言葉が存在しない。ただ仕事を銀行からもらいうけ、それをまとめてくるのみです。不祥事が多いとは云え東和銀行という印籠をもって仕事をもらいに行くわけですからこんな楽な営業は無い。もっとも上から目線の営業というのは世間には通用しない。
　又現場作業員も楽を決め込み、一仕事が終われば一日分という考えの方が多く、形さえ終わればいいといった、かなりいい加減なところが有り、仕事を早く終わりにしたいと云った雑な仕事も多くみられ、内容、質とも客から非常に評判が悪い、そもそも管理者自身も楽を決め込んでいた為誰も管理監督する者がいない。逆に「お褒めの言葉をもらった」と上司に報告する中間管理職、クレームがあったり、仕事の契約を打ち切られたりして初めて気がつくことが多かった。これらも、うまく繕い、「値下げ要請で請負金額が合わなくなった」「自社清掃を実施するのでと言われて断られた」と相手の都合により契約を切られたと報告をする。それを鵜呑みにし騙されている上司もお粗末で抜けている。又従業員の中では、親しくしている者同士には、賃金、福利厚生の取り扱いが厚遇で我々とは異なる場合も多かった。一部の人間が私物化しているにもかかわらず、判らない抜けた上司、賃金体系がでたらめ、「〜ちゃん」と呼び合う”チャンチャン会社”で、親しい人同士でかばい合い、もたれ合いをしている。
　管理者の裏社是が”何もしない”なのだ。無策で問題が生じ仕事を切られた責任が有るにもかかわらず、誰一人として今まで責任をとったという話は聞かない！中上層部の人間にとってこんな温もりの有る会社は無い、又組織も表面上は整っているが、体系化されていず、仕事が重複して不効率が有っても一向に改善されず放置してある、同じ出向職場を複数の人間が担当する、担当する職場が重複し、責任の区分が無く責任の所在が日替わりのごとく、ころころ変わります。これらからして会社として系態をなしてない事がよくわかる
　銀行にばかり目が向いているいる天下り上司が経営、仕事内容に関して無知に加え抜けているなら、それはそれで、その下の中間管理職がしっかりしていれば良いのだが、その中間管理職、前にも述べた様に、まじめに仕事に取りくみ運営をするのが勤めだとは思っていない。ほとんど任されている為、一部の人の一部の人の為の経営をして、権限が与えられている分責任が伴うはずなのだが、無知、無策。銀行員と同様帳簿さえ形が整っていればとの考え、自分の周りにＹｅｓマンの腰巾着をはべらせ、秀脳な人間を遠避け、しかも後継者の育成をしない。私がいなければと、唯一の人として、自分の価値が上る様に振舞う、他人に厳しく自分にやさしい、すばらしい管理者達だった。今も腰巾着と弥次喜多道中をしているのではないか。
　そもそも仕事が嫌いらしく、口先だけは何時間でも止まらない、「忙しい々」と言っておきながら、早く帰宅できるので自宅付近の現場を巡っているとの噂もあり、その近隣をうろうろしている。現場によっては「又来たのか」と、うとんじられている事も一時あったらしい。又「忙しい々」と言いながらも相手がいれば、だらだらと何時間でも現場へ居座り話をする。外出するに当たり行き先も告げずに行く、何度となく「そちらに居ないか？」との問い合わせ電話が数多くあった。日報ひとつ書くでなく、直行直帰を会社ぐるみで許し、管理する意欲が無ければ現在も同じような事が続いているだろう。例えば上中間管理職が、パチンコをしていても、女と遊んでいても、無駄口を叩いていても、途中でサボッテいても、何をしていても、何一つ注意できない、管理が出来ない会社でした。
　　　　　　　　　　　　「鳴く猫　鼠捕らず」
　これらは現場作業員と中間上層部だけの問題ではなく、天下り人間の姿勢に問題が有ると承知している。企業というものは、トップによってかなり体質が変わってくると言われるが、この会社、銀行と同じく典型的な「上が上なら下も下だ」ということです。自身が身を切る思いがなくて、どのように改善するのでしょうか。
　銀行の小間使いみたいな人間が上なら、それら小間使いにへつらっている中間管理職、我々に正当に支払われるべき給与 はどこに消えてしまったのだろうか。仕事への要求は厳しくするも、福利厚生費も御自分たちには使っても我々には殆んど使われていない。又経費として目に余るような我々には考えられない私費的な使い方、相当無駄な出費があった。コンパオンも呼びたくなるのも無理はない、 建前は立派、行動は最低な経営管理集団！。本体の不祥事も無くならないのもうなずける。
　会社が一部の人の為だけに存在し、一般従業員の事を思わなくて、何で個々の従業員がお客様の事を思うか。これだけでも仕事の質が判るというものです。だから解約されてしまうのです。
会社組織として、その都度変る様な規律、規則、賃金体系を早く整え文書化し、組織も曖昧な部門を存在させないで責任を明確にしなければならない、又中間管理職の管理をしない上層部、これらを改善しないと一部の人間にとり都合の良い会社になっているのを、是正することは出来ないですね。又人材も上の者がどうにもならないならば、そば付きくらい’あんぽんたん’でなくしっかりとした者を置いてもらいたいね。唯今のままで、周りが’あんぽんたん’の方が楽で自身にとって都合が良いのかも！
　銀行も行員を出向に、実質グループ会社や貸し出し先へ配置するのも良いが、配出向先でボロが見えれば見えるほど、銀行員の資質を問われることになると思う。振り返ってみて私が勤めていた間には、人望が厚く経営感覚がある経営者として恥じない人間が銀行員にはいなかったと云う事ですね。一人も存在しなかったと云うことは、銀行員にはたいした人材が無いという証拠にもなりますね！！もっとも現場に顔を見せないで、数字だけしか見ないカタワな人達ですからね。！
　又、コンピュータに大変精通していて配属企業の事務処理のＩＴ化を計ると鳴り物入りで、銀行から出向派遣された人間が居たが、これ今でいう「Web検索が出来る程度の小学生レベル」とてもとてもIＴ化どころではなかった、銀行員のコンピュータ操作レベルはどうなっているのだろうか。コンピュータの「ボタン押し」係り程度？？、一般の企業とのレベル差は歴然、数字をいじっているならもう少し高度な知識が有っても不思議ではない、そもそも単純な銀行事務作業自体にも支障が無かったのだろうか、その時は本当にあきれました。結果として当社の事務用のコンピューターを総取り変え新品にしただけだった。なお口先だけは今も御立派プロレベル、もう少し口先へ行く血液を脳へ廻してもらいたかった。
　　これまでが銀行とその銀行に寄生している企業群の体質の物語でした。人事交流が有るため双方に相当共通するものが有ると思われませんか。銀行と実質銀行系列の会社というものはこんなていたらくな人々の集まりです。