平成14年12月18日(水)〜

△ 続短断長  平成15年 1月〜 △
 
続短断長  平成14年
12

 
22:29 2002/12/27

 ひさしぶり銀行に出かけて、いつのまにこんなものが、という高層マンションを目撃。
 目算で二十五階。最上階あたり、住んでみたいと思いましたが、やはり目算で一億五千万というところ。
 私の信用力ではこの十分の一もおぼつかないでしょう。
 もしかしたら、わが低層アパートの電波障害の一つの因ですか。

 冬日を受けてきらきら葉末が輝く常緑樹もいいし、うす青い空を仰ぐ裸の梢も捨てがたい、というやや風のある午後でした。
 こういう季節に、皇居ぐらい広いところに、百万立方メートル(100×100×100)はあるビルを建てて、百人はくだらない臣下(ロボットでも可)にかしずかれて、のんびり暮らすというのも良さそうです。
 どこかの独裁者のようなことを言ってますが。

 が、パソコンで勉強させられているように、毎日一体ずつくらい油まみれになってロボットの修理をするということになりそうですし、生身なら生身で、誰ちゃんがいじめたとかあいつとはそりが合わないとか、なだめたりすかしたりで気疲れしそうですな。
 たとえ夢がかなっても、現実はたまらないものでしょう。

 ところで、「すかす」とはなにか。
 辞書を調べてもよくわかりません。
 相手の気をしずめるために、「なだめる」よりは、みえすいた、あるいは、その場限りの嘘をついても、という意味が濃い、というふうですか。
 つまり、自分で自分をすかしているわけですか (笑)
 

 
3:40 2002/12/24

 何十年か前に働いていた職場ですが、私は若いままで、またあそこで働くようになる。
 やあやあ、と挨拶するその初日の情景。
 職場はどことなく小綺麗になっており、顔ぶれもいくらかは変わっている。
 学校の卒業とは違い、仕事は一人で辞めるものですから、あそこになにか置いてきてしまったという気持ちがあるんでしょうね。
 年に一回か二回、夢に見ます。
 

 
5:02 2002/12/18

 冬ですな。
 今年は身勝手なプロバイダに翻弄され低調なネットライフであったかと思えます。
 来年はHPの引越しが本格化。パソコン環境の切り替えも視野に入っているので、こういう楽屋裏のことで忙殺かと予想されます。
 落ち着いて、なにをしようかな、などと考えるのは、次の冬となりそうです。

 何万日も同じようなことを繰り返して食べて排出して少しずつ変わっていくのが私たちという生き物です。
 一気に別物になりたくても不可能、逆に、変わりたくないと願っても無理。
 自然な流れに沿って、やってくるもの去っていくもの、自分が飲み込んだもの出したもの、そういうもろもろにまみれてもがいていくしかないのでしょうね。

 できうるなら、おだやかな流れを。
 

 
6:28 2002/12/12

「牛さんや豚さんやお魚さんをたくさん殺して食べているのに、なんで人間は殺したりしてはいけないの」
「人間が生きていくためにはたくさん殺して食べていかなければならない。しょうがないんだよ」
「じゃあ、しょうがないんなら人間を殺してもいいのね」
「人間は殺してはいけない。それが人間界の掟だから」
「掟なのにたくさん殺してるじゃない。戦争とかでさ」
「戦争は、大きな人間の集団同士のもので、どちらの掟が正しいかの戦いなわけで、ある意味しょうがないんだ」
「じゃあ、一人一人が自分の掟のために他人を殺しても同じことでしょ」
「同じことかもしれないけど、大きなものの場合と小さなものの場合では事情が異なったりするわけだよ。人間界ではさ、それぞれの独立国というのがそれより上のない最高の権威なわけで、掟を定めている。国同士が戦争をするときは要は勝てば官軍、つまり、力が全てだ。でも、個人同士の喧嘩の場合は、個人の上に国家があるから、国家が喧嘩の仕方を定めている。この国家の決まりに従わない喧嘩、つまり殺しちゃったりすると、国家は気にくわないから掟破りに罰を下すわけだな」
「ふうん。じゃあ、罰はくだるけど、それさえ覚悟すれば殺しちゃってもいいのね」
「まあ、ぎりぎりそういうことにもなるか。でも殺してはいけないよ。どんなわるい奴だって親や子供がいて悲しむだろ。かわいそうだろ」
「向こうがかわいそうでもこっちもかわいそうでしょ。どっちのかわいそうが大事なのよ」
「まずは、つまり、国家に相談しなければ。掟破りが向こうなら糾弾してくれるはずだ」
「向こうもこっちも色々あったでしょ。痛み分けってお裁きがいいところよね」
「かもしれないが」
「けっきょくは、殺したくないのね。あたしのお願いがきけないのね」
「そうだよ。許してくれよ」
「よ・わ・む・し」
「なんだとう」
「ひきょうもの」
「くそう。なんとでも言えよ」
「いいよ。さよなら。新聞にあたしの写真がのるから待っててね」
「おいおい、ほんとやめろよ。せいぜい返り討ちだぜ。どっかに売り飛ばされるだけだって」
「だからお願いしてるんじゃない」
「うう・・」


問い:こういうふうに迫られているんですけど、どうしたらいいでしょう。
答え:とにかく彼女のお願いにのってはいけません。彼女は負ける喧嘩はしないはずです。ですから、あなたさえ力を貸さなければ彼女はあきらめると思われます。とても魅力的な女性なのでしょうが、若いときは一瞬です。長い人生のことを考えたらこういう女性とは縁を切るべきですね。
問い:縁を切らずに犯罪者にもならずに、という手はないでしょうか。
答え:どうしてもそうしたいのなら、警察や弁護士に相談したり、先方に口頭で抗議にいったりといった行動をあなたがしてあげる、手助けするということになります。こうしていくらかでも彼女の気を晴らして冷静になっていってもらう。不満は毎日のように浴びせられるかもしれませんが、時間がたてばたつほど、こういう大人の態度をとってくれたことを彼女は理解してくれるようになり感謝してもくれるようになる。そういうふうに信じましょう。


問い:あたしの大切なお願いをきいてくれない彼とは別れたほうがいいですか。
答え:お願いをきけない事情が相手にもあるかもしれません。長くお付き合いがしたいのでしたら、よく話し合って、理解を深めましょう。それでも相手が自己中心であなたをないがしろにしているとしか感じられないのなら、そういう選択もありでしょうか。
問い:自己中心なのはあたしのほうです。わかっているんですけどやめられなくて。
答え:そこまで謙虚に自分のことを理解しているのでしたら、欠点をさらけ出して、相手の真心に訴えましょう。賢明な彼ならば、あなたも満足できる答えを用意できるはずです。
問い:どちらかというとバカだから。
答え:あなたがですか。
問い:彼が (笑)

 

 
1:09 2002/12/08

 それもこれも浮世の義理。
 あまり大げさに考えることもないか。
 
 
 
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