平成11年1月12日(火)〜

遊戯苑の覚書 その3

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*** 平成11年1月12日(火) ***

 HPの性格の変容。
1) ねっとCafe「小説工房談話室」(マスター:CHANCEさん)への発言
2) HP「極楽鳥くらぶ」(主催者:NORAさん)へのテーマ小説投稿
 これらが私の文芸活動の最前線、生成先端となりつつあります。
 当HPは、これらの活動の後付け(再録、編集など)が前面に出てきているという観です。
 『生きるってとっても伊勢物語』は、初出掲載ですが、現代語訳・再話ものであるし、『缺けてゆく夜空』はやはり初出とはいえ「春文庫」所属と言える過去作品です。
 ふむ。
 でも、個人著作の文章倉庫(後衛、未完の全集とも言えましょうか)、大きく言うところの「覚書」としてのこういうHPの活用法は、案外HPというモノや私個人やらに相性がいいのかもしれません。
 自然にこうなってきたのですし、これからもこのままとは限らないのですし。・・・不満のないところですか。

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*** 平成11年5月4日(火) ***

 『4行小説 [贈答定型掌編小説]』が、ようやく終着します。
 当初は、「4行小説」の作品置き場という軽い考えだったのですが、コメントを加えていくうちに論評文集に変容してしまい、なのはなさんが登場した辺りから、単純な論評ということでもなくなっていったようです。
 ・・・・・
 それにしても、文芸というのは広いなあ。
 「小説」のみが文芸である、という思い込みに縛られていた過去の私は、あれは誰だったんでしょう。
 ここまで来られた。
 今は、そんな気持ちです。

 『夏文庫 小説工房談話室 発言一覧』の更新が必要です。1300発言まで載せてありますが、本物はすでに1500超です。
 その本物の「小説工房談話室」に連載してる「哀憐笑話シリーズ」を春文庫に転載、という予定もあります。
 時間が欲しいよう。
 ・・ま、地道にやるしかないですけどね (^−^;

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*** 平成11年7月10日(土) ***

 「小説工房談話室」の有力発言者の方々が、HPを立ち上げ、掲示板を設置するようになって、そちらのほうの管理や更新、来客応対に時間をとられるようになった、・・というのが、理由の一つとは思うのです。最近、発言数がかなり落ち着いて、静かになって参りました。
(あとは、厳しい論評が載るようになって、とか、元気な新人が現われなくて、とか、なのはなさんがJustを退会して久しいこと、カオスさんが「差別用語」の問題で責任を感じ長期休養に入ってしまったこと、等も理由にはあるでしょうなあ・・ ^^;)
 それから、「JustNet将棋くらぶ」というネットカフェにも春頃から私は参加して、一日一手ずつくらいで将棋を指していました。中盤以降になると、一手二手といえど、数時間も費やしていたのですが、その対局も六月初めに決着してしまいました。次の対局相手が名乗り出ないので、まるで暇です。

 というふうに、少々さびしいのですけれど、おかげで時間がずいぶん自由になりました。
 ここぞとばかりに、このHPの更新を精力的に進めています。
 以前から手を付けようとしてできなかった、「小説工房談話室」を中心とする私の過去発言の(主にレプリカファイル形式での)採録を始めています。大量にありますので、多少でも、有意義なもの、面白そうなもの、という基準で選別しているのですが、しだいに甘くなって(簡単な連絡文や「4章小説ガイド」など定例物以外は)たいていは載せてしまってますか。
 「夏文庫」の「定型詩」「論評」「随想」という辺りへ分類しています。
 どこに入れるべきか悩むようなもの、いくつかのテーマで述べていて該当がまたがるものなど、あります。最後は、気分で決めてしまいます。あくまでも、分類は「目安」ということで。
 それにしても、我ながら量を書いています。いつのまにか、です。ほとんどは、みなさんの発言に応じているだけですので、ほんとよい刺激をいただいているということですね。
 すでに発言番号400まで見直しました。今現在、「小説工房談話室」は1600発言超ですので、私に時間的余裕があり、「小説工房談話室」の発言ペースが静かなままだとしても、追い付けるのは秋か年末になるかな・・

 上記の二つのフォーラムはそのような状態なのですが、もう一つ、NORAさんの所はにわかに盛ってきています。テーマ小説に投稿するのが、毎月、NORAさん、とむさん、私、プラス一人くらいだったのが、六月は七人でした。新人が連なるように登場しました。よくは知りませんけれど、NORAさんが何か宣伝したのかも。
 こちらの専用掲示板◆WRITER's Park◆は、いつもいい雰囲気。NORAさんの人徳でしょう。

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*** 平成12年5月6日(土) ***

 覚書 その3 のほうで述べています、MacOS用対処・ファイル名改訂(31文字以下に) 問題ですが、まずは当『遊戯苑』のほうから作業に着手しました。
 この黄金週間を利して追い込み、ついに、「春文庫」「夏文庫」を完全制覇。ロングネームの巣でしたから、前半の山は越えたか、と思え、一息ついています。
 特に、『論文 平成11年』『随想 平成11年』のかたまりは、内部リンク関係まで含め、全131ファイルの差し替え、上書きとなって、さすがにそうとうに手強かった。アップ後の検証だけでも夜半から朝遅くまでの集中を要しました。よくぞ、やりとげたものよと、振り返っています。
 つづいては、「春文庫」「夏文庫」以外の『遊戯苑』内各小部屋、そして、『缺けてゆく夜空』『生きるってとっても伊勢物語』の大部屋へと、革新の火の手をひろげていくという目論見です。
 ・・・ま、ではありますが、細かい瑕疵の修復もしますけれど、ファイル名の改訂が主となりますので、お客さまにはあまり見た目の差異は感じられないかもしれませんな。ふはは。

 中間報告でした (^O^)

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*** 平成12年6月4日(日) ***

 よっし!

 上の続きですが、『遊戯苑』すべて、完全制覇しました。ううむ、ついに・・
 表紙の更新情報には、「META付記など」「画像ファイル名改訂など」としかなくて実際に見てみても非常にささいな追補でしかなくて、何が「よっし!」だと思われるお客さまがいらっしゃるかも。
 (^^)
 さにあらず。
 実は、今まで述べてきていないことがありました。ファイル名改訂(31文字以下に)などはまあまあ「ごつい」と思われるでしょうが、その他は、サーバー上では、おっしゃる通りささいな変化しかなかったのです。でも、ローカル環境においては、革命とも言える、大がかりな改造が、並列進行していました。
 なんてね・・ (笑)
 要は、「フォルダ名に全角日本語」「絶対パスによるリンク」という旧来の形を、「(ファイル名だけでなく)フォルダ名もすべて半角英数字」「相対パスによるリンク」へと改訂していた、ということなのです。
 「フォルダ名に全角日本語」「絶対パスによるリンク」の一例をあげれば、次のようになります。一太郎8のある機能でHTML文書を生成するとこうなる場合が多いのです。

 file:///D:/めざせ HP登録 091118〜/遊戯苑/yuugienn-tobila.HTM

 私は、JustNet の初心者向けサービスである「ファクトリーでアップ」というシステムで、HPのアップロードをする癖がついています。最初からずっとこれでした。このシステムでは、ローカル階層構造(フォルダの中にフォルダなど)とサーバー単一構造(単一フォルダにすべてのファイルが並ぶ)という組み合わせが実現できます。・・「実現できます」と言うか、そうとしかならない、サーバー階層構造は組めない、ということなのですけどね。
 特に面倒ということもなく、不便ということもなく、感覚的に分かり易いシステムだとは思うんです。アップロードの際に、絶対パスであれ、相対パスであれ、ローカルリンクはすべて自動的に削ってしまって、ファイル名のみに直してしまう、というだけのことですから。
 私としてはこのまま、このシステムを使っていって当面、問題はないんですが、遠い将来のことを考えますと、JustNet 以外のプロバイダを私が利用するとか、JustNet がこの「ファクトリーでアップ」というサービスをやめてしまうとか、そういう可能性もなきにしもあらずです。
 そこで、少しずつ準備しておこうと企図したのです。
 「フォルダ名もすべて半角英数字」「相対パスによるリンク」という姿に変えていく、具体的にはそういう階層構造を組んで、そこへ旧ファイルを移管、場合によっては改名しつつ、リンクを改訂していく、ということになります。
 わりと、大変ですよ (^^;
 ・・・ま、というわけで、『遊戯苑』すべてでこのローカルにおける改訂も済んだということで、

 よっし!

 と、叫んだのでした。
 たとえ全部の部屋でこの改訂が済んだとしても、便利な「ファクトリーでアップ」を活用していきます。
 でも、全角日本語フォルダ名、ローカル絶対パスリンクは消えていきますので、いつでも、一般的なFTPソフトによるアップロードに移行できる、という体勢です。
 うう〜む、・・・完璧!! (^◇^)?

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