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雑記
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No.24 <2004夏・横浜オフ> 2004.08.02
7月18日(日)、横浜花火大会である。
昨年(2003年7月20日参照)以来の人々もいるので、結構楽しみにしていた。
今回の参加者は、ゲストとなるあわ、その他Sieg・つるる・ばびろん・まっさん、それに俺を加えた6名。
予定では発起人のうわさと、はじめましてのボブ氏も参加するはずだったのだが、両者とも都合により不参加に。
少々残念ではあるが、それはそれ次回以降の楽しみということで。

さてさて。
昨年の反省を生かし、今年は現地集合予定時間より1時間ほど早く着くように試みた。
再び圧死はごめんである。
目的駅は桜木町駅。
地上線であればJRが最適である。
引っ越した関係で違う路線を使うようになったせいか、車内は非常に空いていた。
しかしそこには落とし穴がある。
桜木町に行き着くためには横浜で乗り換えなくてはならないのだ。
横浜から桜木町までの一区間。
JRのホームに上がるまでに規制が設けられており、階段下でしばし待つ。
ホームに上ってからは電車に乗れるまで、2本ほど電車をやり過ごす。
そしてなんとか電車に乗り込み、一区間耐え桜木町駅で吐き出される。
圧縮率200%ほどか。
俺の乗ったのは桜木町が終着駅だったので、まだマシな方だったのだが。
次回は横浜から直で歩いていった方が良さそうだな・・・。

横浜の時点でまっさんに「そろそろ着くけど」というメールを送ったところ、桜木町駅で改札をくぐる辺りでまっさんから電話が入る。
改札出たらこっちからかけ直す、と言って一旦電話を切ったのだが早くも後悔。
繋がらないでやんの。
「おかけになった電話番号は・・・」
リトライすること十数回。
漸く繋がった。
既に赤レンガ倉庫1号館・2号館の間に場所を確保しているので、そこまで来てくださいとの事。
さぁて人波に乗って行くとしますか。

流れに沿って歩いていくこと10分少々。
見覚えのある一団がそこには座していた。
あわ、Sieg、まっさんの3名。
席取りご苦労様です。
遠慮なく座る。
昼間の熱に温められたアスファルトは十分に保温されており、やはり暑かった。
しばし後にばびろんが到着し、その後につるるから「そろそろ着く」との電話が入る。
するとまっさんは、
「ビール(飲み物)買ってきて」
さり気にお使いリクエスト。
つるる頑張ってやー。

大分時間経ってから漸くつるるが到着したが、缶ものは長蛇(というか、超蛇)の列にしか売っていなかったので購入できなかったとのこと。
確かに、あのスプラッシュマウンテン1時間待ちに匹敵するほどの長さを見るとなぁ。
連休中日のせいか昨年よりは少なく感じられるが、それでも人は多い。
浴衣率も高いしな(関係ない)。
あわとまっさんと共に、彼らが来るときに通ってきた場所に穴場的出店があったという情報により、そこに買いに行った。
飲み物を買うのにえんやこらと出かける。
これも花火見物の醍醐味なのかもしれない。
あわとは初めましてだったのだが、殆ど違和感はなく。
いや、一部大きな誤りはあったのだが。
それにしても俺、そんなに漢らしいですかね。

飲み物が届いたところで腹ごしらえをする。
先に来ていた3名がおにぎりその他を購入してくれてたのでそれを頂く。
梅干が食べれられないあわ。
それを知りながら遊ぶSieg。
マイワリバシを持参しているつるる。
突っ込みどころを与えさせないばびろん。
餡子入りのミニ鯛焼きかと思ってみれば実は縁が焦げただけのカスタードだったまっさん。
いやはややはり楽しいです。
俺もなんか買っていかにゃと思って煎餅と豆系つまみを持っていったのだが、つるるも豆系つまみを買ってきてたんだよなぁ。
うーむ、共通項は「親父臭さ」だろうか。
ビールは各人一本ずつだったので、大いに飲み足りない人もいたかもしれないが、その辺りはご愛嬌である。

オフといえばこれ。
つるる名物ハナワリバシと鼻メガネのまっさん、これらもきちんと健在でした。
今回はあわと鼻メガネ姉妹だったし、なんとなく得した気分である。
あわ曰く、
「夏場はちょびひげ付鼻メガネは暑くてダメだね」
らしい。
そんなこんなで戯れている間に日は暮れていった。

花火の打ち上げ場所は、丁度ここから対岸の位置に当たる。
真正面に停泊している大型客船を捉えるのならば、右斜め前の位置に打ちあがる形だ。
風景的には、大型花火の右下1/4ぐらいが欠ける。
それでも昨年より格段に良い。
いや、昨年同様、花火が始まった途端に見やすい位置に移動を始める大群もおりましたけどね。
「来年は赤レンガの屋根に上ろう」
心に染み入るセリフだ。

心地よい微風が吹く中、花火大会が始まる。
次々と打ちあがる花火が夏の夜空を彩っていく。
昨年よりは少し落ち着いた色調が多かったように思う。
創作花火で今年も「西玉男」が出てくるかと期待していたまっさんであったが、「キティ」と「ドラえもん」に乗っ取られていていささか残念そうであった。
玉ちゃんは海に帰ってしまったのだろう。
スターマインも惜しみなく使われている。
普通に打ち上げられてさらっと消えるタイプよりも、ラメが弾けるようなのが好まれるようだ。
連打する花火の音、光。
一瞬の内に押し寄せ消えていくそれらに感動の声を上げる観衆。
うわーっ、という色々な人の声が交じり合った声。
・・・の中に明らかに異質な声が。
「うほっうほっ」
微妙にゴリラ調の声が右手前方から聞こえてくる。
アレはなんだろう。
しばし観察モードに入る。
打ちあがる花火。
沸く観衆。
同じタイミングで聞こえてくる「うほっうほっ」の声。
どうやら普通に人間らしい。
しかしこれは微妙にツボに入った。
花火終盤頃には後方からも同じような声が聞こえてきてたし。
一体いつの間に増殖したのだろうか。

さて、そんな観察よりも花火本編のことを少し語ろうか。
面白さとして印象に残ったのは2点。
蚊取り線香と蓑虫である(双方勝手に命名)。
前者は、打ちあがった形は普通の渦巻きなのだが、渦巻きの内側から色を変えていく。
青い渦巻きがピンク色へ。
緑から灰色にならない辺りが少々残念であった。
後者はその名の通り。
これの打ち上げ順も工夫されたものだったのだろう。

蓑虫が行われる前に、白色をふんだんに使ったスターマインが打ち上げられた。
まさに白一色、という感じである。
連発花火に付きものの煙であるが、このときは妙に煙の残り方が多かった。
他のものは丁度良い微風に吹かれてきちんと流されていたというのに。
これじゃぁ煙が引くまで、次の打ち上げは無理なんじゃないかな。
そう思っていたのだが、続けて直ぐに打ち上げられたのが蓑虫。
折角打ち上げられても見えないなぁ・・・っておや?
普通の高さまで上がっていき、爆ぜた赤と緑の複数の花火。
ひょろりと長いものをぶら下げたまま揺れながら落ちていく。
その様はまさに蓑虫(または緑虫)。
幾匹もそうしてゆらゆら落ちてくる。
通常であればバックは黒であるが、白煙の背景が上手いことこれらを引き立てている。
よく考えてるもんだ。

19:30から始まった花火も、1時間という長いようで短い時間にて終了した。
少々見上げっぱなしで首が痛かった感じは否めないが、やはり良いものであった。
花火が終わると一斉に始まる駅への大移動。
無論、我々もこの波に・・・もっと時間が過ぎてから乗る予定である。
ゆったりまったりの時間を過ごす。
今回の電話先も流樹。
なんだかその手のターゲットになりやすいのかねぇ。
オフ電話(と書くと電源オフのようだ)らしく、誰一人自分自身の正確な名(H.N.)を告げない。
あまつさえ似非吉野やらインド人やら、はたまた人類外のものまでいたりする。
ばびろんは女子トイレに行ってることになってたしな。
一歩間違えると悪戯電話だ。
そうそう、皆で適当に流樹あての電話を回していたのだが、「次誰替わる?」というのに誰も出なかった(一巡したため)ことがあって。
「切っちゃえ」
と言って通話を切ってしまった人物がいました。
まぁ結局は後でかけなおしたんだが。
ええ、本当にまったりしたひとときでした(微笑)。

割と人が減ってきた頃に漸く席を立つ。
帰り際にはきちんと決められた位置にごみを捨てていきましょう。
そうは言っても、何処が本当のごみ置き場なのかわからない状態になっていた。
道路の真中(無論歩行者天国にはしてあるが)に積み上げられていたり、一寸した木の根元には必ず置かれていたり。
「もえるごみ」「もえないごみ」と貼られたドラム缶が漸く見つかったのだが、あからさまにそのサイズからごみははみ出ている。
びん・缶等は積み木状態でいつ崩れてもおかしくなかった。
毎年のことなんだから、もう少し配慮されていてもおかしくないと思うのは、間違えなのだろうか・・・。

後は駅まで歩いて行くのみである。
・・・さらっと聞こえるが、これがまた結構な道のりである。
最寄りの桜木町駅までが約20分弱。
だが、あまりの人の多さにアナウンスすら、
「お隣の駅からも当駅で買われた切符にてご乗車出来ますので・・・」
という「当駅では乗れないので隣の駅まで歩いてください」的内容になっていたしなぁ。
そんなわけで我ら一行も横浜駅まで歩く。
歩いた場所が丁度桜木町から横浜に至る線路の高架下脇だったのだが、これがまたトンネル状になっていて暗い。
あまつさえ途中で途切れることなく何処までも続いているのでなかなかに不気味である。
まっさんやあわと、
「○○様のお怒りじゃ」
言っていたのが懐かしい。
駅までの1時間ほどてろてろと歩きながら、記憶にも留まらないような話をしていた気がする。

駅に着いてからはそれぞれ別方向になったのだが、そこで一悶着(?)が起きる。
今回持っては来たが、食べられる事の無かったお菓子等々が入った紙袋の持ち帰りである。
つるる・ばびろん・俺の3人が静観する中、あわとSiegとまっさんの中で回されていたが、結局Siegが持ち帰らされる事に。
去年も同じく、一昨年も同様のケースだったそうだ。
どうやらそういう役回りらしい。
あわは本日ぬかみそ旅館(まっさん宅)に泊まって次の日帰路に着くそうだ。
それでは皆さんおやすみなさい。


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No.24 なんとなく、が楽しい


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