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November 2002
<11月分日記 01-10>
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1日
眠い
年がら年中の事項ではあるが、今日も眠い。
寒くなって体が冬眠モードに入ったのだろうか。
蓄えの秋に引き続き、冬眠の冬。
しかし”蓄え”があるものは冬眠に移行できるが無いものはキリギリスのように働かなくてはならない。
うーむ、まぁそのへんは墓穴になりそうなので置いておこう。
本日学校昼からであった。
雨が降ってた。
長傘登場である。
折り畳みで済むときは持ち歩きが楽なのでそちらにしているが、家出るときに降っていたら長い方にしている。
さて。
学校最寄りの駅で電車を降りた。
この駅の俺が利用している出口はホームから離れている。
しかし直線使用なので改札口はばっちり見える。
ぼぉっと考え事しながら歩く。
いつものタイミングでいつものようにケツポケットからパスケースを取り出す。
いつものタイミングでパスケースで所定位置にふれ、改札を抜ける。
・・・・と思ったのだが、足がくぐる前にドアには挟まれる。
おや?
ああ、触れてなかったようだ、どうやら。
久方ぶりのことであった。
そういや中指に触れた感覚、無かったような気がする。
現在JR線利用でSuica定期を使っている。
昨年から使用開始した「非接触型磁気カード」である。
一枚基本500円也(デポジット料。使用後返却すれば金は戻ってくる)。
改札口を通るときは通常、角さんの「控え居ろう!この方を誰と心得ている!」と印籠を掲げる(by水戸黄門・・・助さんだっけ?)のに近い状態で、中指と手のひらの付け根でもってベタッと所定位置に押しつけている(多少浮いてても可)のだが、それが浅かったようだ。
Suica定期に煮え湯を飲まされたのはこれで2回目だ。
別事例で、Suicaは未だに他鉄道会社と統一を果たしていない事によるものがあった。
ある時、帰り道で京急と改札口が直通になっている駅を使った。
Suica定期持参で、京急→JR乗り換えである。
当然、直通路線を誰しも選ぶであろう。
無論俺もそうした。
否、そうしたかった。
直通改札口付近まで行くと前方上方に看板があった。
「Suicaカードのお客様はこちらの改札口はご利用になれません」
俺が打ちひしがれた事は想像に難くないだろう。
おかげで一度外に出るというひたすら面倒くさいことをする羽目になったとさ。
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2日
初乗り
本日学校の別キャンパスが学祭のため、うちの校舎の方も全部休講である。
4コマ潰れるから助かる。
惰眠を貪り、おもむろに15時頃起き出す。
のそのそと家を出る。
颯爽と風を切り、教習所へ着く。
今日は2輪初乗りだ。
さて、どうなる事やら。
普通車同様配車カウンターで原簿を受け取り、今度は外にあるプレハブに連れて行かれる。
空きロッカーに荷物を入れ、中に入っているヘルメットを入れ替えに出す。
脇に置いてある箱の中から肘及び膝用防具を取り、装着。
一段階は赤いゼッケンなので、これを付ける。
手荷物のは持参の軍手とさっき出したヘルメット。
こうして、準備ができた。
普通2輪の初めは集団教習で、2時間連続となる。
今回俺含めて6名。
原付経験者4名、125cc(モトクロス)経験者一名。
因みに、モトクロスとは2輪自動車のオフロードで技術を競うような競技である。
そして完璧初心が俺一人。
なんか微妙。
免許自体は一人抜かして皆普通免許持っていた。
ということはやはり俺同様、「やっぱり2輪もほしくなったなぁ」なんていう人ばかりなのだろう。
それはさておき。
一階に行って教習が始まったのだが、問題があった。
防具である。
肘宛に関しては腕曲げっぱなしだから全く問題ないのだが、膝当てである。
ゴムで足を突っ込む形のものであるのだが、ゴムが伸びている。おかげで俺のような小さな人間(ううっ)には付けていても歩くとずるずる落ちていくという難点がある。
2コマ目始まる前に換えたが、それでも片方は緩かった。
なんか対策考えとかんと、これからが危険だ。
しかし、バイクサイズでかいわ。
普通2輪は排気量400ccまでのに乗れるのだが、その上限、400ccのを使っている。
そして倒れても車体破損しないようにサイドにバンパーが付いている。
教習初めは、スタンドからバイクを降ろすところから始まる。
まず、センタースタンドからはずす。
形としてはママチャリのスタンドの形と言えばよいだろうか。
はずすときは自転車同様、前に押す。まっすぐに押し出す。
のだが。
重い。
最初から重いもの前提としていたが、予想なんか遙かに超えている。
その為、「ハンドル両手でもって反動突けて前に押す」方法から、「左手はハンドル持って右手はバンパー持って左(前方)に押す」と言う方法に変更。
こっちなら何とかなる。
それでもふらつくんだけどね・・・・。
次にセンタースタンドに立てる。
センタースタンドを立つ状態まで押しで下げておき、スタンドについた地面平行のバーの上に足を載せ、左手でハンドルを持ち、右手でバンパーを持って上方に持ち上げ、足はぐっと踏み込む。
これでてこの原理でスタンドに立つ。
しかしこっちも苦戦。
上手くやれば体重30キロぐらいの人でも十分できるらしいが。
次はサイドスタンド。
いわゆるシティーサイクルの自転車スタンドと同じだ。
違うのはスタンドかけ終わった後にハンドルを左に切ることぐらいか。
この時バイク倒す。
地面に水平状態だとめちゃくちゃ楽に操作できるのに、少し傾くにつれ重さ倍増。
当然支えきれなくなるわけで。
こんなんで大丈夫なんだろうか。
そして、倒れたバイクの起こし方。
左に倒れている場合、左手はハンドルを持ち、右手はバンパーを掴む。しゃがんでシートに胸部をくっつけ腰を先に上げる。そして膝のバネを使って持ち上げる。
このとき腰を上げておかないと、腰に負担がかかりぎっくり腰状態になることがあるそうだ。
右からの場合はサイドスタンドを出しておくだけで、後は同じ。
これは比較的楽だった。
テコって本当に役に立つ。
バイクは倒れたときにガソリンがタンクの方に戻ってしまうため、起こした後はエンジンかけて空ぶかし2,3回ほどするとのこと。
そしてようやく乗車・・・・とはいってもこのときはまだセンタースタンドかかったまま、乗車姿勢・クラッチ及びその他の機能説明だったのだが。
乗ってる気分はデパートの屋上の遊具で遊ぶ幼稚園児。
クラッチは左、前ブレーキは右で双方4本の指で握る。自転車だと俺は指残したりするが、これによりクラッチが切りきれなかったり、指挟んで骨折ということも実際にあるらしい。
アクセルは右ハンドル。左足がギアチェンジで右足が後ろブレーキ。
よし、この辺りはおっけーだ。
乗車姿勢はハンドルを軽く握り少し猫背気味、膝で車体をしっかり挟む(ニーグリップ)、足はつま先をまっすぐ前方に向ける。
・・・・・何が辛いって、「猫背」。
意識してやってるわけではない。
その姿勢でないと体が安定しない=身長制限あり気味。
あと、クラッチ操作が結構力いる。
これもやはり手の大きさが問題か。
この辺りはどうしようもないよな・・・・。
因みに。
「身長制限」と先ほど書いたが、これは厳密には違う。
言うなれば「股下制限」が正しくなるのであろうか。
2輪は「バイクにまたがって両足のつま先が地面に届く」ものであれば乗車可能だからである。
まぁ、これも心配事の一つだったので問題なくて良かったが。
こんな感じで1コマ目は終わった。
休憩挟んで2コマ目。
いよいよ普通に乗車である。
メット被って、スタンドから降ろして後方確認後またがる。
乗りにくい場合はハンドルを心持ち右に切ると車体が自分の方に近づいて乗りやすくなる。
ミラー確認後、エンジンキー回してニュートラル確認、エンジンかけ、ローに入れて後方確認後、足をつきつつゆっくりクラッチを放す。
お、動き出した。
のろのろ、よたよた足をつきつつ進む。
このとき、「前方を見る、右足は常にブレーキ踏めるようにステップに置いておく(=地面についてはいけない)、前後輪同時にブレーキかける、スピード出した方が2輪は安定する」事を注意される。
2メートル進んでは車体停めてニュートラルに入れて降り、バックさせ再び前進を繰り返す。
何度か目の時再び車体倒す。
今回は練習後すぐのため即行起こせる。
よし。
それにしても、「まっすぐにバックさせる」というのは難しい。
何度か繰り返すうちに、段々右側に進路が逸れている(笑)。
しばらくして、今度は直線にいくつかのコーンが並んでいるところをコーン目安に停めては前進、端まで行ったら降りてUターンというのをやった。
今度は足をステップに載せてやる。
こちらはさして苦労しなかった。
エンストもしなかったし。
ただ、アクセルがMT車当初と同様、殆どふかしてない。
あんときゃ補助ブレーキ踏んでくれる人が横にいたが、今回は違うからなぁ。
下手に回しすぎて暴走、てのは少々さけたい。
早いとこ加減覚えなくてはならない。
苦労したのは「Uターン」。
Uターン=車体傾く=車体の重さ思いっきりかかってくる。
これが一番辛かったかもしれない。
コツは「できるだけ大回りにして、こちらもテコで」と言うことだ。
つまりは、自分の体をつっかえ棒にする形でコンパス的にまわすと。
だもんで体はこのとき殆どまっすぐ。
無様だなんて言ってられません。
倒す方が無様だ。
終わりがけに、車体を2階に持っていくため、
「後ろに乗って」
と指導員運転する後ろに乗る。肩を掴む。
1階から2階というと、当然途中には坂がある。
落ちまいと、必死にしがみつく。
っていうか、4輪より2輪の方が体感早く感じた。
音を直に聞くことができるからっていうのもあるからだろうが。
はー、疲れた。
終わったら汗かいていた。
そしてこのとき既に、筋肉疲労が始まっていた。
予約機にて予約取ろうと思うも、空き無し。
まぁ、気長に行きましょうか。
帰りに自転車取り扱うとき、そのあまりの軽さ、きゃしゃさに驚く。
というか単に力の加減が出来なくなっているだけだったりして。
殆ど筋力全力で使ってたからねぇ。
家帰って飯食ってるとき、茶碗持ってる手が震えてたのには自分で笑えた。
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3日
筋肉は
使っているときの方が余分な疲労がない。
本当に、それを実感した日だった。
なんとなく昨夜から寝れなかったので、昼頃まで起きていた。
午前中、「あー、筋肉痛始まってんなぁ」という鈍い感触はあったが、さしてひどいものではなかった。
昼飯食って、うとうとしかったため、そのまま寝た・・・・が、これがいけなかったらしい。
起きたら上半身ビシビシ。
筋肉痛だ。
それも俺史上最上級。
上半身のみであるが、背面全部、手含む腕全部、そして首である。
如何に普段これらを使っていないか、そして如何にこれらの筋肉が2輪乗るのに必要なのか。
思い知らされた。
流石にこの年になると、
「ほお、これが僧帽筋で、なにげに痛いところが腕とう骨筋、広背筋はあまり使わなかったのか」
などと素直に観察出来そうにもない。
使っている間は多少、痛み緩和されてたのになぁ。
風呂入ってゆっくり暖まっている間はかなり痛み引いたが、明日起きたら再び戻っているのだろうなぁ。
腕を自分の肩よりも上に上げるのが苦痛だなんて、まるでこれじゃ40肩だ。
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4日
より駄目になって
筋肉無くても良い。
本当に辛かった。
一日家にいた。
さて、これで終わらせては少々つまらないので、Columnに一つ追加してみた。
"CD話"である。
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5日
不眠ではないが
ここ最近、生活が乱れているのか知らないが、夜の一定の時間に寝ることが出来ない。
寝付きが悪いというのだろうか。
おかげで今朝も寝ていない。
火曜日、久しぶりに2限の授業に出てみようか。
そうだ、この時間に起きているのなら、教習所に行ってみようか。
早朝なら空いているかもしれない。
思い立ったら即実行。
朝の冷たい空気の中、自転車を走らせた。
8:40からの朝一の教習。
駆け込みで乗れた。
今回は前回の復習(一階で直進ーコーンのところで止まるを繰り返す)である。
ここでギアを3rdまで入れられないと、2階には行けない。
まるっきり普通車の時と同じである。
前回同様の内容であったためか、非常に楽に行けた。
ただ、まだ止まるときにリアブレーキが効いていないのと、左足の着く位置が悪いという欠点はあるが。
3rdまであっさり入れられたので、2階に行く。
2階では周回をぐるりと周り、再び停止すると言うのを繰り返す。
楽しい。
ただぐるぐる回っているだけなのだが、非常に楽しい。
正直カーブでは、さしてきつくもないカーブであっても、いつ倒れるのかと冷や冷やしたが、そこそこスピード保ったままなら問題なく安定して走れることがわかったし、直線はアクセルふかして走るのがおもしろい。
ただ、普通車とスピードの感覚が全く違うと思った。
4輪で「直線30キロ出して」というところであの頃はスピード出しにくかったのだが、2輪ではメーター見ると既に40キロ出てる。
単にコースに慣れているというせいかも知れないが。
今回はこんな感じで終わった。
漸く、2輪の楽しさが体感できるようになったと言うところか。
車体を転倒させなかったし、自分的には上出来だ。
そう言えば、教習原簿に、この間受けた適性検査の結果が挟まれていた。
総合判定以下、全て「特に問題ありません。」であった。
前回受けたときは「神経質傾向」「自分を良く見せる傾向」「情緒安定性」に難ありだったからな。
今回受けたときの気分にゆとりがあったからかねぇ。
思い返せば視力検査も両眼1.5でてたしなぁ。
一回家帰って荷物おいて学校へ。
最近この時間に行くことがないので、登校する学生の人数になんか久しぶりな感じを覚える。
ここ暫くは大概が「帰宅者とすれ違う」事が多い時間帯だったからねぇ。
大教室での講義だったのだが、非常に寒かった。
かなり着込んでいったにもかかわらず。
廊下側の席を陣取った、というのも一つの敗因かも知れない。
これで風邪再び引いたらどうしてくれよう。
帰りの電車でうとうとしてたら見覚えのある駅が見えた。
みんな結構降りてるなー。って、俺も降りる駅だ。
久しぶりに乗り過ごしそうになった。
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6日
秋葉は3度死ぬ(で済みゃいいが)
昨日ので味を占め、本日も早朝教習所へ。
朝はよい。
2輪の空きが多いと言うことだけではなく、所内も空いている。
外的危険性は少ないに越したことはない。
同様に、8:40からの教習で乗る。
今日はクランク(屈折)・S字の初歩と言ったところか。
要するに小回りである。
今日はウインカーも使っての練習だ。
ウインカーは左ハンドルにあり、親指で操作する。
右にずらせば右に、左にずらせば左に合図が出る。
合図やめるときはポチッと押すのである。
身長が低いと割合して手も小さい。
この場合、グリップ握りっぱなしではなく、手の「平」の部分を軽く持ち上げて親指操作をすると出来るそうだ。
これを聞いて俺はとあるものを思い出した。
小学校の時に良くやらなかっただろうか。
「指相撲」である。
あれは一応、手の「平」部分は離してはならない、と言うルールもあったが、それお構いなしでやってたときもあったなぁ。
それはさておき。
初めは指導員の後ろに乗って、車体の傾けかたと体の傾け、視線の位置を学ぶ。
「リーンアウトになるから」
・・・・・はい?
いや、リーンアウトなる言葉は知ってます。
車体傾けた方向と逆側(外側)に体を傾けること。
それはいい。教本に書いてある。
だが、教本にはこれに付け加え、
「リーンアウト・リーンインは高度なテクニックが必要で、通常の走行ではあまり使いません」
と書いてあったぞ。
おもいっきりつかっとるやんけ。
因みに、通常使うのはリーンウィズ(車体と体を同じ方向に傾ける)で、これが一番安定らしい。
まずは1階に下りて普通車のクランク・交差点・S字を通る。
ギアは常に2ndのままである。
わわ、なんか倒れそうで車体が傾けられない。
だからといって、ハンドルだけで曲がると手がこれを支えるのは非常にきつい。
うう、なんとしても車体で曲がらなくては。
なんとか遅れずに必至に指導員に付いていく。
ふ、とここで思い出した。
一番はじめの時に、
「ニーグリップをしっかりすると車体が安定する。車体と体をつないでいるのはそこしかない」
と言っていたことを。
試しに膝でタンクをしっかり挟んでみる。
直線でも明らかに安定した。
そのままクランクに入る。
お、これはかなり行ける。
なるほど納得、こういうことか。
しばらくして2階に上がる。
あがって右手、三角地帯のところで指導員が止まる・・・って、あかん、距離があまりない。
ギア落としてブレーキ・・・・・。
がっしょん。
はい、車間距離無く、ブレーキが遅かったand効きがあまりに薄かったため、前車タイヤに衝突しました。
当然、そのような状態で不安定な車体を俺が支えきれるはずもなく、車体は倒れる。
ぶつかった衝撃により、オイルが漏れていた。
幸い怪我人もなく、かつ車体も無事であった。
「危ないと思ったら何よりもまず、ブレーキ使って。その際、前ブレーキ強く握ると、それも転倒しやすくなるから気を付けて」
はい、深く反省。
二階に上がってからは周回して、交差点で小回りの練習。
信号で指導員の横まで出て止まってしまう。
「同じコース走るようにして。そうすればどういう風に走るかわかるから」
なるほど。
車間距離しっかり取らないと。
再び激突するのは俺も嫌だし、指導員もまっぴらだろう。
3周ほどしただろうか。
なんとか交差点小回りは出来るようになった。
問題は次である。
教習所の端っこに「三角地帯」と呼ばれるものがある。
ここに、文字通り3角形があり、この周りをぐるぐる回れるようにならなければならない。
曲がり角が小さいため、バンク(車体の傾き)は自然大きくなる。
しかしこれぐらいが出来ないと、2輪車用のS字、クランクは出来ようもない。
いざゆかん。
「視線は曲がる先の方を見て」
「速度は出来るだけ落とし、半クラとアクセル、リアブレーキで調節」
「小回りにしないと回りきれないよ」
一回、車体倒すのを恐れ、大回りになってしまった。三角地帯周囲にはタイヤでバリアが張ってあるのだが、これに突っ込みそうになる。
あああ、まずい。
「リアブレーキが効いてないから速度早くなっている」
足ブレーキか。踏んでるつもりなのだが、踏み方が遊びまでしかいってないようだ。
練習中、急スピードで突っ込んでくる単車があった。急ブレーキの練習らしい。
左右一回づつ回って、2輪用クランクに移動し、説明を受ける。
「外側外側を通っていくように。」
理論的には解る。
が、実践で出来るかどうかは解らない。
普通車と違い、クランクで止まって方向転換し、再度スタート、なんていう技も使えないしなぁ(これが出来たから俺は4輪のクランクは好きだった。反面、S字は苦手だったが)。
指導員についてクランクに入る。
一個目の角のところで車体が傾き始めたので、じゃぁ、と思いなんらかの操作しよう・・・・と思ったら、暴走した。
今度は頭に”まずブレーキ”というのが刻み込まれていたので、クラッチ切って即行ブレーキかける。
運良く、指導員に当たらず、かつ巻き込み等もしなくて済んだ。
勿論今回も俺は無傷である。
車体起こして再び使えるかどうか、点検してもらう。
指導員と、三角地帯待機員の2人がやっていた(先ほども世話になった)が、彼らが
「いったとおりになったな」
といって、笑いあっていたのにはカチンときた。
悪かったな、どうせ・・・・。
いや、今はそんなこといってる暇ではない。
何故、あそこでアクセル暴走したかが、問題だ。
まず、一個目の角曲がろうとしたよな。
これは良い。
で、曲がろうとしたから車体が傾いた。
うんうん。
そして、・・・あ。そうか、転倒防止のために、動力安定としてアクセルふかしたんだ。
まずはクラッチ操作で回避するとこなのになぁ。
ううむ。
この後、指導員の後ろに乗り、クランクを走って、自分で周回した後に車体を2輪置き場に戻す。
原簿返却時に、指導を受ける。
「リアブレーキの使い方がまだだから、習慣づけるように」
とのこと。
付け加えで、
「本当なら三角地帯でもっと練習するんだけど、今日は急ブレーキやってたから出来なかったんだよね」
・・・。
俺ももっと練習したかったっす。まじで。
まぁいいか。
今のうちに追突・暴走という2大イベント(?)をこなしておけば、今後はやることがないだろう・・・・・たぶん。
へこんだなぁ。
教習所で暫く時間を潰し、駅前の某大型スーパーの開店時間に合わせて行く。
駐輪のためだけに、である。
皆が買い物のためにどやどや入ってくるところ、自転車停めて即行で店を出ていくのが一寸、心苦しかった。
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7日
だるだる
学校行くのが面倒。
その前に外出するのが面倒。
布団から出るのが面倒。
何かをやるのが面倒。
さすれば、何もやらないのが一番。
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8日
腰が痛い。
ゼミの先生の慢性腰痛が移ったのか、はたまた単なる運動不足か。
ぎっくり腰ではないが、ともかく筋肉が痛い。
前に友人に
「肩こりひどいとき『ぴっ○エレキ盤』張ってるんだ」
と言ったとき、
「腰痛にも効くかな」
と逆に問われたことを思い出し、早速実行。
おお?
肩こりほど劇的な浸透効果は体感できないが、明らかに痛みが引いている。
すごいぞ、ガウスの力。
一生手放せなくなりそうだ。
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9日
お買い得
人間らしい生活に立ち戻るべく、外出する。
プリンターの値段調査に秋葉原を徘徊する。
うーむ、やはり目当てのは出たてだからどの店も同じ値段かぁ。
最近来てないうちにまた街の様相が少し変わったようだ。
ふらふら歩いて気が向いて中古ソフトショップ一件目に足を踏み入れる。
PCゲームでおもしろそうなのがあったので、安くなってないかなぁ、なんて行ったのだが・・・・・。
はい、少々場違いだったようで。
すみませんねぇ、なんか他の客及びそのフロアの店員に気まずい思いをさせてしまったかも知れない。
俺的には全く平気なんだけどねぇ。
2件目、数回来たことあるとこへ。
そこで見つけてしまった。
FF8を。
いや、置いてあるだけなら流石売れたゲームだけあって常時あるのだが、値段が安かった。
780円ですよ、奥さん。
定価の10分の1。
これをお買い得と言わずになんという。
瞬間頭の中をよぎったのは、
「うお、これは安い。買うしかない。」
「だけどこの値段で売られてるって事は相当安く買い叩かれたんだろうなぁ」
この二言。
結果買いましたよ、勿論。
だから中古って好きさ〜。
この後学校行って授業受け、家帰って早速プレイ開始。
・・・・・・って、全然人間らしい生活に戻ってないじゃん、俺。
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10日
謎メール
夕方、携帯に謎のメールが届いた。
タイトルも内容文もなく、ただ写真接続のurlが2個書いてあるだけの物。
差し出しアドレスに全く見覚えはない。
はて?
試しにサイトにパソコンからアドレス打ち込み接続するがつながらない。
うーむ、携帯からでないとアクセスできんのか。
仕方無しに携帯から見る。
携帯の場合、パケット通信なので、自動的にダイアルQ2につながってしまうという恐ろしいこともないので、その点では安全である。
出てきたのは罰点印。
しまった、画像無しの設定のままだった。
直して再度つなぐ。
現れたのは今風の女の子の顔。
ああ、やっぱりこういう関係か。
しかし、ランダムにアドレス生成・送信していくとはいえ、良く俺のアドレスみたいなのが出てきたもんだ。
デフォルトから大幅に変更してあるため、今まで一度もダイレクトメールの類が届いたことは無かったのだが、昨今のコンピューターは本当に侮れない。
そっちに感心してしまった。
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2002.November
急激に寒くなった、11月
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