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October 2003
<10月分日記 01-10>
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1日(水)
都民の日

都立の学校は休みになり、また、都立の美術館・博物館等は全て無料になるという素晴らしい日である。
・・・その恩恵を受けることが出来る人には。

小・中学校は東京都内の公立学校だったためこの恩恵を預かれたのだが、高校は神奈川。
故に、近所の皆が休んでいる10月1日も普通に学校へ。
だからといって、神奈川に学校があるといっても私立だったため、神奈川県民の日にも休みになることはなかった。
妙に哀しい想い出である。

都立美術館等の施設は、もともとの利用料がそんなに高くない。
上野動物園然り、科学技術博物館然り。
それでも、やはり無料で出入りが出来るというのは嬉しい。
行けたら良いなぁ、と夢想のみしてみたりする。
・・・虚しいなぁ。


2日(木)
プール

職場の隣に位置している区民プール。
今年は冷夏であり、常的に人が多かったわけではないが、それでもなかなかに賑わっていた。
9月の第2週にもなると、プールサイドに置かれていた日除けパラソルも撤去され、今年の使用期間を終えた。

書類を運ぶためにエレベーターを待っていたとき、何気なく窓からそちらを見やる。
濃い水色に塗られているプールサイド、プール回りは鈍いオレンジ色で塗られている。
そして目に入るプールの鮮やかな
濃い緑である。
プール底のラインも、その色に潰されかかっている。
人が手入れしなくなったら途端に色が変わるとは。
夏の日の、あの誘い込むような水色が懐かしい。

プールの水は、消防用水として、使用期間以外でも常時水が張られている状態となっている。
緑藻が生えた水は、果たして引っかからずにホースを通っていくのだろうか。
甚だ疑問である。


3日(金)
階段

階段を自分の足で上がるのが面倒なので、通り抜けのためだけに某ビルのエスカレーターを使っていたときのこと。

俺はそこを時折使う。
一人乗り用の細いタイプだ。
いつものように前の人に続いて、エスカレーターの上に足を乗せようとする。
無造作に足を運ばなくて良かった。

エスカレーターが階段になっていたのだ。
今日に限って、まだ営業時間(?)が終わってもいないというのに、その運転が停まっていたのだ。
エスカレーターに乗る前に気がついて良かった。
気がつかずにそのまま歩を進めていたら、きっと思いっきり段に向かって足を踏み下ろしていただろう。

果たして、俺の前をぞろぞろ歩いていた人々は然り、それだけではなく俺の後続に人々も「エスカレーターが停まっている」事実に気が付かず、皆が停まったエスカレーター上を階段宜しく歩いていたのであった。
如何に普段「エスカレーターに乗ったら停まらず歩くもの」と認識しているか、解る瞬間だったねぇ。


4日(土)
遠足

昼過ぎに起こされる。
のそりと布団から這い出る。
時刻は14時過ぎ。
そろそろ行く用意をしなくては。

本日は土浦全国花火競技大会開催の日だ。
何年か前に兄からこの話を聞き、姉が
「いつかは行く」
と息巻いていたのだが、数年間流れていた。
そして今年は行くことに。
俺はそれに便乗。
『競技会』という名称にしている位だから、すごいのだろう。

長くなりそうなので、詳細についてはColumn「土浦全国花火競技大会」にて。

いやぁ、ほんとにすごかった。
堪能、堪能。
あれほどの規模のものを見てきたら、普通の花火大会では満足できなくなるだろう。
機会があれば、一度行ってみるべし。

本日は帰らず、兄宅に泊まり。
一人暮らしのくせして、割合広い部屋に住んでいるじゃねぇか。

新しく購入したというパソコン一式等を触る。
いいなぁ、やはりデスクトップは。
画面17インチと大きいし、元のスペックは際限なく高いし。
HDD120GBは羨ましい限りである。
俺も、動画保存さえしてなければこんなに容量食わずに済むんだけどねぇ(現時点で先日テレビ放映していた「御法度」と「ピンポン」(双方姉がまだ見ていない為、保存中)、そして未だに随分昔の「グリーンマイル」が存在している)。

パソコンをいじっているときに、異変が起きた。
視界が一瞬、ぶれる。
小さく何かがずれる音がして、ぼたりと目が外れた。

否、眼鏡のレンズが外れた。
眼鏡の淵でレンズを留めているネジが外れたらしい。
下が何もないフローリングで良かった。
ネジは極小さいものなので、無くなったらアウトである。
外でこれが起こったらと思うと、少々ひやりとした。

眼鏡がそのような状態になってしまったので、しばらく外していたのだが、ふと気が付いた。
俺が視力矯正の必要があるのは右側だけである。
つまるところ、レンズに度が入っているのは右側だけ。
左側は言ってみればただのガラスである。
そして、今回レンズが外れたのは左側。
「レンズが入っていない」という事実を除けば、度数的にはいつも眼鏡をかけているのと同じ状態である。
よし、かけるか(笑)。
かけている本人的には殆ど違和感無いけど、端から見たら非常に変な姿だったんだろうなぁ(流石に外ではやる気無いが)。

その後は本日地上波でやっていた「踊る大走査線 the movie」のビデオを堪能。
つっこみどころ満載。

残り時間は兄・姉寝静まった後、ゲームをやっていました。
メモリーカードの無い状態で、無謀な挑戦。
あっさり、「この辺りで死ぬなぁ」という箇所で、やはり死にました。
数時間が・・・。


5日(日)
腹具合

陽が昇ってから昼頃に起こされる。
うーむ、どうせ急ぎではないのだから、もう少し眠っていたかった。
だらだらしつつ、バスに乗って帰宅。

それにしても腹が痛い。
昨晩、寒い中で花火観戦していたせいだろうか。
いやいや、それ以前に金曜日から痛かった様な気がする。
さてはて、一体何が原因なのだろうか。

家に帰り着いたのが14:30頃。
そして速攻寝る。
夕飯だと起こされる。
食ってまた寝る。
・・・そして朝まで起きなかった。
どうやら風邪らしい。


6日(月)
振り替え輸送

前回、電車事故で朝遅れたのが9月の30日のこと。
そして、今朝も電車事故が起きていた。
正確には夜が明ける前に事故が起きており、数時間経った朝の出勤時にも復旧していなかったという事なのだが。

久しぶりに使った振り替え輸送。
帰りとかには使える機会があったのだが、帰りならば急ぐ必要もないし、大概の場合「振り替え輸送している間に復旧する」と言うのがパターンであったため、使っていなかった。

幸いにも地元駅から他線を使って行ける場所だったので、遠慮なくそちらを使っていく。
はー、楽だった。
いつもであれば歩いていく場所も、地下鉄利用となったために歩かなくて済んだし。
・・・いかんねぇ。


7日(火)


なにやら、本日は忙しかったらしい。
金曜日だというのに、望週末感を味わう前に、就業時間終了となっていた。
いいなぁ、いつもこんな感じに「時間」の心地よさを感じられれば。


8日(水)
軋む、音

ギシリ。
スプリングが存在しないベットが軋る。
硬いそれはいつもに増して、悲鳴を上げている。
長年使い込まれてきた、それだけで起こる音ではない。

ギシリ。
体を右に、左に動かす度に音がする。
木の、独特の歪められる音。
いつまで、ベットはこの音を発し続けるのだろうか。

・・・ええ、本当に最近音が酷いです。
チラシなんかで、
「このベット寝やすそうだなぁ。収納にも良さそうだ。だが、果たして部屋に入る大きさなのか・・・」
と思って見るぐらいに。
人生の1/3を過ごす場所だから、やはり快適なものが良いなぁ。


9日(木)
wait

やってしまった。
一度使うと、癖になるというのに。
今まで、用意はしていたが、自制していた。
「さぁ、使おうじゃないか」という誘惑はあった。
それに幾度耐え続けたことであろう。

だが、やはりやってしまった・・・。

何のことはない、HP更新時に伴う、「作成中につき、お待ち下さい」画面の事である。
これを作ろうと思ったのは、いくつかのページで、リンク先に「wait」画面が表示されるようにしてあったものを見たことが始まりである。

「リンクが切れている」
こういう状態は、訪問者側にとって割に気分を損なうものである。
これには、放置された挙げ句にサーバーによって削除されたファイルは当然として、制作者のリンクミスによるものも含まれる。

そんな折りに、ポップアップで「お待ち下さい」画面が出るものに遭遇したのである。
いちいち画面を「閉じ」なければならないのは多少面倒だが、
「クリックしてくれているのに、ページが無い(若しくは作成中である旨を伝えたい)というのは失礼だ」
制作者側の心遣いが感じられ、なかなか好感を持てるものであった。

そのような心遣いをする前に、さっさとそのページを作りやがれ、というのは言ってはならない話である。

Diaryを書いているときに、最近はColumnをリンクにつけることが多くなった。
だが、Columnは文量が多くなってしまうのが(自分の)常である。
そうすると、Diaryの方が進まなくなる。
「書けていない部分を抜かして上げればいいではないか」
そうも思うのだが、これだけは避けたい。
日光遠足及び台湾旅行の二の舞(詰まるところ、書かずに流れている状態に陥る)を踏みたくはない。
まぁ、単に「上げていないからとっとと上げなさい」という自分に対する脅迫だったりするのだが。

しかし、今回Columnは書き上がっていなくとも、Diaryの方は溜まっている。
なんとかしたい。
すると、やはりこの手段しか無いか・・・。
そして、現状に至る。
さくっと、他のも上げなくちゃぁな。


10日(金)
すべる

夕方に買い物をしていたときのこと。
片手に傘、もう片方に買い物かごを持って、ぶらぶらと地下食品街を歩く。
もやしと梅干しをかごに放り込み、更に歩く。

魚の方も見ていくか。
てろてろと歩を進める。
突き当たりから精肉コーナーとなる。
ふと。
妙な方向に体が傾いだ。

踏みしめるべき床を、滑る足。
傾いた体を支えるべく、全身の筋肉をフル稼働させる。
うおりゃっ。
気合いで、耐えた。
何とか不様に転倒することだけは、避けられた。
端から見れば、一人芝居しているように見えたかもしれないが。

床が濡れていたのだろうか。
本日は雨降りなので、入り口付近なら確かにその可能性もあった。
しかし、床は全く濡れている形跡はない。
一体、何だったのだろうか。

しばらく気を付けて足を運ぶ。
精肉コーナーを通り過ぎ、飲料のところに来て気が付いた。
床の色が、変わっているのである。

何のことはない、床のタイルが切り替わっており、その為に床の滑り具合が変わっていたことに体が付いていっていなかっただけであった。

ぼやっとして歩いていたにしろ、あそこはワックスが効きすぎていたように思う。
俺の他に犠牲者が出てはいないだろうか。
にわかに心配になった。


2003.October
天高く肥ゆく、10月

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