Greco SE600

1979年10月購入

最初に購入したのがこのギター

左のカタログ通りの仕様
しかし、“クローシャンヘッド”って完全に死語

幾多ものモディファイを受けつつ 20年後には
こうなってました。
ネックは82年に
MOON製の物と交換

81年に搭載した
ヤマハ OPG-Tピックアップを
メンテナンス中 不注意から
断線させてしまったのを機に
大改修を決意

そう、なんとリフィニッシュをする事にしたのでした。

塗装をハクルと
センとはいえ 非常に綺麗な
木目が現れました。


テクニックがあれば
2トーンサンバーストか
ブロンドにフィニッシュしたかった所です。

オリジナルはポリフィニッシュだったので
ラッカーにすることに
コンセプトは
“薄く、安く”
H-S-Hのザグリは 高校時代、ノミとカナヅチでD.I.Y
アルミ箔によるシールド加工もD.I.Y
 ギターいじりに際して プロの手を借りた事ございません。

例によって 工程の画像はありません
オペイク(塗りつぶし)のアイボリーに塗装

ウッドシーラー(缶スプレー)→との粉(最小限)
→アイボリー(缶スプレー)→クリアー塗装
→研き出し と 一通り終了

でもこれで フィニッシュ!ではないのだな


オリジナルのグレコ製はボディとトレモロブロック位しか
残ってません。

ご覧のカラーリングでブラスナットとフレットが
打ってある状態でつるしてあったのを購入
確かグレコのクルーソンタイプペグでは合わなかった為
どーせなら、と本物の
kluson Deluxを奢った。




オリジナル状態だった期間は1年も無かったのでは
ないだろうか

所謂ダブルライン

長年使い続けてきたセレクタースイッチ
国産と言ったらコレ:DM-30(ノンオリジナル)

だいぶガタがきて接触悪いので
ここは一丁 本家
CRLを奢りました。

おっと、こんなところにオリジナルパーツが
残ってました。25年間ご苦労さん

SWITCHCRAFTの製品と交換

この機会に
配線を 
Belden

無鉛銀ハンダ使用


フロントピックアップを

DiMarzio  MegaDrive(現在受注生産)


以上、平成の大改修にて交換したパーツですが ついでですから その他の改造点もご紹介いたします。

センターPUは オリジナルの 
Greco PU119

このPUは当時のディマジオ ファットストラトを
参考に造られ、カタログには“パワフル”と書かれてましたが
25年経った今、非常に枯れた渋い音となり
いかにも センターピックアップ!といった感じ(ジコマン)

リアには
ESPの パワーレイル
痩せた低音がリアにはちょっときついかな?
エフェクターかけないと使えない。

前述したように ブリッジ、トレモロブロックは
オリジナルですが
駒だけは 
ESPのブラス製に交換してあります。

買ってきたはいいが ビミョーに幅が広く
ひとつひとつ金ヤスリでギコギコと削りました。
お陰で大きさバラバラ

Kluson ペグ
Schaller ロックピン 共に
ゴールドパーツなのは
最初に交換した ヤマハのPUが
ゴールドだったし ナットもブリッジサドルも
ブラス製で今よりもっと光ってたから
コーディネートしたつもりだったが
いかんせん中途半端
でも今更 他のパーツやビスを
ゴールド化してもオールドっぽくなるのに
また20年かかると思うと 現状で満足

そして 最後に今回のメインイベントと言っても過言ではない
(実はこれがやってみたかった)
レリック仕様

完成!

もちろん 絶対必要なのは
タバコの焼け焦げ

3年半前に禁煙したので
お客さんが残していった吸殻を拝借


・・・・・んっ フェ○ンダー?!

リフィニッシュ前は黒と赤のマッチングヘッドで
ロゴが無くともあまり気にならなかったのだが
ナチュラル化に伴いロゴが欲しくなった。
 最初、MOONにメールでロゴ・デカールだけ
売って欲しいとお願いしたのだが 返事は
「ネックをお持ちなら ボディを買っていただけたら
ロゴ・デカールもお譲りします」との事

・・・・・・・ボディは いりません

フェン○ダーにしたのは あくまでも“シャレ”です。
シャレついでに ストラトのデカールをチョイスしました。





ご想像の通り
フロントピックアップが飛びぬけて
パワーあり過ぎなのですが
5wayセレクタースイッチの配線を
センターとリアを入れ替えてありまして
フロントとリアピックアップを
ミックスする事ができ
そのポジションだと
何故か“crossroads”の音がします
(あくまでも私見)
センター+リアのハーフトーンも
出せるわけで 非常に気に入ってます。

最初は スクレイパーで パリパリっと塗装を剥離していたのですが
思った以上にポリの塗料が センの細かい杢目に喰い込んでいて
スクレイパーを立て気味にせざるを得ず ボディが傷だらけに
なりそうだったので 途中から 一気にサンドペーパーで
ガシガシと削り取ってしまいました。
 下地まで完全に剥離、木地を完全に露出させました。

デカールの貼り方

と、

ここで一旦落ち着くかに思えたのですが
こーなるともう止まりません。

いきなりですが、ボディを交換しました。

ポリ・フィニッシュの3トーン・サンバースト
 こうなるともはや グレコではありませんね

当然、このままではありません

ポリ・フィニッシュボディの レリック、Aged加工 に挑戦!

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