社会福祉法に変わって何が変わる?
・なんのために、どこで、どうやって暮らすのか?暮らしたいのか?
・利用者の選択とは言うが、選択できるだけのサービス基盤がない。採算性と効率性を考えるとサービス基盤整備が進まない地域も沢山ある。住むところでの格差は広がる。
・介護はお金のかかるもの、福祉はただではない、それならばどうする?
・社会で負担する?当事者と家族が負担する?福祉サービスを利用することは受益なのか?福祉サービスを利用しなければならないことは社会の不備なのか?
・お金のある人とお金のない人でサービスを利用できる量が違う。
・措置から契約に変わることで自己負担額も変わる。利用を減らす人もいる。
・生活保護を受けることへの抵抗感とそれ以外の救済方法はあるのかどうか?
・在宅と施設で違う。
 在宅では情報の更新と利用が重要である。利用者も事業者も情報を発信し、受信し、判断し、利用し、評価する。利用者は福祉サービスの消費者である。情報の利用の仕方とケアマネジメントを作る人の能力で生活に差が出る。その課程で当事者団体や福祉専門職がどのような役割を果たすのか?
 施設ではあまり変わらないと聞いた。「03年3月31日と4月1日ではほとんど変わらない。ただし、職員の意識改革を進めることは当然必要である」と。
・法律を作ったのは人である。法律が変わっても扱うのは人である。人が変わっていかなければ意味がない、社会に知ってもらい、人を変え、社会を変えていく継続的で地味で粘り強い活動をしていくことしかできない。法律に不備な点があれば改正すればよいことである。
・将来的に身体、知的、精神の3障害者福祉法を統合すべきである。弱小町村ではそれぞれの専門職の確保もサービス提供もむずかしい。法律の統合と権限の移譲と財源の移譲が必要、そうでなければ市町村合併が必要。
・価値観は十人十色、自分の価値観を他人に押し付けてはいけない。
・幸せも十人十色、以下同文。
・極端な平等指向は良いのかどうか?
・「アリとキリギリス」はどちらが幸せなの?可哀想なの?自立しているの?
自立生活センター新発田の悩み=仲間が増えない、お金がない、先は長い。
2001/10/05 高木浩久

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