着メロ作成 for PC IE   
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64和音作成
 用意するもの
 データの作成
 FM16(32) tone
 ALL64 mode
 MIDI→SMAF
 音色編集
 ATS-MA5
 PCMについて
 作成ソフト


※(注)はページ下部に記載してあります
 まずMIDIシーケンスソフトを用いてデータを入力(曲を作成)します。作成方法は各シーケンサで異なりますので、サポートページなどを利用しMIDIファイルを作成して下さい。
必ず2小節目(2:00:000以降)から入力(注1)してください。2小節目から曲を入力すると変換後の着メロがうまくループしませんが、うまくループさせる方法は次項(MIDI→SMAF)で説明します。
次に音符を入力した各トラック(注2)コントロールチェンジ(注3)を設定します。設定するコントロールチェンジは
@0番(Bank Select MSB)
A32番(Bank Select LSB)
を@→Aの順で曲の頭(1小節目)に挿入します。(下の反転している部分参照) その後に必ず
プログラムチェンジ(音色設定)(注4)を入力してください。
・Bank SelectとはMIDI上で着メロ用の音色を設定するものであると考えて下さい。MA5では(FM音源とPCM音源(注5))があり、ドラムやストリングスなどにPCM音源を利用するとかなりリアルに聞こえます。音源の設定法は
@FM音源を指定する場合はBank Select MSBを124に使用します。
APCM音源を指定する場合はBank Select MSBを125に使用します。


・注意点として、ALL64 modeではBank Select MSB(以下BankM)は設定しなくても着メロに可能で、必ず2opのFM音源に変換されます。4opと2op混在のデータを作成することが出来ません。
※シーケンサによっては10番目のトラックはドラム(PCM)に変換されます。

・Bank Select LSBについてですが
@Bank Select MSBが124(FM音源)→Bank Select LSBは0(又は1〜9)
ABank Select MSBが125(PCM音源)→Bank Select LSBは0
※FM音源で音色編集を行う場合はBank Select LSBを1〜9にする必要があります。上図を例にとるとこのトラックはノーマル音色のFM音源2opで音色編集不可です。
注意@  この項ではALL64 modeを選択するときのためのMIDI作成法なので、最大同時発音数(注6)
  ・「FM音源の最大同時発音数」≦32
  ・「PCM音源の最大同時発音数」≦32
を厳守して下さい。どちらか一方でも超えてしまうと変換の段階でエラー がでます。
これを全てのトラックで設定してください。ここで1つでも間違いがあると着メロにうまく変換されません。(エラーメッセージが出ます)
 注意事項のまとめ
  1. Bank Select MSBとLSBは設定しましたか?(特にLSB)
  2. FM音源の最大同時発音数の合計が32を超えてませんか?またPCM音源の最大同時発音数の合計が32を超えてませんか?
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(注1)必ず2小節目(2:00:000以降)から入力
1小節目は演奏情報などを入力する必要があるためです。

(注2)トラック
トラックとは1つの音色(ピアノ、ギター、ドラムなど)を使って入力された演奏情報をひとまとめにしたものです。従って、同一トラック内での音色変更はできません。

(注3)コントロールチェンジ
コントロールチェンジとは、曲の演奏や音色に変化などに関する情報を扱うもので 0番〜127番までの番号(コントロールナンバーと言います)によって効果を決める事が出来ます。例えばコントロールナンバー7番でボリュームを(128段階)指定することができます。0番、7番、11番、32番などがよく使用するコントロールナンバーです。

(注4)プログラムチェンジ(音色設定)
プログラムチェンジとは、音色を定めるもので1番〜128番までの番号がついており、番号によって音色が1つ決まります。

(注5)FM音源とPCM音源
FM音源とは簡単な波形の音例えばサイン波をだすオペレータを複数個組み合わせて、お互いに変調しながら音をだす方式の音源で、YAMAHAが開発しました。出力される波形にいろいろな変調をかける事によって、様々な音色をつくり出す事が可能です。オペレータの数が多い程、複雑な音色を作る事ができます。J-PHONE、AU用の着メロではこのFM音源を主に使用しています。また着メロに使われるFM音源は2つor4つの波を合成して作られるので、それを2op(2オペレータ)か4op(4オペレータ)と呼んでいるわけです。当然4つの波を合成する(4opで音色を作る)ほうがより複雑で厚みのある音ができます。
PCMとはPulse Code Modulationの略で、音声をデジタルデータに変換する代表的な方式です。音を一定時間ごとに区切り、それぞれを数値化します。このとき、1秒間を何回に区切るか(サンプリング周波数)と、数値化の際に何ビットで表すか(量子化ビット数)で、データの品質が決定されます。PCMにより録音されたデータをあらかじめ内蔵したLSIが、PCM音源と呼ばれる音源チップです。

(注6)最大同時発音数
最大同時発音数とは1つのトラックの中で最大何個の音 が同時に鳴っているか?ということです。例えば、ギターでコードを弾いているのなら最大同時発音数は6(ギターの弦の数)です。