十一月の夢酔
Hell on Earth!
もういいや(2011/11/01)
ちょっとしたジンクスを行っていたんですが、もういいやと。いやね、レビュー書いたら、どどっと値が崩れるってジンクスがあって。あ、見られているわけはないです、おバカさんのために真面目にフォローしておくと。コレはイイモノって書いても、値は上がらないもの(笑)。こう、せめて売り抜くまでは、欺せないかと思ったんですが。ダメでした。
と言うわけで長いよ。3エントリー分。怒りゲージは振り切れて、怒号層圏、赤手榴弾。「紙芝居だよね、このゲーム」ってのは、今まで多々ありましたが、ゲームと名乗っているのに、選択肢が一つもないゲームに初めて出会いました。「はっちゃけあやよさん」はさ、最初からそう名乗ってるわけじゃないですが、電脳紙芝居だと( かつ低価格)。ゲームを名乗っておいてフルプライスでこの出来、もう詐欺だよ。
さよならアダルトゲーム、こんにちはエロゲ()
ちょくちょくと書いてはいるのですが、本当に『本世代のビニ本、ビデオ世代のロリコンアニメ、PC世代のエロゲ』なんだなぁと。きちんとしたゲーム性があった時代を知っているが故に、目の前の現実を認められませんでしたが、こうも突きつけられると抗いようがない。アダルト「ゲーム」ではなく、「エロゲ」と言うジャンルだと思うしかない。
と言う現実を突きつけられたのが、MBS truthの「世界に男は自分だけ、全ての女性を妊娠させて世界を救え」。なげぇよョ!タイトルなげえーよ。
一日が、ミニコント>ミニゲームを4回繰り返し、その一日を6回繰り返すと、休日になってイベント。
をただ、ひたすらクリックしてメッセージを送るだけ。選択肢の一つも、行動の自由も、何もない。ミニゲームも、ポイントクリックで女性を興奮させて、とか言うゲーム性は皆無で、ただひたすらクリックしてメッセージを送るだけ。前戯をしたからと言っても何があるワケじゃないし。なら、ポインティングする時間が惜しいので、連打するよね。公称のSLGパートは、事故や暴動があった時だけ表示されるだけ。おまけに、それを見て、何か対策が講じられるわけでもない。まごう事なきリニア、クリックしてメッセージ送る以外なにもない世界。
これってゲーム?、ねぇ、コレってゲームって名乗っていいの?。
そんな気分にさせられます。売りであろうテックアニメーションが、ミニゲーム時に発動 されるわけでもなく。主要キャラに適応かなと思ったら、主に単発ゲストキャラに発動。ミニコントも、一日4回もやるので、ゲーム内で一週間もするとネタが切れます。オチの部分が微妙に変わる程度のマンネリズム。 それでも繰り返すので、洗脳に近いマンネリズム。一度ハングして、やり直したら、コントの順番も同一で、本当に、完全なるリニア。停車駅もない途中下車もないリニア列車。
ミニゲームなんて、シルキーズの「いくいくパックン」みたいに、ポイントクリックで、素早く興奮させる。で、ポイントの感度はランダムとかで、それなりのゲーム性は付いたはず。妊娠させて、人口を増やすのが目的なので、感じさせた方が妊娠成功率が上がる(事実、愛液がアルカリ性なのは酸性な膣内環境を中和するためとか)と言う事にすれば、設定的にも問題なし。主人公のタイプ設定も、基本受精率が低い代わりに前戯の興奮度にボーナス。基本受精率が高いけど、興奮度ボーナス無し。とすることで、タイプバランスも取れるはず。ゲーム中では、一発必中なんですわな。
設定的には、地球最後の男らしいシチュエーションがあったりもしますが、男死滅一年では、こうはならんだろう。10年か50年か経ってそうな感じに。それでも、男女比の極端化と、女性のミュータント化を混同しているものに比べれば、らしい設定です。いやなにね、他では、男女比が1:9ぐらいなのに、男を労働奴隷とか無いでしょ?。最低でも、動物園のパンダなみの保護だよね。女性の肉体的か社会的な強化と、男女比問題を混同しているものが多いので。
ただまぁ、コレだけゾンビの群れみたいなのに襲われたり、機械的な種付けしてると、心が壊れると思うわ。まぁ、コメディだから突っ込んじゃダメなポイントだけど。優しさはあるけど、愛のない世界だなぁと思う、MBStruth。 作品への愛もなさげ。ついでに、ストーリー性もゼロ。まだ、夢オチのがマシじゃね?。寿命が尽きたら、神だか天使だかになって(なった理由もない)地上界に降りてきて、おちてないオチを見る。って、夢オチよりヒドイものがあると、知りました。そもそも、何の伏線も回収されず、テーマも処理せず、これでシナリオライターっ名乗るって、スゴイ度胸だ。
で、本当に行動の自由一つ無く、ミニコント>ミニゲームの単純労働を繰り返しつつ、ミニゲームでなくてもクリック連打。そこで思い出しました。
工事というクリック連打。休憩時間に進むイベント。そう、「ガッツ2」だ。否、ガッツ2は、休憩時間に行動の自由があった。ドコに誰の所に行くか、まだ選べた。これは、何一つ選べない。ミニゲームも、工事とクリック連打は、なんとなくリンクしてたけど、コレは、ただのメッセージ送りでしかない。制限時間がある都合上、連打になっているに過ぎない メッセージ送り。そして、ふと思う。オーサリングヘヴンって、メイビー系列じゃなかったっけ?。 てゆーか、10年くらい前のゲームより退化するってどういう事だよ。
もう、ここまでゲーム性を廃したなら、いっそ潔しと言うべきなのか?。 たしかに、選択肢はあるけど、選択肢の意味がない、機能してないゲームは山ほどある。いっそ諦めてしまった事を、偽装しなかった事(広告文句で騙してはいるが)を褒めるべきなのか?。もはや、ゲームではなく、エロゲというPC世代のエロ本。そう言うジャンルと思うしかないのだろうか。いやまぁ、ちゃんとゲーム性があるアダルトゲーム作っているところもありますけど…大多数は放棄している気が…でなきゃ、アダルトだから許されるゲームレベル?。
「遺作」とか「猟奇の檻」とか当時は当たり前と思っていたけど、もの凄い贅沢だった事を痛感しております。
怒号の鉄槌を(2011/10/22)
上記は、買って即日の感想にクリア後の感想を加筆したもの。大人しめというか、何とか冷静さを保とうと努力の成果。コッチではしません。「世界に男は〜」クリア。つーか、メッセージ送り完了。こんな言葉遣いはするべきじゃないし、したくもない。だけど、これ以外に言葉がない。死ネ。潰レロ。ヤメロ。言った後で自己嫌悪しつつも、引っ込める気はない。真面目に、MBSってなんで潰れないのかなぁ。不思議だ。アレですか、「世界に男は〜」スタッフを遊ばせないための手抜き作で、他のは面白いのか?。
ゲーム性0と言うのは、上でも書いたんですが、世界に男が一人。と言う状況を活かしたネタ(シチュエーション)は、2つか3つ。あとは、普通に、こんなの思いつきました。って言うレベルで内容はマンネリズム。概ね一年過ぎると、一周年記念にアミューズメントパークが開いて終わり。その後は、ミニコントもなくなり、ひたすらミニゲーム。時間を進めて、寿命をスキップさせるって、最初に寿命決める意味があるのかよ?。とか、主要キャラのその後も語られない。 もちろん、自分の子供がどうなったかも語られない。なんか、もう色々とね…辞めちまえ。としか…
話も、何の盛り上がりもないし、なんとかそれっぽいのは、暗殺を狙ってくるカルト(三人だけの弱小組織)の話だが、快楽の虜にして終わりが三回続くだけ。あとは、単発エッチシチュの羅列。 状況や舞台を上手く利用したものは、ほとんど無い。遊園地なら、遊園地らしいプレイとかあるだろう(猟奇の檻二章ではジェットコースータープレイとかあったぞ)。
普通は対立組織との抗争が勃発、再び世界が二分、三分する事態に。とか、テロリストが立てこもって、引き渡し要求とか。なんか、色々思いつくだろう?。 最後の男が目覚めたせいで、再び世界に争いが。でシスター達が立ち上がるのなら分かる。しかし、ただ、ひたすらに種馬として、淡々とクリックするだけ。ホントに、辞めちまえとしか。
ホントに、伏線の回収もなく(なぜ自分以外の男が滅んだか、なぜ自分だけが生きているのかは「結局なにも分からずじまいか」で済ま したり、風邪で意識を失った自分を助けてくれくれたのは隣のお姉さんか…で終わる。いや、普通、お礼を言いに言ったりとかあるだろう?)、テーマの処理もなく(結局新生児に、男児がいたか不明とか…いなかったら、世界は救えてな いワケで)、思いつきを羅列して、なにも解決しないまま終わる。こんなゲームのスタッフロールに名前を出されたら、ただの罰ゲーム 。特にプロデューサーだのディレクターだの、シナリオ担当だなんて、単なるさらし首。
ゲーム性どころか、選択肢一つない…いやあるか、ミニゲームをやるか、飛ばすかの選択だけ。そのミニゲームも、クリックでメッセージ送るだけで、ゲームとはとうてい呼べない。 夢オチ以下のグダグダエンド…本当に、ゲームと名乗るのは辞めてくれ。シナリオとか名乗るのも辞めてくれ。メルドルに送るべきか…いやでも、ゲームですらないものを、送るわけには…
とりあえず、壁に赤ペンキで「呪殺」って書いて、寝る前に念を送りたいぐらいだ…「呪エ、呪エ、四ツノ顎…怨、 執、憎、滅…祟レ、祟レ、八ツノ眼…」…適当呪詛だから真に受けちゃダメ。
でね、アダルトビデオメーカー?ブランド?で、ながえスタイルってあるでしょ。あそこの作品に「うだつの上がらない中年男の元に、謎の軍帽が現れ『これを被れば将軍様になれる』と。被ると、皆がひれ伏した」って言う設定のがあって、コレってエロゲ 設定やんな?、マジで。軍帽とか、北の将軍様じゃないけど、こんなネタのボロボロあるよな(媚薬とか?、なんか特殊能力とか?)。ちなみに、演技力もそれなり(ショボ目の二時間サスペンスレベル)で、昔の「学芸会でクラスの出し物が演劇。準備期間一週間 でした」みたいな、棒読みではないです。反面、女優がイマイチ 可愛くないと言う。
その点エロゲは、声優は演技力高いし、絵だからいくらでも美人に出るし。だから、もうエロゲ=AVでいい。だから、分化してくれ。明記してくれ。まるでゲーム性があるような事を言わないでくれ。ストーリー性があるような事言わないでくれ…お願いだから…AVのコーナーにも、デジノベとか出来てるし。もう見栄張らなくて良いよ…ゲーム作れないんだ ったら…CGのAVですって胸はって良いと思うよ。 デジノベでも、オカズソフトでも、良いと思うよ。立派な産業だし。だが、ゲームと名乗るな。
なんかもうね…怒りが突き抜けて、混乱してるよ…ワタシ…たぶん、最後のエロゲ。もうヤダ…でも可能性あるのはstarlessかな。絵は好きなんで。5月にでて、もう4K切ってるし。延期に延期を重ねてコレでは…次、無いんじゃないかと思ってさ。GJ見たく、佐野絵なら何でも売れるんだから、ストーリー不要!見たいに割り切るとかね。 聖少女氏も、ロープライスの単発ネタのが良いと思う。starlessも2-3キャラに小分けして、2980で二本出した方が売れたんじゃないかな?。
いや、ほんとこんなのが、今の当たり前レベルだとしたら、そらぁ「ゲームに何もとめてんだか」って言うわ。
追記:いつまで閲覧できるか分からないけど、この記事を。『どうやって世界を吹っ飛ばすかというと、物語的に筋が通るシーンや瞬間を作り出すだけだ』。アクションゲームであるシューターでさえ、ここまで考えている。物語が売りのAVGである本作は、どうだろうか。
日本のシナリオ書きもどきに、この言葉は伝えて欲しい『ゲームというメディアにおけるストーリーテリングの限界を広げたいという願望は常にある』。そしてコレは、創作業に携わる人の基本姿勢でもあるはずだ。小説の、映画の、ドラマの、限界を超えたい。それなくして、なんの創作かと。
吹き替えか字幕か(2011/11/04)
好みの問題。で済ますとなんにもならないのだけど、好みの問題だしなぁ。
私は、文字の人間なので、聞くよりも読む方が速い。ナチュラルに速読を取得している人間だし(真面目に、速読の本とかみて、なんでこんな当たり前の事を?と本気で思った小学生)。死にかけている人のいまわの際のセリフ(手がかり残して死ぬタイプ)とかだと、息づかいで本当に聞こえなかったりするので、字幕の方がありがたい。あと、空耳アワーのまま劇場出て、ビデオで見て(聞いて)、空耳に気がつくとか、ない?。
あと、セリフのリズムって絶対にあるのね。普通に吹き替えをすると、それが絶対にずれる。安い韓国ドラマのセリフが、気持ち悪く浮くのも、このズレのせい(気にして無い人も多いみたいだけど)
ずれないのは、声優さんが頑張ったか、翻訳が頑張ったか、翻訳を諦めたか。山寺さんは、エディマーフィーの時は、適当英語でセリフのリズムを掴み、そこから日本語のセリフへ変換していくそうだ。このくらいの努力がないと、セリフのリズムのズレ、言語リズムのズレは埋まらない。
翻訳を頑張ると意訳になりすぎるし、それなら最初っから諦めるのも手だ。ビーストウォーズのように。特に、耳に違和感があるのは、軍事・戦争物。軍隊的スラングの間違いとかでなく、エースコンバットだと「Missile incoming!」「ミサイル接近」とか「…3,2,1…impact」「…3、2、1…着弾(衝撃だった?)」とか、なんか、へなへなってするんだよねぇ。CoDMW2も日本語版やると、なんか脱力しちゃう。スペシャルOPSのアナウンスとかも、なんか頼りねぇ…と。
実際には、読む時にもリズムがあるので、小説家にしろ、脚本家にしろ、言葉を選ぶというのは、意味や見た目(漢字か否かとかね)の他に、リズムもある。綺麗な言葉は、口に出すと淀みなく言えるハズだ。だから、洋楽を翻訳して歌うとなんか変になるよね?。まぁ、マルチ原語版とかもあるけど。
特に、英語とかだと、単語の並びや文法的にフレーズを繰り返しやすく、文自体が韻を踏んでいる事もある。いわゆる、詠うように喋るって奴?。これもリズムが大事なのに、単純に訳すとズレやすい。だから、日本語訳だけの海外詩集なんて、紙くず同然と思うのだけども。
と言うわけで、意味は分からなくても、耳は言語音声のほうが、至極落ち着く。と思うんだけど。吹き替え好きの人の話だと、ズレを気持ち悪く思わないと言うか、そもそも感じない。と言う事らしい。やっぱり、好みの問題なんだろうなぁ。と思ったら「字幕だと読んでないのに切り替わるから」と言う人もいて、読む速度なのか?
いや、ホントもっと英語真面目にやっておけばと思う(学校英語は意味ない気もするが)。私の英語力なんてmeetとmeat間違えるぐらいだし(前回のタイトル)。そうそう、アレも韻を踏んでる言い回しなんで、直訳で「忘れるな、金属は肉より良いんだ」じゃ、なんか脱力よね。
マンネリな話と、話がマンネリという違い(2011/11/10)
この記事。本質的な話は後で触れるとして、面白いのがツイッターの反応。感情的な反論が多数を占めるのは、モロに痛いところを突かれました。と言う 痛いところを触られた現れといえ、その反論と言えば判で押したように「(FPSみたいな)人殺しゲーばっかりのくせに」というのが、いかにも何か言い返さなくちゃ。と言うのが丸見えで面白い。似たような内容の関連リンク「和製RPGは懐古趣味か」では、ツイート1。いかにこの話が傷口に塩を塗るか分かるものだ。
ちなみに言っておくと「殺人ゲー」というのは「世界を救う話を止めたら?」の反論には、全くなっていない。敵が人間か否かであって、敵を倒さないゲームはない。普通のファンタジーRPGだって悪の戦士とか悪の魔法使いとか普通に倒している。敵の人間を倒すのがイヤ!ゴア表現怖い!は、単なる少女趣味に過ぎない。
で、私も記事には異議があって、世界を救わないゲームもない(いや、もちろんあるけど)。世界をどう認識するかによる。例えば、記事にある「レッドデッドリデンプション」は家族のために戦うのであって、世界を救わない。と言うが、ジャックは「自分の家庭と家族」と言う「自分の世界」を守るために戦っている。家族愛と人類愛の差でしかない。「会社を乗っ取りから守れ」でも、自分の会社という世界を救うのだ。
世界は自分自身が存在するから在る。もちろん、私が死んでも世界はあり続けるが、それは私の知る世界ではない。私の死とともに、私の知る世界は終わっているのだ。自分が存在しない世界など、存在しようがない。観測者の居ない空間は存在しないのと同じだ。そして最小の世界である自分を構築するためには、家族、ご近所、友人、街、国、世界、全てが必要であり、名も知らない誰かも不要ではないのだ。と言う事を英雄神である主人公が悟っていく。と言う重い話にも出来るのだが、ヒロイン候補群とツンデレしながらついでに救っちゃう?とか、世界なんかしらねーと言いながら、積極的に人助けするハンソロかよ見たいな話が多い訳だが。
ついでに言うなら、洋ゲーも、文字通りの世界を救い続けている。コールオブデューティーだって、最終的には世界を救っている。特に4のモダンウォーフェア。核ミサイルの阻止は間違いなく世界を救っている。crysisだって、farcryだって宇宙人から地球を守っている。オブリビオンのメインクエストも世界というか国を救う話だ。そもそも、どんな話のプロットも突き詰めれば「障害を排除して大切な物を得る」なのだ。それに、映画とゲームは違う。迷子の犬がアメリカ横断して飼い主の元に返る話は映画には出来ても、ゲームにはならない(2Dアクションぐらいにはなるが)。
元記事を書いた記者が誤解しているのは「世界を救う話がマンネリ」と思っている事。そうではなく「マンネリな世界を救う話しか書けない」のだ。やれ世界を破滅させる魔王(破壊神でも可)の復活だの、伝説の勇者の血を引くだの、伝説の剣(魔法でも可)だの、固有名詞を書き換えただけのような話が溢れて過ぎており、それに違和感を持たない人が多いのも問題だ。
ただコレは日本人の特性で、正月映画のフーテンさんとか、釣り好きさんとか、先頃終わった水戸のご隠居さんとかと同じく、王道のプロットの繰り返しで、先の分かった物語を安心して眺めたい。と言う日本の文化といっても良いだろう。もちろん嫌味なので納得しないで欲しいが。ちょっと深めに言えば、王道の繰り返しの方が空気や流れを掴みやすいのだ。作る側も、客の反応や売り上げが容易に見込め、冒険しなくて済む。
この日本人の特性にあぐらをかいて、単語を置き換えただけで進化を拒絶したガラパゴスが、今の日本のゲームだ。何回か書いているが、現状維持は緩やかな後退。まわりは前進しているからね……そも、ゲームって呼べるかも怪しくなってきてるよね……ラブプラスとかゲームなのかなぁ…アレのゲーム性ってナニ?
ついでに言うと、海外の記者が「和製RPG」に噛みつくのは、間違いなくトラウマである。ゲームの生みの親であり、常にトップを走っていた我が国が東洋の島国に抜き去られた。と言うトラウマ。言ってる人もごく少数に限られてるしね(大多数の人は、視界にすら入れてない)。そのうち、FPSへ噛みつく日本人がわんさか出るだろう…いや、もう出てるか。人殺しゲーばっか作るなよとか言ってるし。コレも、トップランナーだったのが、抜き返された屈辱から出ている言葉で、単なる感情の唾棄でしかない。要は、どっちもどっち。
まぁ、もう少ししたら、生まれてからずっと洋ゲーがトップランナーな人たちの年代に移るので、この論争は消えるだろう…だが、マンネリな話と、話がマンネリの違いは、少し気に留めておいて欲しい物だ。ちなみにこのことは、テレビにも言える。二時間サスペンスとか、原作人気に頼ったり…ザボーガーもねー、安い半端な特撮で、空飛ばないで欲しかったヨ…支持層分かってるんだから、ピアノ線で飛んで欲しかった。邦画も金かかったビデオシネマだし、エロゲメーカーなんて同人レベルだし(同人が上がったのか、メーカーが下がったのかは不明)。
ジンクス健在(2011/11/16)
いや、もうこうなると笑うしかない。9ヶ月以上5400円ぐらいをキープしていたはず(厳密には私が春先にマークしてからだから少なくとも6ヶ月以上)の「世界に男は自分だけ〜」なんですが、ソフマップでさえ、一気に800円ぐらい値下げに。も、ずっと下がらないから、良いゲームとばかり思って、自分ご褒美に買ったら、アレだもの。なんとか売り抜いて赤字は防ごうとしたけど、我慢できなくて感想upしたら、一週間で崩れる値段(11/13にupだから三日やな)。
なんたるジンクス。と言うか、コレはもう、見られていると、うぬぼれても良いんじゃない。とか思う自分がいる。と言うか、思わないとやってられない(実際には、ダンガンロンパやデビサバもガクンと来ている…てか、なんで小ネタに逐一フォロー入れなきゃイカンのかと)。
いやホントに、skyrimとか59.99ドル。60ドルとして1ドル100円で計算しても六千円ですよ。80円で計算したら4800円。携帯ゲーム機のソフトぐらい。もう国産ゲームなんか見てらんないよね。newラブプラス7kだってさ。売れるのかなぁアレ?。もう飽きてんじゃないかと思うんだけど?。人工無能とかエミーを知ってる身としては、ずいぶんな進化と思うけど…買うの?みんな?マジで?。
と言うわけで、ハロウィンセールで5ドルで買った「vampire:the masquerade bloodline」が噂に違わぬ良作でした。オチの付けたかに不満があるけど。アレをもう少し何とかしてくれていれば、傑作だったなぁ。と言うわけで、久々に攻略記事などを作っておりますが…wikiにするべきだったか…英語onlyでかつRPGで一人はツライ…けど、カスカスなまま放置されてるwikiとかみると切なくなるしねぇ。広告収入狙いなのか、大作だと3つ4つ乱立して、トップページしかないのとかよく見るよね。あーは、なりたくない、と。ある程度自分トコで貯めようと。
そんな訳で誤記とか目立つと思うけど、ゆるしてつかーさい。なまじTRPGのルール持ってる分、こだわっちゃうしねぇ。ともあれ、5ドル約400円で買ったbloodlineに救われました。5000円出して文字送り作業を強要されて、400円でゲームが楽しめる。この差はデカイ。さよならエロゲであったと同時に、さよなら国産ゲーでもあった気がする。さよなら記念に迷宮クロスブラッドでも買いますかのぅ。でも、bloodlineとかskyrimの後で、wizやっても退屈なだけだと思うわ(笑)
映画が見たい訳じゃないんだ(2011/11/19)
久々にテレビを見ていると「文芸書売り上げランキング」とかやってまして、ホゥとか思ってみてた(ネット、実店舗で違いあるし)んですが…7位?だったか「この漢字読める?」みたいなのがランクインで、珈琲をブフゥーーーーーーってしそうになった。
それ、文芸じゃねぇよ!。新書の探偵小説とか、ラノベでもギリギリかと思うのに、漢字の読み方とか、フォトエッセイとか、文芸に入れるのか?。世間一般では文芸なの?。ちょっと前の百マス計算とか、遺言ノートとかも実は文芸なの?。なんか、色々と本が売れない理由の一端が見えた気がします。
で本題。お、本が懸かった…ごめ…。
この記事。他にも『Ken Levine: 私もゲームをプレーしたいからね。じっと座って物語を鑑賞するのではなく、その物語に干渉したいんだ』とか、やっとまわりが追いついてきたよ。と言っても、海外の話で、日本国内ではまだまだ鑑賞ゲームが主流。なりきりゲーですらない傍観ゲー。下手すると、ゲームですらない紙芝居だしなぁ。
私、器の小さい人間ですから、何度でもいぢりますけど、理解できたろうか?。それとも、意固地に「そんな設定はねぇ!」とタンカ切るかしら。おバカさんをからかってもツマラナイから、次へ。
日本だけがゲームの値段がバカ高いのは、国内しか市場として見てないからじゃないかと思うんだ。skyrimとかが60ドル(約4800円)と出来るのも、最初から世界市場で計算しているし(1万本でも、10カ国なら10万本)、コストがほぼ無いDL販売(パッケージやマニュアル印刷しなくて良いし、在庫を抱えなくてもいい、輸送コストもない)メインだからだよねぇ。
TPPで農業の保護主義が露呈したけど、ゲームとかですら保護主義だよね。わざわざ、代理店契約してまで、日本価格を崩さないようにしているぐらいだもの。CoD:BOのsteam販売、日本だけ99.99ドルって、□eのロビー活動のせいだろうし。MW2が日本からsteamで買えないのも。保護主義に走るのは自信がないからだよね。負けるのが分かってるから争いたくないわけで、でも、競争しなければさらに劣化していく。
最近ふと、産業をダメにするのが助成金、補助金漬けらしいですが、ゲーム界における助成金って、公的二次創作じゃないかと思うように。例えば、アニメ化、漫画化。それに伴うグッズ化。ポケモンがスマッシュして、アニメ展開した後、任天堂がどうなったか。とか、考えると、そう言う方向へ思考が進むわけですよ。最初から、アニメ化という助成金を狙うと、有名絵師に人気声優採用すれば、ゲームそのものの出来はイマイチでも、アニメのヒットで何とかなったりする、と思えば予算配分はそちらへ傾くのではないか。
まぁ、そう言うアニメは大概ダメで、きちんとゲームで売れないと、アニメも人気無いですけど。と、言っても、売れた理由が有名絵師、萌えシチュエーション多数とかで、ゲーム内容は問われてなかったりするんですよねぇ。
売れ行きで考えるなら、CoDとか映画化されてもおかしくない(映画化の話あった気もするけど)のに、洋ゲーで映画化されたものはかなり少ない気がする。GTAとかそのままでクライムアクション映画になるし。ファンタジー大流行の時にオブリビオンとかあって不思議はなかった。でも、無かった。ストリートファイターやバイオハザードで転けたから?…両方カプコンだな…
コレってやっぱり、ゲームを一つの完成されたコンテンツとして認識しているからで、ゲームでしか再現できないものを作ろうとしているのではないか。と推論する。リンク記事の「私は映画が見たい訳じゃないんだ、くそったれ」につながるわけですよ。
対して、日本は、映像化という助成金を最初から狙っているのではないか。映像化しやすく作っているのではないか。一本道にしておいた方が、映像化しやすいし。例えば、真女神転生1だと、どのルートでアニメ化するか悩むじゃない?。でも、ペルソナなら一本道だから大丈夫。P4ですら、マルチエンドと言いつつ、複数の結果と言うより、本筋からの途中脱落だからね…この事、本編レビューに書き足した方がいいな…。なにより、「世界に男は自分だけ〜」ですら、ノベライズされてんだよ?、癒着してるとしか考えられない。
思い出したように(2011/11/21)
いつまでも、怒声を張り上げているのもみっともないので。と言いつつ、どういう展開が考えられたかと、5分ほど考えたところ。レビューの方にも書いたけど、クローンネタにでもすれば、 まともに出来そうなのに。ラヴィニアのグロ好きと、うち捨てられた廃棄クローンの山とか、いくらでも伏線化出来るぞ。マジで。
で、Bloodlineがアマゾンで約二万。と言う小ネタを貼り付けた時に、そーいや、俺、アフィリエイトしてたなぁ、と、売り上げ見たら、なんやちょいちょい売れてますな。しかもなぜか、同じものが複数売れてる。同じ人が二冊?それとも、偶然に二冊?。悪魔の事典(ゲティングス/青土社)が二冊とか。 ありえねぇ!。
しかし、私の学生時代にもっと古本販売が盛んだったらなぁ。と思いますな、さんざん悩んだ悪魔の事典(新品3500円)が何分の一よ!とか思う反面、宇宙の戦士っていま新品千円超すのね。文庫で千円とかないわぁ。私が買った時は600円。小学生で月の小遣い500円だったから、しこたま悩んだけどなっ!。
物価とか貨幣価値の違いとかあると思うけど、文庫本で千円超すのはちょっとなぁ。出版社頑張れよと思っちゃう。理想はワンコインだよねぇ。500円。売り上げ不足を単価を上げる事で補おうとして、余計売れなくなるスパイラルと思うのだが。 ゲーム業界もコレにハマりつつ。PC世代のリビドーが別に向いたら、エロゲメーカーは終わるよね。
真面目に、古典の新本に千円出すなら、古本にして5-6冊買った方が良い。本なんざ、数をこなしてこそ意味がある。特に若いウチは、ジャンル問わず乱読せよせよせよ。ゲームも、映画も、そうなんだけどね。批評、評価ってのは、比較だから。比較対象がないと、評価なんか出来ない。それはつまり、イイモノか悪いものかすら分からない。となると、好きか嫌いかでしか評価できない。結果『ぼくの/わたしの好きな○○を悪く言うな』って事になる。 そう言う、出来の善し悪しと、好き嫌いを混同するのは、比較対象を持たないから。
乱読して、気に入ったから新品が欲しいって言うなら良いけど、そんな人は私のトコからわざわざ買わないだろう。
閑話休題。Serious Sam 3: BFEのコマーシャルコピーに痺れた。「男は男らしく、カバーは素人のものであり、引き金を引けば爆発したFPS黄金時代へ」。たまりましぇーん。Wolfenstein(2009)も酷評されるんだけど、Wolfensteinも走り回って、腰ためでバリバリ撃つ。わざとらしくある赤ドラム缶で爆発巻き込みどかーん。ってアクションゲームなのを認識してない(CoDやメダルオブオナーみたいなのと勘違いしている)レビューが多い。DOOMやSAMで、リコイルが反動が、なんて言いやしないんである。ただまぁ、それ引いても、あんまり出来は良くないんだけどね。
深刻なサム買うしか!と言いたいのだけど、私が走り回るタイプのFPSがスンゲー下手。と言う一点が大問題。やっぱskyrimかのぅ。
問題は(2011/11/23)
bloodlineなんですが、クエスト名を引っ張ってくるのが面倒で面倒で。私が、典型的というより、突き抜けた、(ほどほど)読める聞けるけど、全然書けない話せない受験英語と言う。ヒアリングはスゴイ褒めらるレベルだけど、読むのは並。とくに、スペルを覚えないのでスンゴイ怒られた。発音しないyとかhとかいらねぇダロ!とか、やさぐれて星をにらんだ訳ですが。
そんなわけで、コピペが出来ないので、書き写すしかない。スペリング嫌い。ゆえに進行が滞る。と言うスパイラル。そして私の病的な集中力の無さ(と言うか、移り気)によって、どんどんやる気が奪われルゥ。やっぱ、最初からwikiにしておくべきだったのか…とりあえず、一枚で良いから、メインクエストのWalkthrough作るか…おもに気合いで。ああ、変な人名のスペルもメンドイ…
オータムセール(2011/11/25)
steamでオータムセールな訳ですが、ハロウィンがあったし、クリスマスまではないよね。と予測していたために、OrcsMustDieの75%に間に合わないと言うオチに。しかし、よく見ると、ストーカーやら、クトゥルフやらも割り引かれている。あわてて、マネーブッカーズに入金。
入金したのは昨日。今日の夕方にマネーブッカーズの口座見たら、すでに加算されてた。はや。一日やんか。コレは頼れる。
さて、頻繁なセールはありがたいのですが、こうも頻繁だと、貧乏人は色々考えるわけです。どう考えてもオータムセールはつなぎ。クリスマスにはもっと大がかりなセールが来るに違いない。例えばskyrimの25%、samの33%、今、ストーカーも50%だけど、75%が来るかも知れない。少なくとも、Orcは75%だったのでまた来るだろう。ほとんど、株の相場師です。
ゲーム中毒の禁断症状が出かかっているので、一本は買いたいのですが…ハロウィンの時に買った、シャーロックホームズ覚醒と2DギャグRPGクトゥルフは世界を救う(2ドルちょいで買ったけど、今回1ドルちょいに…orz)とか、まだやってないんですわ。ホームズは日本語化あるしぃ。と思ってたんですが、コレがとりあえずの機械語訳で、ヒロサワ語(ばーい、いしいひさいち)を喋るホームズに耐えきれず、しかし、英語でプレイできる言語力なく、と。
ねらい目は、ストーカーsoc、マウント&ブレードwarbandっすかねぇ…でも、クリスマスに75%来そうなんだよねぇ…クトゥルフにすっかねぇ5ドルだしCall of Cthulhu: Dark Corners of the Earth 。ただ、クトゥルフは、私のマニア度が過ぎるからなぁ。コレもインスマス元ネタらしいし。ゲームの元ネタはなぜインスマスを覆う影一択か。というコラムでも書くか。あー、TRAUMAも1ドル75だなぁ。まにあゆえにプレイせねばなるまいか。Half-Life 1: Sourceが公的に日本語対応って書いてあるのも気になるところ。ゲームの詳細の言語欄に日本語あるのよねぇ。うむむむ
まぁ、5ドル10ドルなんで全部買えよ。って話なんですけどね。
ちょっと真面目な話をすると、私が中古に売るのは、少しでもハズレ感を無くしたいから。例えば7800円したクソゲーが、5000円で売れたら、実質2800円。7800円だと許し難いが、2800円ぐらいなら許せるかな。と言う感覚による。詰まるところ、新作のクソゲー、つまりゲームで損しても良い価格が3000円ぐらい。これが中古だと1000円くらい。だから、中古3000円でも2000円で売れるなら買っちゃう。
が、DL販売だと、最初から1000円切るわけですよ。新作はそれなりですけど。それなら、新品買うよと。中古販売は、販売店だけの儲けで、ディベロッパには入ってこない。普通なら、もうプレスしない死にデータな古いゲームも、並べておけば売れる可能性はある。在庫を抱える訳じゃない。メーカーサイドも、消費者も幸せになれるが、中間業者がやせ細るので抵抗するだろうなぁ。
まぁ、日本のメーカーも、DL販売に本腰入れるべきだし、その際は世界を視野に入れるべきだ。まぁ、限定エリアの限定嗜好に特化して、ほそぼそとやってるから、外には出れないだろうけどねぇ。あと、日本のDL販売は、高い上に、ただのネットの自販機の機能しかないから意味がない。セールもやらないしね。そのくせ、登録とか、分け分からんソフト乾電池とか、囲い込む所はしっかり作るという。なんか間違ってるよね。
迷ったあげく(2011/11/26)
シリアスサムのGOLDエディションでした。なんかバリバリ撃つのがやりたくて。こそこそするのも良いんだけどね。前日スナイパーが50%で悩んだんだけど。待ってて良かったわ。GOLDで3.99なんですが、非HD版がないダブルパックだと2.99。貧しいので、しこたまなやんだんですが(HDあるのにわざわざ旧版プレイしないだろうし)、まぁ、90%OFFで差額1ドルだし。いっかと。
旧版はオマケとしても、四本セットで3.99。ダブルなら2.99。儲けあるの?的なレベルです。国内だけなら、確実に無いよね。世界で一万人が買えば、約三万ドルだもの。とか書いてるうちにDL終わったので、さっそく撃ちまくろう。 走り回るDOOMタイプ苦手なんだけどねー。
ちなみに、3.99ドルは、317.79円でした。ガチャポンなみ。 明日もなにか目玉があると良いな。
久々のショットガンブルース(2011/11/27)
シリアスサムGOLDエディションが、本日は75%の9.99。3.99で買ったのは勝った気分だが、OrcsMustdieを買い損ねたので一勝一敗だ。いや、ホントにsteamセールに参加してると、買うために買う人の心理が分かると言うもの。良質のゲームが5ドル10ドルつまり、400円やら八百円で買えるんですよ。まぁ、押さえとこうか、みたいな気分になると言うモノ。言うなれば、コンビニのレジ横に置いてある小物のようなモノ。
いや、ホントにね。日本製の、特にエロゲなんかだと、「どっちがよりマトモか」で悩む(つまり、最初から面白いとは思ってない)訳なんですが、「どっちが面白いか」で選べる、根源的な買い物の嬉しさ、楽しさ。を思い出してます。ま、ちゃんとハズレもあるんですけどね(笑)。
と言うわけで、シリアスサムFE。やっとこトンプソン手に入れて、シューター気分満喫。CoDやっても疲労感は無かったんだけど、サムをやってると、1レベルごとに休憩がいる。サムが詰まらない訳じゃなくて、カバーできない上に、敵が全方位から大量にやってくるので、常に緊張しているので疲労感がスゴイのよ。マップも立体的かつルートの色々。トラップなんかも考えられてて、よく煮詰めているのが分かる。アイテムが敵のスポーントリガーであること多々なので、回復アイテムとったのに、余計ダメージ喰ってたりとか、上手すぎる。EASYでヒーヒー言ってる私は、NOMALクリアする自信がありません(笑)。
もし小泉進次郎がフリードマンの資本主義と自由を読んだら。
アマゾンとかで噂のコレ。立ち読みしてみたんですが、内容はまぁ「経済と政治本」なんで、好きな人は面白いとは思います。
ただ、コレはコミック、マンガなのかと?。イラストと同時進行する小説ではないのか。大人向け絵本?。文字情報が多すぎる(と言うか、原作丸出し)で、視覚情報(画像情報)はゼロに近い。カギカッコのかわりに、吹き出しにセリフが入っているに過ぎない。ナレーション部分に「○○は緊張していた」で絵でもドキドキとか書いてあるのね。それ重複表現だから。モノマネで名乗りながらするのに等しい感じ?(いわゆる「名乗ってるだけやん、全然似てへん」)。映像情報無く、ナレーションで全語りするのは、マンガとしては失格ですな。役者の演技のよこで「○○は緊張していた」なんてドラマあったら、興ざめでしょ?(渡る世間は鬼ばかりとかそうだけど…年配の人は、そこまでかみ砕かないとダメなのかなぁ…まぁ若い人も伏線読めなかったりするけど)。
詰まるところ、イラストで同時進行しないと、読まれなくなっていると言う現実。活字離れ…って言っても、このくらい文字量があったらホント小説と大差ない。むしろ、意味のない挿絵(情報を持ってないんだもの)が邪魔で煩わしいと思うわけですが。マンガという技法的なもの、活字離れ、色々考えさせられます。総評としては、「もしフリ」は、原作は良かったが、監督の演出(カメラワーク)と、脚本、役者がダメな映画って感じでしょうか。
さて、STEAMのデイリーセールは今日までなんですが、オータムセールは明日までなので、ストーカーとクトゥルフどうするか考えよう。M&Bも。今日のセールはめぼしいモノがなかったわ。RAGEの50%ぐらいだけど…クリスマスのskyrimに賭けるわ。