一月の夢酔




 



あけおめことよろ(2014/01/01)
もう5回目ぐらいになるが、あけおめことよろは江戸時代からある短縮形でネット時代の新ワードではないので、よろしく。杉浦日向子先生が亡くなられてからもう何年?



つーわけで、お年賀です。win付属のペイントで、jpgをサイズ変更していったので、さらに汚くぅ(フォントの潰れ方で判断)。
馬の筋肉らしい、ミチッとした光沢ある肉質が出せませんでしたーと。髪の毛も毛先に行くほど集中力が無くなっているのが分かりますな。まぁ、ラクガキですから、便所の。

何回か言ってますが、イラストつーのは流行廃りなんです。ホントに10年もすると、今の絵柄も「なにこれ、ヘボ」とか言われるんですわ。主に絵を描かない人から(そしてそれは主な消費者でもある)。だから、描く人はまわりに流されない方がイイ。ただイラストレーターは、発注者のイメージを再現するのが仕事なんで、そこは流行追ってください。

トーキョーN◎VAの<絵画>と<イラスト>技能の解説が核心を突いてて、絵画は自分を表現するモノであり、イラストは他者のイメージをくみ取って絵にする。芸術と商品の違いでもある。そこも考えずに、自分の好み=世界標準みたいなアホゥに限って言うわけですよ「ナニこのゴミ」とか「デッサン狂ってる」とか。つか、こういう事言う人って雑誌掲載とかされてると何も言わないよねー。権威に弱いんだろうな。

京都市電だかJRだかのイメージキャラの変更でも思ったんだけど、初代の人の絵柄は、90年前半ぐらいによくあった絵柄。ドキドキプリティリーグのゲーム内CGもあんな感じ。流行だったんだよ。らきすた当たりから定着した 最近の感じも、あと五年ぐらいすると古いモノになっていると思う。流行を追うものは流行に殺されるのだ。

ああ、新年一発から、ポイズンブレス、ぶはー。アランウェイクが$2.99。TPSアクションだしなー。でも、ストーリーテリングに興味あるしなー。うぬぬぬぬ。
 



a Tiger?(2014/01/02)
結局、アランウェイクは買わず。なんか、こー外している気がするして。特にナイトメアの方。GAMELIFEの螺旋構造とメタの複雑性とか言われてもなぁ。深読みしすぎというか、好意的にとりすぎ。フィクションの中のフィクションは良いとして、そこから現実世界とつなぐのは飛躍がすぎる。

この手の話は複雑とは思えないんだよね。ジョー・ケッセル「他の孤児」とか、エドモンド・ハミルトン「フェッセンデンの宇宙」とか、ダニエル・F・ガロイ『模造世界』とか。特に、ケッセルの他の孤児は小説「白鯨」の世界に入り込んでしまった話。結局、自分が現実と思っている今の世界も、虚構かも知れない。見たいなラインに落ち着くわけで、アイシティもそうだし。

複雑とは思えないんだよねぇ。私のダメな人生も、Sims∞で操作されているからかもしれないし。そんな私も、Sims3で意味不明なことをさせているし。そのSims3の住民もSims2をプレイしているかも知れず。ただ、それだけの話。階層を登ろうとしなければ、なんの変哲もない現実なのだ。例え仮想世界の中でも、自分が認識している側が現実なのだから。


長くなってしまった。

そんなわけで、FARCRY3で密猟生活。本物の狩人なら失格だよねぇ。と言うところで、このハンターさんのサイトが面白かった。我々は、ただ命中させればいい。見たいに考えがちだが、実際には、当てる場所を選ばないと意味がない。背中のど真ん中に穴が開いた皮には二束三文の価値しかつかないし、一番良い肉をダメにしてしまう。

第二次大戦前は、ハンターを集めた小規模狙撃部隊で敵の大部隊を足止め。とかあっても、ホンマけ?。と思っていたんだけど、動物を撃つ時は商品価値を下げないように、部位を考えて狙う必要があるが、戦争で撃つならドコだって良い。そりゃあ楽だわな。走る速度も全然違うし。回収にいかなくていいし。スコープで遠射して倒し、さあ皮取りに行こうとしたら見失う。ゲームですら起きる(FARCRY3で10頭ぐらい見失ってる)のだから現実だとなおでしょう。

さらに納得なのが、発射台である銃はあまり重視しして無くて、弾の方を大事にされていることから、やっぱダメージ決めるのは弾だよねと。さらにkill me softlyでは、弾頭自体がマッシュルーミングしなくとも、衝撃波が同等の現象を引き起こすと言うのは、目から鱗だった。

ただまぁ、この衝撃波は筋肉や臓器は破壊できるだろうけど、機械はどうなんだろうか…基板ぐらいは割れるのだろうか。MSに9センチ砲弾がめり込んだ時、その衝撃波はメカニズムに影響を与えるのだろうか?。

とりあえず、いまだにいる弾頭は固い方がイイとか言う人は読むべきですな。

さて、A-LIFEとしては、そこそこです。FARCRY3。ただ、沸きがランダムなので、基地の側に虎が居て、何もしないままに解放とか、基地の自室から出ると誰もいないので、おやと思うと熊が出てきたりとか。虎に襲われている人の叫び声が「tiger? wow!!」なので、どうやってもモンティパイソンのフライングサーカスの5-6巻のインドに遠征したイギリス軍ネタの「Tiger?」とダブって笑ってしまう。


A-LIFEの理想と現実(2014/01/03)
STALKERが公言した、生態系シミュレーション「A-LIFE」は、オープンワールドゲームを作っている所とすれば、理想型であり終着点であると思う。GSCが公言するまでにも、TESシリーズやGTAも、多少の差異はあれ、目指していたはずだ。

ただ、僅かでもメインストーリーをもつゲームとなると、完全な生態系SLGとはなり得ない。メインクエストギバーが殺されてしまったり(不死属性にすると言う手もあるが、敵のど真ん中に会いに行くのもなぁ)、敵勢力下に進入するミッションが台無しになったりする可能性は避けられず、ゲームが崩壊してしまう。やるならば、メインストーリーさえも放り投げる覚悟が必要であり、さしものTESチームもそこまでは投げられないだろう。

メインストーリーすらなくしてしまうか、クリア不可になる事すら自己責任とするかしないと無理だろう。実際に、敵勢力が攻めてきたりすると、気が休まらないと思う。そもそも防衛戦にかかりっきりになりそうだ。Mount & Blade のように停戦とかできるなら良いのだが。とはいえ、一度ぐらいは、世界を従える力を持って、完全なる無秩序に放り出されてみたいとは思う。

私個人としては「メインクエストがクリアできなくなったのは、ほったらかしにして、ウロウロしていたおまえが悪い」と言うのもアリだとは思う。現実はそんなモノだ。TESでは無理だと思うが、FALLOUTなら許されると思うので、ベセスダにはちょっと挑戦して貰いたい……が、FALLOUTでもン十億から百億単位のプロジェクトだろうから、冒険はきつそうだ。

と言うところで、現状で一番バランスが良いA-LIFEは、TESシリーズだと思う。住人はきちんと生活している(住居と職場が違えば、ちゃんと出勤する)し、敵もきちんと戦い合う。敵が村に攻めてくることはないが、それはゲーム管理の一貫でやむを得まい。

一番ダメなのがロックスターのRDD。レッドデットリデンプション。これは正味、もどきレベルで、レビューにも書いたが、敵も野生動物も、基本的にPCねらい打ち(ミッション以外では)。交易所に皮を売りに行った帰り、家について馬を下りたら、イノシシとクマとクーガーが、一心にこっちに向かってきていて笑うしかなかった。GTAも都市生態SLGとした場合落第点だろう(ギャングの全面抗争になっても困る訳だが)。

FARCRYは、中間。1はcrysysに近いので置いておいて、2でも敵は車でテリトリーを巡回しているし、敵対勢力同士が衝突もする。が、3も2も同様、味方のパトロールと敵のパトロールの車が文字通り衝突してから敵を認識し、車を挟んで撃ち合うコントのようなシーンが散見される。つーか、FARCRYは人身事故と言うかひき逃げ多すぎる。crytec系は音に異常に敏感なのも問題点。住人の生活感はほとんど無く、文字通りMobと言うか、動く背景。 共闘感も薄い。

どこまで管理下に置くかというさじ加減が、今後の生態系オープンワールドの指標となるのではないかと思う。CoDゴーストの零落により、ストーリー重視のFPS、シネマチックシューターはもはや進化の袋小路であることを露見させた。今後は、より、シューター要素(つまりは覚えゲー要素)が高まるリニア進行シューターか、攻略の発想性が問われるオープンワールドスタイルに回帰していくと思う。あるいはひたすら撃って楽しいGUN&RUN系、殺戮 ・ランボー系か、もしくはADV要素を強めた方向かもしれない(ただこの場合シューターではなくなると思う)。

ゲームはゲームが主体であって、ストーリーにゲームが付いてくるのではなく、ゲームにストーリーが付いてくるのが正しい姿のはずだ。このサイトを始めた頃は「ゲームのストーリーってこんなモンだよね」と言うスカした風潮に、そうじゃないだろ。と言う思いから始めたわけだが、今ではストーリーが重視されすぎてゲーム性がオマケになっているという。



オマケ:新とともの刻の学園ロジェ編クリア。話は面白い方向性かも?と思ったら、なんか意味不明のままに終わった。目覚めたくないロジェと、先へ進みたいロジェの葛藤とか、なんもないのね。出来の悪すぎるペルソナ1 だなぁ。戦闘に勝ったのに負けた扱いとか、ナレーションで状況を説明するとか、ダメにも程がある。ボス戦も突拍子無く始まるし、強くもない(ボス戦でオート使ったのは生まれて初めてだ)。しれっと現れるので、さぁボス戦だ!と言う盛り上がりにも欠ける。

最もダメなのが、イベントの発生順が固定されている事。順序に意味があるイベント、時系列なイベントなら分かる。だが、同級生の様子を見て回ろうと言うイベントなら、誰からでもええやん。最奥に行ってから、一番手前とか、イベントが起こるたびに、全部の部屋を見て回らなきゃ行けないとか…そんな総当たりはいらん。

ととものfinalは本当に奇跡だった模様。ただ、finalもシステム的にはかなり粗い。学科、他のゲームで言うクラス、ジョブはやたらと多いのだが、 スキルや魔法を切った貼ったしたにすぎず、クラスのバランスとかは無いに等しい。刻の学園では、数減らしたクセにもっと無いが。

繰り返すけど、周回プレイでレベルを引き継ぐRPGってのは、バランスとりに失敗してますって公言しているようなモノ。アバドン王とかソウルハッカーズは、レベル1から始まるけど面白いよ?。
 


世にも無駄な時間をアリガトだパペ(2014/01/05)
新とともの刻の学園のロジェ編の何がダメって、普通、現実逃避から生まれた偶像は、理想の自分であるわけで、ペルソナ1のマキのごとく、明るく快活であるのが普通と思う。

ぶっちゃけると、ロジェとロジェアバタは逆だ。明るく快活な白ロジェが幻想(全てを忘れて楽しく生きてる)であり、暗く沈んだ黒ロジェが現実の方が妥当だろう。ゲーム的にも、 そこに到るまで、さんざん敵を倒しておいて、イベントでは魔物が怖くて倒せません」では「はぁ?」としか言いようがない。

快活なキャラにすれば「ちゃんと倒したのに、なんで不合格なんですか」、「最後の踏み込みが甘い。雑魚なら良いが、強敵にはトドメを刺し切れんぞ!」と言われて卒倒するとか、頭を抱えてうずくまるとかするほうがドラマチックだろうし、もう一人との自分との対決もないと言うのは、こうしたネタでは失格。事件を解決しない探偵小説のようなモノだ。

「あなたは楽しい夢だけ見ていればいいの。でないと、これまでの私の戦いが無意味になるのよ」「戦ってなんか無い。逃げているだけ。本当に戦っているのなら、私なんか必要ない。逃げるなら全力で逃げなさい。戦うなら死力を尽くしなさい。半端な覚悟がどれだけ迷惑をかけているか分かっているの?」とかでいーじゃん。「あなたが私を魔物から守っていたじゃない。あなたが魔物なのよ。恐怖から逃れる一番簡単な方法は、自分が恐怖を与える側になること。あなたは、私に同じ目に遭わせ、それを助けて自分の罪から目を背けたいだけよ」とかで、黒ロジェと魔物が融合してボス戦とか。

全般に設定がチグハグなので、ストーリー全体もチグハグ、マップを使いをして三本シナリオ詰め込んで、グダグダになっていると言うのが、刻の学園の印象。 ラストバトルの対処も全部同じ「オレ/私が魔力を打ち消しますからその隙に」。これが、どっかのゲーム学校のシナリオ科卒だったら、その学校は潰すべきなレベル。これで円満卒業なら車庫入れもできないのに、運転免許出してる教習所レベルだわ。卒業以前に、単位出しちゃダメだよねぇ。

インディーズで$10ぐらいなら、この値段だし許せるかなと思うレベルのゲームですわ。でも総評は「世にも無駄な時間をアリガトだパペ」は変わらないと思う。 ちなみにこの「世にも〜パペ」は、BUPPAなビッチーズのヘルガのセリフです。

FARCRY3は、大いなる寄せ集めでした。QTEバトルとか、シリアスサムかよって大物戦があったり。Perkにクラフト、systemshockか?。肝心の射撃は、当たっているはずなのに外れていたり、射線上の木の枝(細い)に12.7o弾がはじかれたとか考えられなかったり。つまらなくはないが、微妙。2もそうだったけど。UPLAYもちょこちょこ落ちるし。落ちてるかどうかの情報公開もないし。アサシンクリードも引っ張りすぎてるし。


Sherlock Holmes: The Awakened - Remastered Edition(2014/01/08)

知らない間に、有志による日本語化も済んでいた。最初は機械語訳しかなくてさ、ワトソンがヒロサワ語(いしいひさいちの作品でのヒロサワが喋る文法がオカシイ日本語)で、無理!と思ったんだけど、英語だとイギリス人らしい(と言うか、ホームズの)もったい付けた言い回しが多いので、これも無理!。つーか、ADVで 文量多いし無理!。

と、積んでたんですが、偉大ですわ、有志

若干、気になったのが、ステンウィック大佐ってなってるけど、音声はキャプテン・ステンウィック。これたぶん、船長のキャプテンだよね。原作にステンウィックって居たっけ?。まぁ、有志のご厚意の作なんで感謝多謝で御座いますよ。

このAwakenedは、クトゥルフネタのシャーロックホームズネタという二重ネタ。そう、キーパーや探索者諸氏ならば、バイ・ガスライトォと叫ぶと思いますが、私も叫びながら買いました。

で、このAwakenedなんただけど、ワトソンの患者であるステンウィック大佐の召使いであるマオリ人が誘拐され、それを追ううちに…というラインは、なかなかに魅力的(海賊の秘宝も絡んできそうな豪華要素)。キーパーとしても、AVG好きとしても、 神話好きとしても、まれに見るオリジナルラインの神話ネタかもと期待大です。 つか、神話作品名乗るなら、このくらいはやれ、デモンベイン!、黒の断章!

ゲームや映画ドラマのクトゥルフ神話作品というと、97%が「インスマスを覆う影」をなぞるか、そのままかで、ファンとしてはもうええちゅーねん。って感じなんです(似非ファンには 未だに受けが良いので、褒めてたら似非ファンと思ってヨシなレベル。バイク乗るんです、ハーレー良いよねとか、QUEEN好きなんです。We are the Campion良いよねと返される感じ)。



GAMELIFEでも取り上げられていて、未だに人気のあるCall of Cthulhu: Dark Corners of the Earthも、インスマスネタ(らしい…未プレイなので)。ちなみに、主人公が発狂した事件はレッドフックの怪が元と思われまス。 イスの偉大なる種族絡めるとか、捻ってあるけど。GAMELIFEのWalkthroughから推察するに……ついでにやるか…精神交換が行われたのなら、イスの偉大なるモノの知識が、事件解決につながらないと駄作と言える(とは言え電撃銃をつかえているので、思い出しているのかも知れない)。インスマスネタの定番オチは、自分も血を引いているオチなので、自殺理由はそっちじゃないかなぁ。

後半、いにしえのものを出したりして、オールスターで誤魔化しちまえ。みたいな臭いがしなくもない。ただ、ショゴスも出るし、知名度が低いハイドラ(ダゴンは有名だが嫁さんのハイドラは今ひとつ。セットなんだがなぁ)まぁ、ここはケイオシアムに使用料払ったぐらいなんで、分かっててやってると思うんですが、フェアリーテールレッドゾーンのネクロノミコン はクソです。アクションも何もない、選択肢もろくにない読み物なのに、プロットほぼ流用ってなぁ。

まぁ、HPL作品の中では、数少ないプロットが巧みな作品が、インスマスなんでしかたないところはある(他は実用に耐えない)。デクスターウォード(映画アリ)とか、宇宙からの彩色とか は良いと思うんだけど神話作品じゃないしねぇ。ついでに言っておくと、Call of Cthulhu: Dark Corners of the Earthは、XP互換モードで起動しないと立ち上がらない。steamのフォーラムではセール週間になると「ゲームが起動しない詐欺だ!」ってスレッドが立ちますw。



話を戻して、Awakenedはゲームとしては、昔の洋ゲーADV(リマスターは2009年だけど原本は2007年らしい…Bioshockと同時期かよ…)。ホットスポットがやや狭い気がするけど、なかなかに良好。 つか、昔はこんなもの。現場で物証を集め、分析すると言う捜査感が良い。ヒントが最初から付いていて、どうにも詰まると行動の指針が読めるのも良心的。だが、ヒントを付けるぐらいなら、ホットスポット甘くしたら良いんでないかい?。

ただまぁ、話がかなり飛ぶので、普通の捜査ADVだと「えー」と思うんだけど、ホームズならしょうがないかと思ってしまう、原作付きの強み。いやね、布の切れっ端と、革靴とそうでない靴跡で「誘拐犯は二人組で、一人はがっしりした成人男性、もう一人は 背の高いインド人でしょう」…わかりすぎだぁぁホームズぅ。と思うけど、ホームズだから仕方ないよね(笑)。 ノックの位置で、利き腕を見分ける男だし。実際に、靴跡が深く沈み込んでるとか、ドアの高いところに布が引っかかっていたりと、納得はできる。かまいたちの夜みたいな、単語入力が要求されたりと推理要素もある(突拍子ないけど)。

FrogwaresはホームズネタのADVばかり出してる(他にもあるけど)メーカーで、他にも切り裂きジャックとの対決とか、なかなか目の付け所が面白いところ。久々に、ワクワクしながらADVプレイ中ですよ、先生!どったの先生?。 ハロゥナァァス。

しかし、2007年から2011年で、ホームズからLAノワールにいった(メーカーは違うけど)かと思うと、ゲーム界の進歩ってホンダワラ帝国並だわ(海洋生物繋がりで)。 つか、GAMELIFEでさえ、正気度って書いているのに、某なんとか子は、SAN値ってやっぱダメだよな。呪われよ、テケ・リ・リ。


ライブの魔力(2014/01/09)
声は命を吹き込まない。にも通じるんだけど、ニュースで歌舞伎の人が真田十勇士を舞台でとか言うニュースで1シーンを見たのだけど「このお礼は、倍返し。いや、十倍返しで、お・も・て・な・し」とか言うセリフを言ってて、コッチが恥ずかしくなった。こんな薄ら寒いセリフ、テレビドラマでやっていたら、そのドラマは総スカンを食うはずだ。

だけど、劇場にいたら、私も笑っていただろう。これがライブ、臨場感の魔力だ。

音楽でも同じで、高校生の趣味レベルバンドでもライブハウスで聞くとそれなりに思えてしまう(貰ったサンプルを家で聞くと苦笑しかできなかったりするよね)。逆に、収録されたライブのCDを聞くと、かなりショボイ(QUEENのLive at Wembleyですらそう。まぁ、録音方法的にしかたなくはあるが)。ちなみに、最近はCDは買わないけどライブには行くと言う人が増えているらしく、「一体感が味わえるから」と答えていたが、歌手とっては微妙なかんじだろう。歌を聴きに来ているのではなく、遊園地のアトラクションと同じ感覚で居るのだから。さらに言うと、歌は何でも、歌手は誰でも良いと言うことになる。音楽業界厳しいね。まぁ、音楽はステージ演出込みの総合芸術になって久しいが。

話を戻して、一番端的な例は、実演販売で、紙に書かれた説明文、プレゼン用紙を読んで買う人はまず居ない。だが、目の前で実演されると、なんとなくイイモノのように感じてしまう。バナナのたたき売りとかそうだよね。

臨場感、声という幻惑魔法に惑わされず、きちんと脚本やプロットが見えるようにならないとまともなレビューはできませんよと。ただ、その幻惑魔法を破ると、余計なものまで見えるから、純粋に楽しめなくなるんだよねぇ。

深淵を覗くために、喜びを捨てれるか。緑のレンズのメガネをかけたままエメラルドシティに住み続けるか。どっちが幸せかは、自分で選ぶしかない。つっても、大半の人は、メガネかけていることすら気がついてないんだけどね

ついでに毒吐いておくと、上記みたいなセリフレベルで良いなら、そらぁ舞台、楽だわ。全国公演なら、一年は同じ話を使い回せるし。 まぁ、舞台は舞台なりの難しさがあると思いますが(映画みたいなセリフ回しだと、インパクト足りないと思うし)
 


んで、Awakened。おもしろーーい。久々にAVGやってる感が良い。若干謎解きに強引さがあるモノの、ヒント付いてるしね。ホームズとワトソンの雰囲気も原作に沿ってるし(どっかの誰かみたいに、パロディと言う言葉で誤魔化して、原作の性格ガン無視して、名前だけ同一とはえらい違いだ、なぁ、なんとか子さん)、神話作品としても良くできている。ゲームとして初のまともな神話作品かも知れない

んで、訳してくれた人が、非ラブクラフティアンっぽい。「デァレット伯爵著 悪霊礼賛(あくれいらいさん)」……ダレット伯爵の「屍食教典儀(Cultes des Goules)」のことか?…でも音声は、うぉーしっぷ おぶ ぐーる ばい かうんと だぁれっと…言うてるな。屍食教典儀(フランス語)の英語版って事なんだろうか。Warship?スペル見ないと分からないけど、戦艦なワケはないから、スポーツマンシップとかのシップだろう。ホースマンシップで馬術なので、戦術ぐらい?。HPLのグールは文字通りの死肉喰らいなので、悪霊ではないなぁ…つか「あくりょう」だろうに…ルビ間違うのはかなり恥ずかしいぞ…何か意図があるのだろうか?。まぁ、グレートワンを旧支配者と訳しているので、半可通っぽい。っても、Awakenedがダーレス設定かも知れないので、まだなんとも。

で、ちょいちょい間違いかある(計りがウロコになってたり、「(井戸の)中に死体が」の「Body inside」が文字通り「身体の中に」とか)ので。訳の修正にご助力…と思ったんだけど、PHP使ってて、機械語訳の時に挫折したのを思い出した……コレを機に勉強すっか…ともあれ、ゲームクリアしてからだけど。


awakened終盤(2014/01/14)
たぶん。

このAwakened。ストーリーとしては一本道の傍観なのだが、謎解きを自分で行うことで、ゲームとして成立させているタイプ(昔のは、みんなそうだが)。ホームズとワトソンの性格もちゃんと原作に準拠しているのも良い。 ワトソンの弄られッぷりとか、cuteですわ。

と褒めると、今までと言う事ちゃうやんけ。と言う人もいるかと思うのだが、シャーロックホームズというタイトルの時点で、キャラゲー宣言しており、こちらもそれを承知で購入しているので、何ら問題はない。 逆に原作設定無視していたら、そっちのがヤダ。ゲームの看板出してるのに読み物なのが許せないのだ、私は。さぁ、肉喰うぞ肉。とステーキハウスに入ったら「魚肉も肉ですよ」とシレっと言われたらみんな切れると思う。ビデオゲームだけは、なんか許されてるけど、虚偽表示甚だしいよ、ゲーム業界。これは開発中のモノです。は、魔法の言葉か、コラパロディは免罪符か?

年明けてから、毒ブレスが止まらんなぁ。まぁさておき、Awekenedの数字パズルとか暗号とか、ヒント無いと無理だろコレ。ってレベル。理系の数学科とか、最悪プログラマなら簡単かも知れないが。ド文系の私にはヒント読んでも、?マークが頭蓋骨の中で跳ね回ってました。

で、どうも元ネタは、珍しく「クトゥルフの呼び声」そのもののようだ。まぁ、ホームズ君なのでしかたないのかも知れないが、思ったよりは神話色は薄い。宇宙の闇の深奥に触れるでもなく、ただ、邪教集団の復活儀式に留まっている感じなのが残念。PC版のパラケルススの魔剣で、ストーンヘンジで召喚儀式やるのと大差ない感じの話ではある。まぁ、まだエンドは迎えていないので、もう一捻りあるかも知れない……ないな、たぶん。

宇宙の深奥を見て逃げまどうホームズ君はホームズ君ではない気がするしね。キャラゲーのつらさか。ホームズ自体がジョーカーだしねぇ。メタスコア72点というのも納得だ。悪くもないけど、良くもないぐらいの点だよね。70点前後。

あ、そうかそうなのか。和製の、特にエロゲって、オリジナルキャラのオリジナルシリーズキャラゲーで、単に第一作で打ち切られただけなのか。前提条件のないキャラゲー。認知され てないキャラのキャラゲー。矛楯しているような気がするのはオレだけ?。それとも、日本のアニメや漫画って、そう言うラインの作成パターンなの?。だから、伏線もプロットもなくても、良い話とか評価されちゃうのか?。キャラが立ってればそれでokと。 キャラゲーにするためのキャラゲー?。混乱してきた。アレか、賢者の石があれば金塊が作れます。賢者の石を作るのに金塊が必要ですみたいな?。

嫌味で書いたけど、なんか真実な気がしてきた……なんか納得できるんだもん。 作品としての完成度など問題ではない。キャラで押し切れと。サス?フレーム?パイロットの安全性?知るか、エンジン壊れる前にゴールライン割れば良いんだ的な?。

あ、FARCRY3は全基地開放したら、なんか飽きた。期待していたバースとの対決は、アサシンクリードばりの記憶アイマイサイケバトルと言う名のQTEでがっかり。 「おまえはオレだ」とか、30年前のコミックですがな。UBIのシナリオライターはダメだねぇ。2もそうだけど、それっぽい雰囲気だけで中身がまるでない。たぶん、もうUBIのは買わないな。

で、パズルクエストが90%オフの0.99ドル。買いました。やっぱ、バズドラより面白いよね、パズルクエスト。運ゲーだけど。敵にパスしないように、安全策とったのに、上からふってきたジェムで4ジェムとか。4ジェム連打されて、ずっとおまえのターンとか 、良くある。イベントの作りとか、選択肢とか、やり込み要素の点ではかなり優秀ですよ。なんで人気でなかったんだろ…絵が劇画よりだからか?。PQ2やkingdomはさらに濃いしなぁ…
 


乙女ゲーという断末魔(2014/01/17)
すっかり定着気味の乙女ゲーというの?女性向けゲーム。コレの意味するところは、正味の断末魔。

と言うのも、ゲーマー層相手ではすでに商売になりがたく、ライトゲーマーからノンゲーマーをターゲットにしたのが、ケータイゲームや、ソーシャルゲーム。これらは、フロンティアだったので、加速的に売り上げは伸びた。出来が悪くても良いんだから、もっともだ。 ボロボロの網でも投げ込めば大量状態「だった」

ケータイ、ソーシャルゲームの低調が報じられて久しい。だからこそ、新たなフロンティアである、女性層をの開拓に向かっているわけだ。と言うか、今の時点で、 すでに女性向けゲームのバブル真っ只中なので、あとはいつ弾けるかだけだが、バブルは予想が付かない。ケータイゲームと同時に弾けそうな気がする。 もう弾けているのかも知れない。

こういった新しいパイを見つける方法は経済学的には間違っていない(正しくもないが)。パイと言えば聞こえは良いが、要は獲物、漁場の開拓で、どこの業界にもジャッカルのような弱そうな獲物を見つけるのが上手い人、会社は存在する。そう言う所は、後先考えず、底引き網で海底の地形を変えるぐらいに強引にこそぎとって行くのが常。

真面目にやってる漁師からすれば、迷惑なだけの存在。早い話が、業界やユーザーにとって、何ら益にならない。ケータイゲームにしても、下請けのディベロッパにどれだけ収益があったのが疑問だし。パブリッシャは、プロ野球チーム買えるぐらい儲けたが。

でまぁ、この辺のソーシャルや女性向けゲームの大半は、そこそこのゲーマーなら烈海王ばりに「20年前に通り過ぎた場所だ!」と言えるものばかり(一部まともなモノもあるが)。ゲームの世界で20年前というのは、学術論文なら200年前と言うに等しかろう。

作る側も、なんら考えることなく、昔のままに作れている。作る側の技術向上もないし、評価側も成長しない。つっても、まともなゲームですらそうなんだけどな…ガールフレンド(仮)と、そこいらのエロゲの違いって、本番があるかどうかだけ、見たいなモンだし。乙女ゲーで儲けて、ちゃんとしたゲームを作るって所も無さそうだし。

簡単に言うと、18世紀にヨーロッパ人が、古くて売り物にならない鉄砲を、鉄砲がなかった日本で在庫処理したようなモン。ときメモや、ビジュアルノベルをしらない人たちに、それを売り歩いているわけ。で、売れるからって、マスケット作り続けている感じ?。実包やマシンガンを作ろうなんて微塵も思ってない。と言うか、パブリッシャは売れりゃいいんだしなぁ。

こう言うのは、家電とかだと、歓迎すべき点もある(プロユースの機材が一般レベルまで降りてくるので)のだが、こと、芸術要素を含むモノで、コレをやると、粗造乱造によって全体レベルが低下して、優良会社が生き残る…ならいいが、巻き込まれて、優良会社まで潰れる。と言うか、優良会社から潰れていく可能性が高い。 結局、粗造乱造、模倣劣化で、トータルとしては業界全体が沈んでいく。あかほりラノベで、ラノベ全体では沈下したように(ごく一部の優良作が支えているにすぎない)。

唯一の救いは、ゲーム会社は潰れることになれている。と言うことだろうか。一本出して、売れなきゃ倒産して、新規会社を立ち上げる。だそうだ。下手に大きくなると守りに入って、動けなくなる。と、言っていた。ELFなんか良い例だよなぁ…
 


かなりの違和感(2014/01/18)
昨日、1/17は阪神淡路大震災の日だったわけですが、一応、私も体験者です(かなり末席と言うか、立ち見どころか、部屋にも入れてない末席ですが)。

だからなのか、テレビ報道に猛烈な違和感を覚えてます。今も、なぜか東日本大震災の特番やってます。昨日、なんの日か分かっててやっているのだろうか。慰霊祭の報道でも、なぜか3.11のロウソク文字が作られていたし。なんで割り込もうとするんだ?。日航機墜落現場に、福知山線の列車事故の追悼が割り込むか?。

阪神淡路の記憶を風化させない特番なら分かるのだが。なんでこの日に、東日本大震災の特番なんだろう。

都知事選で、原発が争点になっているのも不思議なモノで、消費者である東京がどう変えていくというのか(不買運動でもするんだろうか、テレビ局のライトアップでキャッキャしてるアホウのクセに)。東京が変われば日本が変わる。と言うのも、田舎の人間にしてみれば、「お前ら何様や」と言う気分にしかならない。都知事といえど、ローカルの首長にすぎない。

東京、関東圏の人間は、東京都知事は、国の役職とでも思っているのではないか。と言う思いも重なって、自分たちの知覚範囲こそが世界の全てなのだなぁと。

つまり、阪神淡路は所詮、遠い異国の話で、関東隣接県である福島をはじめとした東北の方が話題になりやすいのだろう。つまり、関東以外は外国と思っているのか、もしくは国と東京が同一と思っているのか。そんな増長傲慢に対抗する手がない田舎モノはほぞをかむ次第だ。

まぁ、個人でも主役になりたいものなので、テレビ関連の人だともっとそうなんだろうなとは思う。兄が、得意げに東日本大震災の揺れは酷かったと語るのにイラッと来て「ワシ、阪神・淡路の時、大阪やったんやけど」と言うと黙ってしまったことを思い出す。ちなみに、地震明けに実家に戻ったら、安芸灘地震に遭遇したという。ナマズかオレわ。そいや、新潟の地震や、和歌山の山崩れなんかも忘れられてるよなぁ。

やっぱ東京人てナルシストというか、自分が話題の主役にいないと嫌なメンドクサイ人という気がする

謎解きの西東(2014/01/18)
本来のネタはこっち。コッチもコッチでちょい重いけど。

Awakenedを褒めていたら、氷の墓標を貸して貰った。一柳和三度目の受難。いや、二度目で懲りたんですけど。とはいえ、せっかくなんで、久々にPSP起動。相変わらず、キャラは立ってるよなぁ。だが、PSPの処理速度では、周囲見渡しが遅すぎる…リアルタイマーでこの遅さはねぇだろう。つか、スクロールでホットスポット隠しって90年初頭だよなぁ…

と、いいつつチラホラやってしまっているわけですが、PSPだから空き時間にちょっととかやってしまう。

で、気がついたのが、日本の謎解きは文系だなぁと。海外のは理系だよね。氷の墓標でも、「謎の詩」があって、「黄昏の獣の上で三度踊れ」とか、はいはい西のプレートを三回クリックねとかなんだけど、Awakenedの謎解きは、数字の羅列から法則性を見つけて、正しい数字を見つけて入力しろ。みたいな、まんま暗号解読。

金田一でも、悪魔の手まり歌とか、詩に秘密がある。対して、ホームズの踊る人形なんてまんま暗号解読。やっぱ、洋の東西で好みってあるのかなぁ。化学ネタ(要するに毒)でも、海外は多種多様だしねぇ。日本の8割は青酸カリだし(今はもう違うよね?ね?)。と言っても、日本のミステリーは海外の模倣なんで、海外にも謎の詩のが多いはず。ルパンの813の謎とかも、謎の詩にはいるだろうし。

まぁ、私は、ド文系なので、謎の詩の方がありがたいんですが。数字パズルなんて嫌いだ。

で、この一柳和シリーズ、ひいてはFOGのミステリーの失政は、時間制限仕様のわりに容疑者の所在位置が不明(かつ、NPCも動き回る)なので、話を聞きたい人物を捜している間に時間切れになると言う、むかつき仕様に気がつかなかったのが敗因(せめて行動ゲージでなくて、ちゃんと時刻だせよ。猟奇の檻みたいにタイムテーブル作るから)かと 思われます。あと、ミステリゲームにありがちな、類似の証拠品ではダメとか。一枚目の脅迫状でも、二枚目の脅迫状でも、クルーザー爆破と矛楯するのは一緒やんか。 なんで二枚目限定?。

まぁ、相変わらず、屋敷が崩落してゲームオーバー中(一度目と同じパターンかよ)。一度目の受難も、根本的な齟齬があったしなぁ。一度目の受難は、見たて殺人にする意味が全くないと言う、企画から崩壊してたしねぇ。 頓珍漢なネメシス論とかねー。あ、さすがに二度目の受難で、全員分のアリバイスケジュールを自分で埋める。と言うのは間違いだったことに気がついたらしく、三度目では自動で埋まります(当たり前)。


その後のパワプロ2013(2014/01/19)
フォークボールで空振り取れるようになってた。2012並の決定率ではないけど、3ストライクが全く取れなかった頃(ストライクを投げると痛打、ボールにすると球半分ボールにしても見切られる。ミートEのクセに)と比べるとかなりマシに。

ほんで、マイライフを打者でやってみて思った。打者優遇されすぎだろう。つーか、投手投げやりすぎだ、パワプロチーム。

そもそも、エラー判定がかなり歪で、ショートが定位置から全く動いてないライナーを弾いた。エラーだ。と思ったら、ヒット。おいおいおいおいおい…飛びついたとか、走り込んだならヒットでも良い。定位置やぞ、動いてへんのやぞ。8回表でパーフェクトかかってたんやぞ。

投手のミッションは、かなりキツイというのは前に書いたんたけど、一試合で15三振取れに始まって、ノーヒットノーラン達成しろ、連勝記録を伸ばせとか、そんなん選手人生で一回達成できたら、歴史に名前残るやろと言う記録ばかり求められる(三振15はまぁ違うが)。 しかも、毎年…

ノーヒットノーランがくせ者で、達成できるペースだと、高確率で完全試合なんだわ。意図的にエラーは狙えないから、どこかで故意に四球を出さねばならないというアホか仕様。完全試合にノーヒット含めろよ、ゴラァ。

そもそも、一年目の一軍条件が、投手は3試合を無安打無得点。打者は7安打。オープン戦なので、一軍半から二軍中心なので、打者は楽に打てる。だが、投手の場合、ボテボテすぎて内野安打とか、足が遅すぎてレフト前でも 失敗。先にも挙げたように、野手が凡打を弾いてもエラーと判定してくれないしね。

内部処理で、投手ミッションの足引っ張るようにしているのではないかと疑ってしまう。ミッション「神様仏様2(連勝記録を15まで伸ばせ)」で、15勝目がかかっている試合、11回まで0対0、マウンドを譲った途端、7点取って勝ち。当然ミッション失敗(先攻だったので)。なに、これ陰謀?フリーメーソン?イルミナティ?。

称号も打者の方が多いし、投手はそもそも入団条件だったり、フォームや利き腕限定だったりと、苦し紛れの設定が見え見え。例えば、アンダースローの投手に与えられる称号です。とか。入団時に左腕で148q以上とか。151q以上でドラフト二位以上とか。 マイライフなんだから、入団時の条件は避けようよ。

サクセスのデッキシステムも、強制感が強く、やり込みと言うよりも、その周のアワードのための強制労働になっている。 試合チケット奴隷ですよ、現状。普通にやりこめた2012のが良かったなぁ。第二ストレート取りにくいし。

スキル習得のためのイベント発動も運だし、そもそもデッキに組み込むためのガチャも運。さすがに100体近いと偏りが激しい。さらには、キャラ特性も煮詰めていないのがモロだしで、特に初期メンバーなんかほぼガチャの確率分散のためでしか無くなっている。スキルのコツも教えてくれない、良いイベントもないのでは、調整するきねぇだろと。大塔なんて、使っている奴居るのかなぁ?。

オマケ:バズドラZ100万本だそうだ。だがアマゾン評価☆3。予言通り売れたクソゲーとなりそうだ。まぁ、アマゾン評価は信用できないけどね。


コズミックホラーとアウトサイダー(2014/01/21)
タイトル釣りです。いや、メモ書きとして草稿を書くつもりだったんだけど、DMMのネットレンタルの休会延長を忘れて、レンタルが届いてしまったので、その雑感。と言うか、怒り。

まぁ、ちょいちょいアダルトも借りてます。エンターテイメントとエロスを通り越した肉欲の融合は、やはりアダルトビデオが先を進んでいて、ゲームやアニメは、まだまだ動けばいい、喋ればいいと言う低いレベルにある(まぁ、アニメ視聴層が微エロ以上は拒絶する精神的中坊なせいもあるが)。まぁ、AVも10年ぐらい前は、絡みがあればいいと言うレベルでしたが。

今回の怒りのターゲットは、エロアニメ「聖ヤリマン女学園援交日記」。おお、えんこうを変換しないぞATOK。清純派だ。猿候が出るのは私の調教具合のせい。

で、何が酷いって、ストーリープロットが。かび臭い。セリフアリの脇役に、初代ガンダムキャラそのまま(セイラとミライ)出しているあたり、相当に古いのかも原作。orcsoftとかあったので、ゲーム原作なんだろう。つか、ゲームじゃないよな、絶対、紙芝居。んで、この手のアニメキャラを脇に出すのって90年後半ぐらい多かった気が…2010年代の新作だったら終わってるわ、コレは。

ともあれ、読み切りエロ漫画レベルなんすよ。全般。キャラ設定もおかしいし。特に二人目。チンピラ5-6人をKOする女性が、助けた中年から言葉のセクハラ受けて、ホテルまで行くかぁ?。タイトル的にも、うだつの上がらない中年が振り回されるのかと思いきや、調教しちゃう性豪だったりとか。〆の言葉が「あたしもヤリマンだから」…あんた不特定多数としてないやん。一人だけやん。言葉の意味間違ってね?。オチも展開もグダグダで、中身なんて水素原子一個分もない。20年前のAVがごとくやって終わり。アニメーションすればいい時代は遙か彼方なのに。

アニメやゲームの売りは、実写AVにはできない、設定の自由さや高いドラマ性のハズ。それが、そこいらの実写AVでゴロゴロしているような設定しか作れないいゲーム会社も酷いんだけど、それを買い付けなきゃいけないアニメ会社の頭の無さも相当危機的状況だろう。しかも、ディスク容量の半分は、宣伝で埋まっていたりする。さすがのピンパイクオリティ。

ホントに、エロゲ会社は、静止CGのエロアニメないし、朗読付きコミック制作会社なっちまったなぁ。そら潰れまくるわ。

で、反面、実写AVはえらいことになってて。昔のAVのドラマパートって、専門学校生の実習以下の高校の映研レベルだったんですが、普通に見れるレベルになってると言う驚愕。演技は良いが、顔やスタイルがイマイチ。と言うわけでもなく、美人でスタイルも良くて、演技もできるという。うーむ、ケガレシア効果とでも呼ぶべきなのか

まぁ、昔ながらのヤルだけビデオも多々ありますけど。ちょっとしたエロゲ的な設定を実写でやっていると言う破壊力がスゴイ。

リビドーとエンターテイメントの融合という点では、コンピューティングのが優勢と私も思っていたのだけど、これはエロゲは置いて行かれたわ。エロゲのAV化に伴う劣化と、AVのエロゲ化に伴う進化で、二倍の差が。

そうそう、ゲームという点では、DVDのチャプター機能を上手く使ったバーチャルデートシリーズが上手い。DVDPGの様に選択肢が出て、展開が変化していくと言うエロDVD。ますます、エロゲに立つ瀬無し。

エロゲが生き残るためには、性欲の発散の一つ上の体験。エンターテイメントとリビドーの融合が最有力と思います。フェチの隙間を付いているVanadisや、聖少女は無自覚にそれをやっているわけですな。


アウトサイダーとコズミックホラー本編(2014/01/22)
の前に、アベノミクスでPCパーツ関連は軒並み高騰中。PCパーツは基本輸入品なのでなぁ。まぁ、Haswellで組んだモノの、グラボがGTX460と三世代前で、最新ドライバ入れるとクラッシュするステキぶり。HDDもホリデーセールでいろいろ買ったので、残りが50GBになってしまった。Dドライブには200GBぐらい空きがあるが。メモリも16にしたいしなぁ…

うーん、メモリは、昨年から見て、すでに二倍で買う気無し。グラボも、8シリーズが夏ぐらい出るか発表がありそうで、今買うのはドツボな気がする。3TBのHDD買うかなぁ。海門のST2000DM001を使っているのだが、ヘッドの移動が少し怪しく、ギャリリという音と共に、画面がカクツクのはヘッドシークの遅延によるラグだろう。正直怖い。


さて、本編。ラブクラフト(以降HPL)のプロットは、突き詰めると「アウトサイダー」になる。これは、ごく普通の人間と思っていた自分が、実は…というホラー。そこにあるのは、自分を絶対正義と思いこんでいるが、まわりから見れば当人こそが異常者という恐怖である。

1920年当時よりも、今のネット社会の方が身につまされる人が多いのではないだろうか。トゥギャッターなんかで、自分の知識と信念が全否定されて、崩壊してしまう人も少なくないし、それをエンターテイメントとして読む人も怖い気がする(私のことだ)。

少しそれたが、地球人こそがアウトサイダーである。と言うのがコズミックホラーだと思う。自分たちの常識が宇宙では非常識であると言うこと。釈迦の手のひらから逃れられない孫悟空のように、クトゥルフの腹の上で世界を見渡しているのが地球人なのだ

そこに気がつかず、パワフルな異生物に目を奪われたのが、いわゆるダーレス派であり、日本の神話作家。ダーレス設定の根幹はあくまで異質なのは神話生物であり、人間が正常だと言う設定にある

HPLはそうではなく、人間こそが島宇宙のハズレもハズレの辺境で、アウトサイダーが、廃墟の地下でひっそりと暮らしていたように。偶然の連続で、運良く見つからずに、もしくは興味を持たれずに生きながらえているにすぎないと言う現実を恐怖のテーマに持ってきたのが、コズミックホラーである。と私は考える。

その証拠に、HPLは「果てのない慄然たる未知の領域−影の集う外界−に乗り出すときには、忘れることなくその戸口において、人間性というもの−そして地球中心の考え方−を振り捨てなければならないのです」と言う言葉を残している。

得てして、自分をアウトサイダーと思う人間は希少である。誰もが、自分の文化風習を絶対と思い、奇祭とは思わない。クジラやイルカを狩ることは残虐となじっても、ウサギを狩るのは当たり前だと言い張るものだ。

だからこそ、ダーレス設定が好まれる。分かりやすく、理解できるから。妖怪や鬼、悪魔、ドラゴンの代わりに聞き慣れない存在に興味を持ったのすぎない。それこそ、格ゲーでマイナーな格闘技流派を持ち出すのが流行ったようなものだ。

しかし、分かるもの、理解できるものに、恐怖はない。その齟齬に気がつかぬ、作家も読者も愚かと言えよう。

「彼らはエイリアンではない。我々がエイリアンなのだ」とスタークルーザーでも言っていたように、自己主観から抜けられないと、宇宙には出て行けないのだ。和製の、ダーレス派の神話作品が、ただのファンタジーなのは、自己中心から抜けられないからだと思う。

そして、一日寝かせていたら、適合すぎる事件が起きている件について。イルカ漁への抗議なんてど真ん中だよねぇ。ウサギを食用にする文化のない日本では、ウサギ狩りの方が残虐だ。犬を食用にする文化は隣にあるし。戦争の発端は、こうした文化、風習、宗教(海外では宗教と倫理が一体なのだ)の齟齬だしねぇ。

しかし、神話学という体でHPL研究を専門にしていたら、少しは違う人生だったろうか…ゆうても、大したこと書いてないしな。他の人が無理解すぎるだけで。


アウトサイダーの裏側(2014/01/24)
続けて読まないと、良く分からないと思うので、前回分も残してみた。これはまぁ、まともなコラムとして書き直すと思う。ちなみに前回分ちょっと改訂した。

イルカ漁の騒ぎを見ていると、HPLのアウトサイダーを怖いと思ったのは、白人の「もしかしたら、自分たちは世界の中心に居ないのではないか」と言う疑念を形にしたからなのだろうか。中国のおかげで、世界で一番多い人種はアジア人である。インド人のせいで、アーリア系も多いのだが。

アングロサクソンは多数派ではない。と言うことをどこかで認識しているからこそ、アウトサイダーの物語が怖いのではないだろうか。さながら、首都で無くなった東京に価値がないように、世界の中心にいないアングロサクソンに価値がないと思いこんでいるのかも知れない。

詰まるところ、全ての中心に自分が居ないとイヤ。と言うメンドクサイ人たちなんかもねぇ、ピューリタン。イギリスから追い出されたわけだし。

ともあれ、前回からの繰り返しになるが、自分たちが世界の中心。と思ってたら、実は異端も異端だった。窓から、野蛮な世界を覗いていたはずなのに、実は檻の中で保護されていたのは自分だった。と言うのを、宇宙規模でやったのがコズミックホラーなんだと思う。

そこに気がつかず、人間の世界に異質な悪魔が入り込み、それを撃退する話にしてしまったのがダーレス。シュルズベリィ博士は、スーパーヒーロー並みに活躍するしねぇ。ビヤーキーに乗って、セラエノまで行って研究するて。バイストンウェルでオーラバトラー作るのと似たようなモンだ。

だから、日本の神話モノは、怪獣大決戦みたいになるか、妖怪か悪魔を使役するレベルに留まる。まったくもって、コズミックじゃない。という点でも、ダーレス設定から入った人の多さを物語る要因であろう。

アウターリミッツしろ、怪奇大作戦にしろ、ツインピークスにしろ、向こう側を覗いてしまうが、あくまで向こう側が異世界。人間側が正しい世界。だから、コズミックホラーにならず、ただのホラーに留まるのではないかと。

コズミックホラーと言うジャンルが、HPLでほぼ終わってしまった(広義に取れば、階層モノ(アイシティとかメガゾーン23とかの、今の世界は作り物かも的な設定)に受け継がれているのかも)のも、世界大戦という影がありつつも、できないことはない。と言うほど、急速に発展したせいかもしれない。

自分たちの正しさ。を疑う余地がなかった。原子すら解明し、宇宙の深奥すら覗けたのだから。今も、傲慢さが増長し続けているのかねぇ。ミステリアンなり、ナタール星人なりバルタン星人なりが来ない限りは、人間は「自分の正しさ」に疑問を感じないのかも知れない。

そんな要素に気づきもしないで、ミニスカチラチラさせて、「みよ、これが日本のクトゥルー神話だ」とか言えるのも、傲慢さゆえだろう。少しは疑問に思え。名前だけパクって原作を微塵も生かしてないのに、斬新な解釈とか言い切る同人レベルの姿勢を。まぁ、こう断罪するのも、また一つの傲慢さなのだが。


パルプマガジンというラノベ(2014/01/29)
今さら言うほどでもないが、HPLやハワードが活躍したパルプマガジンは、今で言うならラノベである。コナンシリーズは、スレイヤーズみたいなモンだし(実際は逆だが)。当時はアニメ的という軽さはなかったので、セックスとバイオレンスと自己中心性という普遍の娯楽要素は変わらない。日本だと、セックスと言うほど露骨にするとウケが悪いので、恋愛性に置き換わるが。

20年代は怪奇と科学ブームでもあったわけで「狂気の山脈にて」なんてのは、当時大ニュースだった南極点踏破にかこつけた時事ネタでしたし。今で言うなら、ちょっと古いけど、ハヤブサにアンドロメダウィルスでも付いていたとか、持って帰ったサンプルに、地球人には未知のバクテリアがとか。記録映像の端に宇宙人が!とか、そんな感じでしょう か。

ていうか、そうした時事ネタをエンターテイメントに昇華できない時点で、日本の創作力は落ち目な気がする。ハヤブサネタは、ドキュメンタリーモドキ映画ばかりだった気がするし、全部転けた気がする。円谷氏が健在なれば、きっと謎の怪獣と怪しげな科学者の対決に仕上げてくれたろう 、と60年代特撮映画を見るようになってからそう感じる。


本来なら、クラッシャージョーとか、ダーティーペアとか、キャプテンフューチャーとか、スターウォーズもライトノベルに分類されるはず。少なくとも当時は(ライトノベルって言葉は無かったけど)。軽くはなかったよねぇ。 今のほとんどのラノベは、文字通り「軽い」ノベルな気がします。

ラノベ、ライトノベルという言葉が、作家の意識も軽くしているのではないかとか思ったままに書き殴ってみた。看板に引き摺られたというか、言霊の影響なのか。ラノベという言葉を辞めた方が良いのではないだろうか。意識だけ高くて勘違い甚だしい蠅並みに小うるさいのは、フライノベルとか 命名してみるのはどうだろう?。

ウィアードテイルズの作家陣は、お互いの設定を、お互いの作品に潜ませるという、内輪ネタで遊び、読者もそれをネタとして受け取っていたわけです。 言うなれば、リアルは軽く、ノベルは重く。でしょうか。そのわりに、自作への出演許可を逐一申請していたりと、著作権意識はしっかりしていたようで。

逆に、現代は、著作権だの、パクリだ、模倣だと小うるさいわりに、相手に許可申請せず勝手に出すチグハグぶり。まぁ、許可申請したらパクリではないんですが。なんだか、意識ばかり高く持って、実行力や思想性、ぶっちゃけ内容が全く着いてきていないどころか、ライトよりも軽い、フライとかミニマムになっている気がします。

あとどうでも良いことですが、最近のラノベ10数巻とか続きすぎじゃね?。なんか、少年ジャンプ的な「人気が出たら、無理にでも引き延ばす」キャラクター商法に陥っている気がします。私は特にそうなんですが、一冊一話できちんと終わってくれないと嫌なタイプでして(上下巻とか、一冊1エピソードできちんと完結ならともかく)。グインサーガとか魔界水滸伝とか、ダメな人でした。長い作品に限って、先の展開が気にならなくて、途中で飽きるんですよねぇ。先のに作品は両方とも一巻途中で飽きた。


クイズゲームという末期症状(2014/01/30)
サブタイトルは、なぜバズドラは売れたダメゲーになったか。

バズドラを3DSに移植した理由が「DQのように低年齢層への浸透力を狙って」とかなんとか言われてますが、まずそこに間違いというか、勘違いがある。バズドラはDQになれない。パズルゲームに普遍性は無い。いや、あるけど、それはパズルとして純化した場合。バズドラは、すでに完成されたmatch3に、報酬と競争という射幸心を煽ることで盛り上がったゲームだ。

DQのような高い物語性があるわけでもなく、ポケモンのような完成された育成とバトルシステムがあるわけでもない、一般のパズルゲームのような自己の成長と瞬間判断の楽しみも薄い(連鎖をしやすくした結果、パズルゲームの本丸である瞬間の判断という楽しさが無くなっている)。バズドラは、典型的なその場で消費されるゲームであり、射幸心という興奮が消えたなら、何も残らない。

ゲーム部分のみに注視した場合、特に何か目立つモノがあるわけではない。ソーシャルゲームという、時間つぶしに最適化されたモノにすぎず、ゲームという芸術作品としてみた場合、かなり低いモノになる。もの凄い悪意を持った言い方をすれば「景品で釣っただけなのに、製品の出来が良いと勘違いしている」という結論になる。チャレンジモードも、今更感あるしねぇ。勘違いは激しそうだ。

景品と競争が無くなった、オフラインのシングルゲームになったことで、あっさり化けの皮が剥がれたと言えましょうかね。 ユーザーも買う前に気がついて欲しいモノですが。

実際の問題として、競争と景品という射幸心を焚きつけるモノがあれば、その阻害としてはなんでもいい。バズドラも艦これも少し凝ったにすぎず、実際は、ポーカーでも、UNOでも、麻雀でも良い。なかでも一番安いのがクイズ。テレビのクイズ番組ですら、景品を得るためのゲームだったわけで。

そして最も安易なゲームがクイズでもある。プログラム的にも、突き詰めれば○/×の制御だけしてれば良く、FPSの行動制御と比べれば、クイズゲームの制御なんて尻をかきながらでもできるぐらいのモノだろう。四択を二択とかのアイテムを加えてもだ。麻雀やポーカーと比べても楽だろう(新卒でも組めると思う)

あるのは出題の妙だけで、オタククイズで喜ぶのも、ゲームの中に自分の知っていることが出てくる親近感という錯覚でしかない。川野口ノブでやっていたように「漫画やアニメの雑談を本編中にすれば面白い」と言う錯覚。 ゲームデザインもプログラムデザインも大して必要としてない、問題を羅列すればそれっぽく見え、そこそこ遊べるクイズゲームは、まさに愚者の最終兵器なのだ。

ゆえにソーシャルではクイズが流行になっているが、これは末期症状そのもの。種もみに手を付けた農家のようなモノだ。やり口としては、クイズマジックアカデミーの模倣だしなぁ。さらには、エロ要素と組み合わせたモノも出てきている現状、ソーシャルゲームの断末魔はかなり派手なモノになっている。

そういえば、なぜかエロとクイズは相性が悪い。かろうじて成功したレベルにあるのが、電脳学園ぐらいだろうか。でも、あれもガイナックスが、内輪ネタ的な看板力(オフィシャルで「トップを狙え」を脱がしたんだから)でもたらした成功だし。無名メーカーのクイズエロゲーはあまり売れていない。まぁ、基本、クイズゲームは達成感は薄いので、正解して服を一枚ずつ剥いでも、麻雀とかと比べてもあまり楽しくない。

ちなみに、私はクイズゲーム好きなので誤解無きよう。クイズ探偵ネオ&ジオは、本気でMVSを買おうかと思ったぐらいだし(移植を待ってたのになぁ)、クイズ七色町の奇跡も好きだし。クイズ探偵ネオ&ジオは傑作です。ストーリーの良さ(クイズゲームのクセに)もさることながら、3回ぐらいのコンティニューでラストまで行ける絶妙のクイズ難度。パネルクイズ等の趣向変えで単調にさせない演出。ラストクイズが一発勝負でコンティニュー不可。負ければBADエンドという緊張感。そしてそこに限って「そんもん知るかボケェ」みたいな超難問が出る嫌がらせ!ステキです。

結局の所、射幸心というご褒美で釣っているものはダメなんだという事でしょうな。付属品としての射幸心ならともかく、それをメインに持って気はねぇ。アーケードのクイズゲームは、クイズでいかにビデオゲームとしてのゲーム性を高めるかに苦心したわけで、そこには雲泥の差がある。そこに気がつかない時点で、ソーシャルゲームメーカーの没落は確約されていたと言える。 一言で言えばセンスがない、一発屋、売り逃げっすかねぇ。

ふと、人気声優とか、人気アニメとかも射幸心を煽る素体なんかも知れないと思った。


そんで、ちょっと話題に便乗。話題の明日ママが居ない。ですが、脚本が野島伸司氏と言うことがワタシ的にアウト。きちんとテーマとして描ききれるなら良いんだけど、キャプテンこと岡野勇氏が言うとおり、キャッチーでセンセーショナルな掴み「だけ」は上手いが、中盤からグダグダになって投げっ放すのが、野島氏の常套手段。映画のように全体を通しての出来より、一話ごとの視聴率が大事なテレビ屋の象徴ですな。ところで、「家なき子」の結末、言える人いる?。私は覚えてない。

個人的には、騒いでいる大人は、子供は無垢ゆえに残酷なことを忘れている。と思う。振り返れば、小学生時代、自殺モノのあだ名を付けられた子が一人はいたはずだし、戯れに虫を殺したろう。子供が可愛いだけの存在というのは大人の幻想だ。子供は、無垢という容赦なく手加減のない鋭利な刃物が敷き詰められた世界に生きているのだ。

…最近は、子供の世界のまま大人になった人も多いけどさ。嫌なピーターパンは多いよね。 「かわいそう」とか騒いでいる人は、正義の味方を演じたい人だと思う。たぶん、原発問題で騒いだ人と同じだと。絶対正義に思える事象を利用して、反撃できない相手を殴打して悦楽を得ているのだと。



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