二月の夢酔



 


山と海と巨人(2014/02/01)
最近のハマリものが60年代特撮映画なんですが、評価の高い「サンダ対ガイラ」を見ました。映画としては不出来なれど、特撮映画としては面白い。ただ、今日の特撮も、この頃からあまり進化していないの が良く分かり残念。

まぁ、サンダだと戦車がプラモまるだしで、田宮1/35兵が乗ってる?みたいな。映画と言うより、ジオラマでラジコン動かしてる感じなのは当時っぽい。今なら、もうちょっと重量感出せてるよね。光線音とか怪獣の叫びが、ウルトラマンまで使い回してるなぁとか。

映画として不出来なのは、尻切れトンボやん。って、唐突な終わり方と、ストーリーがあるようでない。掘り下げ不足と言うより、何も描けてない脚本レベル。場面設定も脈絡無く飛ぶしねぇ。北京原人とか実写デビルマンとかをあまり酷く言えない…っても、60年代と同格ってだけでダメだわな。

ただ、同族を見つけて喜ぶサンダが、ガイラの裏切り(っても裏切ってないのだけど)に怒るシーンは見事。なぜ人を食ってはいけないのか。と言う辺りまで踏み込むと良かったのだけど。つか、ちっちぇ人間よりも、大ダコのが食いであると思うなぁ。ずっと海に住んでいたわけだし。このころの円谷プロは大ダコ好きだよねぇ。

たぶん、この頃はUMA、特に雪男ブームだったと思われる設定は面白い。やっぱ、ハヤブサ帰還ネタで特撮作るべきだったんだよ円谷プロ。考えてみると、UMAブームの延長線に怪獣ブームがあるのかも知れない。ウルトラマンでもウーとか居るしね。

しかし、ウルトラマン等の巨大ヒーローの居ない特撮は、意外にも面白く、巨大と言うだけで驚異だし、人を食って、ぺっと衣服をはき出すのは、非常に怖い。そして、悪者のガイラのほうが、なんかちょっと切なそうな顔なのが良い(ちょっとM1号にも似ている…あー、設定も近いかも)。

そんな理由なく人を食う暴虐の巨人を迎え撃つ自衛隊……あれ?、巨人を迎え撃つ人類?…進撃の巨人?。意外なところに原点が(違うって)



んで、もうちょい便乗じて、「70年代カルトTV図鑑(岩佐陽一著/ネスコ文藝春秋)」にある、アパッチ野球軍を語った中での、家なき子の評価が的確と思う。

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「こんな変なキャラクターを作りました。どうです変でしょ?面白いでしょ?もっともっと変にします」と言う風潮の昨今のドラマ制作者とは根ざしているところから違うのだ。
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はみ出しモノへの愛情など無く、見せ物小屋の怪人のように扱うのが野島氏と言えると思う。

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はみ出しモノが、はみ出しモノなりに成長し、はみ出しモノのまま実力を認められ、社会に受け入れられていく、あるいは、自分を受け入れない社会に対する怒りの反動で、社会を逆に組み敷く、と言う帰結点にたどり着いていた。

そこに花登自身の静かな怒り、しいたげられた者の怒りがあった。そう言った花登自身のはみ出し者に対する愛情が、常軌を逸したキャラクター作りとなって屈折した形で表れたのがアパッチ野球軍なのだ。

だからこそ、あまりに差別的な内容にもかかわらずどこかに暖かさを感じるのだ
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と言う岩佐氏の言葉が全てだと思う。詰まるところ、愛なく、好奇と蔑みしかないのだ。野島作品には。
倫理とか、可哀想とか言う以前の問題だと思う次第。テレビマンは、クレームの電話は反響の大きさとして喜ぶ傾向にあり、本当に凹ましたかったら、視聴率を下げるのが一番良い。

ちなみに、アパッチ野球軍にも、父親が網走刑務所帰りなので、網走というあだ名のキャラクターがいる(素肌にベストだけ、ウェスタンハットに腹巻きというスゴイキャラだが)。あだ名ってそんなモンだよね。なお、アパッチ野球軍の脚本家は、花登筺で細腕繁盛記とかの人。漫画の原作も本人だしねぇ、守備範囲広すぎる。




軽い話(2014/02/04)
ふんわかぷわぷわ。トシちゃん感激!。ってマカロニほうれん荘も、もはや古典ですなぁ。まぁ、私なんで軽いと言っても、そこに毒は潜んでいるわけで。扱い注意。

 なんかラストのPS3ソフト買おうかなぁと思って、戦国無双3エンパに白羽の矢を立てたんですが、攻略wikiの良くある質問みたら、腐臭が凄そうで縮み上がりました(ナニが?)。エンパなのにシナリオモードとかおかしくね?。コーエーはどうしちゃったのだろう?。街作りモードもさぁ、信長の野望のための下準備だったのか、エンパのを信長で使いを回しているのか…どっちにしても、ダメだ けど。

 アイマスall4one。全然追っかけてないのだけど、私の予言によると、アイマス1のリメイク。追加メンバー足して、レッスンは簡略化してあるけど、アイマス1同様、淡々とプロデュース。社内ライバル等なし。前も言ったけど、アニメ化は最後の一太刀なので、その後は惰性になる(と言うか、アニメという公式設定を作ったらゲームは完全な原作付きキャラゲーにならざるを得ないと思う)。安いならプレイヤーつーか、CD集として買っても良いかなぁレベル。りっちゃんフォーエバー

 歌と言えば、長らく探していた「For the Dream」を見つけました。ビーストウォーズのED曲……歌だけ聴いたら、こんな曲だったのね……同じく探していた畑亜貴さんのも…うーん。まぁ、悠久とか古いからねぇ……

 数は偉大だった48系いまさら。なのが、ドリームクラブのPS4のプロモ。受付さん込みの全員で歌っている動画が公式にあって、これだけ並ぶとスゲェなと。やってることはただ並べてるだけの安易さ(全員同じ動き)なんだけど、この数だと凄く感じる(マスゲーム効果)。戦争は数だよ、アニキ!論でも可。D3はシンプル価格だから許されたクォリティというのを忘れて暴走中ですな。無料Modとしては恐るべきクォリティだけど、それに3000円は 出さんわ的な(The Haunted症候群)。ビタミン系で今の内に荒稼ぎしときない。

 ついでの48。ソフトバンクのCMにモーニング娘。が起用されたことで、48の終焉は近いですな。秋本氏はもう船から逃げ出してるしねぇ。

和製への絶望感からアンテナを全く向けなくなっているので、より疎遠になっていく連鎖が発生中。エロゲなんざ、イリュージョンすら覗かなくなってきたし!。てゆーか、シーンエディターをゲームと呼称するのは止めていただきたいイリュージョン。sexlabのおかげで、skyrimが中世世界の人工少女化したしなぁ。イリュもmod文化を是認していれば世界が変わったろうに。

こうして老人は、興味を失い去っていくわけですな。あ、ホームズはクリア。farcryは放置中。ぴろーんは、ちょこちょこと。AKIBAPCHotlineだと、未だ冷めぬ艦これ人気。ってなってるんだけど、田舎だとブームすら感じてないのだが。私の電探が逝ってるのか?。まぁ、パワスタやってソシャゲはMMO以上にユーザー数が当てにならんのは分かった。プレイヤーの実働数は二割ぐらいだ。

おそらくソシャゲは紐付きとして生き残るだろう。無料ゲームで釣って、その親会社への誘導となるスタイル。艦これがまさにそう。DMMへの誘導だしな。ゲーム単品の提供で生き残るところはまず無かろう。ガンホーもソフトバンク傘下…だよね?。スマホへの誘導としては、恐ろしく効果的だったなぁ。タッチパネルを生かした作りという義務があったなら、すばらしき最適解だったと思う。一筆書きmatch3パズル。模倣作も出たようだが、ショボそうだった。やはり、単品パズルとしては出来は良くない。

ん?考えて見りゃ、リテールソフトも、ゲーム機を持つ会社への誘導なのか。ドラゴンクエストやFF、モンハンとかのキラーを奪い合ってるしね。海外ゲーが面白いのは、その誘導義務を負ってないせいなんだろうか。海外でも、誘導義務があるとつまらない気がする。UBIへの誘導を負っているFARCRY3もイマイチだったしなぁ。


50代、ロンゲ、アーチスト気取り、左向き(2014/02/07)
便乗ネタ2。

原発関連とかで妄言まき散らしている人を見てみると、そんな感じな事が多く(50すぎて、ロンゲにサングラスのアイコン、セミプロのミュージシャンであることを誇りにしているとか)、なんだかなぁ。と思っていたら、ゴーストライター事件ですよ。久しぶりに、特大レベルの芸能スキャンダルなので、ワイドショーはオリンピックなんか知るか状態でしょうな。

で、くだんの珍名さんが、モロに「50代、ロンゲ、アーチスト気取り」。左向きかどうか分からないけど、大衆に迎合するには左に向いた方が便利なので、表面的にはそうだと思う。HIROSHIMAとか付ける時点でアレだよな。

この辺の人は、フォークソングのゲリラライブでロケンローがカッコイイ世代なんかねぇ。ともあれ、広島県人は地元愛が尋常でないので、裏切ったり傷つけるとそりゃあ、もう大変な事態さね。

ちなみに、営業戦略としては凄く抜け目がない。子供(赤ん坊)、動物、障碍者は興味と同情を引きやすい。同じクォリティでも、子供が作ったと言うだけで受けるし、障碍者が作りましたというと判定が甘くなる。と言うか、一般人は、クオリティの違いなんて分からない。ブランドや看板で評価を下している人がほとんどだ(裏返すと、子供が作ったわりには、とか、障碍者が作ったわりにはと言う傲慢さがふんぷんと漂っているのだが)。 つか、どこぞの大学教授兼音楽評論家もべた褒めしてた様で。

ちなみに、家なき子とか明日ママがいない。も同じ土壌。家なき子なんて、子供と犬とフリーク(と言う名の変態)で固めてあるわけですよ。

しかし、ゴーストライティング18年。と言うことは、デビュー当時から一曲も書いてないに等しく、ハナから詐欺やったか。んー、18年も専属でゴーストライティング続けるというのは、よほど強力な主従関係がないと勤まらない。強烈な弱み…あー…恋愛感情込みな予感がします。実作曲した人、それっぽいオーラあるしねぇ。おネエ様方、燃料投下です。

補記:この意見を見て、なるほど、と。たしかに、ゲームやアニメキャラのイメージソング発注/受注のような感じだったのかも知れない。全聾の作曲家というキャラクターテーマを発注したと。ただ、架空キャラでなく、自分自身を売り込んだと。詐欺師は自分の人生を演劇にするものだしなぁ。中世の錬金術士とかさ。


コーエーの向かう先(2014/02/08)
敵が棒立ちか、テレポートしてくる無双系は、もはや先無く、信長の野望もナニがしたいのか(戦術?戦略?経営?どれも中途半端だ)サッパリ分からず(最新作の評判聞こえてこないから、良くないんだろうな)、もはやファンからのお布施でのみ成り立つウィニングポストとか、どうなるだろうか、コーエー。

つーかさ、街作り、城作りをリアルタイムで。と言うなら、日本版ストロングホールドを目指した方が良いと思うんだよね。有名な城攻めたっくさんあるし。城マニアも納得のテクスチャリングすれば、それだけで売れよう。あの名城を攻め落とす/守りきるとか言うコピーで。秀吉の一夜城とか良いレベルにできそうな気がする。

最新作の信長をみると、エイジオブエンパイアになりたかったのかな?とは思うのだけど。

ふと振り返ってみると…コーエーのゲームって出来良くないんだよね。悪くもないんだけど。三国志シリーズとか、信長もそうなんだけど、平坦な作りでシステム的な面白さは無い。天下統一1のようなゲームとしての面白さは無いんだよね。ただ、他社と比べるとマトモだった。斬とかと比べればねぇ。他にシリアスな歴史物SLG(真っ向勝負なモノは少なく、ノブナガ対ヨリトモみたいな英雄ミックスはいくつかあった)を出してた会社がなかったというだけな気がしてきた。継続は力なり?…いや、力付いてないし。

まぁ、日本版ストロングホールドを目指しても、真っ当なデザインにはならないだろうなぁ。直接比較されて恥じかくから避けるだろうなぁ。だいたい、ゲームの○周年記念って、他に企画無いんですと言う裏返しな気がする。中身総取っ替えしてタイトルだけ同じなドラクエ、FFは別として。同じモノを延々と作るってのは…画面は綺麗にはなったが、肝心のゲームとしてダメとかねぇ(処理落ち防ぐために、敵を透明にしたのは良いけれど、負荷がすぎたら攻撃態勢で即表示とか1から続いている欠点だし)。隙間を見つけるのは上手いよね、コーエー。女の子向けゲームのハシリだし 、アンジェリーク。

どうでも良いんですけど、steamで日本一ソフトウェアのシミュレーションRPGがリリースされたんですが、メタスコア51。惨敗ですにゃあ。メタスコアは40点切った場合、ゲームとして成り立っていない(バグが多すぎて進行不能、UIがメチャクチャでプレイできない等)が多い、ストロングホールド3のリリース時がそうだった。

40-50点は、ただのクソゲーと思って良い。50-60は駄ゲー。70-75点は、まぁ良作?。75点すぎると間違いなく良作で、85点より上は名作級。かな。60点後半だと、私はかなり判断に迷う (やってみないと分からないレベル)。

んで51点。クソとまでは言わないけれど駄。ってところでしょーな。タイトル忘れちったけど、日本での評価が知りたい…けど見たくない気もする。タイトルを本当に忘れてしまったことは幸いだろう。日本一は国内でも評価低いよね。 内にこもらない姿勢は買うけど。ちなみに、日本の同人ゲーはかなり高評価だ。九十九神とかな。

音楽業界と同じくメジャーでは一般受けの凡作を営業努力(含む看板効果:声優とか人気絵師とかゲームとは無関係の有名人とかが関与というのも営業努力だろう…映画の吹き替えに、ヘボイ演技の人気者出すのも同じだ。発表会に時の人を呼ぶとか、CMに著名人出すとかも)で名作に見せかけねばならず、芸術性を求めるとインディーズに向かうしかない現状を表していると言えよう。海外でもAAAタイトルは、眠たいしね(CoDとかBFとか)。意欲的な中小ディベロッパが面白いことをしていたりする(資金と人材不足で惜しいに留まることが多いケド)。


アートとポピュラー(2014/02/08)
この記事のツィートに散見される反感は、ほぼ「僕の好きなモノを悪く言うな」と言う無自覚の脊椎反射で、まだまだ多いなぁ。この手合いは、例が「あまちゃん」で無ければスルーしていたハズ。

まぁ、その辺の人は生ぬるく見ておけば良いんだけど、ちょっと面白かったのが、痛いところを突かれて吐き捨てる人たち。商業音楽への上から目線とか露骨で苦笑もの。なかでも札幌の自宅文鳥飼育員ボカロもやりますとかの人。如実なのが「受けるんだったら何でもやるわ」と言う、無自覚なポピュリズム宣言(そしてそれはメジャーになれない苛立ちでもあろう)は恥ずかしい(受けるために何でもすると言うのは、バカッターや今回の詐欺事件につながっていく。受けを取るためなら犯罪も厭わず、売れるためなら全聾のフリだってしたのだから)と思う。

そこには工業製品と、一点ものの職人手作りぐらいの違いがあって、方向性が違うので怒ってもしょうがない。いわば、全国チェーンのどこでも同じメニューで同じ味が出る系列店と、シェフが一人でやってる、日替わりのお任せメニューしかない小さな店ぐらい違う。基本芸術は自己満足。味が気に入らなきゃ帰れ、で良い世界と思う。大衆に受けようと思ってないんだもん。

大衆に受けようとすると絶対多数に受ける味にしないと行けない。それは、安定した味であると同時に、なんの遊びもない、眠たい味にならざるを得ない。尖っていると受け入れられないから。映画でも、超大作よりカルト作を好むようになっていく人は存外多い。それがマニアと言うモノでもある。まぁ、AAAタイトルは基本ジャンクフードで、瞬間の欲求を満たせばそれで良い。って感じかな。

あと、真面目に反論しておくと「協和音、不協和音と言っている時点で古い」と飼育員は言っているが、それを持ち出したのは文春の記事で、それを否定しているだけにすぎない。全文を読まず脊椎反射が見て取れる。

私が強く共感したのは、二ページめの
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私自身も含め、音楽そのものの可能性のフロンティアでものを作ろうとする作曲の人間にとっては「予定調和」をなぞるほど恥ずかしく、非創造的な「仕事のやっつけ方」はないのです。
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世間で流通する商用の音楽は、既存の書法の使いまわしでできています。
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文学で言うなら「オチの読める話ほど恥ずかしいモノはない」と言う事だろう。脚本やシナリオでも同じで、水戸黄門や男はつらいよ等、大衆受けしたものはプロットの使い回しも甚だしいわけです。そして、パターン化し、脚本なんてこんなモンだろ。と言う事につながっていく。そうしてパターンに沿うことが良しとされていく(次の天才が新たなパターンを生み出すまでブームは続く)

いつか書いたと思う、絵の評価で「書式に則っている」と言う評価をしていた人も同じで、一般受けする事と芸術の違いが理解できていない(先回りしておくが、書式を外すことが芸術ではない。まぁ、スキーマ(予断?)を裏切る事は芸術性の一つではあるので、書式という予定調和から外れる行為も芸術たり得るかも知れないのだが)。

その点、まどマギとプリキュアは対比すると面白い。既存の魔法少女という書式を破り捨てたまどマギと、セーラームーンが作った魔法少女戦隊を踏襲したプリキュア。やはり、マニア受けしているのはまどマギであり、一般受けしているのはプリキュアと思うのだが。はてさて。

本来、芸術なんて自己満足の世界。自分が好きなモノを作って、それを良いねと言ってくれる人がいればそれで満足。芸術は糊口を凌ぐ手段ではないしね。パトロンに飼われていたわけだし。いつから、売り上げと内容の善し悪しがイコールになっていったのだろうか。

と、ここまで書いて、私も売り上げ=世間の評価としていたなぁ…と反省…ん?いやセーフか。世間の評判が良いから名作なんて言ったことはないや。私の評価も低いが、中古販売価格も低いので世間の評価の低いのだろうとか、私の評価は低いが、世間の評判は良いなぁとかは良く書いたと思う。まぁ、売れることが正義というのも一つの価値観なので、否定はしない。肯定もしないが。

売ることを重視した場合、作品そのものの評価よりも、背景が重視される。障碍者が作りました。子供が作りました。売れないアイドルを集めて、競争させています。有名小説家が監修したゲームです。売れっ子絵師がキャラクター原案。30年前の伝説の作品をリメイク。人気声優が大集合…等々。

オールザットウルトラ科学で触れられていたが、まだ音楽そのものに代価を支払う方法は普及していない。少し前までは、CDやレコードという円盤に金を払っていた(アルバムなんてのは抱き合わせ販売と言えなくもないのだ)。鹿野さんが90年代に予言したとおり、今、ようやくDL販売によって曲そのものに代価を払えるようになっている。

しかし、曲そのものを評価できる人はまず居ない。好きなドラマの主題歌だから、とか、好きなアニメのサントラだから、好きな俳優の出した歌だから、と言う背景の方に対価を支払っている現状だ。私もそう。

ゲームは大嫌いだが音楽は好きと言うのはペルソナ3ぐらいだろうか。だが、ゲーム本編が嫌いというバックストーリーが、サントラを買うことを躊躇させているわけで、受けるためにはある程度、背景設定が必要なんでしょうな。背景設定を作り固めすぎた結果が、偽ベートーベン事件なんでしょうかね。

さりとて、売れない芸術に意味はあるのか。と考える……こと自体が間違いなのかも知れない。芸術は魂の叫びであって、それを換金するために創作するのではない。換金を考えた時点で、製品であり、作品ではない…のかも知れないなぁ。まぁ、確実なのは、新垣氏は生粋の芸術家であり、芸術家らしい世間知らずで、魔窟である芸能界で良いように食い物にされていた。と言うことか。


バックストーリーという幻惑(2014/02/10)
ゴーストライト事件のあとで、オリンピック関連のニュースや番組を見ると、これでもか!と言わんばかりに、選手のバックストーリーを見せつけている事に気がつく。スポーツなんだから、試合が全てで、そこに注視すればいい。でも、亡き母の思いを胸に。とか、母と二人で歩んだ。とか、嫌らしいまでにお涙ちょうだいを展開する。

ゆえに家族を強引に引きづり出す。横峰父とか、亀田一家もある意味被害者なのかも知れない。特に亀田一家は、盛りつけられたバックストーリーに飲み込まれた典型例だろう。引きづり出された過去と、押しつけられた未来は、選手への過剰なプレッシャーにつながる。

本当に、私たちは、本質から目をそらし、背景ばかり見ている事に気がつかされる。そういえば、STAP細胞の騒動もそうだね。

これでは、ウケを取るのが至上命題のテレビ局が、全聾の作曲家。と言うバックストーリーに惚れ込んでしまうのも無理はない。しかも、障碍者に対して「おまえ、それ嘘やろ」と言えるのは、同じ障碍者か、かつて障碍を持っていた(視覚聴覚は治療で戻ることがある。竹内敏晴さんとかそう)か、障碍者の肉親を持つ人ぐらいだろう。

先日のニュースで、偽ベートーベンが「創作ノート」と言って、音符が書き込まれた手帳を広げているのを見たのだが、アレは明らかに図案、デザインとしての音符で、イラストであり、曲を制作したメモではない。私は音楽はからきしだが、あの手帳には産みの苦しみは全く詰まっていないことは分かる。企画立案をした事がある人が見れば分かるはずだ。つか、創作している時に、渦巻き状にメモ書くヤツがいるかよ。しかも、隙間無くみっちりと。

あれに、お墨付きを与えた人たちの心のどこかに「コレは、うける話」と言う打算があったのではないかと思う。事実、怪しんでいた人は居たようだし。でも、言えなかったのは、障碍者を貶める事は出来ないからか、打算があったからか。永遠の謎ですな。

もう少し踏み込むと、学歴コンプレックスとかも、バックストーリーから来るものかも知れない。自分には背負える物語がないが、ヤツにはある。まぁ、看板、肩書きでも良いんだけど。陰謀論もそうかも知れない。陰謀論は、権力コンプレックスの最終形だろうし。闇の権力者というのはこの上ないバックストーリーだろう。


怪奇大作戦(2014/02/12)
なんかシリアスが続いたので軽い話題に。ようやく借りました怪奇大作戦。期待してみたらズッコケました。なにこの大人版少年探偵団は?。子供だましか。と思ったんですが、「京都買います」の回は良いと言うので、一巻からすっ飛んで最終巻を借りました。

確かに、「京都買います」「ゆきおんな」の回の出来は良かった。壁抜け男と人食い蛾は、話も終わり方も全然怪奇じゃない!と悶絶したモノですが、京都買います、ゆきおんなの回は、そう怪奇と言うにはそう言う終わり方だよね。と言うモノで非常に満足しました。が、最後の二話なんだよね、京都買います。ゆきおんな。ラストでその域に到達してもなぁ。

まぁ、本放送時はウルトラセブンの後番組だったらしいので、子供向けっちゃ子供向け番組だったのだと思いますが。

なお、最終巻の「果てしなき暴走」は、酷い脚本の見本。市川森一氏も、思い出したくない作品と思われます。つか、伏線が処理し切れてないどころか、諸々を投げッ放すので、何かトラブルがあったのかも知れない。

軽い雑感

壁抜け男
円谷版少年探偵団。無意味に、海老ぞりに丸まるのは、なんの意味があるのだろう。トリックは光学迷彩なのだが、壁に消えるのは分かるが、地面に埋まっていくのは、その仕掛けではないわ。見破り方も脈絡無く見破る。Aパートであの怪獣は無敵だ。Bパートであいつの弱点は○○だ。知ってるんならはよ言え級。水深50メートルでは鉄の箱を潰す水圧はないだろう。ついでに怪奇なんだから、引き上げた鉄の箱には、遺体がなかった。ぐらいは言って欲しかった。

補記:山本弘さんとこのマッハバロン(下記リンク先)を見ていたら、マッハバロンの脚本も上原正三氏だった模様。なんか納得。

人食い蛾
空気感染しないが鱗粉と一緒にまかれると感染するステキ細菌。オチも投げっぱなし。実行犯だけ捕まえたらそれで良いのかSRI。謎の細菌を渡した外国企業はほったらかしですかSRI。格闘アクションシーンはいるのだろうか?。巻き尺を鞭にするとか、ベルトのバックルが発信器とか、007の秘密兵器路線を目指していたのだろうか。

二話で疲れて、一巻目は返却(4話5話が佐々木守脚本と知る。ぐぬぅ)。一気に飛んで最終巻

はてしなき暴走
いろいろ酷い。なにも解決しないし、解明もしない。ザ投げっぱなし。伏線であろう、助さんの知り合いの女子大生の死亡交通事故と、車を盗んだ男がみた女性を轢く幻覚*は、リンクすると思うのだが、あっさりスルーで、その後の展開にすら影響しない。ガス散布する車の持ち主である女性歌手も、やたら「うふふ、あはは」と笑って精神に変調があるような描写だが、そこもスルー。ガス散布車の整備士を捕まえそこね(いきなりライト付けるとかオカシイやろ。つか、科学調査班が張り込みしちゃダメ)、いまわの際の「くるま…」と言う言葉に「東京には二百万台の車があるんだぞ、どうやって探すんだ」と言って終わる。つか、それを探すのがSRIだろう。車が多すぎるとでも言いたいのかも知れないが、単なる伏線の放り投げです。

犯人の目的も、手段も、ガスの謎(ドライバーにだけ効く理由も謎として提起されているのに)も、なにも分からないままに終わる。SRI大敗北の回?。全力で書いたのなら、こりゃアカンレベルですわな、市川森一さん。

*補記:wikiの項目を見ていたら、車を盗んだ男は、幻覚ではなく、本当に轢いていたようだ。画面が真っ赤で、脈絡無くハイキング客が出てきたから幻覚と思っていた(盗んだ男が過去のひき逃げ事件を思い出したと思ってた。んで、轢かれた女性が、犯人の助手席の女性で脳に障害が残ってしまって、ウフフアハハハだと。車への復讐が動機と思ってた)。実際に轢いてるから「人の命をなんだと思っているんだ」と殴られるのか。助さんの古傷えぐったんじゃないのね。私の読解力も知れてるな。しかし、砂利道のど真ん中で、靴紐を結び直すヤツも問題だと思うが……いやまて、トータス号は避けようとしてスピンし資材に衝突した単独事故だったはず、幻覚だよ、やっぱ。助さんが殴ったのも、古傷に触れたからだろう。

呪いの壺
ここから京都編。サンダ対ガイラもそうだが、この辺りの円谷プロは突如、京都へ飛ぶ。京都にハマっているのか?。
ある古美術商から壺を買った人が変死していくと言う事件。結構サスペンスフルで見応えがある。贋作作りがテーマなので、タイムリーすぎた(笑)。オチは、旧日本軍の謎の物質を利用したと、わりかし強引。なぜそれの存在と使用方法を知って居るんだ君は。怪奇色は、ほぼゼロ。ラストは古寺っぽいモノが炎上するのだが、本堂サイズのセットを組んだと思われ、スゲーと思ったんだけど…。なお、ここから特撮はほぼ無い。いやあるけど特殊効果レベル。そして、SRI秘密道具も皆無となる。

京都買います
仏像消失事件を追う回。画面の構図の取り方が綺麗。ギミック的には投げっぱなしで、物質転送装置をどうやって入手したのか全く不明。だが、ドラマを起動させる装置でしかないので解明は不要にしてあるのが上手い作り。解明すべき謎と 、しなくて良い謎を作り分けられるのは、力ある脚本家の証明と思ったら佐々木守さんでした。納得。ラストは、別の人に「誰とお話しされてるんです」と話しかけられて、視線を外し、もう一度振り返ったら…の方が良いと思う。
「仏像はまた排気ガスと観光客にサラされるのだな」と言う犯人に対して「牛車の牛のゲップとフンの代わりに、排ガスになっただけですよ」と私なら返したい。平安の街だって、元の風景を破壊して作ったのだ。

ゆきおんな
wikiによると、京都編で予算が尽きたらしい。そらぁ、呪いの壺で寺のセットを燃やすからだ。しかも、不必要だったし。んで観光ホテルとタイアップ。しかし70年代はそう言う特撮は多かったので違和感はない。むしろ違和感なく宣伝を入れているのがスゴイ。マッハバロンとか露骨だったよ。
この回もサスペンスフル。怪奇色は薄い…と思わせてラストで来る。オチが科学でも怪奇でも解釈できるようになっているのが良い。つーか、怪奇というタイトルならそう言うラインで落として欲しい。ちなみに脚本は藤川桂介氏。


やはり、全てを科学で解決しようとする人と、怪奇を肯定する人の対立とかがないと、怪奇モノとしては弱いなぁ。Xファイルで言うなら、モルダーとスカリーの対比が面白いわけで。科学で解決した…ハズなのに疑問が残るのはなぜだ。と言う含みが欲しい。特に序盤は、ウルトラシリーズのちょっと謎解きある回ぐらいの出来ッス。期待はダメ。

佐々木守と藤川桂介脚本の回は見応えがあるのかも知れない。そこを狙って、とびとびで借りよう。
 



コーエーの落ちる先(2014/02/16)
戦国バサラ4のプレイシーンを見ました。とくいの対戦格闘に寄り道していたバサラですが、帰ってきたようです。んで、やはし、アクションには一日の長。コーエーの棒立ち雑魚や、テレポート雑魚とは違って、ちゃんとしている。無双に立つ瀬はあるのかねぇ…カプコンが、ガンダムバサラとか作ったら…ガンダム無双は消えてしまいそうだ。

そう言えば、バサラシリーズは、全くプレイしたことが無い。今さらなれど、2あたりを買ってみるかなぁ。アクションのとしての質は高そうなんだけど、なんとなくゲームの規模的なものがいろいろ微妙な感じがして避けていたんですわ。

しかし、現状、ゲームの土台部分としては、Vitaでスペック足りてるんだなぁと思う次第。実際のゲーム性よりも、グラフィックだけに注目する人はまだまだ多い。つーか、主流だわな。綺麗に越したことはないが、ゲームとして面白いなら、グラは特にどうでもイイと言うタイプは、少数派だろうなぁ。

CoDMW2辺りから言われている、過剰なグラフィックは、開発、ハード、経費あらゆる面で高負荷。開発費の高騰から、安全策をとらざるを得ず、安全策をとったがゆえに、小さくまとまったゲームは面白みに欠けると言う悪循環から脱却するには…やっぱPCやのう。

てゆーか、PS4もXbox1は、もはや、ゲームも出来る各デバイスの総合管理ツールに近い。私がPS4とかに興味を失ったのは、そこまで行くならPCので良いです。って思ったから。ゲーム機でやりたいと思えるモノは、PCでも出るし(日本以外のは…国産でやりたいモノは少数だし…その少数のために…という循環)。

そんなこんなで、SteamBoxが席巻したならば、ゲーム機は終わるだろう。PCで作る方が開発コストは低い(本体が変わる事に、妙な開発キット買わされなくて済む)し、steamのDL販売の威力が一般ユーザーまで降りたならば、殿様商売に近い(特にPSN)今の日本のDL販売網は瓦解するだろうし。

問題は、営業力の差なんだよねー。XBOXですらソニーの圧力に阻まれた現実(XBOX360の売り場面積の少なさは異常だった。特に家電も扱っている店のゲームコーナーは、チラシやポップで棚を埋めてたし。中古主体の店だと互角だったし。PS3のソフトが出そろい始めたら押されていったけど)。世界に4000万の会員がいるとはいえ、1ソフトメーカーでは太刀打ちできないだろう。日本以外ではsteambox大流行だったりしてなー。

クロスプラットフォームって、開発側からすると、もの凄い足かせと思うので、コレが無くなると…っても、永遠に無くならないよなぁ…DLサイトですら、UBIが横入りするぐらいだもん。まぁ、小売り先の統一とプラットフォームの統一は違うけど。
 


ゴーストライティング(2014/02/16)
近年のジャーナリストクォリティだと、絶対にゴーストライターという字面だけで曲解し、あいつもコイツも、ゴーストライター使ってる。と言うフリージャーナリストが出るだろうなぁと思っていたら、早速でした。しかし、この記事、個人的な怨嗟がスゴイ。しかも匿名だ。

編集者は確実にクレジットとして名前が入るので、ゴーストではない。つーか、編集者ってなにするヒトか分かってないよなぁ。編集するんだよ、文字通り。こうした方が読みやすいってんで、章立てを組み替えたりもする。不味いところは、赤入れて修正する。こうしましょうってんで、直接書くこともある。添削になることもある。

だモンで、ここ赤入ってるけど、この表現は譲れないと編集者と、もめることもある。作家と印刷所をつなぐ丁稚が編集者ではない(そう言うのもいるけど)。

そもそも、手記とかビジネス書のゴーストライトってのも、本来のゴーストライトとは違うと思うんだ。あれらは執筆代行であって、ゴーストじゃない。小野田少尉の手記もゴーストライトだそうだが、あれも別段、「共同生活をして取材を重ねた伝記」として発表しても良かったはずで、手記という本人が書いたという体裁にしたがったのは出版社だろう。オマケに手記出版を持ちかけたのは、絶対に出版社のハズだし。

ハリー・フーディーニの「ファラオと共に幽閉されて」と言う「小説」をラヴクラフトがゴーストライトしたのは有名だが、こういったモノがゴーストライトであると私は思う。ゴーストライトとは、名義貸しの様なモノだと思う。

手記やビジネス書の様に、経験やノウハウを読みやすく代書して貰うのは、ゴーストなんだろうか?。手記やビジネス書で、読者が知りたいのは、著者のノウハウや経験であり、著者の巧みな文章表現や、斬新なストーリープロットが見たいわれじゃない。たしか、ビジネスメディア誠でも、ゴーストライターが「読者レベルに合わせて読みやすい単語に置き換える必要がある」とか言っていて、見たら全然難しくない表現で、おまえの読解力/知的レベルが低いだけだろうと思った記憶が甦った。まぁ、確かに分かりやすい文にはなっていたが。違う見方をすれば、想定読者の知的レベルをかなり低く見ていると言える。まぁ、実際低いのだろう、ネットでも、どこをどう読んだらそう言う結論になるのだ?と言う人はいっぱい居るし。

そもそも、全部一人で仕上げねばならない。と言うのであれば、ファッションデザイナーは、一人で、型紙おこしから縫製まで、全部こなさなければならない。映画も、監督脚本編集撮影まで、こなさないと行けないのだろうか(…日本人はこなそうとするが…あれは神様クロサワだからやれたんで、凡夫には無理ですよ)。いくつかのカットを助監督が代行したら、助監督はゴーストディレクター?。映画はクレジットが入ってる?本の編集者も入ってるよ、巻末を見るといい。

アメコミなんかでは、分業化がすさまじく、ライター(ストーリー考える人)、ペンシラー(下書きする人)、インカー(ペン入れする人)、レタラー(フキダシのセリフを書く人)、カラリスト(色塗り)と言う分業。アシスタントや弟子ではなく、完全な作業チームだ。ちなみに、人間って進化しないよなってエピソードがコレ。アメコミでは、知らない人がいないスタン・リーも実は結構なホラ吹きだったという。名誉欲が強い人が取る行動は似てるわ。カービーは新垣さんタイプなんだねぇ。


すでに鎮火傾向なので程なく消えると思うが、こういう便乗商法は炎上商法よりも、さらにタチが悪い火事場ドロ…というか、噂だけどと前置きしてから、嫌いやヤツを犯人と決めつけるぐらい酷いと思う。さらに良い記事と評価されているのが、日本の知的レベルを顕すよなぁ。隣の「ほりえもんの本のジャケデザインを丸パクリした本」の記事は、反応が薄かったし。

結局、ゴシップ好きなのだ。民衆というヤツは。中身なんて見ていない。そんな気持ちにさせられる。
 



ゲームのアニメ化、アニメの実写化(2014/02/18)

小説の映像化は分かる。文字情報しかないもの、つまり自分の脳内画像を現実にしたい。と言うことだから。しかし、すでに映像をもつゲームやアニメを、さらに映像化したい。と言うのは、素材の制作者はバカにされていると思うのだが、私がヒネているのだろうか。それとも、やはり、ゲームはアニメ以下と思っているのだろうか。

つまり、そのゲームやアニメでは「映像表現としてショボイ」とか「オレの方が綺麗に作れる」とか「せっかくの素材を殺している」と、思っているから、すでにある作品を作り直したいと思うのではないだろうか。

まぁ、ゲームに惚れ込んでと言うのは少なく、話題のタイトルと言うことに便乗してであり、映画作る方も仕事と割り切って…なのだろう。マックスペインにしろ、バイオハザードにしろ、ストリートファイターにしろ、出来はかんばしくない。アニメだとサムライスピリッツや、餓狼、龍虎の拳あたりも失敗だったし。テレビ版のストリートファイターもか。ストーリープロットを自由に出来る格ゲーでさえコレだもんなぁ。

よくよく考えてみると、FFの映像化と言うのは、遙か昔にOVA(OAV?)でやったっきりで、華美な映像が売りとなったFF7以降ではない気がする。ドラクエもテレビアニメになっていた気がするが…オリジナル展開だったような気が…やっぱり、なめられている気がする。人気知名度共に抜群のこのタイトルを避けるのは、FFだと映像美に追いつけないからだろうし、DQは脚本力が追いつかないからか。

そもそも、展開を押しつけられる映像作品よりも、展開に関与できるゲームの方が、面白さという点では格段に優位(何度も言うが「なんでそっちのヒロインとくっつくんだよ」と思った経験は誰しもあるはずだ)であり、映像化に際しては、話をなぞるか、サイドストーリー的に設定だけもらうか(公的二次創作だよなぁ)に陥る。まぁ、そもそも原作殺しの映画は枚挙にいとまがないか。

だが、日本だとアニメの方が面白かったりする。それはやはり、ゲームのシナリオライティングや脚本、プロットがアニメレベルにすら到達していない。と言うことなんだろうなぁ。詰まるところ、紙芝居であり、それを映像化したいと言う願望は、絵本を映像化したいと、同レベルなんだろうか。

追記:つかまぁ、現状は「映像作家になれなかった人の吹きだまり」がゲーム業界と言えなくもない(映画FFなんて良い例。ゲームを作りたいなら、そのシナリオやストーリープロットはゲームに回すはず。映画にしたのは、本当はゲームより映画を撮りたかったんだと言う本音だろう)。目指すところが同じならば、そらぁアニメ制作者の方が上手くやるよな。合格者と不合格者なんだもん。

私としては、「このゲームを映像化したいんですが」と言われた時に「映像作品として完成してますのでお断りです」と言えるライターが出てきて欲しい。まぁ、「サムライ7」ばりに独創性を加味するならともかく、P3みたいになぞるだけってのは、ディベロッパ側にもアニメ制作側にも、どうなんよ?。と言う気持ちしか沸いてこない(つか、P3に惚れ込むって作家としておかしい。あんな矛楯だらけの話に…それとも、オレなら整合性をとって補修出来るという自信なんだろうか?)。

もっと言うなら「映像化すると、ゲームのストーリー展開を固定してしまうのでお断りです」と言う人が出てくると、惚れると思う。でもまぁ、現実問題として、リスクは一切無し、無労働で大金が転がり込んでくると言う映像化という錬金術を拒絶する人は居ない。かりに、人がいたとしても、会社がそれを許さない。

映像をプロモーションとして、前日譚を展開し「続きはゲームで」とか言うのは贅沢かなぁ。この後の展開は、あなたが決めてください。とか。

いつかゲームが映像を組み敷く日を夢見ている………実現するまで、弥勒菩薩が三往復ぐらい出来そうだけど…
 


いろいろとひさびさの(2014/02/19)
ナニを思い立ったか、久々に起動。当たり前のようにパッチです。やっぱり、DLからVerupまでPS3より早い気がする。そこら辺は、Windowsで培った力なのか、マイクロソフト!。

で、どうもコントローラーが半壊。電池ボックスの接触が悪くなっているようで、有線でつなぐと動くけど、無線では動かん。これ、コントローラー側が悪いのか、ボックス側が悪いのか。まぁ、本体につながなくてもUSBで給電すればいいのだけど。

んで、いれっぱだったのがアイマス2だったので、一曲聴いてみる(ちなみに、竜宮小町+りっちゃん、真美で真・竜宮小町with乙姫とかやってた過去オレ)。歌や歌詞のクオリティが 常に標準以上なのは、言わずもがな(ドリームクラブは追加DL曲は、がくっとクオリティダウンしてた)。

アイマスが地味にスゴイのは、めりこみが無いんだよね。普通のゲームだと、髪とかなびかせると、毛先が肩や顔にめり込んでしまうモノなんだけど、アイマスでは、細かいところにも衝突判定がある。響のポニテなんかを見てると、肩に乗ってから、背中へ落ちていく。ネックレスとかも、全然めり込んでないしね。

まぁ、さすがに真のパンタロンにアンクレットはめり込んでしまうが、それはどうしようもない。こういう目線は、人工少女3でプチ改造というか、衣装自作に手を染めなかったら、一生気がつかないポイントであったろう。

乳の揺れは固いけど。それに関しては、イリュージョンの弥生エンジンが最強…と思っていたんだけど、sexlabのHDTを入れると考えが改まりました。HDTは縦横無尽に暴れると言う欠点があるけどね。

おお久々に無毒だ。ようやく毒気抜けたか。

しかし、あれだよね。XBOX360を持っていたら、Xboxoneを一万円引きとかやってくれたら買うかも知れないのに。360を一万円で下取りでもイイヨ。オレのHDMIすらない初期型だしレッドリング出て修理したヤツだし!。



脈絡無く話は飛ぶのだけど、弥勒菩薩の「56億七千万年のち、再び下生し」と言うのは、私はお断りのお見積もりと思っている。人間…無努力の凡夫を救おうとしたら、如来になった上でそのくらいかかりますけど、よろしいですかぁ?。ではないかと。飯屋で言うなら「調理時間が3時間ほどかかりますが、よろしいですか」だと。つまり、他のモノ頼めやゴラァであると。

要するに、他人をあてにせんと、自分で努力せぇや。と言う事だと思うのだ。



さらに飛ぶのだけど、Vanadisのフルプライスリベンジ。普通ならお祭りネタは、お祭りプライスなのだが、普段が低価格帯なので、コッチがお祭り価格で献金、奉納、喜捨ですか(ラキス級…ああ、瞬間で毒戻った)。

見え見えすぎる選択肢と言うか、なんつーかしか無かった、もんむす学園の仇をいざ!。システムんとこ見たら、コレってショートストーリーの集合体なんじゃ……と薄ら寒くなったが、過去時代の選択肢で、未来世界の展開が変わる。らしいので、ほどほど楽しめそうではある…が、反面、主人公が いなくなってしまったので、傍観性は強そう(学園も読み物だったしねぇ)。ゲーム用として、プレイヤー主観で書けるライターは減ったなぁ。無言じゃ乗ってくれないし、喋りすぎると別人だし。さじ加減、難しいよねぇ。

で、システムなんだけど、主人公スワップシステムとして上手く機能していれば良いんだけど、単なる一方その頃になってそうなんだよねぇ。今までの作例を見ると。あと、10日ぐらいあるので、予約するかは考えよう。

んで!。そこそこ認知度上がったよね。と思ってた人外娘なんですが、ブームになっていたとは、しらなんだ。言っておくが、ラミアとの性活は、2009年発売だからな!(モンスター娘のいる 日常?だっけ、諸々やばくね、ラミアだし、蜘蛛だし)。ランスに出てきた悪魔娘にハァハァし、V6のカレラに驚喜してた世代をなめるなよぅ。と言う、先行自慢もオタクの悪癖よのぅ。とは言え、流行に乗ってるヤツとは思われたくないしぃ。

いや、でも真面目な話、後追い…まぁ、シレーネあたりはどっちがどう?見たいな話になるから、活性化すれば良いいか。でまとめておくべきなんだろうけど、後追いのライト層は、記録をねじ曲げるからなぁ…初代ガンダムは鉄板のSF設定を持っていた。とか、本放送時、高視聴率だったとか。ガンプラは再放送後からだからね?。本放送時はダイカスト(超合金)

しれっと毒吐くと、ぶぶづけさんと影花さんは人外スキーと思うのだが、今回の新キャラデザインの人は、あんまり好きじゃない気がする…なんかこう、上からの命令なんでやりましたつーか、キャラ愛はあるが魔物愛が無い感じが…オレの電探逝ってるのかなぁ?。

あと、コメットさんの配役が変わっているのだが…名前変えただけなのか、別人なのか。そこが購入の分かれ目かも。つかねー、祭りならロボ娘もいれようよ。とか、世界観がしっかりしているようで、魔物の立ち位置がちょっとあやふやなのも、微妙感につながる。明確に出来ないんだけど、なんか違和感を感じるんだよねぇ…ヴァナ・ディースの歴史に。



違和感の元(2014/02/20)
Vanadisの違和感の元を考えた時に、一応の到達点は、種族と性格の齟齬だとなった。リンやシレーネあたりは、特に大きな違和感は無いのだが、新キャラはちょっと大きい。金にうるさい悪魔なら、メルコム(地獄の主計官つーか給与係)あたりだと思うので、何故、魔女の王バフォメットなのか。樹霊にしても、ドリアードもスクーグローも、かなり恋愛重視タイプなのに。つか、ニンフは全般、恋に生きてる気がする(ドリアードは木のニンフ)。

Vanadisは、他のライト・追従層と違い、分かりやすい魔物をチョイスしていない。つまりは、ウケ狙いではない。と言うところが、真性人外スキーに愛された理由だと私は思っているので、ここで 魔物の知名度と分かりやすさを重視してしまうと、一気にファン離れが起きる可能性がある。

まぁ、もんむす学園のケンタウロスや、クィーンビーというのも、わかりやすすぎる存在ではあったが…その辺の違和感なのかなぁ。もんむす学園、未クリアなんですよ。

わかりやすさを重視すると、ライト層をつかめるワケでもあるが、ライト層はその名の通り、軽いので、節操なく次のブームへ乗ってしまう。隙間産業ならば、固定客、常連客を重視すべきであろうと思う次第。ブームが去った時、残ってくれるのはコア層なのだ。

ケモナーと人外スキーの違いは、擬人化した動物への愛情ではなく、魔の者そのものへの愛情であると私は思う。犬耳女と狼女は違うんですよ。角、動物耳と尻尾つけりゃみたいなのは違うんですな。ライト層にゃ難しい話と思いますが。ロボっ娘で如実になったんですが、人の機械化 と、機械そのものへの愛は違う。その違いは無属性者には、理解できないと確定した。

戦車への愛が戦車道であって、擬人化した戦車への愛は戦車道にあらず。

擬人化を好む層を、ライト層、見かけだけ、似非とまで言い切るのはそう言う理由。ついでに、おたぽるだったかのコミックリュウ編集者のインタビューで、「あの作品は妖怪でちょっと違う」とか言ってた時点で分かってないよな。妖怪と魔物の違いは、洋の東西の違いだけだ。まぁ、当人も仕掛けようと思ったワケじゃないと言っていたが。変に、しゃしゃり出てきていたら、潰していただろうなぁ。 この辺はメガネ族と裸眼族とか、ひとりもんと所帯持ちのごとく、なってみないと分からないのだろう。


それはそれとして、2014/02/18分の記事が(私のサイトにしては)えらいアクセス。vanadisネタへ換えたのは間違いだったか(笑)。

「映像作家になれなかった人の吹きだまり」は触っちゃ行けない禁忌だったかのぅ。でもまぁ、実際そうだよね。九龍妖魔学園記も、映画監督になりたかった感ハンパ無いし。サトミタダシ氏も映像学校出身(のハズ)だし。基本、章立てして、opED流すやつぁ、そーだ(キャプテンラブとかもそーだし。つーか、岡野さんは映画関係だし)。 ついでに追加考察してみる。

そもそも、ゲームのためのシナリオライトを考慮している人ってどのくらいいるんだろうか。「ゲームのため」といっても、ゲームの元ネタとして提供する用途ではない。それらは、結局、ただの小説原稿だったり、脚本でもなく、小説でもない中間の存在が多い(だから、シナリオライターと小説家を混同している人は多い、一般人以外でも)。ゲームのピークと、物語のピークがずれ込むとかってのも、「ゲームのための」と言う発想の希薄さが原因と思うし。

ゆえに、小説家にシナリオ依頼したゲームが、全滅しているわけですな。典型例はエースコンバットゼロや6。6に至っては、ストーリーとレベルデザインの乖離。と言うか全くの無関係と言うある意味快挙。そのズレの意味を理解できてないからこそのアライドアサルトだろう。


ただ、海外のように、足りないなら足せばいいんだろう。とQTEを押しつけられるのも違うと思ってます、私。

でも、足りないゲーム性分を高めようという発想は、日本よかマシですが。日本の場合は、齟齬の解消に「ゲーム性を消す」と言う方向に走ってたわけですよ。それの結露が「長大なムービー」。酷いモノでは、決戦場にたどり着くと、3分ぐらいの派手なムービー。終わるとボス倒れててクリア……ってオイ!とか(ムービーじゃないけど、P3も同種)。

AVGがADVになり、ゲーム性を極限まで消すことで、ゲームのピークと物語のピークのズレは解消した。そりゃそうだよね、完全な読み物化で、ゲームのピークが無くなれば、物語のピークしかない。ズレはなくなる。

体験性というインパクトを無くした、物語だけのゲームは、スパイスの効いてないカレー。いや、カレーのかかってないライスだ。それはもうカレーライスでないのと同様に、体験性のないゲームはゲームではない。

カレーの辛さとライスの甘さ、それの融合がカレーライス。バカみたいに辛いルーでも、スカスカなライスでもダメなのだ。と言っても、同時に食べるだけがカレーではないので、カレーの箸休めにライスがあると言う発想も、私は間違いではないと思う。

まぁ、どっちにしても、辛いだけのカレーや、スカスカで味のないライスでは意味がない。レベル上げと収集ぐらいしかないゲーム性では、スカスカだ…それでも、僅かでも塩っ気無いとご飯進まないわけのと同様、あるだけマシなワケだが。この辺もまとめて残しておきますか。

追記:まとめようかと思ったら、あらかたすでに書いていたオチ。ゲームから体験性を抜いたら
ピークずれや、映像への劣等感(受けたのはコッチだったか?)には言及してないから改めて書くかもだけど。ホントに、まつうらまさふみ氏が1995年に書いていた「こういう未来が予想されないか。技術は進んだにもかかわらずやっていることは、相変わらず人気漫画の映像化だったり、リメイクだったり、昔のアニメは面白かったと言うオマージュばかり」予言的中どころか、実写映画までそのレベルですよ(70年代アニメの実写化ラッシュで、転けまくり)。まぁ、漫画の代わりにゲームの映像化になっているわけですけどね。

ピークが合致してるゲームは、ほとんど無い。魔人学園にしてもラスボス戦はショボイ。ボスはデカイが、ほぼ動かないので、ひたすら壁を殴っている様なモノ。まぁ、和製は、やたら固い、強力な全体攻撃の耐えながら、勝ったのに負けて、NPCが来るのを待つわけですが。海外でも、ピークずれは多い。レベルデザイナーとシナリオライターは、月とマリアナ海溝に分かれ住む。と言われて久しいわけで。スカイリムのラスボス戦も盛り上がりに欠けたし、オブリビオンは、まさに傍観だったし。

比較的良好なのが、パワードール2ダッシュ。ラストマップは、地球と通信できる唯一の施設(PDは火星が舞台)。なので、そこに立て籠もった敵を排除しつつ、施設を奪還するのが目的。施設へのダメージは最小限にしないと行けないので、爆発物(ミサイル、グレネード)は持ち込めない。コーナーや死角に潜んだ敵が、索敵システムと相まって面白かった。隔壁の真裏はプローブの死角になりやすく「クリア」と思って突入したら背後から蜂の巣とか良くあった。

エースコンバットも2、もしくは4までは、すごいピークが合致してたんだけどなぁ。特に4の歩兵隊が決死の覚悟でコントロールルームを占拠し、突入口を開いてくれ、敵機を振り切って飛び込む瞬間と来たら…あのデザインをしたエースチームはどこへ行ったのだろうか……。

で、ペルソナチームも終わった…まだ、3と4引っ張るかよ。どんだけ執着してるのよ?。つーか、世間的には、そんなに愛されているのかよ?。まぁ、Qはソシャゲレベルみたいなので、映画とのコラボなんだろうけど。映画も、オシャレ映像の数珠つなぎで中身無さそう…さすが、P3に惚れるような文芸レベル…

はぁ、本当に国産ゲームから興味が失せていく…邦画界も、ゴラスやマタンゴの頃の熱気を取り返して欲しいこの頃。


うっわぁ……(2014/02/22)
もんむすフェスティバルの体験版が出てたので拾ってみた……私の第一印象の的中率はかなり高いと評判ですが…今回も的中。ミニストーリーの集合体だった……二択で間違えるとゲームオーバーって……それはストーリー分岐でも展開でもなくて、単なるハズレストーリーの視聴でしかねぇヨ

過去視するにしても、一連の流れで過去視してスワップしないとゲームとは言えないわけですよ。どの時代を覗くかの選択も必要とおもうですよ。そして、選択肢もフェスのつぶやきが過去の人に聞こえて反応した結果にした方が良い。そうでなきゃ選択肢の意味がない、責任を伴わない運命の選択は、神様のいたずらでしかない。

なんにせよ、順繰り全部見るだけでは、ミニストーリーの寄せ集めでしかない……まぁ、読み物と考えれば、良い読み物なんだけど…ここまでクロニクルだと主観がないのも気にならないしね。

つーか、どうも2000年頃に大流行した、主人公の独白で心理描写しまくるのは、痛々しくて見てられない。まぁ、メタ気味の一人ボケ突っ込みしないだけマシだが…昔流行ったんですよ…主人公がプレイヤーに話しかけるようなスタイル…あれはきつかった…デジャみたいに所々、メタなネタとして差し込むならともかく、メタ会話主体で進められると……つかさ、人間と時間感覚が違う魔物が「歳喰ってる」ってことでキレるだろうか。ドラゴンランスかなんかの洋物ファンタジーで「100才にもならん若造が」とか良くあったモンだけどねぇ

そんでもって、コメットさんが狛乃さんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇ。あの低音加減がコメットさんにあってたのにィィィ。

しかしまぁ、なんだね。影花さんがコレでは、もうシナリオ組める人は居ないと思った方が良いね。これはストーリーライティングで、シナリオじゃねぇッス。と言っても、もうシナリオとストーリーの違いも通じないレベルなのだろうな、世の中は…。

なんつーか、あれだけこき下ろした大遭難がマトモに見えてきてヤバ目。STARLESSがスゴクイイモノに見えてきた…ピンチ…根本的なゲームという定義が、私の知っているゲームとは異なっている気がしてきた…もう、ゲームの作り方は失伝してしまったようだ…これが世代なのか…誰も伝えなかったのか…朱鷺田さんはどういう授業してるんだろうか…

まぁ、なんだ…性活と学園を総括する最終回みたいな感じなんで、お別れの挨拶に買いますか…ね…

もう、98エミュで過去に耽溺するべきだな…steamで英語漬けか…ちなみに、AKIBA'sTRIP2の売り文句で「誰と結末を迎えるか。決断によって変化する物語」で30秒ぐらい気を失いました…それ当たり前…注文した料理が注文したとおりに出てきます。ぐらい当たり前…全てが終わった気がした…

まぁ、今は読み物であり「変化しないこと」が当たり前なのか…だから、もんむすフェスティバルみたいな作りになる…と…過去、当たり前だったことを知らないで、大絶賛する人をみると、酷く切ない気分になる。明日ママもな…神じゃない…普通だ…展開を変更する前から決まっていたならスゴイが、抗議の後に出来たモノなら、あれは泣き言だ。


ちょっと落ち着いたので追記

GAMELIFEでも上げているとおり、ADVにおけるゲームオーバーやミスディレクションは非常に繊細な問題である。
これらがなければ、リニア確定であり、一気に読み物となる。良くて、数字パズルやQTEといったミニゲームが入る程度。
それらを避けるとなると、小説で言うなら巧みなプロットワークで魅せるしかない。つまり、プレイヤーに物語の断片をつなぎ合わせて、全体をあらわにさせるという誘導術が必要になる。

だからと言って、オープニングの何気ない選択が、最終シーンで効いてくると言うのも、つらいモノがある。東京鬼祓師の様に。ただ、鬼祓師は、二週目は一気にハードルを下げて最後の選択を間違えなければ、ラスダンに行けるように設定してあり、上手いと思う。

LAノワールのように、一見無関係な事件が最終的に一つに集約していく。と言うスタイルならば、各事件ごとに正否判定を出すのも正解と思う。

だがまぁ、鬼祓師のようにダンジョンやら、もの凄く面倒なパズルもない、ビジュアルノベルタイプでは、既読スキップと選択肢のチェックマークで、全ての解決策と出来る。逆に、二択で即死では、あからさますぎるだろう。

ひるがえって、もんむすフェスティバルはどうするべきだったか…というかVanadisはどうすべきだったか(もんむす学園も、選択肢間違うと即死だったし。つか、ミリータラインに入ろうとしたら「サブキャラ攻略は二週目から」と言われてゲームオーバーになり、一気に萎えました)。

過去視によってつなげようとせず、いっそ3ラインのオムニバスにし、最終章でまとめるというのも手だったと思う。つなげるならつなげるで、フェス一軸にしないといけなかった。根本的に、小見出し選んでミニストーリー視聴だからなぁ…やはし、フェスのつぶやきが過去主人公に聞こえる>選択肢のチョイスにすべきだろうし、過去視もアルナム(だったか?)の木の実を食べるととかにして、回数制限を付けつつ、いつどこでどの時代を見るか。にするとゲーム性は高まったように思う。

また、二択即死は、ゲームとは言えず、ただの総当たりと大差ない。バッドラインに入ったら入ったで、なにが間違いだったのかをプレイヤーに考えさせる展開が最良と思う。ドリームクラブでもそうだったのだが、選択肢から展開がある程度予見できないモノは、ただのくじ引きにすぎず、それが即死ならば、ただのロシアンルーレットだ。

やはし、ある程度のミスからはリカバリ出来ないとADVじゃないよなぁ…この辺はシナリオ力と言うより、ゲームデザイン力なんだろうか?…最初の手紙をロストしたぐらいで即死は無いわぁ…ただ、ヴェーラのはっちゃけとリンの火力を考えると…展開は予見できるラインに納まっているのだが。

そうした点から考慮しても、影花さんは出来るライターであることは間違いない。その影花さんですら、ゲームシナリオとして組めてないと言うことが絶望なんスよ。この人で無理なら、誰が出来るのよと言う。

どーすべぇかなぁ…夢に入る>夢魔でなく貘を選んでいるとか好感は持てるし、木が記憶をため込んでいるのも考えてるなぁと思うのだけど…読み物と割り切ってしまえばいいのだけど…うーん。


もんむす顛末(2014/02/25)
結局、注文しました。公式で。中間業者挟まない分、取り分増えるかなと(あと、特典付くし)。しかし、5800円。もう二千円だすと、2TBのHDDが…今の2TBが残量カツカツ(と言っても 残り200GBぐらいはあるが…昔は300Bで大容量だったのにのぅ)。

んで、日曜にフォーム記入したんですが、月曜に連絡無し。24日までに振り込めば、発売日に届きますだったのだが、残念。まぁ、別に発売日が待ちきれないってモノでもないから良いのだけど。考えてみると、vanadisって、蛇の道は蛇の一部門どころか、1チームぐらいの人員スタートだったハズ(なにしろ、メロンブックスでは同人扱い のVanadis)。通販系の動きが悪いのはしょうがない。かつてのアリスソフトも、作業が終わった人から、パッケージングやってたらしいし(フロッピーにレーベル貼るとか、会報の封筒詰めまで手作業だったらしい)。

となると、おそらく、開発は市販のノベルゲー作成ツールかな?。たぶんエンプレスも(STARLESSもDomineceもベースシステムは同一だったし)…ベースツールがそれだと、選択肢選ぶ以外は広がりようがない (好感度の積み上げも出来まい…と考えると、もんむすフェスティバルの過去視はなかなかに練られた苦肉の策か?)。ゲーム性出せって言うのは酷でしたかのぅ。だとしたら、マジで同人レベルというか同人以下かもね。

そう考えると、紋切り型のノベルゲーばかりだよなぁ…昔は、変わったシステムのAVGゴロゴロしていたものだが。

インディーズが元気なのも、ゲームを理解している、ちゃんとしたプログラマがいて、独自システム組めるからかねぇ?。なんつーか、分業が進みすぎた弊害?なのかも。ゲームのピークとストーリーのピークがずれる原因もそこかも知れない(少なくとも外注のライターは、ゲームのピークなんか考えないだろうし)。 分業の弊害つーか、ディレクターがディレクションしてねぇとか、プロデューサーのプロデュースがなってないとも言えるのだが。

そう言う予測をすると、昔のエロゲが凄かったのは、きちんとプログラマーがデザインを理解して(もしくは自分でデザインして)、1から組み立ててた強みだったんだろうか。Doomのデザイナーロメロもキャリアはプログラマーだしなぁ。エンジニアは消え、テクニシャンだけがいるのかもね。

1からSLGを作れてたしねぇエルフとかミンク。ドラゴンナイト4って、大戦略に、一馬身差ぐらいまで迫ってはいたよなぁ。昔のエロゲすごさは、それが売りのマジゲーに一歩及ばない代わりにエロがあったこと。だったのか?。 今読むだけだで、エロ抜いたら何も残らんよね、大半のモノは。

今のゲームにゲーム性が無いのは、プログラマーがゲーム性を理解できてないから…の前に、居ないからかも知れない。ツール操作担当は居ても、システムを一から組める人は減っているのか ?…欠点が露呈して久しい侍道エンジンが延々と使い回される理由もソコなんだろうか。真説・猟奇の檻もかなりバギーだったしなぁ(98版は、ほぼバグ無し)。

私の陳腐な妄想が当たってないことを祈るぞ、マジで。

ついでに言うと、ゲームに必要なシステム、と言うかエッセンスを理解するのに最適なのは、ボードゲーム(アナログゲーム)なんで、研究してみると開眼するかも知れません。確率分布のバランスの取り方とかも身に付くぞ。有名な笑い話ですが、3d6をふるのが面倒だから1d20で決めてたヤツとか、本当にいたしなぁ…


戦国無双4
全然、期待もしてなかったのだけど、なんとなくプレイ動画をみたら、結構良いかもしれない。三国7やガンダム無双の失意の落涙が止まらなかった棒立ちカカシ軍団でもなく、動画を見る限り、テレポート兵でもない…ただ、コンボ後にやたら走っているので、プレイで誤魔化している可能性はある が

そんでもって、流浪演舞が見る限り、エンパよりエンパっぽい(笑)。まぁ、仕官とか出来そうにないし、ただ、ひたすらミッションが続くだけそうではあるが。

しかし、戦国2からみると、だいぶはっちゃけたねぇ。ラクロスと来たか。小少将なんざ、おねぇチャンバラのノノノかよと。 でも、いいはっちゃけ方だと思う。1だと、ホントに誰使っても代わり映えしなかったからねぇ。

しかしまぁ、アクワイアの完全版、コーエーの猛将伝なので、猛将伝まで待つのが賢いと思われます。つーか、4のエンパ待ちかも。体験版がでれば良いんだけどねぇ。ラストPS3はこれかも知れない。
 



おまえにゃ売らん(2014/02/26)
三日経ったが、メール無し。おまえみたいな、うるせぇ奴にゃうらねーよなのか(笑)。はたまた、後悔するからやめときなさいと言うゲームの神のお達しか。まぁ、二日目に連絡無かった時点で、なにかのトラブルだとはおもったが。連絡入れるか、悩むね。ちなみに、ソフマップの入荷分は売り切った模様。意外と人気だ。

で、影牢ダークサイドプリンセス…うーん…Orcs Must Dieをやったあとだと、すっげー微妙に見える。ゲームとしては、やはり大量の敵を捌く方が、盛り上がるよね。

動画を見る限り、自分を追尾してくる敵を罠にかけるって…なんか違う気が…レベルデザインも単調そうだし…とはいえ、チュートリアルレベルだろうから、きっとステキなデザインが待っているのだろう。でも、やり口としては悪代官の方が正しいと思うなぁ…自分を囮にして罠へ誘導ってトラップゲーとしてはなんか違う気が…つーか、三角木馬が、ああアカラ様。

…で、未着連絡の前に、可能性を潰しておこうと、メールサーバーみたら、ものの見事に来てたよ…2/23に自動返信で来てたよ!、24日に振り込めていたよ!…ちなみに、メールサーバーの迷惑メール判定は、もんむすとEGGだけだった…なぜ、かかるかなぁ…つか、EGGのは他のは届いているのだが、一通だけ迷惑判定ってなんだそりゃ。

んで、思い出したようにFARCRY3再開。ステルスミッションで、ちょっとショートカットしたら、最後のハシゴが無くて詰んだ。順路通りに行ったら、ハシゴがかかってた…ダメだろ、それは。重装兵も、CoDのジャガーノートかよだしなぁ。ミニクエストの話は意味不明だし。いやまぁ、本編も意味不明気味なんだが。

せめて「シトラ、君は僕を愛していない。ただ独占したいだけだ。幼い頃、兄さんを、バースを独占したかったのだろう?。そしてバースはそれに応えて、ああなった…シトラ、きみこそが悪しき巨人なんだ」ぐらい言って欲しかったわ。まぁ、FARCRY2も、雰囲気だけで、中身全くない話だったし。UBIはもう買わないと思いマース。

ふと、今月分を見返すと…佐村河内事件って今月だったんだなぁ…もう風化してね?

やりおるわ(2014/02/27)
昨日の夜、入金したんで、今日入金確認のハズだが、すでに発送したらしい。そんで28に着くらしい、もんむす祭り。やりおるわ。

……宅配便がすごいのか、ベースユニット(蛇の道系大本の会社)が凄いのか…よーわからんけど。両方か。

そして思い出したのだが、もんむす学園の特典ドラマCD未開封のままだったよ。ドラマCDとか興味薄いよなぁ、オレ…声優単体にも興味薄いしのぅ。でも、コメットさんは狛乃さんがよかったわ。あの低めの声が、抑揚のないのに感情があるドール族にぴったりだったのに。つーか、演技力が凄いのか。
 



PS3の最後(2014/02/28)
最後のPS3ソフトを買う前に、PS3が最後を迎えました。あ、オチ書いちゃった。

赤ランプ点滅なので、基板のタイマーが破裂したようだ。元々、ニコイチ修理した初期型第二世代なので、遠からず破裂するだろうなぁとは思っていたんですが。あーあ、戦国工業配信前に終わったパワプロ2013であるよ。ゼンザイ〜

つか、パワスタのお仲間に何も言えずに消えるのが心苦しい。稼働している仲間でパワゲッターポイントだいぶ変わるが…まぁ、致命傷でないし良いか。

そんで、強制排出が機能しないのでディスク救出に分解してみた(ド文系のクセに機械弄るの好きな危険パターン…つか、ゲームもPCも理系要素が必要だよなぁ…確率分布考えられない奴とかデザインしちゃダメだよなぁ…最近のゲーム性が無くなったのも、理科離れに遠縁があったりして…あー、TRPG流行末期ダイスレスシステム流行ったんだけど…ビデオゲームのゲーム性低下と類似点多い気がする…ダイスレスってのは要は乱数排除で、ゲーム性の排除、ゲーム性を抜いて、物語性だけ高めている今の袋小路は…DeadEndだろう)……電源ユニットの吸気口が、茶色く焼けたホコリでみっちりフタされてました……油分を含んでないのが幸いでしたが(エアダスターで飛んでくれる…つっても、噴く方向が無いので引っ張り出したが…もう5o厚ぐらい)。

そんで気がついたのが、LANやらHDMIポートの内側(金属部分に絡みついていたのは衝撃だった。綿棒で引っ張り出すと、穴開いてる埃が取れたし)にも、茶けた埃が入り込んでいること。こんなモンは、ずっと差しっぱだったので、外から入るわけがない。考えられるのは、排気に乗って、内側から飛び出してきたことだが…だとしたら、冷却が脆弱とか言う以前に、エアフローがおかしくないかソニーよ。

HDDも引っ張り出してみたら、砂漠の波紋?の様に、埃がたまっていた。一つのファンでいろいろ冷やそうとした結果がコレか?。巨大になりすぎた企業は、死ぬことが許されないわけだが…設計ミスの基板を改良しようともしないのはなぁ…そらぁソニー低迷するよね

PS4も、海外販売分はそろそろ死亡報告が上がってくるのではないだろうか。普通は半年だが、ソニーなので三ヶ月ぐらいで早死にする奴でそう。つーか、PS1の頃から初期型の死亡率異常だよねぇ。

もはやニコイチ修理つっても、程度の良い基板に当たる可能性は低いし、修理業者に出しても、基板そのものの劣化によって修理不能とかあるようだし、しゅーりょーーーーーーっすかね、PS3。特にやりたいソフトも…いや、戦国工業は気になるのだが。ハンダクラックに対する最終奥義を炸裂させるか…ツボ拳法奥義…指圧!。マジで、古いアーケードの基板だと直ったりすることも(笑)。壊すの前提ですけどね。

2月の最後にPS3の最後をお届けしました。わりと綺麗なサゲ。

補記:もんむすフェスティバル着。ポストカードは明かな手作業詰め。この手作業感が愛らしい。で、初回特典の小冊子無いやん?…と思ったら、どうもこのマニュアルっぽいものが、初回特典の小冊子「もんむすのひみつ」らしい……中見るとインスト方法とか書いてないしな…って、ぺらイチマニュアルも無しか…あー、学園の時も、内部ファイルだった気が…

いや、もう少し、コピー誌の原画集てきなものを想像していたのだけど…無駄に上質紙(ツルツルの厚紙っぽい奴)つかうなら、コピー用紙で1キャラ1ページの原画+コメつけてよ…とはいえ、メティの設定を見て「なるほど」と、さすがです影花さん。



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