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One 発射から回収まで

発射から上空から安全に回収されるまでのモデルロケットの飛翔経路を説明します。

 

セクション1 モデルロケットの飛翔経路

モデルロケットの飛翔経路

図 モデルロケットの飛翔経路

1.点火と発射
 モデルロケットの点火と発射は電気的に安全に行われます。カウントダウンの後に打上げられます。

2.加速
 モデルロケットエンジンの推進薬が燃焼している間は、エンジンノズルから燃焼ガスが噴射されて推力を得ます。この時ロケットは加速されます。

3.延時薬の燃焼
 推進薬の燃焼が終わると、延時薬が燃焼します。

4.延時時間
 延時薬は推力を発生しませんが、ロケットは最高点へ達するまで慣性で更に上昇し、航跡煙を出します。

5.回収装置の放出
 延時薬の燃焼が終了した後、放出薬が燃焼するとエンジンはイジェクションを行ないます.このガスによりロケットのノーズコーンが外れ,パラシュートなどの回収装置が放出されます.

6.回収装置の作動
 ほとんどのモデルロケットはパラシュートを開花して安全に回収されます。軽量のロケットの場合、ストリーマーをパラシュートの代わりに使用することもあります。また、ローター(竹とんぼ)式やグライダー式などの回収方法もあります。

7.安全に着地して回収
 モデルロケットの回収はロケットが着地してから取りに行くようにしましょう。空を見ながら走るのは危険なことです。

8.回収が終わったら
 モデルロケットは再利用できます。エンジン、イグナイター、リカバリーワディングを新しいものにすれば、再び打上げることができます。

 

チェックポイント

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