私の毎朝の散歩道
 
 遠州屋薬局
  平野 正

早朝に目覚めてしまうのを逆手に取り近くの江戸川を歩くようになって2年になる。
最近は暗いうちに家を出て日の出前に帰る。
歩き出すと直ぐに汗ばんでくるが長距離歩いている内に体は冷えてくる。
家に帰ると風呂にゆっくり入り体が温まったところで1時間横になると店で冷えないで済む。

暗いのでまじかで人とすれ違うまで相手を感知しないこともある。

漆黒の空が徐々に白んで暖色に明るくなるのが良い。

2月27日午後から散歩のコースを歩いて地形を確かめた。
松戸駅西口を背に直進し江戸川に突き当たるとこの景色である。海から20km地点である。
500m右に歩くと樋ノ口の取水口にでる。小学生の時は塔の所まで行けた。現在は鉄柵でガードされ取水塔には行けない。
この脇の石段には秋にはクコが咲く。
上葛飾橋を潜り古ヶ崎水門ではヒドリガモが陸に上がり草を食んでいる。何十羽と居る事も在る。
今日はカモとムクドリとスズメが日に当たりながらのんびりとしていた。
古ヶ崎のグランドではサッカーのゴールポストもあるが野球が盛んだ。         
 
この水辺に唯一砂浜が残っている。砂浜には水鳥の足跡が松葉を3本広げた様に残っている。良く
磯シギがいる。
ここまでくると広い川原で土手が一段と高く感じ風が吹き抜ける。北風の強い時はまともな向かい風
で寒さと相まって歩を運ぶのが辛い。
主水から古ヶ崎方面を見た土手。突き当たりに見える所から90度近く左に曲がる。古ヶ崎中学は左枠外。 
グランドを過ぎると土手は鋭角に曲がり風向きが変わるとほんの僅かだが風が弱まる感じで一息つく。
曲がり角が海から22.5km地点で後1kmで上図の主水の中州になる。私の散歩は9割はここまでだ。
800m先には松戸水門がありコンクリート部分は工事中なので鉄扉を紹介する。この鉄扉が2枚有る
巨大な水門である。

水門先にもグランドが存在しこちらはサッカー専門である。

私が子供の頃は専ら野球で相模台にあった千葉大グランド(現、聖徳短大の場所にあった。)でもゴー
ルポストはあったがサッカーをやっているのは見たことは無かった。
千葉大グランドは市民に開放され市民チームの野球の試合に多数の見物人が集った。
主審は相模台坂の下で運動具店をしていたホームラン屋の名物親父だった。
私達子供の試合でも20〜30人位の見ず知らずの見物人が居る事もあった。。

現在は古ヶ崎のグランドにはリトル野球のママさん達が主水グランドではサッカー少年のママさん達がテ
ーブル椅子持参で腕組みをして監視している。親が理解しているのは羨ましい。

昭和20年代の我々子供の頃は家の手伝いでレギュラー全員が集合できることは滅多に無かった。
東口で馬車で運送業をしていたT君は有力な選手だったが度々欠席をした。

今年西武に入団した横浜高の涌井は市内の寒風台小学校出身と聞いた。
古ヶ崎から主水からプロ野球の選手、Jリーガーが出ると話題になる。出て欲しい。
サッカー場が24.5kmたまにはそこまで足を伸ばす。土手上だけの往復で9kmになる。
朝の方が緊張しているのか歩は早い。
更に進むと川原には珍しく大木が4本在る。以前チョウゲンボウを見かけた。
そのまま直進すると流山との市堺の杭があり(海から25.3km)直ぐ先は常磐新線の鉄橋であ
る。

以前は東葛病院の近くまで往復20km弱を歩いた事も数回あるが現在は早朝散歩なので
精精松戸水門迄である。

何時まで続くか生活習慣病対策の散歩だが歩かないとスッキリしない。

以上が毎朝の散歩コースの紹介である。
本町近くにこんなに美しい水辺が在るから寒中の早朝散歩も苦にならない。
 松戸水門先土手外の風景 近郊型の早稲の野菜作りだ。       古ヶ崎22.5km地点から見る本町周辺

江戸川の四季

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