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ご両親へ

 

子供の病気は親にとっては自分自身の病気より心配なものです。できれば代わってやりたいと思うほどです。かぜをおこすビールスは200種類以上もあると言われ、子供はいろいろなかぜを経験して抵抗力がつき、強くなっていきます。かぜにかかっても良いのです。かかったら無理せず早くなおすのが大事なのです。長年の小児科医としての経験と2人の子供の親としての経験より、日常よくある症状やその時の家庭での対処の仕方について思うところを書いてみました。参考にしていただければ幸いです。

 

 

【熱】

●体温は一日の内で朝低く、夕方に高いことが多く、0.7度くらいも違います。平熱を知っておくことが大事で、人によっては37.5度位まで平熱のことがあります。熱の高さと病気の重さとはあまり関係がありません。それより何日も続く方が心配なことがあります。

●発熱だけで脳に障害をおこすことはふつうはありません。

●解熱剤は一時的に熱を下げ、全身状態を改善し、水分や栄養をとりやすくするだけで病気自体を治すものではないので病気が治っていないうちはまたでるのは当然のことです。

●ウィルス疾患は原則として本人の免疫の力で治るもので、時期が来ないと熱は下がりません。(抗生物質は細菌感染を合併した時しか効きません。中耳炎、肺炎などの予防に使用することがあります。)

●夜間急に熱がでた場合にすぐに無理して病院へいくよりふだんから解熱剤程度は家庭薬として用意して置き、まずはそれを使用して翌日かかりつけの小児科へ行くようにした方がよいでしょう。ただし熱が下がってもひどく調子が悪いときはすぐ受診して下さい。

●解熱剤の使用方法:乳児では38.5度、幼児では38.0度以上を目安に元気や食欲がない時、眠れない時に使用します。一日2回くらいまでが原則ですが、使用間隔は最低でも5-6時間はあけてください。小児の解熱剤は現在はアセトアミノフェンしか推奨されていません。汗でぬれた下着を替えたり、氷枕などで冷やしたり、水分を十分にとることも大事です。発熱時はふとんの掛けすぎ、厚着のさせすぎは熱が発散できません。お子さんが快適なようにしてあげて下さい。

【せき】

●痰を出す作用もあり、単におさえれば良いというものでもありません。薬でおさえる必要があるのは、ひどい咳で睡眠が妨げられたり、咳で吐いたりして全身状態が悪くなるときです。

【はなみず、はなづまり】

●1.かぜに伴うもの:咳や熱を伴い、水様性(みずばな)から膿性(あおっぱな)の鼻汁が出て、1ー2週間くらいで治ります。

●2.アレルギー性鼻炎:アレルゲンに接触するとくしゃみ、水様性鼻汁とかゆみが起こり数週間から数か月続きます。鼻粘膜の腫れによる鼻閉から滲出性中耳炎や副鼻腔炎を合併する場合もあります。

●3.副鼻腔炎(ちくのう):副鼻腔(鼻のまわりにある骨の空洞部分)に液がたまり、細菌感染を起こした状態で、あおっぱなから臭いうみのような鼻汁があり、急性炎症が強いと頬が赤くなったり、痛むこともあります。

●薬を飲んでもさらにはなづまりのひどいときはぬらした綿棒やティッシュでとったり、薬局で市販されているはなみずとりの器具で吸ったりしても良いです。あまり奥まで突っ込まないようにして下さい。

【喘鳴(ぜんめい、ヒューヒュー、ゼーゼー)】

●ふつうは喘息の症状ですが、これは息を吐くときで、これに対して乳幼児で息を吸うときにゼーゼーして、声がかすれて、犬の鳴き声のような咳がある時は仮性クループです。いずれも呼吸が苦しい場合は早く治療する必要があります。

●喘息の家庭での対処法:安静にし、水を飲む、腹式呼吸をする。ふだんは冷水浴や水泳などの運動により体力と自律神経をきたえるとちょっとしたストレスで発作が誘発されなくなります。

●仮性クループ:のどの声帯の近くが炎症を起こして腫れ、ひどくなると窒息することもあるこわい病気です。水分を十分とり、部屋の湿度を保つようにします。入院になることも多い病気です。

【腹痛】

●原因として一番多いのはかぜ(ウィルス性)の胃腸炎です。

●ちょっと痛んですぐに治まるようなことを繰り返すのは機能的な痛みで心配の無いことが多いです。(便通異常やガスがたまるなど、または心因性)

●全身状態が悪く強く長く続く痛みで、腹部を押すと痛がるときは注意した方が良く、特に右の下腹部の痛みは虫垂炎のことがあります。

【下痢、嘔吐、脱水】

●下痢の便を確認することが大事です。色が白い(ロタウィルス)黒い(上部消化管出血)赤い(下部消化管出血)、水様便か軟便かなど。血便の場合は細菌性(サルモネラ、キャンピロバクターなど)のことがあるので小児科受診し、便の培養をします。

●嘔吐は胃腸炎のときによくありますが、その他幽門狭窄症、腸重責、周期性嘔吐症、髄膜炎などのことがあります。一日以上続く場合や吐いた後もひどく元気がないとき、1月前後の赤ちゃんの噴水状嘔吐は要注意です。

●下痢や嘔吐のあるときは水分を優先的に与えましょう。いっぺんに多量に与えると吐いてしまうので少しずつ頻回に与えます。(スポーツ飲料、番茶、湯冷ましコンソメスープなど)お粥、うどんなどは水分をとっても吐かなくなり、空腹を訴えてから少量より開始して下さい。脂肪の多いもの、刺激の強いもの、乳製品、果汁は避けたほうが良いです。 

●水分もとれず、唇がかわき、尿が少なく、ぐったりしているときは脱水状態です。点滴が必要のことがあるので小児科を受診して下さい。

【発疹(ほっしん)】

●発熱などの症状を伴い、1週T間以内におこっているものは小児科受診が良いでしょう。(はしか、風疹、水痘、手足口病、リンゴ病など)

●全身の症状を伴わず、長く続いているものは皮膚科を受診した方が良いでしょう。(いぼ、みずいぼ、水虫など)

【熱性けいれん】

●発熱したときに意識がなくなり、顔色が悪くなり、手足がつっぱったり、ぴくぴくします。お母さんは心配でおろおろしがちですが、次の条件に合うときは単純型熱性けいれんで、あまり心配なく発作が治まれば、翌日小児科受診で良いくらいです。

38度以上の発熱を伴う。

・初めてけいれんがおきたのが6か月未満、5才以上ではない。

・けいれんがふつう10分以内で、長くても20分を越えない。

・けいれんが左右対称で全身の硬直と間代(ピクピク)発作であること。

・24時間以内にけいれんの再発がないこと。(一日に二度以上おこさない)

・けいれんのあと意識障害(ねむることはあり、心配ない)やマヒがないこと。

・けいれんが治まったあとはわりと元気であること。

 

●以上に合わないときは他の病気が考えられ、すぐに入院が必要なこともあります。(てんかん、複雑型熱性けいれん、髄膜炎、頭蓋内出血、低血糖、電解質異常)

●心配なときは早めに小児科を受診して下さい。

●発作時は衣服をゆるめ、吐くことがあるので顔を横に向け寝かせて下さい。口に割箸などを入れたりするとかえってけがをするのでさけたほうがよいでしょう。熱があれば解熱剤を使用して下さい。

 

 <薬の与え方>

●薬ぎらいのお子さんではお母さんも大変ですが以下を参考に何とか工夫して飲ませて下さい。

 

●粉薬:粉のまま飲めない場合は少量の水を加え、少し硬めに丸めて上あごにつけ、水分で流し込む方法や水やジュースなどに溶かして飲む方法があります。(抗生剤の中には牛乳やアイスクリーム、ココアが苦みを消す場合があります。)

 

●水薬:スプーンやスポイトを使って流し込む方法や乳児では哺乳瓶の乳首に入れて吸わせる方法があります。混合されたシロップは1週間を過ぎると効力が落ちますので捨てましょう。

 

●錠剤:大きめに砕いて飲ませる方法(砕けない錠剤もある)。カプセルの中味を出して飲ませる方法(出してはいけないものもある)があります。

 

●坐薬:解熱剤、喘息薬、吐き気止め、抗生剤、抗けいれん剤などがあります。

先のとがった方からゆっくり入れましょう。先を水や油分で滑りやすくするとスムーズに痛くなく入れられます。入れた後は出ないように1-2分間肛門を軽く押さえて下さい。坐薬を切るときは後ろを切りとって捨てて下さい。半分を使う時は真ん中をななめに切って両方使えます。坐薬は冷蔵庫に保存すると約1年位は大丈夫です。

 

 

                                      たかだ小児クリニック

 

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                                    星置駅前メディカルビル1F(道銀うら)                         

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診療時間

、火、木、金曜日:9:00-19:00(12:00-14:00は昼休み)

水、土曜日:9:00-13:00

木曜日:13:30-15:00は予防接種と乳児検診のための優先時間です。

日曜日、休日休診


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