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January 2004
<1月分日記 11-20>
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11日(日)
伸びゆく植物

Column "ゴーヤ"で書いたものの更に後日談となる。
一度目の収穫祭を終えた後、ゴーヤ(本体)自体に力がついてきたらしい。
どんどんめしべを咲かせている。
めしべを咲かせる、ということは、そのうちに実になるということである。

少しずつふくらんでいく受粉後のめしべ。
だが、何故かあまり縦長には伸びず、まるまると太っていくばかりである。
さぁて、今度のはどこまで大きくなってくれるのだろうか。


12日(月)
天井

夕方過ぎ、頭がしっかり覚醒した頃。
二段ベッドの上が取り外されていた。
無論、自分は寝ていたので詳細は知らない。
作業中に「邪魔だ」と言われ、途中ごろごろと動き回りながら避けていた気もするが、基本は布団にくるまっていたので。

昔から二段ベッドで自分は常に下だったため、寝ていて天井が高いと違和感を覚える。
「たまには天井見て寝たいよ」
そういっていた割には、実際にそういう状態になるとあまり感慨を覚えない。
むしろ、
「どっこいしょ」
と言いながら布団に滑り込んでいたあの頃が微妙に懐かしく感じたりする。

今考えてみると、うだうだと文句を言っている内が華という、無い物ねだりだっただけなのかもしれない。


13日(火)
お引っ越し(後編)

先週末に、移転した職場に搬入されたものを片づけるだけである。
自分自身の荷物はミカン箱(大)1つ分くらいなので、既に片づいている。
そして無論、机の上及び中身も少ないので、その辺りの整理も万端だ。
・・・と思いきや。
どうやら座席変更になるらしい。

諸事情により島(班)から島へ流される俺。
何処にいようがやること自体は変わらないので、配置については全くかまわないのだが、出来れば荷物片づける前に言って欲しかったなぁ。
ものの10分ほどで移動は終わったけどな。


14日(水)
書き言葉

やらなければと思った事に取りかかろうとした途端、「やらねば」と思っていたことを忘れてしまった。
何か重要な事であったような気がしないでもないのだが、それすらも思い出せない。
何だったっけかな。
書こうと想定していたことも頭の隅から弾け飛んでしまったので、小話を。

最近、先の「メールシステム変更事変(12月18日Diary参照)」からこっち、直ぐさま出すような短いメール以外は一旦Wordに書き込んでから出すようにしているのだが、このことについて。

Wordには誤字脱字等を指摘・自動修正する機能が付いている。
無論、これらはオプションとして自由変更可能だ。

文章をぽちぽちと打っていると、意識的に誤字にするものや、無意識のうちに誤った文字列にしてしまうものが出てくる。
このときに「校正しましょうか?」と言わんばかりに、赤の下波線が表示される。
ここしばらくは、これを「如何に出さないようにするか」というのに心血を注いでいると言っても良い。
何故なら、なんとなくむかつくから
決して「正しい日本語を使う」ためではない。
まぁ、結果的にはそうなっているのだが。
天の邪鬼?
そういう評価もありだろうな。


15日(木)
鬼の霍乱

朝の5時頃。
あまりの寒さに目が覚めた。
たった今まで深く眠っていたにも関わらず、起きがけにあるだるさを伴う眠気を微塵も感じないほどに、すぱっと目を覚ましてしまった。

きちんと布団に入っていたのに、手足が氷のように冷たくなっている。
今の今までこの状態で寝ることが出来ていたということ自体が不思議に思えるくらいである。
身を縮め、必死に温まろうとするが、それは全くの無駄な努力であった。

がたがたと震え続けること30分あまり。
もしやこれは風邪で、高熱のあまり寒さを感じているのではないか。
漸く思考がそちらに向かい始める。
それまでは、これまでにない寒さをどうにかしようと考えるのに必死だったのだ。
幸い風邪薬は部屋内に常備してある。
ただ、それをとるには一旦布団から出なくてはならない。
たった60センチ程のその距離が、ひどく恨めしかった。

漸く薬を飲んで、再び布団に潜り込む。
寒さ脱出と相成ったのはそれから1時間ほど経ってからのことである。
自己診断:風邪による高熱。
ここ何年か風邪は引けども熱は出ず、という症状ばかりだったため、少々自分自身驚いてしまった。

今日は職場に行ったとしても使い物にならないだろうから、おとなしく休もう。
家で寝てりゃなんとかなるだろう。
そう考えていたのだが、親に執拗に「病院へ行け」と言われてしかたなしに病院へ行くことに。

病院へ行ったはいいが、無論待ち時間というものがある。
その間に飲んでいた薬の効果が切れたらしく、再び死の淵を垣間見る。
腹(腸)のレントゲンとって、血液検査をされ、点滴を受ける。
点滴は最速30分で終わる量だったらしいが、同じくらいに始めた隣のおじさんが終わったにもかかわらず、俺のは1/3位残っている。
どうやら血管が収縮してしまっていて上手く入っていかなくなってしまったらしい。
おかげで、右腕関節内側部分に刺していた針を手首部分に刺し替える羽目となってしまった。
神経は図太いのに、血管は細いのか、俺(後で親に聞いたところ、両親ともに血管は細い方らしい)。

撮ったレントゲンについて説明してもらったのだが・・・。
腸、ぼこぼこ(笑)。
いわゆる人体解剖図の大腸部分を思い浮かべていただきたい。
正常であれば腸の部分は滑らかな線で映し出される。
これが、俺の場合は全体的な形は確かに大腸のそれだったのだが、内壁が荒れている為に、腸の線がぼこぼこと細かな歪んだ線で表されているのであった。
医者曰く、
「腸炎だね。体が弱っているから日和見菌が活性化したんだよ」
とのこと。
そういえば「風邪」という単語は一度も出てこなかったな。
腸炎かぁ。
内臓だけは丈夫だと思っていたのに、無念。
血液検査で白血球値が異常に高ければ、切開手術等をしなければならないらしいが、そうでもなければ薬(点滴や飲み薬)で炎症を散らす方法で大丈夫とのことだ。
(後日談であるが、血液検査の結果を聞きに行くタイミングがなかなか無く未だ結果は知らないが、さして体調に変化がないことから察するに、たいしたことは無かったのだろう。)
炎症抑える薬や諸々に関する緩和薬を貰って帰宅。

家帰って薬飲んで寝ていたのだが、微熱状態は継続。
さくっと治る薬ってないのだろうか。
久方ぶりに辛かったなぁ。


16日(金)
確かに健康だけが取り柄ですが・・・。

「秋葉さんが休むなんて、大丈夫ですか」
なにやら俺には「頑健」というイメージがあるらしい。
いたわりの言葉だとは思うが、ひねくれてそれを受け取る辺り、微妙に弱っているのだろうか(反論不可)。


17日(土)
Yukoオフ

横浜にて行われた今回のオフ会。
参加者:Yuko、つるる、まっさん、俺の4名。

諸々の事情で新横浜集合になったのだが、位置的にあそこは待ち合わせに向いていない。
近くにいるはずなのにすれ違ったりしていたので、なかなか実物に会うまでに時間がかかってしまった。
遅れてくるまっさんを除いた3人で、昼飯をどこかで食べるべく新横浜を練り歩く。

競技場とラーメン博物館以外にこれといって見るもののない新横浜(暴言)。
前回同様ラーメン博物館前まで行ってみるも、小学生とおぼしき団体がどかどか入っていく様子を見て入るのを止める。
再びふらふらと昼飯どころを探す。
何件も店自体は連なっているのだが、腹が余り減っていないせいかさして食欲をそそるものは無い。
「適当なところに入ろうか」
そういいつつさまようこと50分あまり。
流石に寒くなってきた。
因みに、この日は今年になって初めて雪が降った日である(寒)。

横浜ハイボール。
そう書かれた看板に惹かれ、入ることにする。
一言で言えば洋食屋である。
古めかしい木を基調とした落ち着いた雰囲気で、居座るには良さそうな感じだ。
各々注文をしたのだが・・・つるる、やはりあなたは酒とそれを頼みましたか(笑)。

それから一時間ほど居ただろうか。
まっさんから連絡が来た。
再び新横浜駅に行く。
本人登場までにしばらく時間があったので、駅横の商店街を冷やかす。
到着の電話と共に、俺単体でまっさんを迎えに行く。
「おー、見つけた。」
電話を切るために視線を手元にやった瞬間、まっさんが消えた。
おや?
歩を進めると、角から鼻眼鏡を装着したまっさん登場。
やはりまっさんはまっさんであった。

合流後、横浜に出てボーリングへ。
2ゲームで皆良い勝負。
何事もなく終わるかと思えたのだが、2ゲーム目に異常発生。
まっさんが投げたボールが戻ってこない。
係員が駆けつけレーン横を通り、ピン収容内部部分にするすると上っていく。
蜘蛛のようであった。

その後、飲み屋が開き始める時間まで下にあるゲームセンターで時間を潰したのだが、これがなかなか笑えた。
太鼓の達人ではYuko&まっさんが協演し、ランク入り。
プリクラではつるるはやはり鼻ワリバシで映る。
アブノーマル度チェックは、Yuko、つるる、俺の3人で行ったのだが、初めは皆仲良くアブノーマル道を突っ走っていたのに、途中からYukoのみノーマル道へ方向転換。
無論、つるると俺は即決でがしがしアブノーマルへ直行(笑)。
それにしても、ノーマル順位「100人中99位」ってどう捕らえれば良いのでしょうねぇ。

適当な時間に適当な居酒屋に入る。
なんやかやと話していた気がするのだが・・・Yukoが兄弟の一番上で、まっさん・つるる・俺がそれぞれ兄弟の末である、と言うことぐらいしか特徴的な事は記憶に残っていない。
薬が切れる時間だったからかもしれないが、微妙に上の空っぽかった自分(失礼)。
終始和やか(むしろ静かと言った方が適当か)に話が進んでいた。
メンツが殆ど「飲み物はウーロン茶で」という輩だったから余計なのかもしれないが。

電車の時間に合わせて、1時間ほどカラオケに入るが、ここでつるるがあっちの世界に旅立つ(笑)。
相変わらずYukoの声はきれいだし、まっさんはツボに入るアヒル声だったし。
いやはや、やはり聞いている側は楽しいねぇ。
それにしても楽しい時間というものは、早く過ぎていくものだねぇ。

雰囲気的にはいつものオン会となんら変わりがなかったなぁ。
つるるに言われて気が付いたのだが、純粋なネットつながりのみのオフ会というのは、俺はこれが初めてだったりする。
違和感ないということが唯一の違和感だったかもしれない。


18日(日)
さくっと布団で

だるい。
内臓から来ているものだからだろうか。
それとも、体のことを考えた病院の薬(=曰く、市販の総合風邪薬だと、飲み過ぎると肝臓等を痛めるらしい)しか飲んでいないせいだろうか。
妙な倦怠感と共に一日を過ごした。


19日(月)
余裕

日常に余裕が無ければ、考えるということもしなくなるようだ。
常に何かを考えていると言うわけではないのだが、いわゆるくだらないことが全く頭に浮かんでこない。
また、浮かんできたとしても、殆どがすぐに消えてしまって「何かあったような気がする」位にしか、記憶にこびりついていない。
すこしでいいから、こころにゆとりがほしいきょうこのごろである。


20日(火)
順風満帆の恐ろしさ

「うまい話には裏がある」
それを自分は信条としている。

本日、昨年のまとめ的某最終会議が行われたのだが、いやに上手く事が運んだ。
自分自身が行った部分は雀の涙ほどだが、前回はその雀の涙に結構泣かされた。
それが今回は全く、何事もなく、事前準備から実際の会議まで終わったのである。

何もない分拍子抜けではあるが、あまりに思い通りに進みすぎて後で何かあるのかと、今も少々びくびくしている次第である。


2004.January
加速度ぎみに過ぎる、1月

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