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実 態 |
【 コ メ ン ト 】 |
吠え方・鳴き声 |
バセンジーは「吠えない」犬だと紹介されていますが、めったに「ワン!」と吠えないだけで、実はいろいろな鳴き声の持ち主です。感情表現が極めて豊かです。特に幼いうちは、鳴くことによってしか気持ちを表現できないからでしょうか、特にその傾向が強いです。 |
@うれしいとき |
『ぐるるん、ぐるるん、』 まるで猫のようですが、ほんの二、三秒です。 |
A人恋しいとき |
『ヌッ ヌッ ヌ、ヌーヌッ、』 多分飼い主を恋しいときだと思います。 |
B思い通りにならないとき |
『ワン!』ホントにたまに一声だけ。但しワンワンと続けてはいいません。決してワンと鳴かないなんてことはありません。 |
Cケージから出してほしいとき |
『クキャーン、クキャーン』 結構甲高い声です |
D独りぼっちにされたと感づいたとき |
『ホワァーーゥ、ホワァーーゥ』 ご近所がなんだなんだと騒ぎ出すぐらいの声でなきます。いわゆる「遠吠え」というやつでしょうか |
Eごはんが欲しいとき |
『キャッ、キャッ、キャッ』 Cと混声でなくので定かではありませんが・・・ |
F急な痛みのとき |
『キャーン』 これは一般的・・・・・・・ |
G人の気を引きたいとき |
『キュワーゥ、キュワーゥ』 この声を聞くと思わず願いを聞いてあげたくなるような・・・いわゆるヨーデルみたいな・・・ヨーデルのような鳴き声とよく書かれていますが、今のところ私にはよく分からないままです。 |
H抱っこしてほしいとき |
『キュワーン、ワオー、キュワーン』抱っこしてほしい時、おそらく眠いときだと思います |
成長すると・・・・ |
一歳位までは実にいろいろな鳴き声を発しますが大きくなるにしたがって鳴くことも少なくなります。自分の意思を動作や目のしぐさで表現できるようになってくるからでしょう。 |
性格 |
@従順? |
根は従順なのでしょう。しかし気位が高いというか、すぐには言うことを聞きません。反抗的というわけではありませんが、「しょうがないなあ、じゃー言うことを聞いてやっか・・」という感じです。・・・ |
A社交的? |
他人にはよそよそしいとありますが、当方の場合には「八方美人」です。散歩のときなどそれぞれのワンちゃんとオーナーにご挨拶して回ります。特に初対面は研究熱心です。2〜3歳ぐらいから、相手によっては「ウッウーー・・」と威嚇したりします。ガウガウになる前に引き離します。 |
B情緒 |
情緒的、バセンジーにはぴったりの表現ですね。但し、「情緒があり、反抗的でないので取り扱いは簡単・・・」と言うわけにはいきません。バセンジーと暮らすには「遊び好き、いたずら好き」をよく理解してあげないと期待に反することになりかねません。 |
C躾・訓練 |
訓練はちょっと疲れます。もともと「わが道を行く」タイプなので・・・ 訓練して立派な犬(?)に育てることはあきらめました。が、辛抱強く、繰り返し繰り返し教え込むとちゃんと期待に応えてくれます。「おまえは誇り高きバセンジーなんだからちゃんと言うことを聞きなさい!」と半年言いつづけて、ようやく信号の前で座って待つことが出来るようになりました。あまり躾、躾と言わないで基本的なこと(座れ、待て、伏せ、来いなど)だけでよいのでは・・・・・散歩の時、飼い主の横を引っ張らずに歩くような「ツケ」の躾はバセンジーの場合は難しいですね。とにかく狩猟犬ですから散歩の時の動きはとても活発です。 訓練というか、パルの場合は小さいときから遊び感覚で「ボール遊び」が大好きで、今では遠くへ投げたテニスボールに一目散、きちんとくわえて戻ってきます。またこれも散歩のときに繰り返し教えているうちに「ジャンプ!」の掛け声で公園のベンチや石垣の上に飛び乗るようになりました。もともと賢い犬種ですからで根気よくのんびりと教えてあげましょう。 |
健康 |
@運動量 |
相当なものです |
小さい時から相当な運動量をこなします。「公園でのんびり遊ばせる」程度では満足しません。そして運動不足はストレスの元です。お年寄りがいきなり飼うにはちょっと無理な気がします。動きも狩猟犬の血を引くだけあって機敏です。極めて俊足です。 |
A嗅覚・視覚 |
極めて鋭い |
嗅覚系そのもので、散歩のときなど往生します。視覚も鋭く、遠くでも動くものにすばやく反応します。ですから車には要注意です。突進して勇猛果敢に体当たりも厭いません。パルも相当な勢いで、車と正面衝突しましたが、幸い足に切り傷を負っただけですみました。まあ偶然当たり所がよかったのでしょうが。バセンジーは決してノーリードでは散歩させないでくださいね。お気をつけください。 |
B頑強 |
しなやか |
体はやわらかくしなやかです。広場で風を切って疾走する姿はバセンジーならではです。 |
C胃腸 |
快調 |
パルの場合は胃腸は強いほうです。2000年夏と2002年初夏に一回ずつ下痢をしただけです。寒さで下痢をするケースもあるようですが、パルはそのようなことはありませんでした。但し空腹時に胃液をモドスことはしばしばあります。食べ物をモドスこともありますが、犬の場合は余り神経質になる必要はないでしょう。 |
食事 |
@普段 |
ドライドッグフード(最初は「サイエンスダイエット小粒」、次はぺディグリー「プリンシパル(成犬用)」、現在は「ワンラックナチュラルニューゴールド」(森乳)です。基本はドライフードです。食欲のないときに限り、缶入りビーフを少量混ぜる)回数・量:二回(朝夕)各100g、牛乳少量(各30CC程度)、煮干(無添加)数匹 |
A好き嫌い |
好き |
時に応じて次のようなものをあげています。ジャガイモ、ブロッコリー、キャベツ、カボチャ、チンゲンサイ(いずれも煮たり茹でたもの)、牛乳、パン、炒めた小松菜、卵焼き、肉類。 なお、変わったところで食べ物ではありませんが「オロナイン軟膏」(オロナインぬった手で抱っこなんかしてあげたらもう大変!うれしくてぺろぺろ) |
嫌い |
バナナ(当然においも大嫌い。新聞紙の上にバナナをおいてやると鼻先を使って新聞紙でバナナを隠そうとします) |
生活 |
@散歩
A雨の日の散歩 |
@散歩は朝夕二回、各40分程度。リードはぐいぐい引っ張りますね。これは狩猟犬バセンジーにとって仕事みたいなもので躾がどうのと言う問題ではないようです。月に数回は「紀長伸銅」という会社の広場などでノーリードで思い切り遊びます。(その後紀長広場が閉鎖になり、今は利根川の運動広場で毎週末たくさんの仲間達と走り回っています) 7ヶ月前後からウンチ、おしっこは散歩の時以外にはしなくなりました。 Aですから散歩は雨の日でも、もちろん行きます。雨の日は飼い主でも嫌なものです。まして犬にとっては・・です。しかし、これは小さいときからの慣れだと思います。雨の日であっても「さっ、散歩に行くぞ!」と気合を入れて連れ出します。初めの頃は嫌がっても、そのうち慣れてきます。それからパルの場合は小さいうちから散歩のあとはお風呂場で脚を洗っていましたから、水に対する慣れがあったのだとも思います。レインコートは嫌がるほうなので余程の大雨でない限り着けません。 |
散歩のときの興味 |
木や電柱にとまっているカラス。餌をついばむスズメやはと。風に舞う木の葉。遥か上空のジェット機。狙った標的をじっと見据えるその姿はまさに狩猟犬ですねー。でもハトやスズメの多い朝の散歩は大変です。 |
家の中の興味 |
ソファの隙間(穴掘り)、くず入れの中(ティッシュが好き)、風呂場においてあるプラスチック類、パソコンの裏(自分に飼い主の興味を引きたいとき)、家人の脱いだ靴下、飼い主の大事なマフラー、動物のぬいぐるみ、もちろんボール類や紐類、干してある洗濯物(跳びつく)、洗濯バサミ、椅子や机の脚などなど。 とにかくバセンジーはいたずら好きで遊び好き、このことはよく受け止めてあげてしっかり遊んであげましょう。 |
お気に入りの場所 |
ファンヒータの前、ソファの一角、ベランダの日向ぼっこ、飼い主のひざの上(甘えさせた結果) |
シャンプー |
特に土などで汚れた場合のほかは月に一回程度で十分のようです。冬場はしなくともいいのでは・・・ パルのシャンプーは獣医さんでいただく「Nolvasan Shampoo」です。バセンジーは皮膚が弱いといわれていますので、このシャンプーは適しています。 |
暑さ・寒さ対策 |
《暑さ》やはりバセンジーは夏の季節が好きのようですが、炎天下の散歩などは当然避けるべきです。遊ばせるにしても風通しのよい木陰の近くなど、涼むことが選択できる環境で遊ばせましょう。家の中では、パルの場合は特にクーラーなどは使っていません。 《寒さ》寒さには十分な配慮をしてあげましょう。もちろん寒くても散歩はしたがりますし、雪の中でも大喜びで遊びます。真冬には衣服をつけてあげましょう。運動量が多ければ多少の寒さでも平気ですが、少ないとブルブルと震えがくることがあります。暖かくしてあげましょう。但し家の中では四六時中暖房をしてあげる必要はありません(千葉の場合)。我が家では夜中はオイルヒータと小屋の中の床ヒータの併用ですが、昼間は真冬でもベランダで日向ぼっこしますし、寒くなれば中に入ってきます。ファンヒータをつけてあげればその前が指定席となります。長野に帰るとコタツの中が居心地がいいようです。要は寒いと感じたら暖かいところへいけるという選択ができる環境を作ってあげられると最高です。 |