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*その1* 木曜日
「曄曄、運動場に出る!!の巻き〜」

昨日の夜は気持ちが落ち込んでたからか、風邪を引いたように寒くてゾクゾクした。でも朝起きると気分はかなりよくなっていた。 季節は夏だけれど、ヒーターがやはりかかせない。昨日は臥龍のパンダトレーナーを買って寒さをしのいだ。こんなに冷えるなんて。。。王さんは、

「暑いよ!ダイジョブ♪」って言ったのにイ!(T−T)

今日こそは、ちゃんと食べたいものを伝えるぞ〜!と意を決してずんずんと食堂へ行く。朝がゆにはなんとか、ありつけることができた。でも一人にはちょっと多かったなぁ。トホホ。 しかし。。。ねぇ〜・・・こんなにすがすがしい朝の空気なのに、朝の光の中なのに、 どうしてキミたちは食堂で食べながらツバを吐くのっ?! 彼らは食堂の中や、廊下(じゅうたんが敷いてあるのに!)にも ペッペ、ギョエペッペとツバを吐きながら歩いていく。 はぁ…、美味しいおかゆも美味しくなくなっちゃうヨォ…などと、がっかりしながらも、次はいつありつけるかわからないので必死でお腹に詰め込む。そしてやっと、おなかいっぱいになって、曄曄に会いに行くぞ〜!!

パンダ舎へとテクテク歩いていく。 まだ朝早いので守衛さんは寝むそう。彼の厳しいまなざしも私の「里親証明書」を見せるとニッコリゆるんで、どうぞと通してくれた。入り口の消毒液のしみこんだ笹マットの匂いがもう曄曄を彷彿とさせる。いやおう無しに胸が高鳴る。小さな坂の小道を抜けて、昨日曄曄が寝ていたオリへと足早に急ぐ。 元気にしてるかしら…。

彼女はまだ奥で寝ているらしく、こちらからは姿が見えない。 そして奥の部屋は関係者以外は入れないようだ。 おりの前でウロウロしていたら、曄曄の獣医さんが私を見つけてくれた。 この人こそが、これからも仲良くさせてもらうことになる獣医の「李さん」だった。 彼は英語がきちんと話せてコミュニケーションがとりやすく、またとても優しくフレンドリーな人で嬉しかった。まだ若そうだけれど、パンダの主治医なんてすごいと思う。

中に入ると、曄曄がおりの中からこちらを見た!!。そしておもむろに、こちらに寄ってきておりの隙間から手を差し伸べてきた。。。!!そんな彼女の手をとり、あやしながら、李さんにもっと詳しい説明を聞く。 しばらく一生懸命、臓器の英単語を思い出しながら、やりとりして、やっとわかった!彼女は腎臓が悪いんだそうだ…わたしも腎臓じゃないけれど同じ辺りが悪いんですと、右腹を指して言うと、彼は「キミはとても丈夫に見えるのに。」と驚いてた。ハイ。みんなに言われるんでぃ〜す!!(笑) 小さいときから結構体が弱い私だけれど、メチャ元気に、そして どんな人にも負けないくらい(?)運動オンチなんだけど、メチャ運動神経良さそうに見える…らしい。それだけがトリエです。ま、そんなことはどうでもヨイとして、おりの中の曄曄は私の横から離れない。 それを見て李さんは「彼女はキミが好きなんだね。」と言ってくれた。とっても嬉しかった。 「直接会えますか?」と聞くと「いいよ!ただし手を良く洗ってね。」とニッコリしてくれた。 やった♪曄*曄と遊べるのかナァ!!

さぁ!運動場へ曄曄が出た!! 飼育員さんにドアを開けてもらうと小さなおしりをフリフリふって、 タカタカタカと早足で出て行く。そして、次に私が運動場へ入った!! ああ、幸福な時間の始まりである。

曄曄はまず、おりの真中へやってきてペタンとおすわりをした。私は昨日の曄曄が触られるのが嫌そうだったのを思い出して その傍らにあった干草でツンツンとちょっかいを出してみた。彼女はそれを小さなお手手でつかんで、むしゃと食べるポーズをしてみせた。

「ああぁ〜〜〜〜〜ん!!!! か・かわいい〜〜〜!!!!!」

そこからはまるで運動会に来た親のようであった。飼育員さんにビデオのとり方を説明し、構えてもらい 私は私でカメラでパシャパシャととりまくった。

「曄*曄〜!曄*曄〜、こっちぃ!!」

黄色い声で呼んでみた。 曄曄はチラッとみて、またハムハムとわらをしゃぶって遊んでいる。 そしてすぐに飽きてしまって、ポイ。 そして、のそのそと歩き出した。 私はその後ろからついて行く。 ちょんと座る。 私は曄曄のおなかをさすってやりたかった。 痛いところをさすってやって治りますようにとしてあげたかった。 そしてふわふわのおなかに手をやったとたん! 曄曄の後ろ足がニョイーと絡んできて、次には手も絡んできた。 そして私の腕ははがいじめになった。 びっくりして手をはずしたけど、曄曄はちょうど枝に絡まるようにして 遊びたかったらしい。 でも絡めるだけでなく、たまに甘噛みしてしまうそうなので ふわふわの毛は魅力だったけど、あきらめることにした。

そしてここから彼女のオテンバぶりを初めて知ることになるキラキラであった・・・。

曄*曄が好んで離さなかったあるものとは!?乞うご期待♪

 
 
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