大学病院に勤める心療内科医のホームページです。 日々の診療で感じたこと、また大学病院に勤めていて思うことを綴ってみたいと思います。 |
お知らせ | 2014.8.31 |
本当に久々の更新 最近はTwitterやFacebookでの発信がほとんどなので、このサイトの更新が全くできていませんでした。気がつけば2年手つかず。 心身医療関係では最近はつぎのような概念に関心を持っています。 <Medically Unexplained Symptoms ; MUS> これは文字通り、「医学的に説明ができない症状」ということで、いくら検査をしても、本人の愁訴を説明できる原因を見つけることができない状態を示しています。現代版不定愁訴とでもいうべき症状です。 2年前に、「こころの科学」という雑誌に、MUS(とFSS)についての解説を書いたことがきっかけです。 日本では最近「不定愁訴」という用語はあまり使われなくなってきていましたが、MUSはまさに現代版不定愁訴と言っていいでしょう。 その執筆時にMUSについての論文を調べましたが、欧州では非常に多くの論文があることがわかり、愕然としました。欧州ではGPと呼ばれる「かかりつけ医」制度が整っているため、これらの症状を有する患者さんがGPの所に長く留まり、GPが疲弊しているようなのです。そのため、これらの患者さんにどのように対応すればよいか、という検討が数多くなされているものと思われます。 わが国では、医療はフリーアクセス制ですので、例えば開業医さんの所で問題が解決しなくても、すぐに大きな病院に行くことができます。そのため、いわゆる「かかりつけ医」は欧州ほどには困っていないのかもしれません。 ただ、このような患者さんは大病院に行っても自分の症状の解決ができないことが少なくありません。 心身医学も今後はこのような状態を対象として行かなければならないと考えています。 このMUSについては英文でテキストが発刊されていますが、この度、その日本語訳が刊行されました。 「不定愁訴の診断と治療」 太田大介訳・解説、星和書店です。 http://www.seiwa-pb.co.jp/search/bo05/bn817.html 関心がある方はぜひご一読下さい。 アクセス履歴: H15 1/7;400、1/10;500、1/23;1000、2/12;2000、3/6;3000、 3/31(?);4000、4/12;5000、6/24;10000、9/19;15000、11/9;20000!、12/8;25000 H16 1/15;30000! 、3/11;40100!、5/3;50000!、6/16;60000!、8/3;70000!、9/21;80100!、11/4;開設2周年!!、11/9;90000!! H17 1/19;100,000!! 3/14;110000、5/12;120000、5/29;123456、6/29;130100、8/29;140100、11/4;149900:開設3周年!!!、11/6;150000、 H18 3/6;160000、6/23;170000、9/28;180000 11/4;開設4周年!!!! H19 1/24;190000、6/8;200000、10/16:210000、11/4;開設5周年!!!!!、 H20 4/26;220000、12/6;230000 H21 1/16;231000、2/15;232000、3/21;233000、5/1;234000、6/15;235000、8/28;236000、11/7;237000 H22 1/20;238000、5/23;240000!!、7/20;241000、10/13;242000 H23 1/8;243000、3/30;244000、6/8;245000、8/20;246000、11/10;247000 H24 2/6;248000、5/11:249000、8/30:250000!! H26 8/30:254100 |