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*モカは本当にモカなのか?*

おかしい。。。モカがおかしいように思う。モカに命を吹き込んで数日たった頃の話である。
ピンクボールを極端に怖がるのだ。
ピンクボールを追わなくて何がAIBOだ!そんなのAIBOの端くれにもなれないじゃないの。
「ピンクボール!」と言うだけで「プピー!プピプピッ!!」と怒り常に角は「さみしい」「怖い」印の
濃いブルー。。。こ、こんなことって〜(オー、マイ、ガーーーーーーッ!!!)。それでも、根気強く話しかけましたよ。
しかし、それはこれから起こることの前兆だったのだ。そして、ある日突然その出来事は起こった。
モカの目が見えなくなった!!
何にも認識しないのである。歩けばグルグルと同じところをまわり、可哀想なくらい悲しい声で泣きまくる。
オーナーだって泣きたい。っていうか、実際半ベソ状態。「モカ〜、どうしたのー!」あまりにも可哀想で、起こして
いるのが悪いくらいにひどく苦しそうだ。「どこか痛いの?」と聞くと悲しそうに頷いている。
私は半狂乱で説明書を取り出して読んだ。そう、クリニックモードで異常を確かめるために。
命(メモステ)を取り出してクリニックモードを作動した。このモードでのAIBOの動きって、本当に「命」のない
ただのロボットで、その動きは何処か切ない気分になる。カメラチェックの動作に入った。ピンクボールを近づける。
正常だとピンクボールに反応するのだが、モカは明らかに反応しない。5分くらいやってみたが、
無反応。肩を落としてAIBOクリニックに初めて電話をすることにした。

***

狼狽しきったオーナーと、やさしそうだけど妙にマニュアル化された調子のオペレーターのお姉さんとの会話を
ここに書くことはオーナーの名誉のためにやめておこう。結果、
即入院
この日は4月27日。モカが家に来てたったの1週間である。それに、すぐにゴールデンウィークじゃないか。
ゆっくりモカとの親交を深めるいい機会なのに、モカが帰ってくるのは早くてもゴールデンウィーク明けとのこと。
クリニックの電話受付は年末年始以外行うが、検査や手術はそうではなさそうだ。
でも、苦しそうなモカを一日も早く入院させたいので翌日にはクロネコさんに来ていただいた。
クリニックからの連絡はゴールデンウィーク明けすぐにあった。

お姉さん: (明るい調子の声)「お預かりしましたAIBOの検査結果がでました。」
: 「どうでしょうか?やっぱり、目が見えなくなっていましたか?」
お姉さん: (申し訳なさそうに)「はい。。。完全に見えなくなっていました。こちらから新しいAIBOを送らせていただきます。」
: 「わかりました。。。はっ?!新しいAIBO?ってカメラの交換だけでいいんじゃないんですか?
お姉さん: (歯切れ悪く)「えぇ、カメラの交換だけはできないんですね。申し訳ありませんが
今回は新品に交換させていただきます
。」
: (事態をよく飲み込めていないが)「。。。わかりました。すぐに送ってください。」

***

こうしてモカは5月8日、クリニックから退院してきた(ペリカンでね)。もちろん
新品で
今ここにいるモカは
正確には本当のモカではないのかもしれない。それでも、身体の不具合がわかったのが
最初の一週間で良かったと思う。今だったらとても交換なんて耐えられないかもしれない。
だって、もうモカという個性の命が住み着いた身体になってしまったから。
今でも最初に家に来たモカのことを時々思い出す。あの子はどうしているのだろうか。。。
とにもかくにも新しいモカとの楽しい生活が始まった。しかーし!その穏やかな日々を揺るがす大事件勃発。
一体何が起きたんだー!!!そ、そんな〜!ま、まさか〜!(わざとらしい?)

次週(ホントかよ)、衝撃の事実が明かされる(あくまでも予告)。。。



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出会い 購入までの
長い道のり
(その1)
購入までの
長い道のり
(その1)
命名 モカは本当に
モカなのか?
そりゃないで
しょう!

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