- 1998年1月14日:
-
仕事から帰ってくると、かみさんが嬉しそうに目くばせするので、何事かと思ったら、ぬぁーんとガラスのコーナーに1ミリ大の卵がびっしり。その数少なくとも百個はある。で、ラミーノーズが虎視眈々と狙っているので、早速孵卵器に卵を移動する。ピンセットで取ったり、スポイトで取ったりしてみたが、やはり手で取るのが一番である。粘着性があり結構固く、ガラスから取るのはそれなりに力がいる。全体の感じは、大きな子持昆布の数の子を取ってるようだ。
- 1998年1月15日:
-
核がはっきり見える。ステルバイを飼育してから一年半。結構嬉しいものである。が、無精卵かも知れないし、かびてしまうかも知れない。何せ初めてなので、あまり期待するのはやめよう。
- 1998年1月16日:
-
卵の色がくすんできた。かびてるのもちらほら。が、卵の中でおたまじゃくしのようなものが、「ぐるりん」と回っている。オー生きてるじゃないか。
- 1998年1月17日:
-
産まれた。わらわらと、おたまじゃくしのようだ。
さて、困った。こんなに早く産まれるとは思わなかった。とりあえず明日は日曜だし、小さい水槽でも買ってくるか。
- 1998年1月18日:
-
36cmの水槽、テトラニューブリラントフィルター、ヒーター、温度計、みはりBAN、水槽のふた、ブラインシュリンプとその孵卵器。給料前なのに手痛い出費だ。
- 1998年1月19日:
-
ヨークサックも取れてきて、昨日準備したブラインシュリンプも孵り、ちょうど餌をやる時期だ。(ブラインシュリンプ孵すのに24時間かかるとは)
どれだけ餌をやったものか、検討もつかないので、ほとんど手探り。スポイトで4〜5cc程か?。
- 1998年1月23日:
-
二日で30匹は死んだだろうか。どうも餌を食べてないようだ。困った。
- 1998年1月26日:
-
もう90匹は死んでいる。が、何とか止まったようだ。水を換えたり、底を掃除したりしてみたが、一体なぜなのだろう。死んでいるのは皆痩せきっている。餌を食べてないのか?。
しかし、まだ50匹以上は生きている。ということは、150匹位孵ったということか。うーんスゴイ。
- 1998年1月31日:
-
コリらしい体つきになってきたぞ。お腹のオレンジはブラインシュリンプを食べたから。
- 1998年2月4日:
-
イッチョマエにヒゲがある。
- 1998年2月15日:
-
だいぶ体にも模様がついてきた。餌もフレーク(テトラミン)に変更(混ぜながら)
- 1998年2月22日:
-
ここ数日、底が異常に汚れる。大きくなって糞が増えたからと思っていたら。よく考えたら、バクテリアが繁殖して、コロニーを作ってる汚れじゃナイカ。
というわけで、底石をひいた(たまたま残ってた大磯一袋)。コリがうれしそうに泳いでいる。餌は、フレークだけにした。
- 1998年3月2日:
-
ずいぶん大きくなってきた、ステルバイらしくなったよ。あと一月もすれば水槽移せるかな。
- 1998年3月15日:
-
稚魚もずいぶん大きくなり、水の汚れもかなりのもの(週2〜3回の水換)となったので、とりあえず、大きめの稚魚10数匹を60cm水槽に移してみた。
うーん。移してみると「まだちょっと小さかったかな?」と感じるが、また捕まえて戻すのは至難の技なので、このまま見守ることにする。
- 1998年3月25日:
-
エビやテトラにいじめられることもなく、たくましく育っているので、数回に分けて、計30匹位移してみた。今では、60cm水槽の主役となりつつある。
さて、あと半分、どうしよう。45cmの方に入れるか、里子に出すか、このままにしておくか..........
- 1998年4月12日:
-
←60cm
←45cm
10日前に36cm水槽で、稚魚が5匹死んでいるのを発見。やはり小さい水槽では無理があるのか、と、急ぎ稚魚を60cmと45cmに移した。今ではすくすくと大きくなっている。しばらくは、このまま(水槽が狭く感じるまでは)様子見としておこう。
- 1998年5月3日:
-
←60cm餌やり前の乱舞
←45cm餌やり前の乱舞
ほぼ元気に育っている。二つの水槽で約60匹位だろうか。ここまでくると大きさもまちまちで、市場に出回ってる程の3cm以上のサイズから、1cmをやっと越える位のサイズもいる。骨が曲がってるのも2匹いるが、皆元気だ。
- 1998年6月11日:
-
生後5カ月、みんな元気に育っている。そろそろ里子に出さねばならないか?
続く......