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ショパン・ピアノの本〜その他〜

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ショパン入門用お薦めCD
ここでは、ショパンのピアノ曲をほとんど知らない、または全然知らない、 興味はあるけれど、初めに何を聴いたらよいか分からない、何かきっかけが ほしい、という方のために、入門用のお薦めCDを紹介します。


ショパン名曲集
(ピアノ=アシュケナージ)

ショパン弾きとして世界的に名高いアシュケナージが、ショパンのタイトル付きの名曲を弾いています。 きれいな音で誰にでも分かりやすく丁寧に弾いてくれます。ショパンの入門編の名曲集のファースト・チョイスとして最適です。


ショパン名曲集
(ピアノ=ブーニン)

1985年のショパンコンクールで文句なしの優勝を勝ち取った世紀の天才ブーニンが、ショパンの名曲を弾いてくれます。 完璧なテクニックと想像力溢れる個性豊かな彼のショパン演奏には、多くの聴き手を惹きつけて放さない魅力があります。

ショパン・ピアノの本〜その他〜

ショパン・ピアノの本〜エッセイ、その他の読み物〜


絶対音感
(最相葉月(著))

絶対音感、それは一流音楽家へのパスポートなのか? 絶対音感とは、音を聴いた時にそれが何の音であるかが瞬時に分かる能力、また逆に正しい音程で歌える能力のことで、強度の絶対音感の人は、 生活音も「ドレミ」で聴こえたりします。それが一体どのようなものか?その人の音の世界は、一体どうなっているのか?いや、そもそも 「絶対音感」は、一流音楽家になるために絶対必要な能力なのか?そのような疑問を解明すべく、 第一線で活躍する音楽家や専門家への直接取材を著者自らが行うことにより、「絶対音感」という神聖な響きの中に潜む真実を探り出す力作。絶対音感を持つ人の不思議な感覚や世界観、苦悩にも触れる ことができます。絶対音感の真実を深く知りたい人には絶対にお薦めの一冊です。


音の後進国日本
玉木宏樹(著)

JR中央線での飛び込み自殺の多さと各線各駅の発車音楽の関連について述べたユニークな出だしが面白いです。繊細な絶対音感を持つ著者ならではの視点で、現代日本に垂れ流しにされる音楽が我々一般市民に及ぼす限りない弊害について、毒舌を交えて 鋭く語られます。現代日本人は、知らない間に「耳への暴力」を受け続けている、もっと素晴らしい音楽で満たすべきだ、と著者は主張しています。 またピアノを演奏する立場の人には気づきにくい平均律の問題点を指摘し、純正律の素晴らしさを読者に伝えてくれます。


きみはピアニストになれるか
千蔵八郎(著)

「ピアニストになれるか」というタイトルに惹かれてしまいますね。ピアノ学習の究極の目標は、言わずもがな、「一流ピアニスト」ですが、そんな「夢」を現実にできるだけのものが、自分の中にどれだけあるかについて関心のある方は、きっと多いと思います。 そんな皆さんは、この本に惹かれるのではないでしょうか?ピアニストになるために教育費がどれだけかかるかを、具体的に真面目に細かく試算している部分や義理コン(義理コンサート)のチケットの売りさばき方の話などは、読んでいて思わず声を上げて笑ってしまいますが、それはともかく、ピアニストになるには、 才能以外の要素がいかに大きなウエイトを占めるかを説明しています。手の大きさや形の話、体力の話、根気の話、コネの話、売り込みの話、…神聖なピアノ芸術を生業にしていくには、音楽的「才能」よりも、そういったしたたかな「才覚」が必要になることを、著者の方は主張しているようです。 ピアニストになりたいと思っている方、少しでも思ったことがある方にとって、きっと参考になると思います。


ショパンが弾けた!?
(伊能 美智子 (著))

憧れのショパンの名曲。日本人がショパンという作曲家をことのほか愛する、という導入部分から、ショパンに憧れるピアノ学習者の気持ちを惹きつける構成になっていて、読んでいて 共感する方も多いのではないか、と思います。「雨だれの前奏曲、「ノクターンOp.9-2」、「幻想即興曲」、「別れの曲」、「小犬のワルツ」を「憧れの5曲」として挙げ、この5曲に到達するための具体的な方法について、楽しく親切に 説明してくれます。憧れのショパンに到達したい、ショパンの名曲をいつか自分のものにしたい!と夢見ている方には、この本が役に立つと思います。ピアノに向かうモチベーションは、 否が応でも高まると思います。


音楽と人生
(中田喜直(著))

何故、ピアノの鍵盤のサイズは規格が決まっているのか?もともとピアノは西洋人の男性の手の大きさで最も弾きやすいように決められた という経緯があるのですが、それと同じサイズの鍵盤のピアノを手の小さい日本人の女性や子供も弾かなければならない、こんな理不尽な 話があっていいのか!と著者は問題提起します(著者の方も、手が小さくて悩んでおられたようです)。 我々ピアノ愛好者、学習者がごく「当たり前のもの」として受け入れているこの現実は、 果たして正しいものなのか?問題はないのか?手が小さいというただそれだけのために、ピアノを思い通りに弾くことができなくて泣いている人が多いという 現実を甘受するのではなく、そのような矛盾に満ちた現実に真っ向から立ち向かう著者の嘆きと怒りが、読者の共感を誘います。ピアノの鍵盤のサイズについて、僕も著者と同じように 問題提起するべきだと思っています。正しいピアノ演奏法、それは、必要なだけの筋肉を働かせた状態で余分な力を取り除き、完全弛緩(脱力)した状態で、体全体の力を無理なく 鍵盤に伝えるような演奏の仕方、ですが、手が小さい場合には、それがどうしてもできないことがあるようです。そんな悩める人たちにとって、この本は大いに慰めにもなり、 参考にもなると思います。 後半は、ピアノとは全く関係のない話題で、喫煙に対する毅然とした態度、完全禁煙を呼びかける主張が 繰り返し述べられています。

更新記録
2005/07/22 初稿
2015/09/24 第2稿