ショピニストへの道・TOP > ショパン・ピアノの本 > ピアニスト

ショパン・ピアノの本〜ピアニスト

〜サイト内コンテンツ一覧〜

ショパン入門用お薦めCD
ここでは、ショパンのピアノ曲をほとんど知らない、または全然知らない、 興味はあるけれど、初めに何を聴いたらよいか分からない、何かきっかけが ほしい、という方のために、入門用のお薦めCDを紹介します。


ショパン名曲集
(ピアノ=アシュケナージ)

ショパン弾きとして世界的に名高いアシュケナージが、ショパンのタイトル付きの名曲を弾いています。 きれいな音で誰にでも分かりやすく丁寧に弾いてくれます。ショパンの入門編の名曲集のファースト・チョイスとして最適です。


ショパン名曲集
(ピアノ=ブーニン)

1985年のショパンコンクールで文句なしの優勝を勝ち取った世紀の天才ブーニンが、ショパンの名曲を弾いてくれます。 完璧なテクニックと想像力溢れる個性豊かな彼のショパン演奏には、多くの聴き手を惹きつけて放さない魅力があります。

〜ショパン・ピアノの本〜ピアニスト〜

ピアニスト

ここでは、ショパンを演奏するピアニストに関する本、ピアニスト自身が書いた本などを紹介します。

表紙・タイトル
内容・感想

鍵盤の王者ルービンスタイン物語
20世紀の大ピアニスト、アルトゥール・ルービンシュタインの伝記です。8年ぶりに懐妊した7人目の子で、一時は堕胎も考えたと言われる特殊な状況での出生、 ショパンと同じポーランドの出身、神童と言われた少年時代、練習嫌いながら天才的な演奏能力を発揮して音楽界の寵児として君臨しながらも、 無類の好色ぶりで人生を浪費する前半生、スペインで予定の30倍以上という120回の演奏会の後、帰国した時、「当時の私は女性のことしか考えていませんでした」と語る豪傑、 45歳まで続いたプレイボーイを終わらせたのは、ポーランド指揮者の娘、絶世の美女アニエラ・ムリナルスカ、その結婚に至るまでの感動秘話。 その後、ホロヴィッツを意識してフランス山奥での猛特訓の日々、その後の華麗な演奏活動・・・華やかな色彩に彩られたバラ色の人生。 そして「公園のベンチに座って人々を眺めているだけで幸せ」と感じてしまう大らかで楽天的な性格。 90歳になるまで現役バリバリで演奏活動を続けることができた健康・長寿の秘訣、衰えを知らないバイタリティの背景には、 ルービンシュタインのこうした性格、姿勢が深く関わっていると考えられます。 1982年に95歳で大往生を遂げた後、30年以上が経過した現在に至ってもなお、彼の演奏は多くの人に繰り返し聴かれていますが、 ルービンシュタインを聴くときに、こうした背景を知っていると、より深く聴けること請け合いです。 ルービンシュタインの伝記には「神に愛されたピアニスト」、「華麗なる旋律」という自伝がありますが、 こちらは一般的な伝記です。


ものがたりショパンコンクール

ショパンコンクールのドキュメント満載の貴重な1冊で、僕が知る限り類書は存在しません。 ショパンコンクール開始に至った経緯、超黎明期からショパンコンクール第1回(1927年)から第11回(1985年)まで、 毎回、ショパンコンクールで勃発した事件、スキャンダルについて、事細かに書かれています。 著者はポズナニ音楽院の出身で、一時期はショパンコンクール出場も考えたことがあるほどの腕前で、 第5回から第8回までラジオ放送の記者を務めたこともあるそうです。特記すべきエピソードとしては、 最初から論外のレベルの参加者には演奏途中に鈴を鳴らして中止させた、 作曲家ドミトリー・ショスタコーヴィッチも参加したことがある、 会場に犬が紛れ込んで、ある演奏者の演奏中に吠え続けた、 日本の参加者、原智恵子さんが聴衆から大きな支持を得たが入賞しなかったことで暴動が起きて「聴衆賞」という特別賞を設けて授賞させた、 トップが同点で2人並んだ時、1位、2位を決めたのは、なんとくじ引きだった、などなど、 思わず、「へぇ〜」と言ってしまうエピソードが盛りだくさんです。 ハラシェヴィッチとアシュケナージの点差は0.1ポイントで、ミケランジェリはアシュケナージの優勝、2位は田中希代子さんを推していたが、 アシュケナージが優勝できないと知るや、審査結果にサインを拒否。 ポリーニも聴衆の熱狂的な支持を受けていて、彼を優勝させなかったら間違いなく暴動が起きる状況だった、とか、 ツィマーマンは、著者が聴いても、1次予選から群を抜いていた、など。 ポゴレリチが予選落ちしたとき、審査員をしていたアルゲリッチが「彼は天才よ」と怒鳴り、審査員を脱退したこと、 ブーニンが優勝した際のことなど、毎回、ショパンコンクールを熱心に観戦してきた著者であるからこそ、 このような記述が可能となったのだと思います。 ショパンコンクールについて記述された書物は他にも少数ありますが、 コンクールをリアルタイムで観戦し、その時その時のエピソード、事件、スキャンダルをリアルタイムで見てきた人が書いたものは 少なくとも日本ではこれ以外、存在しないようです。その意味で非常に貴重な書物ですが、何故か絶版となってしまい残念です。 これは僕自身の「お宝」の1つです。プレミアムがつくことよりも、この本の再販を切に願います。


ショパンの本 DVD付: ピアノの詩人~そのすべてを探る


カーテンコールのあとで:スタニスラフ・ブーニン著,松野明子訳


いま、ピアニスト:横山幸雄著


ピアノQ&A(上):横山幸雄著

ピアノQ&A(下):横山幸雄著


ピアノの巨匠たちとともに〜あるピアノ調律師の回想:フランツ・モア著,中村菊子訳


ピアノ演奏Q&A:ヨーゼフ・ホフマン著,大場哉子訳

ピアノ演奏Q&A:ヨーゼフ・ホフマン著,大場哉子訳

更新記録
2005/07/22 初稿
2015/09/23 第2稿