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ピアノ練習法・上達法〜誰も教えてくれなかった上達の方法

〜ピアノ上達速度を決める各種要因〜

ここからがピアノ上達の各論になります。ここでは、「ピアノ上達速度を決める各種要因」と題して、 ピアノ上達のスピードを決める要因を項目分けして、各項目について説明していきたいと思います。

いきなり質問で申し訳ないのですが、以下の文章を読む前に、皆さんは、ピアノ上達のスピードを決める要因として 何を挙げようと思いましたか?少しだけ考えてみて下さい。 才能ですか?でも「才能」と一口に言っても、様々な要素があるということは、既に説明した通りです。 その「才能」を、ピアノ上達の律速要因(スピードを決める要因)という観点から分類してみよう、 というのが本コーナーの試みです。 多くの皆さんがお気づきのことと思いますが、ピアノで上達できずに悩んでいる悩みで一番多いのが、 「指が思うように動かない」ということではないか、と思います。また「指は一応動くんだけど、 楽譜が読めなくて困っている」という人もいるでしょうし、「なかなか楽譜が覚えられない」 という悩みを抱えている人もいると思います。それ以外では、 自分の演奏の欠点を自覚できない、すなわち「耳が良くない」という悩みを抱えている人も 多いようです。さらに、ピアノを弾く上で必要な肉体的条件(手の大きさ、筋力等)が 備わっていない、という問題を抱えている人もいます。 つまり、上達を阻む要因には個人差が存在し、それらの要因の中で最も不得意な要因によって 上達の速度が抑えられるという事実を再確認するべきだと思います。 上達を阻害する要因として考えられるものをもう一度、整理してみます。

1. 指が思うように動かない
2. 譜読みが遅い(苦手)
3.楽譜が覚えられない
4.耳がよくない
5. 肉体的条件の問題(手が小さい、必要な筋力がない、など)

これはあくまでも僕自身が考えた分類で、しかも各項目はさらに細分化する必要があるものばかりですが、 一応の判断基準にはなると思います。 皆さんはどれが問題でしょうか?これは程度問題で、しかも得意・不得意の判断基準が多分に主観的でもあるため、 1人で判断を下すのはやや危険かもしれません。先生について習っているピアノ学習者の場合は、 各曲に費やす時間、練習量、練習方法なども含めて、一度指導者に正直に話し、相談することをおすすめします。 また既に自身の弱点を把握している場合は、それに対する対策を意識的に行っているか、もっと効率のよい方法がないか を再度検討することをおすすめします。

同じようなレベルで同じような弱点を持つ2人を比較した場合、その弱点を意識している人としていない人とで その後の上達の速度には著しい差が生じることも多いようで、やはり、ピアノの上達において、 意識の問題がいかに大きいかが分かります。

それでは、次項以降では、各項目についてもう少し詳しく見ていきたいと思います。

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