地球は太陽を中心にして、そのまわりを1年(365日)で1周しています。
これを(ある天体が他の天体のまわりを回る現象を)“公転(こうてん)”といいます。
左の図は、地球の公転とそれによって見える星座の関係を表してみました。
春と秋、夏と冬では地球の位置が太陽を挟んで反対側にあります。
太陽のある方向は太陽の光を浴びて昼間となるの、太陽の方向にある星座は見ることができません。
地球が公転することで、春はしし座などの春の星座、夏はさそり座等の夏の星座、秋はペガスス座などの秋の星座、冬はオリオン座などの冬の星座が見る位置に地球が移動していきます。
これにより、季節ごとに見える星座が変化していくというわけです。 地球の公転によって、同じ星が毎日約4分ずつ早くす昇り、4分ずつ早く沈んでいます。
1ヶ月後には約2時間、1年で24時間早くなり、ちょうど1年で1周するようになります。
このような星の動きを“年周運動(ねんしゅううんどう)”といいます。
年周運動によって、同じ時刻ても見える星座が違うようになります。
下の星図に12月、2月、4月の中旬、時刻は20時ごろに見える星空の様子をあらわしてみました。 |