みなさん、こんにちは。
☆ 「4章小説」が生まれて、はや三ヶ月。すでに四作品が実現したわけですが、ここらで、ルールについて再度まとめておきたいと思います。
継続してお読みいただいている方ならご存じだと思いますが、大きな変更があったというわけではありません。このようなフォーラム上の企画であるために、最初の事情やその後の経緯が、発言が重なるに従って遠い過去の出来事となっていって、それを参照したり、たどったりが簡単には行かなくなります。そこで、新しく参加しようとお思いの方がいたとしても、その方の取り組みが真摯であればあるほど、関連の全発言を読み直すなど、相当な手間が必要になってしまうのでは、と思われます。
☆ それをいくらかでも軽減できれば、という、ガイドの役目をこの「FAQ集」で、と考えました。
☆ 私、和香は、この企画の言い出しっぺではありますが、一参加者であることに変わりはありませんので、ま、古株のメモ程度に考えていただいて結構です。
以下に、想定問答を載せますが、私の答えは「絶対」ではありません、当然ですが。もっと良いシステムがある、考え方が固い、等々、ご意見があればご自由に、と思います。参加者の方々の様々なご意見、また実践の数々によって、この企画がより良い方向へと運営されていくのが一番なのだけど、と願っています
☆ 以下のFAQ集は、#162『新提案 《 4 章 小 説 》』の内容を元に、その後の推移もふまえ、再構成および加筆したものとなります。
Q1 ・・・ 4章小説の起こりは?
1) 当PFでは、本年七月初旬頃まで、「4行小説」という小企画が進行していました。
七月中旬上記#162辺りから、「4行小説」を発展させた形で、「4章小説」という小企画が始まりました。(「4行小説」については、弊HP内に簡単なコーナーを作成中です。ご参照下さい)
2) 「4行小説」「4章小説」ともに、当PF内の小企画であって、いわば、当PFとマスターであるCHANCEさまに場所をお借りして、遊ばせていただいている、という立場のものです。
そこで、他の企画や話題が、複数・同時・並行で進行しても、まったくなんの問題もありません。
Q2 ・・・ だから、4章小説って結局なに?
1) 簡単にいえば、一章四行程度のお話を複数の人が順番に創っていって、全四章で完結させるというものです。
もう少し具体的に書くと、
最初の人が、「お題」を出します。
二人目の人が、「起の章」
三人目の人が、「承の章」
四人目の人が、「転の章」
五人目の人が、「結の章」
と書き継いでいく、こぢんまりとした「リレー小説」です。
2) 一章は、「四行程度」で、必ず四行である必要はありません。
→ 既作品を見ると、むしろ「四行程度」という章の方がまれで、たいてい「十行程度」、多い場合は、数十行となっているようです。上限があるわけではないのでかまわないと思います。良い文章であるなら、なおのこと。
ただし、長くなりすぎると、色々問題も生じそうです。例えば、読者の方が、気軽に読んでくれなくなる。つまりは、大変そうだと新参加者が二の足を踏む。そして、続きを書く人の負担も増しそう。などです。(ここら辺は、色々ご意見があるところでは、と思いますが)
→ また、ここで言う「行」という概念が、かなり曖昧なものであることにお気づきの人もいるでしょう。
日本文は、句点の次から句点までの「文」が一つの単位としてあります。「文」の集合が、「段落」です。「段落」とは段落落ち(一字下げ)から次の段落落ちの手前までのかたまりとなります。「段落」の集合が、「節」や「章」などとなって、一つの文章としてまとまっていくのが普通です。
なぜ「行」が曖昧かというと、その「文」や「段落」や「章」が何行であれ、これを表わす、紙面や画面の大きさが変わってくれば(当然フォントの大きさも関わるでしょう)、右端での(縦書きなら下端での)折り返しの場所が動いて、行数も変わっていってしまうからです。
でも、とりあえずは曖昧なままにしておきましょう。ご覧の画面での行数で、だいたいは判断していただくということで。
3) 各章を、起・承・転・結と呼ぶとしても、実体は起・承・転・結そのままである必要もありません。どのような色合いで続けても可です。ただしとにかく、四章で終わらせます。
→ リレー小説には、何十章も繋げていくものもあると思います。それはそれでもちろん一つと思いますが、「4章小説」のメリットは、この短さにあると、私は考えます。
自分の得意なテーマなら、いくらでもと思われるでしょうが、不得意なテーマが始まってしまって、何ヶ月もそれに付き合わされるとしたら、やはり、つらいでしょう。「4章小説」なら、不得意なテーマでも、「試しに」「勉強」として一章程度担当すれば、次の回には別のテーマに切り替わっています。
また、「苦しみを越えて歓喜に至る」のが、文芸創作の醍醐味だとしても、苦しみ(=ほぼ制作途上)がいつまでも続くのでは、まして、自分が望んだテーマでもなく、自分の自由になる物語でもないなら、相当な苦行になってしまいます。
短期間で、区切りをつけて、小さな達成(=喜び)を重ねていければ、・・・文芸の楽しさ(=創作のエネルギーそのもの)をまずは感じ取っていければ、・・・こういう目的に適している形態では、と感じます。
Q3 ・・・ 書いてみて、各章に難易ってあるの?
1) あります。
とにかく、「お題」は、簡単ですね。思い付きの一語程度でいいわけですから。
テーマではありますが、具体性に欠けるので、あとの人がどうにでも料理できるでしょう。つまり責任は軽微、ほとんど無しです。
2) 「起の章」は、物語の発進なので、エンジンをふかす程度のエネルギーは必要です。「お題」をヒントに、しかし、自分の好きなテーマを提示できるので、負担は比較的軽いでしょうね。
3) 「承の章」は、「起の章」以上に楽かと思います。特に凝るとか、お話を早くも決めに持ち込むとか、そういうつもりがなければ。「起の章」を受けて、あとはどうにでもしてくれと受け渡す程度のノリでいけると思います。
4) 「転の章」になると、難度は上がると思います。すでに前二章の制約がありますし、すぐ終わりになる章でもあって、遅くとももう盛り上げたいところですから。
ただ、和香はまだ「転の章」を担当していないので、実感は今ひとつですか。言えるのは、「結の章」の難易は、「転の章」の出来次第というところでしょうか。
5) 「結の章」は、一番難しいでしょう。ここの出来不出来で、この作品がほぼ決まるかもしれません。前三章が、それなりにうまく流れていればまだしも、相当にまとめづらいこともあると思います。
でも、難しいからこそ、決まったときの喜びも、一番大きいのではと思います。
☆ 作品内容については、それぞれが、よりよいものとなるよう努力する、という方針で十分と思いますが、それぞれにとっての「よりよいもの」が同一であるわけもないので、統一感ということは、犠牲になるかもしれません。
Q4 ・・・ 著作権のこと、気になるなあ。
私も気になります。
私としては、四章各担当者の合作ということで、権利は等分かな、と。
「お題」の人の名誉はきっちり認めるけれど、著作権自体は無し、と。
ここも、いろいろな意見が欲しいところです。
私のさらに具体的な考えは、#172『著作権について 「4行小説」 「発言活用」 「4章小説」』の中で触れています。一つの意見として、読んでみて下さい。
Q5 ・・・ 今までに、どんなのが出来たの?
現時点までで、以下の四作品となります。
クリックして下されば、当該発言(4章完成時の発言)に跳びますので、どうぞ。
※ 第一作『宿題』は、例外的に、結が二つ出来てしまったので、作品としても二種類になります。
第二作 『残暑』 #191
第四作 『人形』 #238
Q6 ・・・ 順番は誰が決めるのよ?
1) 指名制を取っています。
簡単なことですが、つまりは、その章(またはお題)を発表した人が、次の人を指名する、というだけです。
ただし、指名する相手は、この「4章小説」という企画に参加表明した人に限られます。当然ですね。
いつも同じ人ばかりに指名が集中する、または、いつも特定の人だけが指名されない、ということはかわいそうなので、そこの案配は、よろしくお願いしたいところです。ま、普通は、一番発表から遠くなっている人を指名していけば、順番に流れていくということになります。
→ 可能性としてですけれど、参加者が五名になって、これが固定的になった場合、この順番を守っていると、毎回、同じ人が同じ章を書くということになって面白くありません。
ということなどもありますので、変化球で指名、というヤツもふだんから楽しんでいただければ、と思います。
→ 指名をし忘れると、他の参加者が不安になってしまうし、最悪この企画が途切れてしまうということまであります。くれぐれもよろしく。
2) 飛び入り参入でもかまいません。
つまり、指名を受けていない参加者が、指名を受けている人が発表する前に、その章を発表してしまう。
また、参加表明していない方が、参加表明しており指名を受けている人が発表する前に、いきなりその章を発表してしまう。これは「参加表明」も兼ねた作品発表となるでしょう。
乱暴なようですが、どちらも有りです。
この場合でも飛び入り参入した方は、この発表発言内で、次の人を指名して下さい。
3) まとめますと、次にその章(またはお題)を発表する人は、指名を受けた人です。
ただし、飛び入り参入も随時歓迎です。
☆ 指名を受けた人の作品と、飛び入り参入した人の作品の、どちらが採用されるかというと、これは「早いもの勝ち」となります。タッチの差でも遅れてしまった方は、号泣かもしれませんが、その原稿はあきらめて下さい。(それを発表されましても正式なものとはなりませんし、それなのに出来が良かったりすると、みんなが、切るのも忍びなくて困ってしまうかもしれません。ご賢察下さい)
4)ちなみに、現時点での参加表明者は、以下の四名です。
なのはなさん (最近は、通称を「NanoHANA」さんに改めたのかも)
KINZOKUさん (少し前までは、「金属」さんが正式名称でした)
燐華さん (正式名称は、「FIELDLjAn」さん)
和香 (私です)
とりあえず一度だけということで、
花島賢一さん (「山口和明」さんの従者らしい?)
にも参加していただいています。
ただし、
燐華さんは、十月中旬にあるテストに賭けているとのことで、休養中です。
また、
KINZOKUさんは、どうも、行方知れず気味のような、どうなのかよく分からないような、・・・という状態です。(少なくとも私は情報を持っておりません)
Q7 ・・・ 参加するにはどうするのさ?
1) 通常は、当PFに、「4章小説参加表明」ということで発言して下されば、それでOKです。しばらくお待ちいただければ、どなたかが担当章を発表時に「指名」して下さると思います。
2) また、上ですでに述べましたように、「飛び入り参入」という方法もあります。
つまり、「指名」は待たずに、その章をいきなり発表して「参加表明」に代えて下さればいいわけです。
慎ましさはないのかもしれませんが、芸事にはやはり(遊戯にはとも言えましょうが)、こういう積極性がなくては、と私は思います。
3) どちらの場合であれ、Just Net の会員でないと、ここには発言できないと思います。
会員になっていただければそれが一番、簡単明解なのですが、どうしても会員になれない事情があって、かつ、どうしてもこの4章小説に参加したいという方がもしいらっしゃたなら、私の所で結構ですので、メール(件名は「4章小説参加希望」など)で以上の手続きをなさって下さい。以後、私が間接発言の仲介をいたします。(他の参加者のお知り合いであるなら、その参加者を介してがよろしいかと思います)
Q8 ・・・ 締め切りはあるの?
1) 指名を受けてから、十日間がその人の持ち時間です。
十日間以内に、その章(またはお題)を発表してください。
私はのんびり、細々とでも続いていけば、とは思うのですが、「のんびり」についても、みなさんそれぞれ感覚が違うと思います。一日に一つずつ章が続く、かなりゆっくりだなあ、と思う人もいれば、週に一つずつの発表でもせわしないと思われる方もいるでしょう。
で、とりあえずは「十日間」ということに決めてあります。
ですから、四章が繋がって、一作品が完成するのに一ヶ月程度なら、まあまあかなと思います。
2) もし、続きが書けないと思ったら(急用、多忙などもあるでしょう)、その十日間を待つ必要はありませんから、「ギブアップ宣言」をしてください。そして、その発言内で、参加表明しているメンバーから代わりの人を指名していただければ、と思います。
指名に応えられなかったからといって、なんらかのペナルティがあるわけでもありません。ご無理はなさらないで。
3) 指名を受けてから十日間が過ぎても、その人の発言がないなら、「ギブアップ」とみなして、残りのメンバーの誰かが助け船を出す、というのも、ルールにしてあります。
→ ここ電網界では、その人の現実界でのことはほとんどなにも確かめようがない、というのがならいです。
そこで、いきなりパソコンが壊れてしまった場合などに顕著ですが、連絡の取りようが無くなるということがあります。
そこで、こういう場合でも、持ち時間が過ぎたなら、指名は自動的に他の人に移るというシステムにしてあれば、他のメンバーにとっても、パソコンが壊れてしまったその人にとっても、戸惑いが少ないということになるでしょう。
Q9 ・・・ もう少し質問したいんだけど、メールでいい?
かまいません。私の所へ「4章小説について」ということで、どうぞ。
ただ、できれば、このフォーラム上に発言してくだされば、と思います。同じ質問が重なるということもメールではあるでしょうから。特定の人同士の応答でも皆の共通認識にできる、というのがフォーラムの良さでもありますので。
質問しただけで、いきなり指名が来る、ということはありません。お気軽に。